【速報バックナンバー 2009年9月分】

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◎ 9月

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■2009年9月27日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20 ) 

 

@ 2009/09/27 09:35
紅葉 − 中腹もピークの色合い
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋下 23号カーブ)
A 2009/09/27 12:25
気温は12℃前後、ひんやりとした中のヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 宝徳霊神バス停付近 5号カーブ)

B 2009/09/27 14:15
赤いナナカマドに縁取られたハイマツ林の絶景に飛び込む
(秋スキー − 雪渓上部左側)

C 2009/09/27 15:45
ノリクラが一年でもっとも美しい週末となりました
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 紅葉がピークを迎え、後はしっかりとした日差しさえ差し込めば、最高の条件が整うはずですが、今日は、ほぼ終日に渡って曇り空の一日となりました。
早朝6時の乗鞍高原は、山頂付近に雲の帯がたなびくものの、青空の広がる天候から始まります。気温は10℃、ひんやりとした感覚の中、観光センター前駐車場では、朝早くから、シャトルバスに乗車しようとする方々が準備を進める姿が見られます。観光センター前にお越しになった車は110台ほど、昨日よりもやや多く、ご来光バスは4台、6時のシャトルバス始発便も2台運行されたほどでした。
7時ごろになると、山頂付近の雲も取れて、しっかりとした日差しが差し込んで、天候が回復するかと思ったものの、再び、雲に包まれ、雲間にようやく青空が見える程度で午前中は推移します。
乗鞍高原から長袖のサイクルジャージでヒルクライムに出発しても、一向に汗を感じることのないひんやりとした雰囲気の中をペダルを回し続けます。錦に彩られた県道乗鞍岳線は、いつもよりも勾配が緩く感じるほど、ヒルクライム辛さをやわらげてくれる、楽しさを与えてくれるものです。10時の位ヶ原山荘の気温は12℃。山荘には、いつものようにヒルクライマーが立ち寄る様子が見られますが、今日はそれ以上に、三脚を肩に担いで撮影ポイントを探すカメラマンの姿が、あちこちに見られます。
位ヶ原山荘から望む屋根板方面は、霧が絶えず垂れ込めて、撮影には生憎の天候。それでも周期的に山麓から山頂へと霧が登って行く様子は、水墨画を思わせるような趣を感じさせてくれます。
正午の位ヶ原付近の気温は12℃と、今日は気温が全く変わらない状態が推移します。位ヶ原の11号カーブ・7号カーブといった紅葉スポットには、三脚が林立する状況が絶えず見られ、今日は、雲間から日差しがスポット的に差し込む瞬間をじーっと待つカメラマンが、一様な動きを見せない今日の雲行きを、怪訝そうな顔つきで眺めている姿ばかりといっても良いほどでした。
大雪渓にはいつものように、モーグラーの方々やジュニアレーシングがトレーニングに励んでいます。バーンは気温の割には柔らかめで、眼下には赤いウラジロナナカマドに縁取られたハイマツ林の光景が広がり、そんな絶景に飛び込むように秋スキーを楽しんでいます。
一旦、霧が晴れた天候も、15時くらいになると、再び、山麓から霧が登り始め、気温は8℃まで急激に低下します。ひんやりした感覚を通り越し、寒ささえ覚えるほど。そして、時折、パラパラと雨が降る状態で、今日一日が終わって行きます。
この週末は、ノリクラが一年でもっとも美しい期間であったと言っても過言ではないと、今日ノリクラにお越しになった方なら、誰しも口にするのではないかと思います。
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/27 19:00更新)

【紅葉情報 − 近年になく、非常に良い紅葉を迎えています(2009/09/27現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20  【紅葉情報】 をご覧ください )
すでにお伝えしているように、近年になく、非常に色合い・ボリューム感にすぐれた紅葉を迎えています。また、例年、この時期のピークは、大雪渓・位ヶ原エリアだけですが、今年は、上部の大雪渓から中腹の三本滝ゲート付近まで、全山に渡ってピークを迎えています。
昨日と比べて、やや、色合いがくすんでいる所もあって、紅葉のピークは非常に短い期間しかありません。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:◎ ピークを迎えています。)
ピークを迎えています。例年、紅葉を迎える前に霜枯れしてしまうウラジロナナカマドが多い状態ですが、今年は葉の状態が良いものが多く、真紅のウラジロナナカマドばかりといった絶好の好条件です。この数年の間でもっとも見ごたえのある紅葉です。昨日と比べても色合いが落ちている所があって、おそらく、次週末は終了している可能性が高いと考えられます。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:◎ ピークを迎えています。)
屋根板のダケカンバは、かなりの色付きを見せ、真紅のウラジロナナカマドと相まって、錦の彩りです。大雪渓同様、ピークを迎えています。こちらのダケカンバも昨日から比べて色合いが落ち始めています。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ 見頃です。)
こちらは、昨日よりも色合いが増しているところが出てきました。ピークといっても良い状態です。
三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:− まだこれから。)
三本滝ゲートから魔利支天付近は、上部エリアと同様、ピークに近い状態。乗鞍高原のシラカバもかなり色づきを見せています

