ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2018/06/16) B

 

 

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(Update:2018/06/21)

 

【大雪渓下部 U、モーグルコース、アルペンボーダー】

モーグルコース

こちらがモーグルコース。現在2レーンが作られています。

 

ハイクアップはあまりお得意ではない... バテて座り込む

春山スキーヤーは、バックカントリーを登ることが前提なんですが、モーグラーやゲレンデスキーヤーは、登りはリフトを使うことが前提ですから、ハイクアップはあまりお得意ではなさそう...今日も途中でバテて座り込むモーグラーの姿が見られました。おそらく、これから体がノリクラに順応してくれば、休憩もせずに登り返すことができるようになります。

 

コース整備を行うコブ管理人

今日も黙々とコース整備を行うコブ管理人。

 

今日の出来栄えは100点満点 綺麗にできたモーグルラインをスマホで撮影

今日は雪が柔らかく整備がいつもよりはかどった模様で「今日は100点満点の出来栄え!」とのこと...完成したラインをスマホで撮影するのも「コブフェチ」ならではの儀式(笑)。もちろん、完成後も、定期的に手直しが必要で、その都度、作業が繰り返されます。

滑りやすいコブが朝一番から整備されているからこそ、多くのモーグラーがノリクラに集まって来るわけです。

 

ラインの長さ − 31コブ×110メートル(ピッチ:3.6メートル)

そのモーグルコースの長さは、31コブ×110メートル(ピッチ:3.6メートル)で先週と変わりません。しかし、スタート箇所は雪解けにともない、モーグルコースの岩が接近し、登山道とも干渉するようになってきましたので、今後は数コブ程度、短くなる可能性があります。


やんちゃ坊主の登場 − ノーストックで華麗に滑る

今年も元気に登場のやんちゃ坊主。お父さんに板を持ってもらいながらも、繰り返しコブの練習。ノーストックで水が流れるように滑り降りて行きます。

 

いつもWebSite見てます!

モーグルコースから隣のアルペンボーダーのエリアに移動する間、シールで登るお二人に遭遇。「いつもWebSite見てます。今日も見てから来ました!」と、おっしゃってくださいました(ありがとうございます!)。

 

ガイドさんとシール登攀の練習

5月に春山スキーに来た時に、ガイドの方からシールという物があることを初めて知り、シールはもちろんのこと、それに必要なビンディングや山スキー用の兼用靴まで揃え、今日はシールデビューとなりました。ですから、今日は山頂まで向かうことはせず、ガイドさんと一緒に、シールで登る練習をされているところだそうです。

 

何気ないところで突然転倒!

ただ、まだ慣れていない模様で、何気ないところで突然転倒!その転倒ぶりは吉本の新喜劇並みの見事さですが(笑)、シールのグリップがいきなり外れると、本当にスッテンコロリンとなります。

シールの前方に力を加えようとすると、グリップが失われ転倒しますので、基本的にシールの後ろ側・踵寄りに力を加えるのが基本なんですが、スキーヤーは滑走時に前寄りに力を加えるように教えられていますので、初めは後ろ寄りになることができないんですね。これも何度か練習すると、すぐにできるようになります。

 

アルペンボーダーのグループ

こちらがアルペンボーダーのグループ。

 

タイムトライアルのレース

ゲートを設置してタイムトライアルのレースが行われていました。

 

コース長 − 200メートル 果敢に滑る

コースの長さは200メートルほどもあって、本格的なコースが作られました。

 

これからほぼ毎週参加!

今後、ほぼ毎週のようにお越しになるかと思いますが、モーグラーと並んで、夏の大雪渓を活気づける存在です。

 

【稜線へのアクセス】

山頂方面全景

今年の大雪渓から山頂方面の積雪状況は、例年と比べて山頂・稜線付近の積雪が少なくなっていることが目立つところです。

 

剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線
丸印箇所で途切れる − 滑走困難
蚕玉岳〜朝日岳稜線
登山道上の積雪区間は100メートル

左は剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線からの滑走エリア。今週に入って、丸印の箇所で積雪が分断されてしまいましたので、稜線からの滑走は困難になりました。

右は蚕玉岳〜朝日岳稜線からの滑走エリア。先週の段階で、朝日岳直下からのバーンは大雪渓上端で分断されました。そして、肩の小屋からの山頂登山道は、積雪区間が100メートルあります。昨年より積雪はすくなく、2〜3週間ほど早い雪解けです。積雪区間はステップが切ってあり、今日のような雪の柔らかい日はアイゼン無くても問題ありませんが、天候が悪い日等、バーンが硬い場合はアイゼンが必要です。

 

肩の小屋方面 − 例年より1週間早い雪解け

大雪渓から稜線へ直接登るルートは積雪が分断されましたので、今後は肩の小屋からの山頂登山道で山頂方面へと向かいます。肩の小屋周辺は例年より1週間程度早い雪解けです。

 

キバナシャクナゲが満開に

肩の小屋周辺は、キバナシャクナゲが見頃を迎えています。6月上旬頃から咲き始める年もありますが、例年よりやや早い状況です。見事な咲きっぷりですから、ぜひ、ご覧になってください。

 

肩の小屋 − 7月上旬営業開始予定 公衆トイレ − 今期工事のため利用不可

肩の小屋は現在はまだ休業中で、おそらく、7月より営業再開されることと思います。また、左の画像をさらに左に進んだところに宇宙線観測所がありますが、その手前に公衆トイレがあります。例年なら、5月中旬には利用可能な状態になりますが、今年は工事が行われるようで、利用できなくなっています。

そのため、現時点では、肩の小屋も公衆トイレも利用できないため、大雪渓より上部ではトイレがありませんのでご注意下さい。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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