【速報バックナンバー 2010年7月分】

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◎ 7月

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■2010年7月31日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.12(今週末掲載予定))

 

 

@ 2010/07/31 10:00
小雨は収まるものの、濃霧は続く
(大雪渓〜肩の小屋登山道 − 雪渓下部)
A 2010/07/31 11:10
大雪渓エリアの濃霧は次第に収まる
(雪渓中段)

B 2010/07/31 13:45
雪渓上部のモーグルコースが本稼動
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

C 2010/07/25 14:05
今日は終日はっきりしない天候の一日でした
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月最後の今日、梅雨明け後から良い天気ばかり続いていた週末でしたが、今日ははっきりしない天候のまま一日が終わって行きました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は18℃。先ほどまでかかっていた雲が抜けて、上空には星空が広がっています。それでもまだ抜けきっていない雲が西の空に残っていて、ノリクラの峰々は確認できません。そして、北から弱く抜けて行く空気に少しばかりひんやりとした感覚を覚え、日中の暑さから開放されます。
一夜明けた乗鞍高原は曇り空。5時の気温は18℃、夜明け前に降った雨で路面が少し濡れていて、いささかどんよりとした雰囲気の空ではあるものの、所々に青空があって、天候の回復を期待した所。観光センター前駐車場にはこの時点で70台ほどの車がお越しになり、いつものように出発の準備の光景があります。6時10分発のシャトルバス始発便は2台が運行され、大雪渓に向けて出発します。
天候は全く変化を見せません。それでも車窓を良く見ていると、かもしかゲレンデのヤナギラン、沿道にはホタルブクロなど、夏の高山植物が咲き始めている様子が見られます。そして、冷泉小屋付近からは濃霧が立ち込めるようになり、大雪渓に到着する頃には100メートル先が見えない状況となります。
シャトルバスが到着した7時の大雪渓駐車場の気温は12℃。濃霧は次第にひどくなり、すぐ目の前にあるはずの雪渓下部の状況すら確認できないほど。さらに7時30分ごろから小雨が降り始め、あわてて合羽を着込む姿も見られました。
ただ、この小雨も一時的で、8時を回る頃になると、次第におさまりを見せます。しかし、濃霧のほうは相変わらず変化はありません。
日差しがなく、動いていても全く汗をかかない快適な状況ですが、エア台の練習をしようとするモーグラーの方々は、エア台の作成そのものはさほど問題はないものの、着地地点のバーンコンディションが硬く、雪面を柔らかくしようとスコップ作業に励む様子が続きました。
この濃霧も10時30分ごろになると次第に抜け始め、その後、周期的に山頂から流れ込む濃霧で視界が妨げられるときがあるものの、天候は回復傾向となって行きます。
正午の大雪渓の気温は14℃、午後になると青空がのぞくようになるもののそれも一時的で、視界も位ヶ原止まりで、それより山麓は雲に包まれています。
これまで雪渓下部に作成されていたモーグルコースは、先週から雪渓上部左側に作成され、徐々に雪渓上部左側に移動されるスキーヤーの数も増えて行きました。
そして、その後も周期的に濃霧が流れ込み、小雨が降るときもありますが、それ以上の天候の悪化はなく、今日一日が終わって行きました。

畳平のお花畑は、ハクサンイチゲがほぼ完全に終了し、ヨツバシオガマがその勢いを増しています。また、ミヤマクロユリやミヤマキンポウゲなども先週に引き続き見頃を迎えています。そして、今日のシャトルバスは始発便・7時便が2台、8時便が3台、9時便が4台運行され、この天候の割にはまずまずの人出となりました。

明日もはっきりしない天気予報が出ていますので、とりあえず雨対策をされたうえでお越しになったほうが良いでしょう。
今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.12 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/31 18:35更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

  

 

@ 2010/07/31 07:00
濃霧・小雨
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の大雪渓駐車場の気温は12℃。冷泉小屋付近から霧が立ち込め始め、大雪渓付近はご覧のように濃霧に包まれています。風はほとんどありませんが、少し肌寒さを覚える感覚があります。雲行きに変化はなく、先ほどから小雨が降ってきました。視界が悪いため雪渓の状況がはっきりしませんが、車道沿いの雪渓下部にはまだ積雪はあります。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/31 07:30更新)

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■2010年7月25日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.11

 

 

@ 2010/07/25 11:10
透明感溢れる青空
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原)
A 2010/07/25 10:00
今日はヒルクライム日和
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下4号カーブ)