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。 また、ご来光バスも10月からは運休です。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

 
 

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@ 2009/09/27 06:15
 
(朝の速報 −観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の乗鞍高原の気温は10℃。風はまったくなく、すがすがしい朝を迎えています。山頂方面に少しばかり雲がたなびきますが、青空が広がっています。ただ、空は全体的に薄い雲がかかり、はっきりとした青空でないのが、紅葉真っ盛りのノリクラには、ちょっと、物足らない所です。
今朝の観光センター前駐車場は、早朝から、人の動きが見られ、始発の6時便が2台も運行されたほどです。昨日の速報でもお伝えしたように、紅葉は、大雪渓から三本滝ゲート付近まで、全山紅葉のピークを迎え、今の時期を逃すと、今年の紅葉は見頃を逃してしまう可能性があります。少しでも早く紅葉めざして出かける様子がこれから見られることでしょう。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/27 06:50更新)

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■2009年9月26日(土)■
  
     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20 ) 

 

 

@ 2009/09/26 09:45
晴れ間に紅葉が光る瞬間を待ちます
(県道乗鞍岳線 − 富士見沢 2〜3号カーブ)
A 2009/09/26 13:00
午後から冷たい空気が入り込み暖かいものが恋しい
(雪渓上部左側)

B 2009/09/26 13:35
紅葉 − 近年稀に見る真紅のウラジロナナカマドに囲まれる
(大雪渓)

C 2009/09/26 14:30
紅葉 − 朝の速報を見て早速来ました!
(宝徳霊神〜大雪渓 登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 朝の速報でもお伝えしたように、全山紅葉を迎え、絶好の状態ではあるものの、はっきりしない天気に、冴えた色合いがすこしスポイルしてしまった一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は16℃。季節が逆戻りしたのような暖かな夜を迎えています。上空は少しばかり雲が浮かぶ様子が見られますが、星はなく、晴れているのか曇っているかすらわからない闇夜が続きます。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、どんよりとした雲が広がります。6時の気温は14℃、薄暗い状態ですが、暖かい朝を迎えます。五連休の次の週末ということから、人出が少ないと思われたものの、観光センター前駐車場には110台ほどの車がお越しになり、7時のシャトルバスは2台、55名の方が出発します。
例年、紅葉の見頃は9月下旬ごろから大雪渓・位ヶ原エリアで始まって、徐々に山麓へと進みますが、今週は、三本滝ゲートから大雪渓まで、一気にピークを迎え、シャトルバスの車窓には、錦絵が絶えずスクロールして行く状況に、シャトルバスの車内のあちこちから、感嘆の声が響いています。
シャトルバスが大雪渓に到着した8時ごろの気温は10℃。大雪渓駐車場から山頂ははっきりと確認できるものの、山麓からは絶えず雲が湧きあがって、どんよりとした曇り空の生憎の天候です。それでも、シャトルバスから降りたカメラマンの方々は、どこを見ても真紅のウラジロナナカマドが広がる大雪渓エリアに、三脚が乱立していました。
この天候も、9時ごろになると、上空に青空が広がり始め、日が差すのをじーっと待っていたカメラマンは一斉にシャッターを切る様子も見られました。
青空もここまでで、再び、山麓から湧き上がる雲に飲み込まれ、屋根板・富士見沢に広がるビビッドな赤や黄色の色合いをくすませてしまう状況となってしまいます。
正午の大雪渓の気温は12℃、モーグルバーンには、いつものように常連のスキーヤーがやって来て、ビールを片手もお昼を取っています。ただ、お昼過ぎから、急激に冷たい空気が山麓から入り込むようになり、周期的に視界も奪われる状況。気温は10℃ですが、吐く息が白く尾を引く状態です。
山麓の乗鞍高原では、日差しが差し込む様子が見られますが、午後は、ほとんど曇り空となります。それでも、今朝の速報の紅葉を見て、急遽、ノリクラにやってきたという方もいらっしゃり、肩の小屋口バス停を降り立った方の大半は、山頂方面ではなく、位ヶ原方面へ車道や登山道をゆっくりと降りてゆく姿が、夕方まで続きました。
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/26 19:15更新)

