【速報バックナンバー 2014年8月分】

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◎ 8月

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■2014年8月31日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.17
 
※ 9月6日(土)〜7日(日)開催の第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休について、本日速報の最後に掲載しております。
 

@ 2014/08/31 07:00
今日の目標は畳平まで往復3本!
(全日本マウンテンサイクリングに向けて!−観光センター)
A 2014/08/31 10:10
午前中は濃霧のヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原9号カーブ)

B 2014/08/31 13:15
午後から天候回復
(大雪渓上部左側 −モーグルコース)

C 2014/08/31 11:30
ホシガラスの秋は忙しい−冬に備えてハイマツの実を集める
(大雪渓付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は低めの気温が続き、また、午後から天候が回復して、過ごしやすい一日を送ることが出来ました。

早朝5時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温は13℃、涼しいを通り越して寒さを感じる朝で、厚手の長袖でちょうど良い気候です。観光センター前駐車場には昨日の倍近い65台のマイカーがお越しになっていて、いつもの週末並みの状況が見られます。朝一番ではまだ厚い雲がかかっていた山頂方面も、時間の経過と共に雲が抜けて行き、6時ごろには頂上まで確認できる状態となって、雲間に青空が見られるようになります。

岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部濃霧のため、自転車通行止めとなっているものの、シャトルバスは両県とも晴天時のAダイヤでの運行が始発便から始まりました。時間の経過と共にしっかりとした日差しが差し込むようになるものの、気温のほうは一向に上昇せず、7時で14℃、8時でも15℃までしか上がりません。

観光センター前駐車場は、シャトルバスに乗車しようと出発の準備を始める方や、ヒルクライムのために自転車の整備をされる方などの様子が見られます。
そして、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと1週間となり、最後のトレーニングに出発するヒルクライマーの姿があり、今日は親子でお越しになった3人のヒルクライマーにお会いすることができました。「今日のヒルクライムの目標は3本!」とのことでしたが結構ハードな内容かと思います。それでも、2本目はお昼過ぎに完走されたようですから、3本目も無事にクリアできたのではないかと思います。今日はそんな本番バリバリのヒルクライマーが、自転車にエンジンがついているのではないかと思うほどのスピードで駆け上がってゆく様子が幾度となく見られました。

8時過ぎになると、観光センター周辺でもしっかりとした青空が広がるようになって来ました。このまま天候が回復するかと思ったものの、9時の三本滝ゲートでは再び曇り空に戻り、かもしかゲレンデを通過するあたりから、周囲に霧が立ち込める状況となってきました。若干パラパラと雨粒が落ちる様子があるものの、本格的な雨にはならず、周期的に霧が抜けると山頂方面に青空が広がっている様子もあって、どうやら、中腹部分だけ雲にかかっている様子がうかがえます。なお、乗鞍スカイラインの自転車着こう度目は7時45分に解除されました。

そして、位ヶ原山荘付近から周辺が明るくなって、周囲の霧は抜けているものの、山頂方面には雲がかかっていて、はっきりしない天候状態。山麓よりも冷え込んだ空気に包まれていて、今日は昨日以上に冷たさを感じる状況が続きます。

この天候も10時30分位から霧が抜け始めて、山頂方面まではっきり確認できる状況となります。雲行きを富士見沢から見ていると、山麓から湧き上がる雲と山頂方面から吹き降ろす風が富士見沢でせめぎ合い見せ、これより上部に霧が上ってこないように一生懸命抵抗しているかのように見られました。
そして、山麓から湧き上がる雲が抜けると上空には青空と夏雲が広がっていて、冷え込んだ秋のような空気の中であっても、まだ8月であること主張する入道雲を見つけたヒルクライマーは、ペダルを止めてその光景にカメラを向ける様子も見られたほどです。

また、周囲を見回すとハイマツ帯を忙しそうに往来するホシガラスの姿があり、冬に備えてハイマツの実を集める様子が頻繁に確認され、夏雲が残っていても、季節はもう本格的な秋へと進んでいることが実感できます。

正午の大雪渓の気温は12℃。体感的には昨日以上に冷たさを感じ、夏らしい暑さはもう全くありません。そして、雪渓上部左側のモーグルバーンでは、いつものように何人かのモーグラーがお越しになっています。今日は比較的柔らかめのバーンで、いつもなら、日が傾くとバーンが硬くなるものの、今日は最終バスの時刻近くまで滑走する方もいらっしゃったほどでした。

今日の県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で81台といつもの週末並みの状況となりました。シャトルバスは、ご来光バス、始発便、7時便がそれぞれ1台、8時便が2台、9時便が3台でした。それ以外は午後便の一部で2台運行があったものの、ほぼ1台運行でした。また、今日も各地で熊の目撃情報が寄せられましたが、入山規制ありませんでした。

まだ8月だというのに、何もかもが秋らしい雰囲気に包まれた一日で、今日のような過ごしやすい日ばかりだと本当にうれしいものです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.17 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/31 17:20更新)
 

【お知らせ−第29回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
9月6日(土)〜9月7日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  9月5日(金)16時〜 9月7日(日)17時
    ◎ 長野県側 県道乗鞍岳線通行止 (観光センター〜県境) :  9月6日(土)18時 〜9月7日(日)12時30分
       (岐阜県側 乗鞍スカイラインは通行可能です)
    ◎ 長野県側 シャトルバス運休  :  9月7日(日)のご来光便と6時10分の始発便から上り12時便(下り13時05分便)まで運休
       (運行開始は上り13時便(下り14時05分便)から。岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルバスは終日通常運行です)
    ◎ 乗鞍高原周辺の路線バス(乗鞍高原〜新島々・白骨温泉) : 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め期間中は、観光センター以遠(観光センター〜休暇村間)の運行は休止し、観光センター発着となります