B 2010/07/25 13:05
午後には夏の雲が湧きあがる
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2010/07/25 13:30
夏のノリクラのヒトコマになる
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 一時的に夕立に見舞われたものの、昨日と同様、「梅雨明け十日」の申し分ない天候の一日が続きました。
早朝6時の乗鞍高原は筋状の雲がたなびく青空が広がります。気温は18℃、ほとんど風を感じさせませんが、すがすがしい朝を迎えています。
観光センター前駐車場には80台ほどの車がやっていていますが、まだ、空きスペースもあって、さほどの混雑はありません。それでも6時10分発のシャトルバス始発便は2台が運行され、朝一番で山頂登山に出向く方が多くなってきた様子が見られます。
その後、日差しは強くなってきますが、肌をジリジリと焦がすような感覚はなく、また、筋状の雲が上空に多くなってくるとまるで秋を思わせる雰囲気となってきます。
今日はヒルクライムに出かけましたが、日差しに絶えず照らされていても暑さはほとんど感じず、汗もほとばしるような状態ではありません。9時30分ごろになると筋状の高い雲に混じって夏の雲が湧き始めます。10時の位ヶ原山荘の気温は18℃。絶えず西から涼しい風が吹きぬけ、日陰でじーっとしていると冷え込んでくる感覚があり、日なたに出ると暑さよりも暖かさを感じるといった方がニュアンスがマッチするような状況です。そして、今日もヒルクライマーが位ヶ原山荘の前を行き来する様子が見られます。
県道乗鞍岳線は昨日の激しい夕立で部分的に土砂が流れ出し、摩利支天バス停付近から冷泉小屋までの区間では所々に小石や木片が散乱していて、ヒルクライムの帰りは十分注意が必要な状況でした。また、位ヶ原山荘なら見る富士見沢の残雪には幾筋もの土砂の流れがあって、昨日の夕立は位ヶ原山荘付近では霰(あられ)交じりのひどい状況だったとのことでした。
お昼近くになると、夏の入道雲は少なくなり、透明感溢れる青空がノリクラ全体を覆います。そんな絶景が広がる位ヶ原はまさ別天地。すがすがしい空気に身を置きながら、ビビッドな青空とハイマツの緑のコンビネーションがこのノリクラでないと味わえないシチュエーションともいえます。そして、穂高などの山並みがいつも以上に近くに感じられ、そんな中をゆっくりと風景を楽しみながら進んで行くヒルクライマーが時折足を止めてカメラを取り出す様子があちこちで見かけられました。
正午の大雪渓の気温は16℃。大雪渓には今日もたくさんのスキーヤー・ボーダーの方がお越しになり、お昼の時間を楽しんでいます。
そして、午後になると、再び夏のモクモクとした雲が浮かぶようになり、大雪渓を自由に滑走するスキーヤーやボーダーの様子は夏のノリクラの風物詩であり、タクシーなどでお越しになった観光客は一斉にシャッターを切る様子が見られました。
ただ、この天候も14時近くになると雲が多くなり、15時ごろから次第に雨が降り、16時30分ごろには少しまとまった降り方を見せます。しかし、この天候も17時を回る頃になると再び綺麗な青空が広がり、今日一日が終わって行きました。

激しい夕立を除けば、この週末は本当に「梅雨明け十日」の良い天候となり、こんな日にノリクラデビューが果たせたらきっと通いつめてしまうのではないかと思うほどでした。
今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.11 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/25 17:20更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

  

 

@ 2010/07/25 06:20

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は18℃。ほぼ無風で静かな朝です。上空には筋状の雲がたなびき、少しずつ日差しの強さを感じるようになって来ましたが、まだ、朝のすがすがしさが続いています。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/25 06:45更新)

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■2010年7月24日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.11

 

 

@ 2010/07/24 09:55
風に吹かれる感覚がたまらなく心地よい
(雪渓下部 − モーグルコース)
A 2010/07/24 10:00
午前中は雲ひとつない快晴が広がる
(雪渓下部 − モーグルコース)

B 2010/07/24 13:15
お昼寝 − 空に浮かぶ雲を眺めながら
(雪渓上部右側 − 鉄柱土台)

C 2010/07/24 14:35
霧が急激に立ち込み、その後夕立へ
(畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 早朝から青空が広がり、それだけでも気持ちのよい天候ですが、今日はそれに加えて絶えず吹き抜ける風の心地よさを終日に渡って感じた絶好の一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は満月に近い明るい月が南の空に煌々と輝く夜を迎えています。気温は20℃、北から弱く流れる空気には日中の熱気を少し残したような雰囲気があります。それでも快晴の夜空にはノリクラの稜線がくっきりと浮かび上がり、目が慣れてくると山肌の様子すらうかがえるほどの綺麗な夜が続いて行きます。
そして、一夜明けた乗鞍高原は昨晩と同じく快晴の朝を迎えます。早朝5時の気温は16℃。少しばかりひんやりとした感覚があり、そんな中、次第にノリクラの山肌を茜色に染めながら今日一日が始まります。
観光センター前駐車場にはすでに80台ほどの車がお越しになり、6時10分のシャトルバス始発便を待つ方が6時にすでに70名ほどの列を作るほどの状況。それでも先週の三連休ほどの勢いではありません。
シャトルバス始発便を待つ間はさほど日差しの強さを感じさせなかったものの、バスの車内は少し蒸した感覚があり、6時過ぎとはいえどもさすが真夏となればしっかりとした暑さを伴うようになってきます。そして、シャトルバスの車窓からは沿道にヤマハハコなど夏の高山植物の様子が広がる状況が見られ、また、森林限界を超える位ヶ原山荘あたりから天候の変化を見せることが多いものの、今日は山麓から上部エリアまでシームレスに良い天候が続き、シャトルバスは大雪渓に到着します。
シャトルバスの到着した7時の大雪渓は快晴。気温は14℃で先ほどまで山頂にかかっていた傘雲がなくなり、本当に雲ひとつない青空となりました。北から流れる風には冷たさはなく、その心地よい風の中に身をおいておくことが非常に気持ちの良い感覚にさせられます。そして、今日はほぼ終日に渡ってその感覚に支配された一日となります。
今日のシャトルバスは、始発便・7時便が2台、8時便が4台、9時便が3台と先週の三連休ほどの状況ではなく、ほぼ、通常の週末の賑わいであったように思います。
10時を過ぎると上空には少しずつ雲が多くなるものの、さわやかに吹き抜ける風は変わらず、その後、少し日差しが雲にさえぎられるときがあるものの、それでも冷え込むような状況ではなく、暑さとか寒さといったものを全てこの風がスポイルしてくれるように感じさせてくれます。
そのため、雪渓を滑るスキーヤーも少しばかりのんびりとした感じが見られ、気合を入れて練習をしようというよりも、晴天と吹き抜ける風に心を洗い流すような雰囲気で一日を過ごしているにも感じさせてくれました。
正午の大雪渓の気温は14℃、この頃から上空にはモクモクとした夏の雲が浮かび始めます。ただ、その雲も、上空全体を覆うような激しさはなく、ゆっくりと綿菓子が浮かぶような状態。そんな目線に浮かぶ雲を眺めながらのお昼寝はこれ以上にない至福の時といえるでしょう。

