ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
Vol.3(2020/04/18) @
4月17日(金)11時に県道乗鞍岳線の休暇村ゲート〜三本滝ゲート間が開通し、今回のアクセスは三本滝ゲート隣のかもしかゲレンデからの出発となり、先週よりも若干アクセスが容易になりました。おそらく、所要時間は30分〜1時間程度短縮されるはずです。今年は春山バスの運行がありませんので、5月15日から予定されている乗鞍スカイラインのシャトルバス(岐阜県側)が運行されるまでは、かもしかゲレンデから徒歩で登らざるを得ませんが、その時期までかもしかゲレンデやツアーコース入口急斜面の積雪が残っているか気がかりです(積雪情報は当WebSiteにて随時お伝えする予定です)。
今年は4月以降、降雪・低温が続き、比較的雪解けが抑えられています。積雪量としては例年よりも少ないものの、現時点では積雪状況の悪化が少なく、できる限り長く下山滑走できるコンディションを保ってほしいと願うところです。
なお、今回は明け方からの大雪により、休暇村〜三本滝間は積雪通行止めとなり、先週同様、休暇村からのスタートとなりました。そして、重たい湿雪のラッセルは想像以上にツラいものでした。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【4月18日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
朝7時の観光センター前駐車場。夜明け前から雪が降り始めました。気温は0℃ですから雨っぽく、ギリギリ雪という感じです。
雪が激しく降る − 冬に逆戻り |
そして、時間とともに激しくなり、雨っぽい降り方はしっかり雪になって来ました。まるで冬に逆戻りしたような感じです。
白く積もり始める | ふきのとう |
アスファルトの上はまだ積もってないものの、地面の方はあっという間に積もり始めます。そんな中にも春の息吹は確実訪れています。今月に入って冷え込んだ日が多かったものの、ほぼ例年並みのフキノトウの芽吹きです。
4月中下旬に雪が降って積もることは珍しいものの、全くないわけではありません。
【過去にも4月中下旬に雪が降った。(速報 2013年4月21日) 】 |
こちらは2013年4月21日(日)の速報。この日は乗鞍高原で10〜15センチ、三本滝で20〜25センチも降雪となりました(詳細は 2013ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2013/04/20〜21) D 【4月21日(日)、季節外れの大雪】 を参照ください)。
また、この翌週の2013年4月27日(土)も大雪となり、三本滝に停めた車が下山できなくなったり、春山バスが運休になりました。(詳細は 2013ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.6(2013/04/25〜29) C【4月27日(土)、真冬並みの積雪、乗鞍岳春山バス運行初日は全便運休】 をご覧下さい)
今シーズンの春山バスは全期間運休(新型コロナ防止のため) |
首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大し、全国的に感染防止対策が広がり、ノリクラにおいても営業休止やイベント中止の影響が出始め、乗鞍岳春山バスの中止が決まっております。
今後、春山・夏山に向けて、道路開通・シャトルバス・山小屋の営業が始まりますが、現時点での状況をこちらにまとめておりますのでご覧下さい(→ 2020シーズン道路・イベントなどの開催状況<新型コロナ関係>随時更新予定)
【観光センターから三本滝へ。季節外れの積雪】
休暇村 | 休暇村ゲート − 4月17日から通行可になりました |
こちらは観光センターから2kmほど先にある休暇村。4月17日(金)に休暇村ゲートの冬季閉鎖が解除され、ここから約5km先の三本滝まで通行できるようになりました。
【新型コロナ感染防止に伴う春山バス運休と山頂方面への入山方法】
今年度は春山バスの運行が新型コロナ感染拡大防止のため全期間運休と、乗鞍高原側から山稜方面への入山は歩いて登ることになりますが、ツアーコースの雪解けが進むと、下山滑走はもとより入山も困難になります。
そのため、ツアーコース雪解け後は、岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルのシャトルバスで、畳平より山頂方面に向かうことをオススメします。なお、ツアーコースからの入山タイムリミットは、積雪状況によって左右されますが、例年5月中旬までです。しかし、今年は雪解けが早いため、早めに入山不可となる可能性があります。当WebSiteではツアーコースの積雪状況をお伝えしておりますので、必ずチェックしたうえで入山ください。
スキー場〜三本滝ゲート (標高1600〜1800m) |
三本滝ゲート〜ツアーコース入口 (標高1800〜2000m) |
ツアーコース入口〜位ヶ原 (標高2000〜2500m) |
位ヶ原方面〜大雪渓 (標高2500〜2600m) |
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●3月31日(火)まで (Mt乗鞍営業期間) |
リフト乗車 | リフト乗車 | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月1日(水)〜17日(金)11時 (休暇村ゲート開門前) |
徒歩(休暇村G、スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月17日(金)11時〜 (休暇村ゲート開門後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
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【岐阜県】5月15日(金)〜 | 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m) |
明け方からの降雪で積雪3〜5センチに | 着雪で木々がしなっている |
明け方からの降雪で、休暇村ゲートを過ぎると、ご覧のように道路積雪が始まります。積雪は3〜5センチで冬タイヤでないと走行できない状態。周辺の木々は着雪で大きくしなっています。
深い轍 この後、休暇村〜三本滝間は通行止に |
こちらは三本滝周辺。かなり深い轍となり、この後、休暇村〜三本滝間は通行止めとなりました。
三本滝ゲート | 三本滝レストハウス前駐車場 まだ除雪が終わってなく駐車不可 |
三本滝ゲートより先は、6月末まで冬季閉鎖中です。自転車を含めてすべての通行が禁止されています。また、例年なら、休暇村〜三本滝間の開通に合わせて、三本滝レストハウス前の駐車場の除雪も行われますが、今年はまだ完了していません。なお、トイレは利用可能になっています。
今回は駐車する場所がありませんので、休暇村まで戻り、先週と同様、休暇村ゲレンデから全山徒歩と致しました。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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