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@ 2014/08/31 05:10
曇−乗鞍スカイラインは濃霧自転車通行不可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は13℃。フリースなどの厚手の長袖が必要な気候です。観光センター前駐車場は、昨日の倍近く車がお越しになっていて、週末らしい人出が見込まれます。
ご覧の通りの曇り空が広がり、撮影した5時10分時点では、山頂方面は確認できないものの、その10分後には山頂まで確認できる状況になっています。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部濃霧のため、現時点では自転車通行止の措置が取られています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/31 05:30更新)
 

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■2014年8月30日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.17
 
※ 9月6日(土)〜7日(日)開催の第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休について、本日速報の最後に掲載しております。
 

@ 2014/08/30 06:45
森のクマさんに出会う−登山者・ヒルクライマー熊鈴携行を!
(乗鞍高原 鈴蘭)
A 2014/08/30 11:00
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと1週間...
(最後の追い込みトレーニング − 大雪渓前)

B 2014/08/30 12:25
周期的に濃霧が立ち込める微妙な天気
(大雪渓左側上部)

C 2014/08/30 15:05
天気予報どおり − 15時から雨
(大雪渓・肩の小屋口バス停)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日はぱっとしない天候...その一言に集約された一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨の夜を迎えています。気温は16℃、雨は強弱を繰り返しながら降り、雨が強くなると風が出てきて、雨が収まると再び無風になる状況を繰り返します。15分から30分位の間隔でその周期が続きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、昨晩の雨が収まって曇り空の朝を迎えます。5時の気温は14℃、上空の雲はそれほどどんよりとした感じではなく、位ヶ原の少し当たりまで確認できる状態です。上部エリアでも濃霧はなく曇り空であったことから、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、朝一番から自転車通行可能となっています。また、シャトルバスは両県とも始発便から運行が始まります。

時間と共に上空の雲の隙間に青空が広がり、天候は回復傾向見せています。観光センター前駐車場付近はややひんやりとした空気が流れて、8月だというのに、汗というものが全く発生しない状況です。

今日の観光センター前駐車場は朝6時の段階で35台程度のマイカーがお越しになっています。週末としてはやや少ない状況。本来なら来週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場される選手がたくさん集まっていてもおかしくないところですが、駐車場内で自転車を準備する光景がほとんど見られない状況です。

畳平や大雪渓など上部エリアでは、連日のように熊の目撃情報がありますが、山麓の乗鞍高原でも目撃情報が寄せられています。そして、今日は朝一番の森の中を山野草を食む熊の姿があって、不用意に鉢合わせしないように注意が必要です。乗鞍高原散策や登山・ヒルクライムでは、ぜひとも熊鈴を携行されることをオススメします。

そして、時折、日差しが差してまずまずの天候へと変化します。9時の三本滝ゲートの気温は14℃。ジーっと立っていると、ひんやりとした冷えこんだ空気が流れています。今日もストーブを離せない状態となっています。

三本滝ゲートを後にして大雪渓へ進みます。先週、路面陥没した三本滝ゲート上の 35号カーブ付近では、道路の補修が完了し、大型バスの通行も問題なく出来る状態となりました。また、三本滝ゲート付近までは視界に影響はなかったものの、その先の摩利支天バス停付近から濃霧が立ち込めるようになってきます。

標高が高くなるにつれて、濃霧はさらに濃くなる状況が続きますが、それでも、標高2200メートルの冷泉小屋付近から雲間に青空がのぞく状況が見られるようになって来ました。9時の位ヶ原山荘の気温は12℃。もちろん周囲は濃霧がかかっていますが、位ヶ原山荘から少し上部の沿道からは、これまで登ってきた県道乗鞍岳線の九十九折れが一望できる場所があります。ここを激しく山麓から霧が流れ込んでいます。また、沿道の木々を良く見ると、部分的に紅葉したウラジロナナカマドが今日も見られますが、先週までよりも明らかにその現象が増えていて、本格的な紅葉が少しずつ近づいている様子がうかがえます。

10時の大雪渓の気温は10℃、風や雨は全くなく、常連のスキーヤーがいつものように雪渓上部左側へと登って行きます。周期的に濃霧に見舞われる以外は、特別天候が悪いと感じさせる状況ではありません。

現在、滑走できるバーンは雪渓上部右側と雪渓上部左柄の二箇所です。ただし、雪渓上部右側はバーンが上下に二つに裂かれていて、上半分は滑走できる状況ではなく、下半分の滑走距離70メートルほど。おそらく、次週末には滑走不能となるはずです。また、左側でも雪解けが進んでいて、バーンの右側では、ポールのセッティング2レーンが既存のモーグルバーンの左右にセットされ、かなりの林立状態となっています。おそらく、今後は一番左端のエリアへ移動される方もいらっしゃることと思います。なお、雪渓上部右側で滑走可能な場所は右端部分と左端部分だけで、中央部分は斜度変化が激しくて滑走不適箇所となっていますので、ご注意ください。

正午の大雪渓の気温は12℃。周期的に濃霧がかかる状況以外は変化がない状況。少しパラッと感じるときがあるものの、上空の明るさが感じられて雲間に青空も見える状況。天候がこのままの状態で一日が終わるかと思いましたが、天気予報どおり15時前から雨が降り始めます。