午後からは畳平のお花畑に向いました。今日もたくさんの観光客の方が高山植物のパンフレットを片手に散策をされています。先週の段階で全エリアで満開を見せたハクサンイチゲはピークを過ぎ、それに変わって全エリアでミヤマクロユリが見頃を迎えています。そのほかにもヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲなど数々の高山植物が他のじめる状況が続いています。
この晴天も16時ごろになると、畳平には急激に霧が立ち込め、冷たい空気が流れ込むようになり、ポツリポツリと大粒の雨が降り始めます。ただ、この雨は本当にお湿り程度で、今日はこのまま一日が終わるかと思いましたが、17時過ぎの乗鞍高原ではかなり激しいスコールが1時間近く降り、その後、速報を書く現在は、夕焼けに染まった空を確認することができ、今日も真夏が見せるドラマチックな天候の一日となりました。

明日も晴天から一日が始まる予報が出ています。午後の天候が心配な状況ですので、雨対策はしっかりと整えてお越しください。
今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.11 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/24 19:15更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】
3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

  

 

@ 2010/07/24 07:05
快晴
(朝の速報 − 大雪渓前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の大雪渓前駐車場の気温は14℃。先ほどまで山頂付近にかかっていた傘雲が抜けて、雲ひとつない快晴の朝を迎えています。北から絶えずそよ風が吹きぬけ、「風に吹かれる」という感覚がなんともいえない心地よさを与えてくれます。早朝からビビッドな青空が続き、山麓の観光センターも先週の三連休ほどではないものの、まずまずの人出が見られます。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/24 07:55更新)

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■2010年7月18日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.10

 

 

@ 2010/07/18 06:00
シャトルバス − 始発便から長蛇の列
(観光センター前)
A 2010/07/18 10:40
紺碧の青空の下、ヒルクライマーの姿が絶えません
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

B 2010/07/18 14:15
雲が広がるものの、午後になっても安定した天候
(雪渓上部)

C 2010/07/18 14:35
湧きあがる雲が変幻自在に絵筆をふるう真夏の一日でした
(雪渓下部 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休中日の今日。終日に渡って良い天候が続き、多くの人で賑わいを見せたリクラは、本格的な夏のシーズンが到来した一日となりました。
乗鞍高原は早朝から雲ひとつない天候から始まります。6時の気温は14℃。いつもなら静かな朝を迎えるところですが、今朝の観光センター前駐車場は5時前からシャトルバスに乗車しようとされる方々が準備をされる様子があちこちで見られ、今シーズン一番の賑やかな一日が始まることを簡単に想像できる状態となっています。
そして、6時10分のシャトルバス始発便が観光センター前バス停に到着する前から長蛇の列ができていて、観光センター前駐車場は6時の時点ですでに満車状態。シャトルバスは6時10分便・7時便は2台が運行され、8時便・9時便に至っては7台が運行され、乗車できずに次の便に案内される方には整理券が配布されるほどの混雑ぶりとなりました。
今日は8時過ぎからヒルクライムに出発しました。8時の乗鞍高原の気温は20℃。雲ひとつない快晴は早朝から一向に変わらず続き、力強い太陽が燦々と降り注ぐ状況ではありますが、汗が噴き出すほどの状況ではなく、木陰の中をペダルを回して進んで行くと、ひんやりとした空気の流れに心地よさを感じさせてくれます。
もちろんこの天候ですから、乗鞍高原から畳平への県道乗鞍岳線は多くのヒルクライマーが訪れていて、位ヶ原山荘にはペダルの足を止めて一休みされる方などが立ち寄って、残雪の残る山肌と真っ青な空との対比を楽しみながらゆっくりとされるヒルクライマーが時の立つのを忘れて過ごす様子も見られました。
11時の位ヶ原山荘の気温は18℃。ペダルの足を止めても冷え込むことはなく、やはり季節が夏にシフトした様子がこんな所からも感じられます。そして、絶えず強い日差しが降り注ぐと必ず湧き上がる雲がこの時間帯から見え隠れするようになり、正午ごろにかけて一時的に雲の支配が強くなってきます。それでも急激に冷え込む様子や完全に暑い雲に覆われることはなく、それ以上の天候の悪化はありません。
そして、正午の大雪渓の気温は18℃。今日の大雪渓は多くのスキーヤー・ボーダーの方々お越しになり、車道の正面にある雪渓下部のモーグルコースでは50名以上の方があり、コースを滑ったり、コース脇を登る方々の姿がお昼休みの時間帯になっても絶えることがありません。
午後になると、湧き上がる雲が抜け、再び綺麗な青空が広がるようになります。ほとんど無風の状態が続きますが、カラッとしていることもあって、さほどの蒸し暑さを感じさせず、夏本番を迎えた大雪渓ではいつまでも滑り続けるスキーヤーの姿をダイレクトに差し込む斜光がその姿をビビッドに照らし続けて今日一日が終わって行きました。