【紅葉情報 − 近年になく、非常に良い紅葉を迎えています(2009/09/26現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20  【紅葉情報】 をご覧ください )
すでにお伝えしているように、近年になく、非常に色合い・ボリューム感にすぐれた紅葉を迎えています。また、例年、この時期のピークは、大雪渓・位ヶ原エリアだけですが、今年は、上部の大雪渓から中腹の三本滝ゲート付近まで、全山に渡ってピークを迎えています。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:◎ ピークを迎えています。)
ピークを迎えています。例年、紅葉を迎える前に霜枯れしてしまうウラジロナナカマドが多い状態ですが、今年は葉の状態が良いものが多く、真紅のウラジロナナカマドばかりといった絶好の好条件です。この数年の間でもっとも見ごたえのある紅葉です。おそらく、次週末は終了している可能性が高いと考えられます。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:◎ ピークを迎えています。)
屋根板のダケカンバは、かなりの色付きを見せ、真紅のウラジロナナカマドと相まって、錦の彩りです。大雪渓同様、ピークを迎えています。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ 見頃です。)
こちらでもウラジロナナカマドがかなり良い状態。少し枯れているものもありますが、ほぼピークといっても良い状態です。
三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:− まだこれから。)
三本滝ゲートから魔利支天付近は、上部エリアと同様、ピークに近い状態。乗鞍高原のシラカバもかなり色づきを見せています

 
 

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@ 2009/09/26 07:45

(朝の速報 −大雪渓前駐車場)

A 2009/09/26 07:40
朝のシャトルバス − 紅葉、車窓は錦絵
(朝の速報 −位ヶ原、11号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓の気温は10℃。ほとんど風はなく、曇り空ではあるものの、山頂まではっきりとした視界が広がっています。風はなく、気温の割には寒さはありません。昨日の速報でもお伝えしたように、ノリクラは三本滝ゲートから大雪渓まで、全山紅葉のピークを迎えて、大雪渓に向かうシャトルバスの車窓は錦絵がスクロールして行きます。
上部エリアの大雪渓と、中腹の三本滝エリアが、同時にピークを迎えることは珍しく、この週末を逃すと、ピークを終えてしまう可能性があります。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/26 08:40更新)

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■2009年9月25日(金)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20(今週末掲載予定) ) 

 

 

@ 2009/09/25 14:30
紅葉T− 全山に渡って紅葉がピーク、この週末がお勧め
(屋根板)

A 2009/09/25 17:00
紅葉U − 状態のよいウラジロナナカマドが比較的多い
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 

 ▼ 通常、週末にお届けしておりますが、今回は、週末に紅葉見物にお越しになる方のために、臨時で速報をお伝えします。
先週末、全山に渡って始まりだした紅葉が、今週は、上部の大雪渓エリアから中腹の三本滝ゲート付近まで、全てのエリアでピークに近い状態を迎えております。大雪渓付近のウラジロナナカマドは、枯れて色合いの悪いものもありますが、比較的、良い状態のものもあって、例年になく、綺麗な色合いを見せてくれています。
ノリクラの紅葉見物は、この週末がお勧めです。時期を逃さずお越しください。(2009/09/25 19:20更新)

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■2009年9月20日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 ) 

 

 

@ 2009/09/20 09:35
バスも自転車も通行止め
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)
A 2009/09/20 11:28
紅葉 − 昨晩の冷え込みで色合いが濃くなるものも見られる
(宝徳霊神〜大雪渓 登山道)

B 2009/09/20 11:55
クマ捕獲後の安全確認が終了し、11時便から運行開始
(大雪渓駐車場)

C 2009/09/20 14:10
今日は終日に渡って雲ひとつない快晴が続きました
(肩の小屋専用道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 五連休の二日目の今日、終日にわたって雲ひとつない透明な快晴の続く一日を送ることができました。
早朝6時の乗鞍高原の気温は4℃、ひんやりとした感覚を通り越して、寝具から外に這い出すのをためらう冷たい朝を迎えます。雲ひとつない青空に、しっかりとノリクラの稜線が浮かぶ、またとない一日が始まります。
昨日、畳平でクマ出没・被害があり、畳平では、別のクマの出現を警戒し、高山県警・丹生川支所など、関係機関による畳平周辺の安全確認が8時から実施されました。そのため、乗鞍スカイラインと長野県側の県道乗鞍岳線は、その安全確認が完了するまで、通行止めの措置が取られ、シャトルバスはご来光便をはじめ、各便が運休となりました。連休二日目とあって、シャトルバス乗車券発売所には、状況確認のために詰め寄る観光客や登山客が押し寄せ、中には上高地など、行き先を変更される方もいらっしゃいました。
観光センターから7km先の三本滝ゲートから通行止めとなっていますが、状況を知らずにお越しになったヒルクライマーが、警備員から説明を受けて引き返す様子が何度も見られました。
9時の三本滝レストハウス前駐車場の気温は18℃。ヤマハハコの白い花や、ヤナギランが赤く紅葉する様子が広がるかもしかゲレンデを、散策する観光客も見え、少し登ると、汗ばんでくるほどの強い日差しが、いつまでも続く雲ひとつない快晴の空から降り注ぎます。
畳平周辺では、安全確認が終了し、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線は、ともに10時30分に通行止めが解除され、観光センターから出発するシャトルバスは11時便より運行が開始されました。始発の11時便は8台が運行され、大雪渓前には多くの登山客が降り立ち、常連のスキーヤーの姿もあります。
正午の大雪渓入口付近の気温は16℃。コントラストの強い日差しが、昨日よりも、若干進んだ紅葉の色付きをビビッドに映し出しています。
今日は、午後もこの天候が続き、気温も15℃前後を推移します。大雪渓のモーグルコースでは、常連のスキーヤーなどが15時過ぎには、完全に日陰となった状態で、グサグサのバーンが一気に冷え込んで硬くなっても、夕方まで滑り続ける姿がありました。
紅葉は、昨晩の冷え込みで、さらに進んでいる様子が見られ、富士見沢などのダケカンバなどは、昨日よりも黄色の色合いがはっきりとわかるようになって来ました。
今日は、終日に渡って冴え渡る透明感溢れる空気が続き、遠景の八ヶ岳・南アルプスが絶えず間近に見られる絶景が続きました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/20 19:15更新)