この雨と同時に気温も低くなり、15時の大雪渓は10℃まで低下します。ただ、雨の降り方は三本滝ゲート付近がもっともひどく、まるで夕立のような降り方が周期的に繰り返されました。

今日の県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で52台と少な目。シャトルバスは、9時便が2台のほかは午前中はすべて1台運行でした。また、今日は大雪渓・肩の小屋口バス停付近で熊の目撃情報がありましたが入山規制ありませんでした。

明日も不安定な天候状況が続くようですから、雨対策を施してお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.17 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/30 19:00更新)
 

【お知らせ−第29回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
9月6日(土)〜9月7日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  9月5日(金)16時〜 9月7日(日)17時
    ◎ 長野県側 県道乗鞍岳線通行止 (観光センター〜県境) :  9月6日(土)18時 〜9月7日(日)12時30分
       (岐阜県側 乗鞍スカイラインは通行可能です)
    ◎ 長野県側 シャトルバス運休  :  9月7日(日)のご来光便と6時10分の始発便から上り12時便(下り13時05分便)まで運休
       (運行開始は上り13時便(下り14時05分便)から。岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルバスは終日通常運行です)
    ◎ 乗鞍高原周辺の路線バス(乗鞍高原〜新島々・白骨温泉) : 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め期間中は、観光センター以遠(観光センター〜休暇村間)の運行は休止し、観光センター発着となります

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@ 2014/08/30 05:15
曇−乗鞍スカイラインは自転車通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は14℃。長袖でちょうどよい気候です。天候はご覧の通りの曇りですが、雲はそれほど低くなく、鳥居尾根のダウンヒルコースや位ヶ原より少し下部付近まで確認できます。そのため、昨晩の雨は収まって、観光センター前駐車場のアスファルトも乾き始めています。人出は週末としては少なめです。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部曇で、風や霧の問題もないことから、今日は早朝から自転車の通行も可能です。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/30 05:40更新)
 

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■2014年8月24日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.16
 
※ 9月6日(土)〜7日(日)開催の第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休について、本日速報の最後に掲載しております。
 

@ 2014/08/24 07:50
突然、大雨に見舞われる
(観光センター前)
A 2014/08/24 09:45
「ありゃ〜大穴だ!」 − ヒルクライマーはご注意!
(県道乗鞍岳線 三本滝ゲート上35号カーブ)

B 2014/08/24 10:45
綺麗な青空に向かってヒルクライマーが駆け抜ける
(県道乗鞍岳線 位ヶ原11号カーブ)

C 2014/08/24 13:20
気温14℃ − 昼寝にもスキーにも心地よい気候
(大雪渓上部左側 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は天候の変化が激しく、朝から夕方までに4回程度は天気が入れ替わった一日でした。

早朝5時の乗鞍高原は、雨粒がすこしパラパラと感じる曇り空の朝を迎えます。気温は15℃、ほとんど風がなく暑くもなく寒くもないコンディションです。雲はやや低めに垂れ込めていて、岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部濃霧のため、自転車の通行が出来ない状況ですが、シャトルバスは岐阜県側・長野県側共に晴天時のAダイヤでの運行が始発便から開始されます。

始発便が出発した6時ごろになると、低い雲が幾分明るさを感じるようになって来ました。しかし、7時ごろから雨が降り始め、8時前から大雨に...朝一番で出発したヒルクライマーもあわてて引き返す様子が見られたほどです。雨の降り方は結構激しく、ひどい時にはアスファルトが煙るほどの勢いでした。ただ、上部の濃霧は次第になくなってきたため、乗鞍スカイラインは8時には自転車の通行規制が解除されました。

この大雨も1時間ほどで収まります。9時の三本滝ゲートの気温は19℃、この時点までに十数台のヒルクライマーが三本滝ゲートを登って行きましたが、すでに大半が下山されたとのことで、おそらく畳平に到着する前に、大雨に見舞われて引き返してこられたようです。天候が回復して日差しが差し込むようになると、蒸した雰囲気となり、かもしかゲレンデから望む乗鞍高原方面は湯気が湧き上がるように煙った様子が見られます。

三本滝ゲートを入って二つめのヘアピンカーブ 県道乗鞍岳線35号カーブでは、道路陥没による穴が開いています。ちょうど道路中央のセンターライン付近に開いていて、現在パイロンが設置されています。穴は直径20センチ程度のものですが、アスファルトの下は道路進行方向に数メートルにわたって、深さ1メートル程度の空洞になっています。現時点ではシャトルバスなどの通行に支障となるものではありませんが、道路中央にパイロンがありますので、特に下山のヒルクライマーの方は注意が必要です。

10時の位ヶ原山荘の気温は15℃、ひんやりとした空気感と共に、この付近から風がやや強くなってきます。また、天候はさらに回復して、雲間に青空が広がるようになるというよりも、青空に綺麗な雲が浮かぶといった表現のほうが適切なほどのコンディションが広がります。この天候に誘われて、続々とヒルクライマーがお越しになり、まるで青空に向かって駆け上がるかのごとく、軽快に登って行きます。

11時の大雪渓の気温は14℃、稜線の反対側、飛騨側から激しく雲が吹き降ろしていて、綺麗な青空が広がっているものの、強めの風が吹き抜けています。ただ、ヒルクライムにはそれほど影響があるほどではなく、ひんやりとした風に吹かれる感覚に心地よさを感じる状況です。そして、大雪渓にはいつものように常連のスキーヤーがお越しになっていて、いつものようにモーグルラインを果敢に滑走する様子が見られます。バーンコンディションは朝一番は硬かったようですが、お昼近くには表面が緩んで問題なく滑走できる状態です。