午後のシャトルバスもかなりの混雑をみせ、15時便は8台が運行される状況で、今日は1753名の方がシャトルバスに乗車され、お盆のシーズンに匹敵する人出となりました。
明日は連休最終日、ほぼ終日に渡って晴マークの続く天気予報が出ています。そのため、今日と同様、かなりの賑わいを見せることが予測され、シャトルバスの混雑も考えられます。また、夏山特有の天候の急変などにも考慮してお越しください。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.10 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/18 18:45更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

  

 

@ 2010/07/18 06:15
快晴 − すでに満車
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は16℃。ノリクラの稜線が真っ青な快晴の空に浮かんでいます。観光センター前駐車場は早朝からシャトルバスに乗車しようとされる方々が準備をする姿があり、久しぶりに賑わいを見せていて、6時過ぎには満車状態になっています。そして、シャトルバス始発便も発車を待つ方々の長蛇の列を見せました。強い日差しに朝のすがすがしさから次第にジリジリと肌に突き刺さる感覚を覚え、今日も暑い一日となりそうです。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/18 07:15更新)

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■2010年7月17日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.10

 

 

@ 2010/07/17 08:55
久しぶりの青空
(大雪渓前)
A 2010/07/17 11:05
うだるような暑さ − 適度な柔らかさのバーンを果敢に攻める
(雪渓下部 − モーグルコース)

B 2010/07/17 12:55
午後は雲が低く垂れ込め、時折小雨に見舞われる
(雪渓上部右側上端)

C 2010/07/17 15:00
夕方になって強い斜光が戻ってくる
(雪渓下部)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休の初日、今日の連休を待っていたかのように、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州北部の各地で一斉に梅雨明けが発表され、真夏を思わせる一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雲間に青空が広がる天候。気温は18℃。風はほとんどなくやや生暖かを感じるような雰囲気の中、上空には周期的に閃光が瞬きます。それでも雷鳴はなく、天候の悪化は感じさせる状況ではありません。
そして、一夜明けた6時の乗鞍高原は鰯雲が青空に広がる朝を迎えます。気温は14℃、ひんやりとした感覚はなく、静かに流れる空気に涼しさを感じる状況です。
観光センター前駐車場は40台ほどの車がお越しになっていますが、まだまだ飽きスペースの多く、三連休初日ですが、いつもの週末よりやや多い程度にとどまっています。
この数日間の大雨の影響で、シャトルバスは運休となった日が多かったものの、昨日から正常運行となり、今日からご来光バスも再開され、綺麗な雲海の中からのご来光を望むことができたようです。
そして、6時30分ごろになると、上空を雲が覆うようになり、先ほどまではっきりと青空に浮かんでいたノリクラの峰々はその姿を消し、シャトルバス7時便が出発する頃になると完全に曇り空となってしまいました。そんな中をシャトルバスは大雪渓に向けて出発します。
シャトルバスの車窓も曇り空が続きますが、森林限界の位ヶ原山荘を過ぎた頃に青空が広がり始め、ロケーションが開ける位ヶ原からは穂高の山並みが雲間にのぞき、南アルプスが雲海の上に鎮座し、青空にバッチリのコントラストの広がる光景のもと、大雪渓に到着します。
8時の大雪渓の気温は15℃。シャトルバスを下車したスキーヤーはノリクラの峰々がくっきりと青空に浮かぶ様子を久しぶりに眺めることができ、スキーの準備を始める前に、携帯電話を取り出して、その風景を一生懸命切り取ろうとします。
この時間帯はまだジリジリとした感覚はないものの、強い日差しがまぶしく降り注ぎ、9時を回る頃になるとすでに山麓からもくもくと雲が湧きあがるようになります。そして、大雪渓前はヒルクライマーの方々が畳平方面に目指してペダルをまわして行く様子が絶えず続き、いよいよ夏のノリクラが本格的に始まろうとしています。
今日の大雪渓はモーグラーの方々よりも、ポールをセットして滑走されるグループの方々が多く、雪渓下部よりも雪渓中段や雪渓上部の賑わいが目立つ状況でした。
強い日差しは雪渓の上に立っていてもかなりの汗ばむ状況となり、バーンを登るスキーヤーもその足取りがかなり辛そうな様子が見られます。ただ、強い日差しは山麓から湧き上がる雲を発生させ、その雲が太陽をさえぎると雪渓に冷やされた空気が支配するようになり、いつもなら濃霧に閉口させられるものの、今日ばかりは「恵みの霧」といったほどクールダウンさせてくれます。
そして、山麓から湧き上がる雲に加えて、稜線を越えて大雪渓に流れ込む雲も多くなり、上空の青空はかなり少なくなり、天候がやや怪しい状況を見せ始めます。
正午の大雪渓の気温は15℃。この頃になると、山麓から湧き上がる雲がなくなり、乗鞍高原や松本平に燦々と強い太陽光線が差し込んでいる状況が確認でき、山麓はかなりの暑い天候になっていることが推測できます。そして、稜線を越えて大雪渓に流れ込む雲が目線近くで低く垂れ込むようになった頃、パラパラと雨が降り始めます。ただ、この雨も一時的で、その後も数回雨に見舞われますが、夕方近くになって力強い斜光が戻ってきて、今日一日が終わって行きます。