【畳平は、一部売店などが閉鎖されていますが、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の通行や、シャトルバスの運行には問題ありません】
昨日のクマ出没・被害のため、本日午前中、畳平周辺の安全確認が行われたことから、本日10時30分まで、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線は通行止めが続きました。
本日13時現在の畳平は、クマが最初に逃げ込んだ道路パトロールの詰め所では、扉などが破損した状態があり、また、パトロール詰め所から逃走し、次に逃げ込んだバスターミナルでは、1階の売店・軽食コーナーと2階の食堂の営業が中止されています。ただし、1階の待合所は開放されていて、バスの待合などに利用することは可能です。
そして、クマを閉じ込めた1階西側の売店は、シャッターが閉じられて、一般の方が立ち入ることができない状態となっています。
ただし、売店・食堂については、銀嶺荘・乗鞍神社・簡易郵便局など、畳平のほかの施設を利用することができるため、実質的に大きな問題とはなりません。
また、お花畑、大黒岳、魔王岳など、畳平周辺の散策も、立ち入り禁止などの規制はなく、通常通り、楽しむことができます。
ノリクラ周辺は、クマだけでなく、イノシシ、そして、サルなども山頂付近まで出没しています。特に、乗鞍スカイラインでは、出没頻度が高く、徒歩・自転車の方は、今後も細心の注意が必要です。
 
 

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@ 2009/09/20 06:35
晴 - クマ被害の安全確認のため、通行止め・運休
 
(朝の速報 −観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の乗鞍高原の気温は4℃。雲ひとつない真っ青な青空にノリクラの稜線がくっきりと浮かんでいます。ひんやりとした感覚を通り越して、寝具から出るのが億劫に感じる状況です。昨日、畳平にクマが出没したことから、現在、周辺の安全確認を実施されており、今朝は乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに、通行止めとなっています。そのため、シャトルバスは運休の措置が取られています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/20 07:00更新)

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■2009年9月19日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 ) 

 

 

@ 2009/09/19 10:20
紅葉が始まりだしました
(大雪渓入口)
A 2009/09/19 12:30
重厚な雲海が広がる
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

B 2009/09/19 13:50
草紅葉は黄金色に、青空には筋状の秋の雲が
(雪渓上部)

C 2009/09/19 15:30
中腹まで紅葉が進みます
(荒田沢橋付近 − 県道乗鞍岳線28号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 五連休初日の今日、ほぼ、終日にわたって、重厚な雲海が広がり、大雪渓エリアは、高い秋の空が広がる一日を楽しむことができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、満天の星空が広がっています。気温は13℃、寒さはなく、西からやさしく流れる空気を肌で感じながら、夜長を十分楽しむことのできる状況が続きます。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、鳥居尾根付近まで低く垂れ込める曇り空の朝を迎えます。気温は10℃、それほどの寒さはありません。五連休初日ではあるもの、観光センター前駐車場は、いつもの週末とさほど変わらない程度の台数しか車はなく、7時のシャトルバスは33名を乗せて出発します。
曇り空が続く状況も、標高をあげるにしたがって回復し始め、三本滝ゲート付近にやってくると、青空がのぞくようになります。摩利支天や冷泉小屋といった中腹でも、紅葉が始まっている状況が見られるなかを、シャトルバスは大雪渓に到着します。
8時の大雪渓駐車場の気温は10℃。綺麗な青空に筋状の雲が広がる秋の空が出迎えてくれます。しっかりとした日差しに包まれ、アウターを着て歩くと、やや汗ばむほど。雲はゆっくりと南から北へと流れて行きます。そして、山麓には重厚な雲海が広がり、普段はほぼ平坦な雲の表面も、今日はダイナミックな雲のうねりがあって、時間が経過しても、その姿を全く変えない状況が続きます。
正午の大雪渓の気温は14℃。この頃になると、一旦、山麓の雲海が消えるものの、午前中以上の厚い雲海がさらに広がり、目の前の鉢盛山すら飲み込んでしまいます。しかし、大雪渓付近は、午前中以上の冴えた青空が広がって、草紅葉のミヤマクロスゲにしっかりと日が差し込むと、大雪渓一帯は小麦畑のように黄金色に染まりあがる様子が、秋の雰囲気をしっかりと伝えてくれます。
また、大雪渓付近とは裏腹に、雲海の中にある冷泉小屋よりも山麓は、絶えず雲が流れ、大雪渓や山頂方面が、綺麗な青空に包まれている様子など、うかがい知ることのできない濃霧にほぼ終日包まれていました。
今日の大雪渓は、比較的、柔らかめのバーンコンディションでしたが、訪れるスキーヤーも少なく、暑くもなく寒くもない穏やかな中をのんびりと昼寝を楽しむことができるほどでした。
そして、紅葉は、中腹の冷泉小屋や荒田沢橋付近でも始まった状況が、はっきりとわかるようになって来ました。ただ、そろそろ見頃を迎える上部エリアの大雪渓・位ヶ原周辺は、先週の状況から考えると、進み方がやや鈍く、見頃といえるまでに、まだ、時間が必要です。
明日も良い天候が続きそうです。紅葉には少し早い時期ではありますが、秋の空を十二分に楽しみたいものですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/19 20:00更新)

