ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2018/07/21) @

 

 

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(Update:2018/07/26)

 

出てくる言葉は「暑い!」の一言。日本列島はどこもかしこも猛暑の話ばかり...。こんな時は涼しい所へこぞって避暑に出かけたくなるもの。そして、多くの学校で夏休みが始まり、ご家族でお出かけの機会も増えてきます。

避暑地として、有名な場所が長野県内にはありますが、それらの場所よりもノリクラのほうが涼しい場合が多いはず。それは標高1500メートルの高地にあり、エアコンいらずの日々を送ることができるからです。

ただ、この1〜2週間の暑さは近年まれに見る状況で、日中はやっぱりノリクラでも暑いもの。でも、「暑い暑い」といっているうちにすぐに秋が来るのがノリクラの夏です。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景】
Page-2 : 【雪渓下部T】       【雪渓中段】
Page-3 : 【雪渓下部 U、モーグルコース】       【雪渓上部 T】       【雪渓上部U、モーグルコース】
Page-4 : 【畳平、お花畑】       <編集後記>「今年の猛暑で最高気温ランキングが塗り替えられた」

●参考資料●
(周辺地図) −   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版      ノリクラガイドマップ 紅葉上部エリア版         ノリクラガイドマップ 春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末> 

 

 

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは早朝6時の観光センター前駐車場。日の出の時間帯は少し煙った空でしたが、ご覧のようにきれいな快晴が広がっています。気温は17℃、まだひんやりとした空気感が残っています。

 

シャトルバス

左は7時便、右は6時10分の始発便のシャトルバス。どちらも長い列ができています。先週の三連休のような混雑はなかったものの、どの便もほぼ満席状態で、一部の便では途中バス停から乗車の場合は次便になるケースもあった模様です。

 

今日はヒルクライム&登山に 冬も登りにしますが、ノリクラは登りやすい山ですね

観光センター前駐車場では、朝早くからヒルクライムの準備風景があちこちで見られます。こちらのグループは畳平までヒルクライムした後、剣ヶ峰まで登山に向かうとのこと。クリートのついた自転車用のシューズでは登ることはできませんから、ザックにスニーカーを持参されてます。

「冬も登りに来るんですが、3000メートル級の高山なのに、ノリクラは入山しやすく、四季を通じて楽しむことができるのがいいですね。」と、おっしゃる右の方。冬山はそれなりの装備が必要な厳しい山ですが、夏の剣ヶ峰登山は観光登山というレベルに過ぎません。しかし、ヒルクライムと組み合わせれば、それなりの充実度があり、バリエーションの広い所が魅力の一つでしょう。

 

ヒルクライムの準備 大会まで毎週通います!

「みんな60歳オーバーだけど、若い者以上に元気だよ!」と、こちらのグループ。一部で「まだ60になってない!!」という声もありましたが、肝心なところが一番アバウトなのかも〜(笑)。8月26日に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場するため、今日から大会まで毎週通うという方もいらっしゃいました。

もう30回以上にもなる全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、ヒルクライマー憧れの大会で、多くの選手がこの大会に照準を合わせてトレーニングを重ねます。

 

タクシー乗り場 シャトルバス運休時には欠かせない交通手段に

今年は常連のタクシー運転手さんがリタイアされるなど、台数がかなり少ない状態になっている中、こちらの運転手さんは何とか続けてやってくださっています。山頂・大雪渓方面へのアクセスはシャトルバスが主要な交通手段ですが、長野県側が通行できても、岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行止めになると、運休になってしまいます。

多くの場合は大雨による通行止めですが、秋口などでは積雪凍結による場合もあります。しかし、その時は南向きの長野県側は何ら問題なく、晴れて登山日和ということもあり、そういう場合にタクシーが必要となります。

ただ、タクシー利用客の減少が今後も進めば、常駐する運転手さんはさらに減少するかもしれません。

 

【大雪渓までの沿道の風景】

それでは、ここからはいつものように大雪渓までの沿道の様子をご覧下さい。

 

沿道の草花は

何もない沿道のように見えますが...

ノリウツギ オダマキ
ウツボグサ ホタルブクロ

ご覧のように道端には山野草・高山植物が咲き始めています。ちょうど、7月初めから咲き始めます。ただ、これから、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の開催に向けて、沿道の草刈りが行われますので、それまでのご覧いただければ幸いです。

 

三本滝ゲート − 下山はスピードを落として!!

観光センターから7km先の三本滝ゲート。ここからマイカー規制となり、バス・タクシー・自転車のみ通行できます。自動車の通行量が少なくなり、自転車の方々には天国といえる環境ですが、わが物顔で走行してはなりません。今回もかなりのスピードで下山する自転車が数多くみられ、バス・タクシーとの接触事故の可能性もありますので、下りではスピードを落として走行するようお願いいたします。

狭い県道乗鞍岳線で事故が発生すると、シャトルバスなどの運行に大きな支障となり、全体への影響が広がってしまいます。また、自転車 対 バスだけではなく、下り自転車 対 上り自転車の事故もあり、下りのスピードオーバーに注意するのと同じように、上りでは絶対に蛇行しないようお願いいたします。

 

かもしかゲレンデは数多くの山野草・高山植物が

かもしかゲレンデの斜面も数多くの山野草・高山植物がこれから咲いて来るはずです。

ヤナギラン クガイソウ

その代表格がヤナギラン。かつてはゲレンデ斜面をピンクで染めるほど咲いていましたが、最近は少なくなっています。

 

森の中を走る雰囲気 − 緑と青空の美しさ

県道乗鞍岳線の一つの特徴に緑が近いことが挙げられます。森林の中を走っている雰囲気があり、緑と青空の美しさはここに来ないと感じられないものかもしれません。

 

初めは車道をマラソン、2ラウンド目は登山道から!

走るのはヒルクライマーばかりではありません...全身汗だくになりながら走り続けます。マラソンのシーズンは夏前には終わり、トレイルランへと移りますが、ノリクラは山麓には暑さがあっても、森林限界を超えると涼しさが感じられます。今日は畳平まで登ったあと、一旦下山して、登山道を再び登ってくるとのこと...。

 

ヒルクライマーは位ヶ原山荘に吸い込まれる ここで休憩しなきゃ!

観光センターから15km先にある標高2350メートルの位ヶ原山荘。ここに吸い込まれるようにヒルクライマーが訪れて休憩します。

 

ここから山岳ステージへ シャトルバスが登っているあそこへ行きます

位ヶ原山荘を過ぎると、山岳ステージへ入ります。目の前にはこれから向かう道路が山肌を横切り、結構高いところまで登ることを実感します。

 

気温25℃ − 秘書&ヒルクライム

気温は25℃。平地よりも10℃以上低い状態ですから、日差しが強くても快適そのもの...

眼下にはつづら折れの激坂

そして、眼下にはこれまで登って来たつづら折れの激坂が確認できます。

 

どこを撮っても絵になる風景

位ヶ原はとにかく風景がいいんです。どこを撮影しても絵になる風景が広がっています。当WebSiteの画像をどのように撮影しているのか?と、気にされる方もいらっしゃるかと思いますが、全て道路上のものばかりで、特別な場所からのものではありません。

 

「もうバテバテでペダルが回せない〜!」

森林限界を超えると空気が薄くなり、これまでの疲労が色濃くなってきます。「もうバテバテでペダルが回せない〜!」と辛そう...

 

この景色が背中を後押ししてくれる

それでも、この景色と青空がヒルクライマーの背中を後押ししてくれるはずです。

 

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