今日のシャトルバスは8時便が2台、9時便が3台で、その後は2台前後の運行でした。明日は連休中日でさらに梅雨明けが発表されたこともあって、かなりの賑わいを見せることが予測され、シャトルバスの混雑も考えられます。そして、強い日差しに伴い、夏山特有の雷雨に見舞われることも予測されますので、それなりの対策を持ってお越しください。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.10 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/17 18:30更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

  

 

@ 2010/07/17 07:45
快晴
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は15℃。久しぶりに見る真っ青な快晴が広がっています。風はほとんどなく、強い日差しがダイレクトに差し込む天候です。現段階ではそれほどではありませんが、ジリジリとした日差しが肌に突き刺さる感覚を少しずつ感じるようになって来ました。そして、山麓には見事な雲海が広がり、日差しに照らされて雲が湧きあがってきて、真夏を思わせるような朝が始まりました。観光センター前駐車場はまだそれほどの人出ではありませんが、三連休は多くの方がお越しになることと思われます。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/17 08:35更新)

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■2010年7月11日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.9

 

 

@ 2010/07/11 10:20
雨は止んで午前中はほぼ曇空
(雪渓下部 − モーグルコース)
A 2010/07/11 10:30
山頂まではっきりとしたクリアな視界
(雪渓下部 − ジュニアレーシング)

B 2010/07/11 11:45
雨が降り始める
(雪渓上部 − 基礎スキーキャンプ)

C 2010/07/11 12:50
午後は強風濃霧と横殴りの雨
(畳平 − お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 午前中は何とか曇り空を保ちましたが、午後になって激しい雨に見舞われる状況となり、今日も梅雨空の一日となりました。
早朝6時の乗鞍高原の天候は曇。気温は16℃と暑くも寒くもない気候です。その雲間に朝日の輪郭が見え隠れし、西の空にはノリクラの稜線を明瞭に確認することができ、天候の悪化をさほど感じない状況です。しかし、午後から雨マークが並ぶ天気予報の影響からか、観光センター前駐車場には30台程度にとどまっていて、シャトルバスに乗車しようと出発の準備の様子もあまりない静かな状況です。
そして、7時前には小雨が降り始め、先ほどまで確認できた太陽の輪郭も完全になくなります。
乗鞍高原を後にして、8時の大雪渓も小雨が続いています。気温は12℃、次第に雨の降り方がしっかりとしてきて、その降り方も強弱を繰り返し、風が舞うようになってきます。ただ、その天候も9時を過ぎる頃になると雨も風も収まり、薄日の差すようになってきます。
天候は持ち直してきたものの、大雪渓に訪れるスキーヤー・ボーダーの方々の出足はやや鈍く、シャトルバスが到着しても肩の小屋口バス停を下車する方はどの便も数名程度。そのため、雪渓下部のモーグルコースも訪れる方は20〜30名程度にとどまる状況です。
しばらく穏やかな天候だったものの、11時ごろになると山頂付近に雲が激しく北から南へ流れ始め、さらにその雲が大雪渓エリアに真下に急降下して視界が奪われるようになってきます。
気温は10〜12℃前後を推移し、昨日とあまり変わらない状態ですが、バーンはやや硬めで、所々で再氷結したアイスバーンの箇所が多く見られるようになって来ました。そんなバーンにしっかりとエッジをグリップさせてスピーディーにターンを繰り返す基礎スキーヤーの様子が見られたかと思うと、そのアイスバーンに足を取られてバランスを崩すこともあって、ゲレンデスキーと同じように操作することはなかなか難しいようです。
正午の大雪渓の気温は10℃。霧が急降下して視界が奪われるようになってしばらくすると雨が降り始め、正午の時刻を待っていたかのようにまとまった降り方となってきました。いつもなら雨が降り始めると霧が抜けて行くものの今日はその様子はなく、次第に風も加わってひどい状況となってきます。
午後からは畳平へ移動しましたが、雨の降り方はさらに強くなり、ビニール合羽を着てお花畑を散策する観光客もその合羽がほとんど役に立たないほど、横殴りの雨に見舞われるときも発生するようになってきます。その後は雨・風・霧はさらにひどくなり、今日はこの悪天候で一日が終わって行きました。
畳平のお花畑はハクサンイチゲが全面に渡って咲き誇り、見頃を迎えています。そのほかの高山植物もちらほら見られるようになり、これからが楽しい時期となってきました。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.9 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/11 17:40更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

