ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2015/06/27〜28) B

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(Update:2015/07/02)

  

【肩の小屋、今シーズンの営業開始に向けて】

昨年の肩の小屋東側
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.8(2014/06/28〜29) D
今週の肩の小屋東側
7月上旬〜中旬並みの状況

ここからは肩の小屋周辺の様子をお伝えします。おそらく、視界不良ではっきり確認できませんが、昨年の7月上旬〜中旬並みの積雪量。

 

肩の小屋周辺は高山植物が満開(左:ハクサンイチゲ、右:コイワカガミ)

肩の小屋周辺は雪解けが早く、ご覧のように数多くの高山植物が満開に近い状態を見せています。

 

窓の戸板が外されている

さて、肩の小屋をよく見ると、窓の戸板がすべて外されています。

 

営業開始の準備

7月1日オープンに向けて、営業再開の準備を始めます。

 

オープンまで連日泊まり込みで準備を行う

積雪量の多い年は戸板が湿って膨張し、窓から一斉に戸板を外すのは一苦労ですが、今年は積雪が少なく戸板が乾いていたので簡単に開けられて助かったとのこと...自家発電・水の確保は準備完了し、明日以降はガスの点検など、細かな作業がたくさん残っていて、しばらくは泊まり込みで作業を行うとのことでした。また、肩の小屋では、夏季のアルバイトを応募しています。詳しいことは0263−93−2001の鈴蘭小屋までお問い合わせください。

 

【稜線、登山道の積雪】

ここからは肩の小屋から稜線方面の登山道の様子をお伝えします。

 

朝日岳直下まで積雪はありません

すでにお伝えしているように、今年は積雪が少なく、朝日岳直下までは積雪は完全になくなりました。

 

先週の積雪開始箇所
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.7(2015/06/19〜20) B
今週の積雪開始箇所
先週よりも10メートル雪解け

今回は濃霧のため、全景画像を撮影することができませんでしたので、積雪区間の始まる場所と終わる場所を先週と比較して、積雪区間の距離を算出します。こちらは積雪区間が始まる箇所。先週と比べて10メートルほど雪解けが進んでいます。

 

先週の積雪終了箇所
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) B
今の積雪終了箇所
先週よりも5メートル雪解け − 積雪区間は70メートル

そして、こちらは積雪区間の終わる場所。先週よりも5メートルほど雪解けが進んでいます。先週の積雪区間は85メートルでしたので、今週は前後合わせて15メートルの雪解けを差し引きすると、今週の積雪区間は70メートルと算出できます。

積雪区間は一歩一歩の踏み跡ができていますので、ツボ足でもそれに合わせて登って行くことが可能ですが、下りは、雪に慣れていない方や今回のように冷え込んでバーンが硬く滑りやすい状況になれば、アイゼン装着という判断になるかと思います。

 

登山道を整備しながら毎日下山(頂上小屋の方々)

さて、頂上小屋の方々。今日は店じまいして下山です。しかし、単に降りるだけでなく、途中の登山道の整備をしながら降りて行きます。登山道は自然発生的に作り出されたものもあるかと思いますが、多くの場合は、ご覧のように人の手によって絶えず整備されています。そのため、登山道を壊してしまうような行為はされないようお願いいたします。

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