正午の大雪渓の気温は14℃、先ほどまでの風はほとんどなくなり、のんびりとお昼休みを取る様子が見られ、中には雪渓の上で横になって昼寝をするボーダーの姿も...スキーをするにも昼寝をするにも心地よいコンディションが続きます。

午後は青空がなくなって曇り空となります。このままの天候で今日一日が終わるかと思ったものの、15時ごろから ややまとまった雨が降り始め、気温は10℃まで低下します。おそらく、この後も、まだ雨が降ったり止んだりを繰り返すものと考えられますが、今日はめまぐるしく天候が変化した一日で、夏というよりも秋の初めを思わせるような状況でした。

今日の県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で74台。シャトルバスは、8時便が2台のほかは午前中はすべて1台運行でしたが、午後は2台運行の便が見られました。また、昨日は熊目撃・入山規制がありましたが、今日は入山規制はありませんでした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.16 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/24 16:30更新)
 

【お知らせ−第29回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
9月6日(土)〜9月7日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  9月5日(金)16時〜 9月7日(日)17時
    ◎ 長野県側 県道乗鞍岳線通行止 (観光センター〜県境) :  9月6日(土)18時 〜9月7日(日)12時30分
       (岐阜県側 乗鞍スカイラインは通行可能です)
    ◎ 長野県側 シャトルバス運休  :  9月7日(日)のご来光便と6時10分の始発便から上り12時便(下り13時05分便)まで運休
       (運行開始は上り13時便(下り14時05分便)から。岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルバスは終日通常運行です)
    ◎ 乗鞍高原周辺の路線バス(乗鞍高原〜新島々・白骨温泉) : 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め期間中は、観光センター以遠(観光センター〜休暇村間)の運行は休止し、観光センター発着となります

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@ 2014/08/24 05:10
曇−乗鞍スカイラインは濃霧自転車通行不可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は15℃。天候は風はなく曇で、わずかにパラパラと雨粒が落ちてくる様子が見られます。岐阜県側の乗鞍スカイラインは風は強くないものの、上部濃霧のため現時点では自転車通行止となっています。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/24 05:30更新)
 

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■2014年8月23日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.16
 
※ 9月6日(土)〜7日(日)開催の第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休について、本日速報の最後に掲載しております。
 

@ 2014/08/23 06:25
激しい雨から突然青空へ
(観光センター前)
A 2014/08/23 10:05
今日もツキノワグマ日和...
(大雪渓 − 大雪渓〜肩の小屋登山道は一時入山規制)

B 2014/08/23 10:40
綺麗な青空とさわやかな空気に包まれる
(大雪渓前)

C 2014/08/23 15:00
午後から曇天になるものの、それ以上の崩れはない
(大雪渓上部)

画像・記事の転載・引用・リンクに ついて

▼  今日は天気予報に反して、綺麗な青空に恵まれ、また、さわやかな空気に秋を先取りしたような一日を送ることが出来ました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、満天の星空が広がっています。気温は18℃、暑くもなく寒くもない夜です。月がまだ出ていないため、ぱっと見ただけでも天の川がはっきり見られるほどの星空で、まるでプラネタリウムを見ているかのような情景でした。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、夜明け前から降り始めた雨の朝を迎えます。5時の気温は気温は16℃、先ほどまで道路パトロールの車が富士見沢を移動する様子が見られていて、上部の視界はそれほど悪くなく、雲間に青空が広がっていましたが、5時過ぎから厚い雲に覆われて、時折まとまった雨が降る様子も見られます。そのため、乗鞍スカイラインは上部で濃霧強風のため、自転車の通行が出来ない状態となりました。シャトルバスに関しては、岐阜県側・長野県側共に通常時のAダイヤでの運行が始まります。また、観光センター前駐車場にお越しの車は5時の時点で25台で、週末としては極端に少ない状況。おそらく、この週末の天気予報に雨マークが並ぶ状況でしたから、致し方ないことかもしれません。

強弱を繰り返しながら降る雨も、6時過ぎになると突然青空が広がり、急激に天候が回復します。日差しが差し込むと濡れた路面が乾き始め、若干蒸した状態になります。山頂方面もくっきりと冴え渡る状況となるものの、一気に日差しが差し込んだことから、山麓の山肌から一斉に霧が立ち上がる様子も見られるほどです。この晴れ間が一瞬のことなのか、完全に天候が回復したものなのか半信半疑なため、準備を進めていたヒルクライマーも、今後の天候が悪化を懸念して、急いで出発しました。

上空の雲はどんどんなくなり、8時過ぎにはほぼ快晴に近い状態となります。そのため、自転車通行止めとなっていた乗鞍スカイラインは、8時から自転車の通行も可能となりました。流れる空気にひんやりとした感覚が感じられ、空気が入れ替わったことがはっきりとわかる状況です。

その空気感は森林限界の位ヶ原山荘より先では顕著に感じられ、温度の変化というより湿度の変化のほうが大きいのか、風に吹かれていることの心地よさを十二分に味わうことが出来ます。

10時の大雪渓は雲ひとつない快晴。気温は15℃です。まるで秋空のようなすがすがしさを感じさせ、風が全身を吹き抜ける感覚がなんともいえない状況です。しかし、大雪渓付近では熊の目撃があったため、昨日より大雪渓〜肩の小屋への登山道とスキーヤー専用道が入山禁止の措置が取られました。
今日も推定3歳と見られるツキノワグマが、人気のいなくなった登山道近くまでやってきて、高山植物をゆっくりと食べる様子が見られました。その後、周辺の斜面に移動し、登山道から遠のいたことと、グリーンサポートスタッフが監視体制を取ることになったため、11時に入山規制が解除されました。