 

 

@ 2010/07/11 07:50
小雨
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は12℃。、乗鞍高原では7時前より雨が降り出し、大雪渓エリアも小雨が降り始めています。若干風があるものの、寒さはあまり感じさせません。この天候でも視界は比較的はっきりしていて、鉢盛山付近までなんとか見渡せる状況です。予報よりも早く雨が降り出しましたが、急激な天候の悪化を感じさせるような雰囲気ではありません。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/11 08:30更新)

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■2010年7月10日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.9

 

 

@ 2010/07/10 10:00
濃霧の中、今日もモーグラーでにぎわう
(雪渓下部 − モーグルコース)
A 2010/07/10 11:40
お昼前には綺麗な青空が広がる
(雪渓上部 − 基礎スキーキャンプ)

B 2010/07/10 12:45
午後からどんよりとした曇り空
(雪渓下部 − バックフリップ)

C 2010/07/10 15:05
夕方近くから雨に見舞われる
(大雪渓駐車場 − シャトルバス下り便を待つ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 乗鞍高原は朝から綺麗な青空に包まれましたが、大雪渓エリアは午前中は霧、その後、天候は回復してお昼近くには綺麗な青空が一時的に広がるものの、午後からは再び曇り空となり、15時ごろからは雨に見舞われ、めまぐるしく天候の変化した一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原の気温は15℃。先ほどまで降っていた雨はやんで、上空には所々に星空とちぎれた雲が広がる夜を迎えています。風はなく雨上がりの蒸した感じはありません。
そして、一夜明けた乗鞍高原は綺麗な青空に包まれます。6時の気温は14℃。数日前までの天気予報では週末の天候は芳しくないと予測されていたことも影響し、観光センター前駐車場にお越しになっている車は20台ほどと、週末としては少な目の状況です。それでも6時10分発のシャトルバス始発便は30名以上の方が乗車し、本日より全線開通した県道乗鞍岳線を畳平に向けて出発しました。この全線開通により、運行ダイヤも一時間に一便の通常ダイヤとなりました。
乗鞍高原では綺麗な青空が広がるものの、山頂付近には絶えず雲の帯が横たわり、上部エリアはあまり天候が芳しくない状況が推測されます。そして、7時を迎えた頃になるとしっかりとした日差しが差し込むようになり、天候の心配など皆無なほど。そんな中、7時のシャトルバスは14名の乗客を乗せて出発します。
先週と同様、シャトルバスの車窓には新緑の美しさが広がりますが、それまでの萌黄色は、針葉樹の深い緑と遜色ないほどまで生い茂り、さらに沿線で見られていたナナカマドの花も終りに近づいて行きます。森林限界を超える位ヶ原山荘付近に到達すると残雪がまだ残り、その中ではナナカマドがまだ白い花を残していて、山麓との季節の移り変わりの違いを感じさせてくれます。
大雪渓に到着した8時の気温は10℃。シャトルバスを下車した途端寒さに身が震えるほど。大雪渓入口付近には霧はないものの、大雪渓全体に濃霧がかかり、冷たい空気の流れを感じます。その霧も時間とともに周期的に濃淡を繰り返し、霧が抜けた瞬間、雪渓下部にはエア台やポール、そしてコブのラインがいくつもあることが確認でき、今日もシャトルバスが到着するたびに、たくさんのスキーヤー・ボーダーの方々が降り立ちました。シャトルバスは6時便・7時便は1台運行だったものの、それ以降は2台体制で運行され、まずまずの人出が見られました。
この霧も10時を過ぎる頃になると次第に抜け始め、11時近くになると青い空に夏の雲が湧きあがる様子が見られます。それでも気温は終始10℃前後で、アウターを着ようか、薄着のままで過ごそうか少し迷うような気候が続きます。
正午の大雪渓の気温は10℃。やや風が舞うようになり、山頂付近まではっきりと望むことができた状態から再び北から南へ、稜線をなめるように雲が沸き流れるようになってきます。そして、上空もどんよりとした厚い雲に支配されるようになり、風の冷たさがさらに加わるようになってきます。
今日は終日10℃前後の低めの気温でしたが、バーンはさほど硬さを感じず、多くの方で滑走すればすぐにフラットになる状態。また、大雪渓から肩の小屋への登山道は、まだ、大半が雪の中に閉ざされていて、アイゼンを携行せずに閉口されている登山者もいらっしゃいました。
14時ごろになると、大雪渓エリアにも肩の小屋方面から霧が流れ込むようになり、パラパラと小雨が降り始めます。そして、15時前からまとまった雨脚となり、モーグルコースを滑走するスキーヤーなど、一斉に合羽を着始め、大半の方はこの雨を境に今日のスキーを打ち切る様子が見られました。
そのため、15時9分 肩の小屋口発のシャトルバス下り便は、一斉に下山を開始した方々で乗車できない状況となり、急遽、畳平から増発の車両の対応される様子も見られました。急な天候の変化で、シャトルバス下り便が満席になることもこれからの時期は考えらますので、余裕を持って行動されることをお勧めします。
そして、この天候も下山した乗鞍高原では綺麗に青空が広がり、今日の天候は大雪渓エリアに限定された状況で、天候の読みはなかなか難しいものです。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.9 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/02 18:30更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