【本日、畳平でクマが出没、9名負傷 − クマ・イノシシ・サルにご注意!】
すでに、ラジオなどでも報道されていますが、14時30分ごろ、畳平でクマが出没し、9名の方が襲われて、防災ヘリで病院に搬送されました。その後、クマはバスターミナルに逃げ込み、18時前に地元の猟友会によって射殺されました。クマは体長1メートル30センチほどで、3〜4歳のオスのツキノワグマとのことです。
このため、畳平にいた観光客は、近くの別の建物に移動し、乗鞍スカイラインは15時5分に通行止めとなり、畳平への進入が禁止されました。このため、乗鞍高原からのシャトルバスも、15時便から上り便は運休となり、観光客を下山させる下り便のみの運行となりました。
ノリクラ周辺は、クマだけでなく、イノシシ、そして、サルなども山頂付近まで出没しています。特に、乗鞍スカイラインでは、出没頻度が高く、徒歩・自転車の方は、細心の注意が必要です。
 
 

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@ 2009/09/19 07:55

(朝の速報 −大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓の気温は10℃。綺麗な青空に筋状の綺麗な雲がたなびく新鮮な雰囲気の朝を迎えています。風はなく、ひんやりとした空気に包まれます。山麓には重厚な雲海が広がり、乗鞍高原からは、大雪渓・山頂付近のすがすがしさを、うかがい知ることはできない状況です。県道乗鞍岳線沿道は、全体的に紅葉が始まりだした様子が、シャトルバスの車窓から、はっきりとわかるようになって来ました。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/19 08:30更新)

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■2009年9月13日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 ) 

 

 

 

@ 2009/09/13 10:10
森林限界から濃霧に見舞われる
(位ヶ原山荘)
A 2009/09/13 11:55
めまぐるしく流れる雲間に一瞬の青空
(雪渓上部)

B 2009/09/13 13:10
気温4℃、晩秋のような冷たい一日
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

C 2009/09/13 16:05
紅葉が少しずつ進む
(位ヶ原 − 県道乗鞍岳線11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は、山麓の晴天とは裏腹に、終始、激しく流れる雲に包まれ、晩秋の頃のような冷たい一日となりました。
6時の乗鞍高原は、雲が激しく流れるものの、綺麗な青空が広がり始めた朝を迎えます。気温は12℃、ひんやりとした雰囲気に包まれ、昨日の暴風雨の雰囲気を残した強弱を繰り返す風が吹き抜けます。北から南へ激しく流れる雲が、絶えず山頂付近を包み、上部の様子をうかがい知ることはできないものの、かなりの冷え込みがあって、畳平の最低気温はマイナス1℃を記録しました。
観光センター前駐車場には50台ほどの車があり、昨日の人気のない状態から、普段どおりの週末の様相を見せ、7時30分ごろになると、しっかりとした日差しが差し込むようになります。今日は日差しが差し込んでも、一向に気温は上がらず、8時の時点でも12℃と、早朝と変わらない状態です。
ひんやりとした空気に包まれた乗鞍高原から、長袖のサイクルジャージでヒルクライムに出発しても、汗ばむ感覚どころか、寒ささえ感じる状況。休暇村から先のカラマツの大木が、激しく揺さぶられるほどの風が、さらに寒さを強調します。
そして、三本滝ゲートを通過すると、路面には草木が散乱し、途中では倒木が片付けられた跡も残っていて、昨晩の暴風雨の影響を物語っています。北または西から吹き付ける風がさらに強くなり、向かい風の中のヒルクライムは、ペダルを回す脚にいつも以上の負担を感じます。
10時の位ヶ原山荘の気温は7℃。この付近から周囲は上から下へと激しく流れる濃霧に包まれ、寒さが一層ひどくなり、アウターを着込んで大雪渓を目指します。視界はひどいところで、50メートルほどしかない状態となり、煽られる風にバランスを崩さないように進んで行かなければならないほどです。
正午の大雪渓の気温は4℃。全く視界の効かない状況が続きますが、正午前から激しく西から流れる雲に、青空が広がり、天候が回復し始めます。赤く染まったチングルマの綿毛に、無数の霧の粒がまとわり付き、そこに差し込んだ太陽の光が、きらきらと輝く様子は、またとない絶好のシャッターチャンスといえるでしょう。
ただ、この青空も一時間もしないうちに再び濃霧に覆われ、気温もほとんど変化しないまま、晩秋のような冷たい一日が続きました。
大雪渓・位ヶ原周辺の紅葉は、この冷え込みで、昨日よりも若干進んだように感じ、色づきが始まったウラジロナナカマドなどがスポット的に見られるものの、全体として紅葉が始まったといえる状況ではありません。ただ、全体的に葉の色合いがうすくなって来ていますので、色づきの始まりが近づいて来ている事は間違いありません。
秋を通り越して、冬すら感じさせるほどの冷たい状況に、寒さに体が付いていかない一日となりました。これからは、少しずつ進みつつある紅葉の推移に目を離せないシーズンとなります。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/13 19:05更新)
 