このほか富士見沢上部でも熊が出没して、同じように高山植物を食む様子があり、遠目から見ると牛が放牧されているかのようなのどかな雰囲気があって、まるで牧場のような光景が終日続いていました。こちらの場合も富士見岳登山道の入山禁止の措置が取られましたが、夕方までには解除された模様です。

今日は人出が少なく、のんびりと穏やかな様子が続きます。正午の大雪渓の気温は16℃。大雪渓に訪れる訪れる登山者は少なかったものの、ヒルクライマーはまずまずの状況で、大雪渓の前を絶え間なく通過して行きます。

そして、午後になると、やや雲が広がって13時過ぎには日差しがなくなります。
大雪渓の滑走エリアは上部に限定される状況で、車道沿いの大雪渓下部は滑走困難な状況で、今日は訪れる人はいませんでした。また、雪渓上部右側はややバーンが狭くなって、岩の頭が目立つようになってきて、滑走可能はあと1〜2週間程度と考えられます。雪渓上部左側はまだ十分な滑走エリアがあって、今日もコブの整備を続ける様子が見られ、既存のコースのほかに、長めのピッチのラインを作成していていました。本日はバーンは緩んでいましたが、雪渓上部左側は急斜面で硬いバーンのため、上級者限定となっていますので、ご注意ください。

今日の県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で98台。シャトルバスは、8時便が2台、9時便が3台、9時30分便が2台のほかは、ほぼ1台運行でしたが、下り便に関しては若干混雑が見られたようです。
 
明日も当初の天気予報よりも崩れはなさそうですが、今日のように全く雨に降られないことはなさそうですから、雨対策だけは整えてお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.16 は、今週末掲載予定です。今 しばらくお待ちください。 (2014/08/23 19:10更新)
 

【お知らせ−第29回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
9月6日(土)〜9月7日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  9月5日(金)16時〜 9月7日(日)17時
    ◎ 長野県側 県道乗鞍岳線通行止 (観光センター〜県境) :  9月6日(土)18時 〜9月7日(日)12時30分
       (岐阜県側 乗鞍スカイラインは通行可能です)
    ◎ 長野県側 シャトルバス運休  :  9月7日(日)のご来光便と6時10分の始発便から上り12時便(下り13時05分便)まで運休
       (運行開始は上り13時便(下り14時05分便)から。岐阜県側の乗鞍スカイラインシャトルバスは終日通常運行です)
    ◎ 乗鞍高原周辺の路線バス(乗鞍高原〜新島々・白骨温泉) : 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め期間中は、観光センター以遠(観光センター〜休暇村間)の運行は休止し、観光センター発着となります

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@ 2014/08/23 05:10
雨−乗鞍スカイラインは自転車のみ通行不可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクに ついて

▼  7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は16℃。天候は周期的に雨が降ったり止んだりを繰り返し、降り始めるとザーッとまとまった降り方を見せています。風はありません。夜明け前までは雲間に青空があって、富士見沢付近まで雲間に確認できましたが、今は厚い雲に包まれています。岐阜県側の乗鞍スカイラインは通行可能ですが、上部濃霧強風のため自転車のみ通行不可となっています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される 予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/23 05:30更新)
 

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■2014年8月16日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15
 
※ 本日速報最後に、お盆速報最終日のボーナストラックを掲載しました(2014/08/16 18:45追記)
 

@ 2014/08/16 08:45
乗鞍スカイライン通行止 − 雨でも大会に向けて練習
(三本滝ゲート)
A 2014/08/16 10:20
土砂降り − トイレか避難小屋に逃げ込むしかない
(シャトルバス、大雪渓・肩の小屋口バス停折り返し運行)

B 2014/08/16 11:40
バーンが硬い! − 大雨の中でもコース整備
(大雪渓上部左側 − モーグルコース、上級者限定)

C 2014/08/16 12:45
昨日以上の豪雨であっという間に道路は冠水
(大雪渓・肩の小屋口バス停付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日も昨日同様にひどく荒れた天候の一日となりました。

早朝5時の乗鞍高原は、雨が強弱を繰り返しながら降り続く朝を迎えます。気温は18℃と高めで、寒さはあまり感じません。岐阜県側の乗鞍スカイラインは、昨日14時からの雨量規制が継続されています。5時時点の累積雨量が90mmに達し、少なくとも午前中の通行止め解除は見込めない状況。ただ、長野県側の県道乗鞍岳線は通行できる状態ですが、終点の県境には転回場所がないため、大雪渓駐車場までの通行とされました。そのため、乗鞍高原を出発するシャトルバスは、大雪渓・肩の小屋口バス停までの折り返し運行となりました。

今日はお盆週間最後の週末で土曜日を迎えていますが、5時時点の観光センター前駐車場には30台ほどしかお越しになっていません。通常の週末よりも少ない状態です。朝一番では位ヶ原付近まで何とか確認できる状況だったものが、7時くらいになると見晴峠方面など観光センター周辺の低い山をも飲み込むように雲が垂れ込んできます。しかし、8時ごろには雲間に青空がのぞくようになり、そんな晴れ間に誘われるように、登山客やヒルクライマーが急いで出発する様子も見られました。