 

 

@ 2010/07/10 07:50
濃霧
(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は10℃。、大雪渓エリアはご覧のように濃霧に見舞われています。少し弱い風が吹き、シャトルバスを下車したスキーヤーは長袖のアウターをまず身にまとう所からスキーの準備が始まります。この霧は大雪渓付近より上部だけで、位ヶ原より山麓は綺麗な青空が広がり、乗鞍高原ではしっかりとした日差しが差し込んでいました。
本日より、県道乗鞍岳線は大雪渓駐車場より先の通行止めの措置が解除され、岐阜県境まで全線開通しました。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/10 08:30更新)

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■2010年7月4日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.8

 

 

@ 2010/07/04 09:20
雲間に青空が広がり始める
(かもしかゲレンデ)
A 2010/07/04 11:00
完全にびしょ濡れのヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓手前4号カーブ)

B 2010/07/04 13:50
雨と濃霧が続きます
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2010/07/04 15:30
夕方近くになって天候は回復傾向に
(雪渓上部右側 − 基礎キャンプ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 雨が降ったり止んだり、そして、青空が覗いたかと思ったら再び雨降りに引き戻され、はっきりしない一日でした。
早朝6時の乗鞍高原は16℃、激しい雨降りとなった夜が明けて、上空には所々に青空が覗き、ノリクラ方面も位ヶ原付近までは何とか雲間に見られる朝を迎えます。まだ少しパラパラとした感じはあるものの、天候は回復傾向を見せ始めています。
青空が見え隠れする状況でも、パラパラと降る小雨とも霧雨とも形容しがたい降り方が続き、ヒルクライムに出かけようか判断に少し迷う状況が続きます。
意を決して、霧雨のような降り方の中をヒルクライムに出発します。雨は続くものの、サイクルジャージが濡れてしまうほどの状況ではなく、程よくクールダウンさせてくれるような天候ですが、9時の三本滝レストハウス付近ではまとまった降り方を一旦見せた後は、しっかりとした青空が広がるようになり、ひんやりとした空気の中をヒルクライムが続きます。
この状態も1時間ほどまでで、冷泉小屋を過ぎた辺りから再び小雨。そして、位ヶ原山荘より上部では完全な降り方となり、この付近からは合羽を着ないといけないコンディションとなります。そして、お昼前には合羽から雫が絶えず落ちるほどの状態となってきて、そんなびしょ濡れのヒルクライマーの姿を今日の県道乗鞍岳線では多く見かけました。通常、雨の日はヒルクライムに出発する方は少な目ですが、山麓の乗鞍高原では綺麗な青空が広がる時間帯もあって、その天候から出発を判断したものの、上部エリアでしっかりと雨に降られてしまったというパターンのようです。
正午の大雪渓の気温は10℃。それまで降ったり止んだりを繰り返していた雨がまとまった降り方となります。それでも雪渓下部に作られたエア台やコブラインには今日もたくさんのスキーヤーやボーダーの姿があって、雨の中でも何本も練習を繰り返しています。
この天候も、15時を過ぎる頃になるとようやく雨はやんできて、山麓方面にかかっていた霧が抜けて、しっかりと日差しが降り注ぐ乗鞍高原の様子を見ることができます。その雲や霧が抜け、一瞬虹が大きなアーチを描くと、基礎キャンプに参加されているスキーヤーの方々が一斉にストックで指差し、悪天候の中を一生懸命練習したご褒美のようにその美しさに練習の手を止めて眺めていました。
ただ、その後もしっかりと天候の回復は見られず、降ったり止んだりを繰り返し、不安定な状況のまま一日が終わりました。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.8 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/04 18:45更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

 

 

@ 2010/07/04 06:25
曇 − 雲間に青空
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は16℃。昨日から降り続いた雨が止んで、今は少しパラパラとした降り方が残っている程度です。そして、雲間に少し青空がのぞき、天候は回復傾向を見せているようです。風はなく静かな朝です。
県道乗鞍岳線は大雪渓駐車場までしか通行できないため、シャトルバスは肩の小屋口バス停で折返し運転です。また、減便運行されていますのでご注意ください。シャトルバスのダイヤなどは、おしらせ − 県道乗鞍岳線の冬季閉鎖延長について(第2報)(2010/07/01) をご覧下さい。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/04 06:55更新)

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■2010年7月3日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.8

 

 

@ 2010/07/03 07:55
シャトルバスは肩の小屋口折り返し運転
(大雪渓前 − シャトルバス)
A 2010/07/03 10:15
周期的に霧が立ち込める
(雪渓下部 − エア台を作る)

B 2010/07/03 11:45
毎年この時期はノリクラで夏スキーキャンプ!
(雪渓上部右側 −基礎スキーキャンプ)

