ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.5(2015/04/18) @

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(Update:2015/04/23)

 

この1週間は天候不順な日が続きましたが、週末は何とか天候が回復しました。この時期は上から降ってくるものが、雪よりも雨の確立のほうが大きいのですが、今回は乗鞍高原でも雪になり、ツアーコースではバーン全体を冠雪し、森林限界を超えた位ヶ原より上部では、積雪量が回復したところも見られました。

今週からマイカーで三本滝ゲートまで乗り入れ可能になり、ツアーコースへのスタートが三本滝レストハウス前(かもしかゲレンデ)になりました。先週の休暇村ゲレンデと比べると、距離がかなり短縮されます。

また、県道乗鞍岳線では、三本滝から位ヶ原山荘に向けて除雪作業が続けられ、次週末(4月25日)から乗鞍岳春山バスの運行が始まる予定になっていました。しかし、今年は積雪量が多いことに加えて、今週の降雪で除雪が完了した箇所を再び除雪をしなければならなくなり、乗鞍岳春山バスの運行が延期されました。そのため、次週末も今回と同じように三本滝レストハウス(かもしかゲレンデ)から登行することになりますので、入山を予定されている方はシール・スノーシューなどの登攀用具を持参されたほうがよいでしょう。


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

◎ 今回の目次

Page-1 : 【4月18日(土)、観光センター前】        【観光センターから三本滝レストハウスまで車で行く】
Page-2 : 【三本滝レストハウス駐車場】       【かもしかゲレンデ】
Page-3 : 【ツアーコースT − 入口急斜面】        【ツアーコースU − 1〜6番標識付近】
Page-4 : 【ツアーコースV−位ヶ原急斜面】        【位ヶ原】        【大雪渓下部】        <編集後記>

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】    (Page-2)
【大雪渓からツアーコースへの下山ルート】    (Page-4)

●参考資料●
(周辺地図) −  ノリクラ ガイドマップ (春〜夏スキー 大雪渓・山頂版) 
(下山ルート) − 位ヶ原急斜面と伊奈川の谷について  (プレリリース版 Vol.1(2015/03/21) C)
(下山ルート) − 山頂・大雪渓・位ヶ原からツアーコースに戻る下山ルート  (プレリリース版 Vol.1(2015/03/21) C)
(各種情報) − 2015シーズンの道路交通・各施設の営業再開予定と乗鞍岳春山アクセス方法

  

 

【4月18日(土)、観光センター前】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。

 

快晴 − 気温1℃、空気に冷たさを感じる

ご覧のとおり雲一つない快晴の朝を迎えます。気温はプラス1℃、空気に冷たさを感じます。

 

冷え込んで夜間凍結

昨晩は氷点下になったようで、雪解け水などが凍結しています。先週までは暖かな日が続いていましたが、今週はその反動が見えているようにも感じます。

 


拡大

高天ヶ原(左)、剣ヶ峰方面(右) ツアーコース入口急斜面 − 入山前に積雪状況を確認

さて、話が少し変わりますが、観光センターから見た高天ヶ原と剣ヶ峰方面。画像の高天ヶ原のすぐ下をご覧下さい(赤丸部分)。こちらの写るのはツアーコース入口急斜面です。現段階では積雪状況を気にする必要はありませんが、ゴールデンウィーク明けぐらいから積雪が少なくなり下山滑走が困難になってきます。そのため、4月下旬ごろから当WebSiteでもツアーコース積雪状況・滑走可否の情報を随時掲載いたしますので、出発前に当WebSitewoご覧いただき、さらに、乗鞍高原に到着されたら、このように目視で確認されることもお勧めします。ただ、濃霧など視界不良時は確認できませんのでご注意ください。

 

今後春山バスの運行が始まる − 停留所は駐車場内(シャトルバス乗り場)

こちらはシャトルバス乗車券販売所とその乗車場所。乗鞍岳春山バスの乗車場所も右の画像になります。昨年以前は観光センター前の県道沿いにある路線バスの停留所での乗降でしたので、お間違いのないようにお願いいたします。

また、4月25日(土)より運行開始が予定されていましたが、道路除雪が間に合わないことから延期が決まっています。運行開始は29日(水)が予定されていますが、判明でき次第、トップページやツイッターにてご案内申し上げます。

 

駐車場内の雪山

昨年はすでにほとんどなくなった駐車場内の雪の山。今年はまだしっかりと残っています。

 

2週間前の雪山
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.3(2015/04/04) @
今週の雪山
2週間経過している割には雪解けが進んでいない

2週間前の画像と比較しても、その雪解けスピードが遅いことがわかります。先週は雨でかなり雪解けしましたので、今週はほとんど雪解けしていないということになります。

 

【観光センターから三本滝レストハウスまで車で行く】

乗鞍高原周辺は積雪凍結はなくなりました 雪解け水が側溝に流れ落ちるため路面凍結はない

それでは観光センターから三本滝レストハウスまでの様子をご案内します。
乗鞍高原周辺は、ご覧のように積雪凍結は全くありません。それは、雪壁からの雪解け水がすべて道路横の側溝に流れ落ちるためです。もっと積雪量が多い場合で、側溝を覆い隠す状態だと、雪解け水の行き場がなくなり、路面に流れて夜間凍結につながります。

 

休暇村

観光センターから約2km先にある休暇村。

 

17日から三本滝まで通行可能に 路線バスも休暇村まで全便運行

先週まではこの先の区間は通行止めでしたが、17日(金)11時から三本滝ゲートまで通行可能になりました。また路線バスは冬季は休暇村まで運行される便は少なかったものの、17日からは全便運行されるようになりました。

 

休暇村ゲート

こちらが休暇村ゲート。先週までは閉鎖されていたゲートが開けられています。

 

昨年の休暇村〜三本滝間
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2014/04/19) @
今週の休暇村〜三本滝間
昨年よりも積雪量がやや多い

この先の休暇村〜三本滝ゲート間の道路周辺の積雪量は、昨年と比較すると、若干ではあるものの、今年のほうが多い様子が見られます。

 

雪解け水により夜間凍結 − 夜間早朝の通行は冬用タイヤで

先ほどの乗鞍高原内の道路では、路肩の側溝部分まで雪解けが進んでいたので、雪解け水が道路に流れ出ることはありませんでしたが、休暇村付近から先は、路肩部分がまだ雪に埋まっているため、雪解け水が道路に直接流れ出します。そのため夜間凍結して、ご覧のような状態が各所で見られます。夜間早朝に三本滝レストハウスにお越しになる場合は、冬用タイヤがあったほうがよいでしょう。

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