 

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@ 2009/09/13 06:35

(朝の速報 −観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の乗鞍高原の気温は12℃。先ほどまで昨晩の小雨が残り、昨日の暴風雨の感覚の怪しげな風が吹きぬけています。ただそれも次第におさまりを見せてきて、7時ごろにはしっかりとした朝日が差し込む状態となってきました。天候は次第に回復し、徐々に青空が多くなってきました。上空は雲が激しく北から南へ流れ、ひんやりとした雰囲気が残っています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/13 07:25更新)

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■2009年9月12日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 ) 

 

 

@ 2009/09/12 08:55
気温7℃、雨と濃霧が続きます
(大雪渓 − 登山道入口)
A 2009/09/12 11:15
冷たい雨に打たれ、ヒルクライマーも急遽シャトルバスで下山
(大雪渓入口 − ※通常は輪行バックが必要です)

B 2009/09/12 13:40
午後からは台風のような暴風雨
(肩の小屋)

C 2009/09/12 15:15
夕方になって視界が開けるものの、風雨は終日続く
(大雪渓入口)

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 ▼ 今日は、ほぼ、終日に渡って雨に見舞われ、午後からは暴風雨の様相の天候に加え、冷たさが濡れたウェアからジンジンと伝わる耐え難い一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、東の空から雲の中にぼんやりと月の浮かぶ夜空が広がります。それでもノリクラの稜線ははっきりとしていて、さほど天候が悪い状況ではありません。気温は13℃。寒さなどは感じない夜が続きます。
そして、4時ごろから降り始めた雨が、まとまった雨脚の朝を迎えます。6時の気温は12℃。この天候ですので、観光センター前駐車場は数えるほどの車しかやって来ていません。がらんとした駐車場に、やってくるのはシャトルバスだけ。7時便は誰も乗車せずに発車します。
シャトルバスが大雪渓に到着した8時ごろになると、雨はさらに強くなり、シャトルバスから下車した瞬間、思わず身をかがめるほど。気温は7℃とこの時期としては低く、フリースなど厚手のものを着込まないと、芯から冷えてくる状況に、冷たく降り続く雨に打たれて、寒さは気温以上に感じます。
雨脚と霧の動きは、周期的に繰り返し、時間とともに風がさらに強くなってきます。この状況の中、県境まで完走したヒルクライマーも、ブレーキを握れなくなるほど、冷たさで手が悴み、急遽、シャトルバスで下山される様子もありました。
お昼前に、一旦雨が止んで、山麓まで視界が開ける天候も、午後になるとさらにひどい状況となります。正午の大雪渓の気温は6℃。西からの風と雨が強さを増し、前を向いて歩くことができず、背中を丸め風雨を避けながら歩き、突風の向かい風に、押し戻されるほどのひどい状況となってきます。
肩の小屋周辺は、まるで台風が接近しているかのように暴風雨が荒れ狂い、小屋の中でも、外部からの風で、壁からつるされたみやげ物や額縁などが、揺れている状況。もちろん、山頂方面は濃霧で全くその姿を見ることはできません。
この一週間は、天候が良かったものの、低めの気温が続いたこともあって、本来なら、今週あたりでほとんどなくなってしまう状況だった雪渓上部右側は、かなり残っていて、雪渓上部左側でも、モーグルコースが、ほぼ、先週と同じ形状で残っていました。ただ、紅葉は、先週とほぼ同じく、部分的に色づいているだけで、進展している状況ではありません。
夕方になって、視界は回復するものの、風雨は変わらず、速報を書く現時点の乗鞍高原は、先ほどからひどく荒れ狂っています。ただ、明日は天候が回復する予報が出ていますので、期待したいところです。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/12 18:05更新)
 
 