9時の三本滝の気温は20℃、ここ最近の乗鞍高原は日中でも20℃を上回ることがなく、夏らしさが全くありません。三本滝ゲートでは朝一番のトレーニングを終えたヒルクライマーの方にお会いしました。もちろん、9月7日(日)の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に向けてのトレーニングで、今年も入賞目指して頑張るとおっしゃっていました。

三本滝ゲートから先に進むと、道路脇の法面からは激しい流量の雨水が流れています。朝からの雨はそれほど強いものではないため、昨日の大雨の影響が続いているものと考えられます。視界もそれほど悪くなく、雨も風もあまり影響ない状態ですが、これも冷泉小屋付近から霧が発生し、位ヶ原山荘より先は濃霧に加えて南からの強風も吹きぬけるようになってきます。

10時の大雪渓は、濃霧で視界が20〜30メートルほどしかなく、霧雨が降り続く状況。風もそれほどひどくなく、霧さえなければ、全く問題状況です。ただ、その後、いきなり土砂降りに見舞われます。雨の降り方が激しくなると、今度は霧が抜けて視界が確保できる状態になり、雨が収まって再び霧が発生して視界が奪われる状態が、20〜30分程度の周期で繰り返して行きます。そのため、大雪渓に到着したヒルクライマーやシャトルバスで降り立った観光客は雨の降り方がひどくなるたびに、避難小屋に逃げ込む様子が見られました。

それまで強弱を繰り返していた雨が、11時ごろになるとひどい降り方が続くようになります。そして、こんな大雨の中でも、大雪渓では夏スキーヤーが登っていて、大雨の中をバーン整備していました。今日の雪渓は雨の影響でかなり硬い状態。モーグルコース整備の為、スコップでコブを掘る作業を行いますが、スコップでは歯が立たないほど硬い状態で、ツルハシ等を使いながらのバーン整備が行われました。なお、雪渓上部左側は急斜面で今後はバーンがかなり硬くなる為、雪渓での滑走に慣れていない方や初心者はご遠慮ください。また、ボードのソフトブーツでは雪渓を登ることが出来ませんのでご了承ください。

正午の大雪渓の気温は12℃。激しい豪雨が続き、大雪渓周辺は無数の川や滝が発生し、濁流がうねりを上げながら流れて行きます。その様子は昨日以上の流量で、道路は完全に冠水状態となってしまいました。ただ、お昼過ぎからは雨の降り方が弱まるタイミングが見られるようになり、風も収まってきて、道路の冠水状態も次第に解消されてきました。

その後は、周期的に強弱を繰り返す雨の降り方続き、完全に雨が収まることはありません。そのため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは雨量規制値を下回ることが見込まれない為、お昼過ぎには終日通行止めとなりました。

今日は混雑はなく、県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で18台。シャトルバスは、始発便が2台だった以外は各便とも1台運行、ご来光バスは運休でした。また、観光センター前駐車場は、満車になることはありませんでした。

8月9日(土)から連日お伝えしたお盆期間中の速報は、本日で終了いたします。今後の速報は、通常通り週末のみの掲載となります。また、お盆期間中の交通情報は明日8月17日(日)まで掲載いたします。なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/16 16:00更新)
 

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■ お盆速報最終日のボーナストラック

  

@ 2014/08/16 16:30
雨が収まり、目の前に雲海
(位ヶ原、宝徳霊神バス停付近)

A 2014/08/16 16:45
まるで生き物のようなダイナミックな雲の躍動感
(位ヶ原、11号カーブ付近)

C 2014/08/16 16:36
雲海と山並みの織り成す光景
(位ヶ原、7号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 

▼ このお盆週間は天候に恵まれない日が続きました。本日8月16日(土)でお盆期間中の速報連載を終了しますが、最後までご覧くださった方々へのボーナストラックです。本日の夜の速報を掲載後、ご覧のような綺麗な雲海にめぐり合うことが出来ました。終日悪天候で、夕方になってごらんのような雲海にめぐり合えるケースは、年に何回かありますが、今回はダイナミックに雲海が躍動感が見事...ただ、それだけ雲の動きが早いということは、次の雲がやってくるのも早いということで、今回は1時間もしないうちに鉛色の雲が西から忍び寄り、再び雨の降り出す状況となってしまいました。

最後の最後に綺麗な風景にめぐり合えることは、結構あるものです。どんな天候であっても、あきらめずにノリクラにお越しいただくと、きっと最後のご褒美を見つけることが出来ると思います。(2014/08/16 18:45更新)
 

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@ 2014/08/16 05:05
雨−乗鞍スカイラインは雨量規制通行止
長野県側シャトルバスは大雪渓・肩の小屋口折り返し運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は18℃。雨が強弱を繰り返しながら降り続いています。岐阜県側の乗鞍スカイラインは昨日14時からの雨量規制通行止めが継続され、午前中は累積雨量規制値を下回らない見込みのため、午前中の通行止め解除はなさそうです。また、長野県側の県道乗鞍岳線は通行可能ですが、岐阜県側通行止めのため、シャトルバスは大雪渓・肩の小屋口バス停での折り返しとなり、通常時のAダイヤ運行での運行が予定されています。
乗鞍上高地地域と飛騨北部には、大雨警報と雷・洪水注意報が発令されています。今後も雨の降りやすい状況です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/16 05:40更新)
 

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■2014年8月15日(金)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15
 

@ 2014/08/15 08:15
雨がしっかりとした降り方になって行く
(観光センター前駐車場)
A 2014/08/15 10:05
天然のシャワーだ! − 全身びしょ濡れのヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 冷泉前)

