ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.3(2019/04/20) A

 

 

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(Update:2019/04/25)

 

【三本滝レストハウス駐車場】

アスファルト部分 未舗装部分

観光センターから7km先の三本滝レストハウス。左がアスファルト部分駐車場、右が未舗装部分駐車場です。

 

駐車場内には積雪が残り駐車スペースが狭くなっている 傾斜がありスタッドレスタイヤが必要

駐車場内には積雪が残り、駐車スペースが狭くなっています。アスファルト部分の収容台数は本来50台ですが、今日は20〜30台ほどしか停めることができない状態です。また、未舗装部分はもともと傾斜があり全面積雪に覆われているため、駐車箇所によっては、スタッドレスタイヤでないと無理と思われます。

朝は雪が硬くて夏タイヤでも走行できても、日中雪が緩んでグサグサになるとスタックします。

 

トイレはまだ利用できません 三本滝ゲート − この先冬季閉鎖中
★自転車を含め全面通行禁止★

トイレ周辺にはまだかなりの積雪があり利用できない状態です。積雪があると配管凍結を起こすため、積雪が残っているいる間は利用できません。

三本滝ゲートより先は、6月末まで冬季閉鎖中です。これより先は春山バスなど特別な許可を受けた車両以外は、自転車を含めてすべての通行が禁止されています。これより先の道路はバス1台分の幅しか除雪されていない箇所も多く、バスとの正面衝突の危険性もあります。冬季閉鎖中は絶対に立ち入らないようお願いいたします。

 

かもしかゲレンデ − 出発の準備

7時、気温は2℃ですが、体感的には日差しの暑さを感じる状態。先週までとは明らかに日差しが数段強くなっています。

 

来週から春山バス − ここを登るのも今回が最後

来週から春山バスの運行が始まる予定ですから、かもしかゲレンデからツアーコースへ登るのは今回が最後となり、周りの景色を楽しみながらゆっくり登るのが山スキーの楽しみ方と言えます。なお、春山バスは、5月上旬頃までは路面凍結が頻繁に発生するため、始発便が運休こともあり、その場合は、かもしかゲレンデから歩かざるを得ないこととなります。

 

【かもしかゲレンデからスタート】

2018年のかもしかゲレンデ
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2018/04/21) A
今回のかもしかゲレンデ
地肌が見えているところは全くありません

それではかもしかゲレンデからツアーコースに向けて出発です。例年なら、部分的に地肌が見えてくる時期ですが、今年は全くその様子はありません。

 

8時頃にはバーンも緩み始まる 切り通し箇所を降りる

7時頃までは硬く締まっていた雪面も、8時を回るころには緩み始めて、シールでも安心して登ることができる状態になって来ました。そして、切り通しの部分は道路に降りられる箇所が限られていますのでご注意ください。

 

2018年の切り通し箇所(高さ2.5メートル)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2018/04/21) A
今回の切り通し箇所(高さ2.7メートル)

切り通しの高さは先週の3メートルから2.7メートルへと雪解けが進んでいます。それでも例年より高い状態です。

 

強い日差し − うだるような暑さ 大粒の汗を何度もぬぐう

日が高くなると同時にうだるような暑さに..額から大粒の汗を吹き出し、タオルで何度も顔をぬぐいます。「いつもは春山バスの運行が始まってからノリクラに来ますが、一週間前だとかなり静かだと聞いて、今日はやってきました」と、おっしゃっていました。

確かに春山バスの運行が始まると、雰囲気がガラっと変わります。

 

【ツアーコースT − 入口急斜面】

ツアーコース入口

バックカントリーエリアの詳細
ノリクラガイドマップ冬スキー版 

ツアーコース入口からは、シールやスノーシューといった新雪用の登攀用具を使って、標高2500メートルの位ヶ原まで目指します。状況が許せば、その先の大雪渓・すべり台・富士見沢といったパウダーエリアに向かいます。

ツアーコースから大雪渓・すべり台・富士見沢などのバックカントリーエリアの地図は、ノリクラガイドマップ冬スキー版<対象時期:12月末〜4月末>  をご覧ください。なお、雪崩多発地帯も合わせて掲載しておりますので、入山される際にはぜひ参考になさってください。

 

2018年のツアーコース入口急斜面
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2018/04/21) B
先週のツアーコース入口急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.2(2019/04/13) B
今回のツアーコース入口

こちらは入口急斜面の全景です。左は昨年の様子、中央は先週の様子、右は今回の様子です。全体的には大きな違いは見られません。

 

2018年のツアーコース入口急斜面
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2018/04/21) B
今年のツアーコース入口急斜面

こちらは入口急斜面の中間付近にある切り株の頭。昨年は例年より1週間早くこの週に頭を出しましたが、今年は切り株から出ている枝先が見えているだけで、切り株の気配はまだありません。

 

ごく一部で雪解けが進んでいる兆候が見られる
(マル印で囲んだ部分のブッシュ)
遠目に見てもわからない程度

入口急斜面はブッシュの状態にほとんど変化がないため、雪解けが進行しているかわかりませんが、数箇所程度ですが、ブッシュが出始めているところがあり、雪解けが進んでいることがわかります。

 

ツアーコースの下山滑走は例年5月中旬ごろまで
(積雪情報は当WebSiteで随時発信)

さて、ツアーコースの滑走可能時期は、例年5月中旬頃までです。雪解けが進むと人の背丈以上の密林状態になってしまします。とても歩いて下山できる状態ではなくなり、そうかといって、ここから再び登り返すわけにも行きません。

そのため、当WebSiteでは、4月下旬ごろからツアーコースやその下部のかもしかゲレンデの積雪状況をお伝えしておりますので、入山時にご覧くだされば参考になるかと思います。なお、ツアーコースでの下山滑走ができなくなった後は、位ヶ原山荘より乗鞍岳春山バス下り便に乗車して下山してください。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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