C 2010/07/03 12:30
午後からは完全に雨
(雪渓下部 − コブライン)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月最初の速報をお届けします。今月から10月末までは、現地に到着した時点の情報をその場でお届けする朝の速報と、一日の様子をまとめてお伝えする夜の速報の、一日二回の更新を予定しております。ただし、状況によって中止させていただく場合がありますので、ご了承下さい。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は先ほどまでの小雨が止んで、星空が広がる夜を迎えています。気温は18℃、暑いとか寒いとか温感を感じさせない雰囲気の柔らかい空気の流れを感じさせます。天候の悪化などは見られない夜が続いています。
そして、夜明け前の4時ごろからポツリポツリと雨が降り始め、5時ごろにはまとまった降り方を見せるようになります。早朝6時の乗鞍高原の気温は16℃。今月からシャトルバスの運行が始まったこともあって、観光センター前駐車場には30台ほどの車がやって来ています。
そして、先ほどの雨は一旦やんで、西の空はうっすらと雲が抜けてきてノリクラの山肌を確認できるまでに回復します。
日差しは全くなく、いつ雨に降られても良いようにアウターを着ていても蒸し暑さは感じません。すでに おしらせ − 県道乗鞍岳線の冬季閉鎖延長について(第2報)(2010/07/01) にてご案内しているように、県道乗鞍岳線は7月9日(金)まで、大雪渓駐車場〜県境間は落石の危険性のため通行止めで、シャトルバスは肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)までの運行となり、運行便数も通常ダイヤより減便されています。
7時のシャトルバスは1台、13名の方を乗せて大雪渓に向けて出発します。沿道の木々はこれまでどおり新緑一色ですが、それまでよく見られたムシカリやムラサキヤシオツツゾなどの春の花が終わりを見せ、ウラジロナナカマドの開花へとバトンタッチしています。そろそろ初夏の雰囲気へと移り変わっているように感じます。
位ヶ原山荘付近を越えると少しずつ雨と霧が立ち込めるようになり、肩の小屋口バス停に到着したシャトルバスから下車すると、やや冷たさを感じる気候に、思わずアウターをザックから取り出して身にまとうスキーヤーの様子があります。
シャトルバスの到着した8時の気温は10℃。周期的に霧が立ち込める状態が続きます。そして、大雪渓にはシャトルバスやマイクロバスに乗り合わせてやってきたスキーヤーの方々が続々と訪れ、天候の芳しくない状態であるにもかかわらず、夏スキーのにぎやかな一日が始まろうとしています。
この天候のためバーンはやや固め、エア台を作るモーグラーの方々もスコップで雪を掘る作業に少しばかり苦労されている状況。それでも、この時期になると所々に発生するアイスバーンはあまり見られず、表面に若干のピッチはあるものの、滑走が困難なほどではありません。
そして、10時を過ぎる頃になると大雪渓エリアは視界が30メートルを切るほどの濃霧となり、風も強弱を繰り返して、天候は次第に悪化傾向を示します。
基礎スキーのキャンプに訪れた方々も、視界のない中ではビデオ撮影もできず、霧の中にエッジング音だけがこだますほどの状況が続きます。
12時の大雪渓の気温は10℃。この頃から小雨が降り始め、それと同時に霧が抜けて剣ヶ峰などノリクラの峰々がはっきりと見えるようになってきます。
先週までは稜線からの滑走が可能だった蚕玉岳〜朝日岳の稜線は雪解けがほぼ完了し、大雪渓上部左側エリアより上は積雪はありません。また、剣ヶ峰〜蚕玉岳の稜線も稜線直下の積雪がなく、滑走できない状態となりました。
午後になると雨粒が大きくなってきて、雨の降り方もしっかりとしたものになってきました。そして、霧も足早に流れ、周期的に視界が奪われる状況が続き、今日は天候の回復は全く見込めない状況のまま一日が終わって行きました。
明日も雨マークばかりが並ぶ天気予報が発表されていて、あまりよいコンディションが期待できない状態です。雨対策をしっかり整えてお越しください。

今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.8 は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/07/03 17:00更新)

【剣ヶ峰山頂付近へ向かわれる方へ】
雪解けに伴い、剣ヶ峰山頂付近は岩が不安定な状況が続いています。登山道から外れて登行されると、落石の危険性があります。そのため、山頂直下での休憩においても登山道から外れないようお願いいたします。

【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について(春〜夏スキー版に更新)】

3月より公開した新コーナー「ノリクラガイドマップ」の内容を春〜夏スキー版に変更いたしました。春〜夏スキー版は「大雪渓・山頂版」と「鶴ヶ池雪渓版」の二種類です。
いずれも、地図上の文字表示にマウスポインタが当たるとポップアップで関連情報へリンクされるようになっております。
今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春〜夏スキーにご活用ください。
なお、従来版は「冬〜春スキー版」と名称変更いたしましたのであわせてご覧ください。
 

 

 

@ 2010/07/03 07:50
7月から朝の速報を始めます − 気温10℃、曇
(朝の速報 − 大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く8時現在の大雪渓駐車場の気温は10℃。やや冷たい風が吹きぬけ、シャトルバスを降りたスキーヤーの方が一斉にアウターを身にまといます。時折、小雨が降る時があるものの、ほぼ止んでいる状態です。
県道乗鞍岳線は大雪渓駐車場までしか通行できないため、シャトルバスは肩の小屋口バス停で折返し運転です。また、減便運行されていますのでご注意ください。シャトルバスのダイヤなどは、おしらせ − 県道乗鞍岳線の冬季閉鎖延長について(第2報)(2010/07/01) をご覧下さい。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2010/07/03 08:30更新)

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