B 2014/08/15 11:50
暴風雨の中、急いでシャトルバスに乗り込む
(大雪渓・肩の小屋口バス停)

C 2014/08/15 13:15
風雨はさらに激しくなり、道路は濁流に飲み込まれる
(シャトルバス最終便は運休−大雪渓・肩の小屋口バス停)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ まるで台風11号が上陸した8月10日(日)の再来を思わせるような激しい暴風雨の一日となりました。

早朝5時の乗鞍高原は、小雨がぱらつく朝を迎えます。気温は18℃と若干高め、雲間に少し青空が見られる天候です。観光センター前駐車場は80台ほどのマイカーがおこしで、昨日よりもやや少ない状況。6時になっても90台までしか増えません。今日から明日にかけて天候が悪化するとの予報が出ていますので、人出が鈍るのも致し方ないこと。普段の週末でこの天候なら、お越しのマイカーはおそらく今日の半分程度しかないでしょう。

この天候ではあるものの、上部で強風が見られるものの、乗鞍スカイラインは自転車での通行が可能な状態。シャトルバスは両県ともAダイヤでの運行です。ただ、天候の変化は激しく、6時30分過ぎには、時折、まとまった降り方が断続的に見られ、雨が収まるタイミングを見計らって、ヒルクライマーの方々が畳平を目指します。

時間の経過と共に雨の降り方は強くなる一方。ただ、止んでいる時間帯も結構あって、どっちつかずの状況。そして、7時30分には乗鞍スカイラインでは濃霧のため自転車通行止めとなりました。三本滝ゲートでも「乗鞍スカイライン自転車通行止」の看板が設けられます。

標高2000メートルの摩利支天付近から霧が流れるようになります。そして、標高が上がるにつれて風雨が強くなり、雨の中を耐え凌ぎながら登る方ヒルクライマーが何人もいらっしゃり、中には途中で断念して三本滝ゲートまで引き返す様子も見られました。また、標高2200メートルの冷泉小屋付近では、ザーザーと音を立てて降るほどの状況で、全身びしょ濡れのヒルクライマーのグループは「天然のシャワーだ!」と、こんな状況の中でもジョークを軽く飛ばしながら登ります。

ただ、何とか耐えられるのは、この先の標高2350メートルの位ヶ原山荘まで。この先は風も強くなってきます。森林限界を超えた位ヶ原では遮るものがないため、ダイレクトに吹き付ける風雨に否応なくたたきつけられるため、途中で引き返す方が数多くいらっしゃいました。

10時の大雪渓は暴風雨。風よりも雨のほうがひどい状況。気温は13℃、びしょ濡れ状態ではかなり寒さを感じたのではないかと思います。激しい雨の降り方で大雪渓のスキーヤーも一斉に避難小屋に逃げ込みます。そして、急いで下山してきた登山者も多くなり、大雪渓・肩の小屋口バス停では、10時台の下り便の増車するほどでした。

正午の大雪渓の気温は13℃、午後になって風雨ともに激しさを増すようになり、道路上にも雨水が流れ出すようになると一気に増水し、茶色い濁流が道路を飲み込んで行きます。ここまでの推移は8月10日(日)と良く似た状況ですが、道路を飲み込む濁流はそれ以上の激しさが見られます。

また、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、累積雨量規制値を超えたため、14時から通行止めとなり、それに伴って乗鞍高原からのシャトルバスは観光センター15時30分発の最終便が運休となりました。

今日は混雑はなく、県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で57台で、この暴風雨の中で、この台数はかなり多いのではと思います。また、シャトルバスは、始発便1台、7時便2台、8時便2台、9時3台で、ご来光バスは2台運行されました。また、観光センター前駐車場は、11時頃、一旦満車になったものの、すぐに解消されました。

速報を書く、17時現在の乗鞍高原はまとまった雨が降っていて、天候が良くなるとは考えにくい状況です。また、長野県側の県道乗鞍岳線も現在道路パトロールが実施され、その結果次第では通行止めとなる可能性があります(最新情報はツイッター @norikura_org をチェックしてください)。明日はさらに秋雨前線が南下して、雨の降りやすい状況ですので、生憎の天候となる可能性があります。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15 は、今週末掲載予定です。今しばらくお 待ちください。 (2014/08/15 17:20更新)
 

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@ 2014/08/15 05:20
曇〜小雨−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は18℃。ご覧の通り、雲間に青空がのぞく天候ですが、雲がやや早く変化していて、時折小雨も降る状況です。岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部強風ですが自転車も通行可能で、シャトルバスは長野県側・岐阜県側共にAダイヤでの運行が開始されます。また、一昨日より、熊出没による入山規制が実施されていた畳平お花畑は、昨日16時30分に安全確認が実施され、規制解除されました。観光センター前駐車場のマイカーは昨日よりもやや少ない状況です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/15 05:40更新)
 

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■2014年8月14日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15
 

@ 2014/08/14 06:10
朝からはっきりしない天候
(シャトルバス始発便 − 観光センター前)
A 2014/08/14 08:35
「ヒルクライムなんて朝飯前!」−本当に朝食前のアサ練
(三本滝ゲート)

B 2014/08/14 09:05
初挑戦!親子で頑張ります
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天バス停付近)

C 2014/08/14 11:25
天候は悪化するが撤退するほどではない
(モーグルコース − 大雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日はひどい悪天候ではありませんでしたが、降ったり止んだりを繰り返す生憎の状況で、お盆休みに入っているにもかかわらず、人出もややすくない一日でした。