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@ 2009/09/12 07:45
強雨
(朝の速報 −大雪渓駐車場)

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 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓の気温は7℃。冷たい雨が強い降り方を見せています。雨は夜明け前から降り始めましたが、この天候のため、大雪渓に訪れる人は誰もなく、観光センター前駐車場も数えるほどしか車はやってきていません。雨に加えて霧もひどくなってきて、天候は悪化傾向を示しています。先ほどから風も強くなり、周囲は夕方のように暗く、これ以上、天候が悪化する場合は、今日の取材を早々に切り上げなければならないほどです。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/12 08:15更新)

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■2009年9月6日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 ) 
 

 

 

@ 2009/09/06 11:30
午前中は曇り空、気温15℃、ちょっと一休み
(位ヶ原山荘)
A 2009/09/06 12:10
部分的な紅葉が始まる
(位ヶ原 − 県道乗鞍岳線 9号カーブ付近)

B 2009/09/06 14:15
午後から綺麗に晴れ上がります
(雪渓上部左側)

C 2009/09/06 14:20
強い日差しが気持ちのよい一日を締めくります
(雪渓上部左側)

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 ▼ 午前中は曇り空が広がり、はっきりしない天候でしたが、午後になってようやく青空が広がり始め、昨日同様、ひんやりとした空気に包まれた、まずまずの一日を送ることができました。
早朝6時の乗鞍高原の気温は14℃。うっすらと青空がのぞくものの、山麓の山肌まですっぽりと包んでしまう曇り空が広がります。観光センター前駐車場には70台ほどの車がお越しになっていますが、ひっそりとした静かな雰囲気の朝を迎えています。7時ごろに一旦雲が厚くなるものの、次第に青空が広がるようになり、8時ごろには、ノリクラの稜線が姿をあらわすようになります。それでも、剣ヶ峰や富士見岳などには、絶えず雲が流れて、その姿が見え隠れしている状況。時間の経過とともに、観光センター前駐車場のあちこちで、出発の準備を始める方の姿を見かけるようになりますが、8時便が2台、9時・10時便は3台と、昨日同様、シャトルバスの混雑はありません。ひんやりとした空気が流れる中、観光センター前駐車場を行き来する方々も、半袖の方と長袖の方が半々程度見られる状況です。また、ヒルクライムに出発する方も、長袖のサイクルジャージの方の姿が、これまでよりもやや多く見受けられます。
観光センター前駐車場からヒルクライムに出発した8時頃の気温は12℃、長袖のサイクルジャージでも、走り出すと肌に当たる風が冷たく感じる状況。汗というものを全く感じない状況をさらに登って行くと、9時ごろになって日差しが差し込み、蒸し暑さを感じるようになります。ただ、これも一時的で、9時30分ごろには、再び曇り空となり、早朝よりも雲に厚さを感じます。
10時の位ヶ原山荘の気温は15℃。山頂付近には雲が垂れ込め、屋根板より上部の様子は確認できません。全く汗をかかない状況でのヒルクライムだったこともあって、低い気温にもかかわらず、自転車から降りても、冷え込む感覚が余りありません。そんな位ヶ原山荘には、今日もヒルクライムの道中に立ち寄る方の姿があり、のんびりとした時間の流れを楽しんでいらっしゃいました。
昨日の速報でもお伝えしたように、ダケカンバなどを中心に部分的な紅葉が始まり、秋の気配を感じさせるものです。ただ、本格的なものではなく、紅葉シーズンが始まったとはいえる状況ではありません。
正午の位ヶ原の気温は15℃。曇り空が続き、鉢盛山や経ヶ岳など、比較的、近距離の山並みは確認できるものの、遠景の山並みはその姿を隠し、剣ヶ峰などノリクラの山々は絶えず、南から北へ流れる雲で姿を隠しています。
大雪渓は、比較的、緩斜面の雪渓上部右側の雪解けがすすみ、急斜面の雪渓上部左側しか滑走できません。比較的、柔らかめのバーン状況ですが、斜度があることから、ソフトブーツでは、雪渓を登ることが困難なため、ボードでの滑走は困難な状況となっています。
午前中の曇り空も14時ごろには綺麗に晴れ上がり、山麓の乗鞍高原はもとより、松本平まではっきりと望むことができるようになり、しっかりとした太陽が差し込むようになって、今日一日が終わって行きます。
比較的、訪れる方の少ない静かなノリクラを今日も楽しむことができました。また、木々の葉の色合いが少しずつ変化をはじめる様子も感じられ、そんな所からも季節の移ろいを身近にできた一日でもありました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/06 19:15更新)
 
 

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@ 2009/09/06 06:10

(朝の速報 −観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の乗鞍高原の気温は14℃。朝日が差し始めましたが、上空は雲に包まれています。それでも、少しずつ青空がちらほらとのぞき始めていて、天候は回復傾向を見せています。風は全くなく、寒くもなく暑くもない状況で、観光センター前駐車場は、昨日と同様、静かな朝を迎えています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/06 06:45更新)

