ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.8(2018/07/01) B
【雪渓下部 U、モーグルコース】
モーグルコース |
今日もモーグルコースは大盛況!50名ほどのモーグラーの方々がお越しになりました。
怪我防止のため長袖で | 日焼け止めクリームは必須! |
今日は時折雲がかかって日差しが和らぐタイミングがありますが、平地よりも紫外線が強いため、日焼けには注意を払ったほうがよいでしょう。また、転倒時の怪我防止のため、長袖の着用と、日辞め止めクリームの使用を欠かさないように...
日焼けというと健康的と思われますが、ノリクラでの日焼けは火傷に近い状態までひどくなるケースがありますのでご注意ください。
コースの長さ − 29コブ×98メートル(ピッチ:3.4メートル) |
今回は3本のモーグルコースがありますが、こちらは北側のバーン。コースの長さは29コブ×98メートル(ピッチ:3.4メートル)。スタート地点にモーグルコースの岩から延びる部分が接近していますので、今後は徐々にコースが短くなります。
バーンの荒れが激しく、コース整備は絶え間なく実施 |
50名もの方が滑走すると、コースの形状はどんどん変化してしまいます。そのため、常にコース整備が必要な状況となり、今回はコブ管理人がコース整備の仕方をレクチャして、コース整備を手伝ってもらっていました。
梅雨が明けて日差しが強くなると、バーンがどんどん緩んできます。ただ、下地は硬いことが多く、整備はこれまで以上に必要なのに、雪が硬くて思うように進まないというジレンマもあります。
雪渓下部のモーグルコースは 例年7月下旬〜8月上旬まで滑走可能 |
雪渓下部のモーグルコースはまだまだ十分滑走可能な状態が続き、例年7月下旬〜8月上旬まで滑走可能です。ただ、今年は雪解けが早いため、期間が短くなる可能性があります。
【雪渓上部、肩の小屋−本日より営業開始】
雪渓上部全景 |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪解けが進むと中央から尾根が縦に伸びて、雪渓上部を左右に分断します。右側での滑走は8月下旬〜9月上旬まで。左側は9月下旬から10月上旬まで滑走可能ですが、左側はかなりの急斜面で、下が岩場になっていますので、雪渓での滑走に慣れた上級者のみとなります。
雪渓上部右側 | 鉄塔土台はまだ雪の中 |
こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。昨年より1週間程度早い雪解け。まだ、鉄塔土台は姿を現していません。
のんびりと岩の上で |
今日の大雪渓は、雪渓下部のモーグルコース以外に訪れる人は僅か...そんな中、のんびりと岩の上で佇んでいる方がいらっしゃいます。
ここで風景を眺めながら一日を過ごすのが好き |
シーズン中に何度かお越しになりますが、通い始めて30年以上。「ここで風景を眺めながら一日を過ごすのが好きなんだ...」。3000メートル級の高山なのに広々としていて、青い空と白い雪渓がずーっと広がる光景は、乗鞍大雪渓の大きな特徴。
おそらく、アクセクと毎週滑り続ける常連スキーヤーも、夏スキーだけでなく、潜在的にこの風景に魅かれて、通い続けているのかもしれません。
肩の小屋方面 | ここではチングルマが満開 |
肩の小屋方面の積雪は少なくなり、滑走スペースを取るのが困難な状態に近づいて来ました。そして、先週は見られなかったチングルマがもう満開!夏山のトップシーズンに早くも突入した雰囲気です。
肩の小屋 | 本日より小屋明け |
こちらの肩の小屋、近年は準備が若干遅れていて、ようやく本日より小屋明けされました。
でもまだ準備が追い付いていない... |
ただ、売店などの準備がまだ完成してなく、お土産などに限定した営業。近日、宿泊の営業も始められるとのこと。
毎年7月1日はお誕生日登山に向かう地元ガイドさん | 肩の小屋スタッフを呼び寄せてお昼休み |
左の方は本日7月1日がお誕生日の地元の山岳ガイドさん。毎年、お誕生日を記念して剣ヶ峰へ登山に行ってらっしゃいます。今日も山頂から戻ってきて一休み...「ほら〜、一緒にお休みしましょうよ!」と、肩の小屋のスタッフも呼び寄せてお昼休みです。
みんな揃って記念写真 |
本格的な営業が始まってしまうと、お昼は書き入れ時ですから、このように揃ってお昼休みなんてまず不可能...こんなワンショットでも貴重な記念撮影なんです。
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|