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■2009年9月5日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 ) 

 

 

@ 2009/09/05 12:25
青空と雲のコンビネーションが美しい
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓前)
A 2009/09/05 14:25
強い日差しにバーンは緩む
(雪渓上部左側 − モーグルバーン)

B 2009/09/05 14:45
午後もモクモクとした夏の雲と澄んだ秋の空が続きます
(雪渓上部左側 − モーグルバーン)

C 2009/09/05 15:30
一日良い天気の中を過ごすことができました
(雪渓上部左側)

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 ▼ 夏休みが終わり、9月最初の週末を迎えた今日は、秋の青空と夏の雲が同居した、気持ちのよい一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨が止んで、周囲は全体的に薄くモヤがかかる夜を迎えています。気温は16℃、暑くもなく、寒くもない気候で、温感を感じさせない状況といっても良いかもしれません。上空は明るい月が雲間から滲み始めたかと思うと、次第に雲が抜け始め、先ほどまでの幻想的な夜景を演出していたモヤも取れてきて、静かにささやく秋の虫たちの演奏に、耳を傾けながら夜長を楽しむことができます。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の朝を迎えます。6時ごろになってようやく朝日が差し込み始め、先月までとはまるで異なって、ひんやりとした空気に包まれています。気温は12℃。半袖では、やや、寒さを感じる状況です。これほどのよい天候にもかかわらず、夏休みの終わった9月初めとあって、観光センター駐車場にお越しになった車は40台ほどしかありません。そのため、シャトルバスに乗車しようと準備を始める方々の姿は少なく、7時の便には27名の方が乗車して、観光センターを後にします。いつもなら、シャトルバスの車内は、やや、蒸し暑さを感じさせますが、今日は、そんな雰囲気は全くありません。そして、シャトルバスの車窓には、シラカバやダケカンバの葉が、点々と黄色く変化している様子が、山麓の乗鞍高原から見られる状態で、紅葉シーズンに突入するのも、まもなくではないかと思ってしまうほどです。ただ、昨年も同じような傾向が見られましたので、今年が特に早いということではなさそうです。位ヶ原山荘を過ぎた森林限界では、南アルプスなどの遠景の山々がはっきりと見られる状況が続き、大雪渓に到着します。
8時の大雪渓の気温は12℃。雲ひとつない快晴に包まれます。空気そのものは、ひんやりとした冷たい感覚があるものの、日差しの強さに打ち消されていて、寒さは全く感じません。しかし、この快晴も、8時30分ごろから、東の空に雲が湧き始め、山頂付近が包まれてしまいます。その雲の動き方は、まるで夏山そのもの。それでも、空の青さは一向に変わらず、澄んだ空気に包まれます。
今日のシャトルバスは、9時便が3台運行されたほかは、1〜2台程度の運行で、肩の小屋口バス停のある大雪渓入口付近は、山頂登山に訪れる方が、下車したとき以外は、本当に静かな状況。また、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会が先週終了しましたが、今日は天候が良かったこともあって、大雪渓前を通過するヒルクライマーの姿が絶えない状況が続きました。また、そんな静かな状況の中でも、ハイマツ林では、マツボックリをむし取るホシガラスが、忙しそうに上空を旋回する様子が見られ、秋の一日を演出していました。
お昼前には、山麓から激しく雲が湧きあがることがあるものの、それも一時的で、絶えず、澄んだ青空とモクモクとした雲が上空を流れてゆきます。正午の大雪渓の気温は18℃。強い日差しを受けて、肌がジリジリする感覚があるものの、風に吹かれていることの心地よさが先に立つ状況に身をおいていることを、思い起こさせてくれます。
今日のモーグルバーンは、訪れる方も少なく、午前中はさほどでもなかったコブの深さも、午後になると、バーンが緩み、やや深めの状況となります。
そして、14時を回る頃になると、モーグルバーンの日差しがなくなり始め、15時ごろには完全に影となってしまいます。日が傾くのが、徐々に早くなってくる状況がはっきりとわかります。16時ごろには、山麓から激しく雲が湧きあがり、大雪渓や山頂付近は、すっぽりと包まれてしまいますが、今日は一日を通して、秋の澄んだ青空と、夏の力強い雲に支配された一日を楽しませてくれました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/09/05 18:45更新)
 
 

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@ 2009/09/05 07:45
快晴
(朝の速報 −大雪渓駐車場)

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 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓の気温は12℃。ご覧の通り、雲ひとつない快晴です。空気の感覚は、完全に秋を思わせるものですが、強い日差しのほうが、やや、勝っていて、肌がジリジリと焼き付けられる感覚が先ほどから感じられます。風はほとんどなく、穏やかな朝です。県道乗鞍岳線沿道の木々も、部分的に赤や黄色に変化しているところが、はっきりとわかるようになり、少しずつ、紅葉シーズンへと向かっている様子が感じ取られます。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/09/05 08:30更新)

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