早朝5時の乗鞍高原は曇り空の朝を迎えます。気温は16℃、長袖が必要ではあるものの、ひんやりとした雰囲気はありません。雲間に青空がのぞき、畳平付近では若干の濃霧がありますが、岐阜県側の乗鞍スカイラインは自転車も通行可能な状態で、シャトルバスは岐阜県側・長野県側共にAダイヤでの運行が予定されています。

台風11号の影響から8月11日(月)より運行が中止されていたご来光バスは、今日からが再開されました。ただ、今日は濃霧・強風・降雨の天候で、残念ながらご来光を楽しむことはできなかったようです。そして、シャトルバス専用停留所には始発便の時間が近づくにつれて、列が徐々に長くなって行きます。ただ、昨日ほどの混雑はなく、今日の始発便は2台運行で観光センターを後にしました。

7時を回る頃になると、時折雨が降り始めます。ただ、強い降り方ではなく、周期的に降ったりやんだりを繰り返します。傘が必要かどうか迷うほどの降り方です。

8時過ぎの三本滝ゲートでは、霧雨に近いような小雨が降ります。観光センターを出発したヒルクライマーも、三本滝レストハウスで、雨宿りしながら先に進もうか、このまま下山しようかなど、天候の状況を見ながら思案する様子が見られました。そこに県境まで完走して上部から早々に戻ってきたヒルクライマーが三本滝ゲートに到着しました。若干雨に降られたご様子で、上部の天候は思ったほど悪くなく、中腹から三本滝レストハウス付近の天候は芳しくない状況とのこと。「今日は朝食前に1往復して、これから宿に帰って朝食を取ります。」とのこと、おそらく、朝食後も再び走行練習に取り掛かるとのことで、9月7日(日)開催の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで1ヶ月を切り、出場される選手にとっては、終盤に向けて県道乗鞍岳線を何往復も走り込んだり、空気の薄くなる位ヶ原から県境付近までを集中的に走りこむ 高所トレーニングが繰り返し行われました。

三本滝ゲートからさらに先に進むと、標高2000メートルの摩利支天付近から霧が立ち込めるようになります。そんな中、何度も足を止めながらも一生懸命登って行く親子二人連れがありました。「畳平まで到着できるかわかりませんが、位ヶ原山荘付近までは行ってみたいと思います。」前述のように、大会に参加する選手がトレーニングにお越しになったり、昨日の速報でもお伝えしたようにたくさんの荷物を携えながら登るサイクリストや、今回のように初めての方など、同じ自転車といジャンルでもさまざまな方が、自転車で日本一高いところを目指す気持ちには変わりはないと思います。

10時の大雪渓の気温は13℃。位ヶ原山荘付近から上部は霧が薄くなり、それと同時に雨がやや強くなってきます。時折山頂付近まで確認できるほどです。今日の大雪渓は、雪渓下部のモーグルコースに数名、雪渓上部左側に新しく作られたモーグルコースに4名のモーグラーがいるだけでした。雪渓上部左側のモーグルコースは下地にやや硬さがあるものの、バーン表面は柔らかめで、滑走する点では問題のない状況でした。ただ、雪渓上部左側はかなりの急斜面のため、上級者のみお越しくださるようお願いいたします。また、天候が急激に悪化すれば、モーグルコースのスキーヤーも止めるきっかけが出来るものの、その後も天候の変化はほとんどなく、午後を過ぎても滑り続ける様子が見られました。

午後はさらに濃霧が濃くなり、強弱を繰り返しながら雨が降り続く状況となっています。なお、この濃霧のため、畳平お花畑では、昨日場内に入ってきた熊が撤退したかどうか確認できないため、今日も入山禁止の措置が継続されています。

今日は昨日のような混雑はなく、県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で78台で、この天候の割にはまずまずの状況。また、シャトルバスは、始発便2台、7時便2台、8時便2台、9時3台で、ご来光バスは3台運行されました。また、観光センター前駐車場は早朝から満車に近い状態でしたが、その後、マイカーの出入りがあるものの、8割程度の駐車台数にとどまり、今日は満車にはなりませんでした。

明日は秋雨前線が南下することによる天候の悪化が懸念されます。雨対策をしっかりと整えてお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/14 15:30更新)
 

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@ 2014/08/14 05:20
曇−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は16℃。ひんやりとした感覚は昨日ほどはないものの、長袖が必要なコンディションです。天候は雲間にやや青空があるものの全体的には曇り空が広がっています。乗鞍スカイラインは若干霧があるものの、自転車も通行可能で、岐阜県側・長野県側両県ともシャトルバスはAダイヤでの運行が予定されています。また、観光センター前駐車場は昨日と同じくすでに満車に近い状態で、今日も混雑が予想されます。昨日のシャトルバスでは混雑のため、次便へのご案内となるケースがありましたので、時間に余裕をもってお越しください。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/14 05:40更新)
 

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■2014年8月13日(水)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15
 

@ 2014/08/13 10:10
穏やかな晴天 − 登山日和
(大雪渓〜肩の小屋登山道)
A 2014/08/13 08:30
「熊の置物」じゃなくて「本物」
(今日はあちこちで熊出没 − 位ヶ原)

B 2014/08/13 14:50
蛇のトグロのような列 −今日は久しぶりに混雑
(下り便の最後尾 − 畳平バスターミナル)

C 2014/08/13 15:55
通学途中でヒルクライム? − 自転車旅行は日本一高い所へ
(乗鞍スカイライン − 四ッ岳カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日あたりからお盆休みという方も多いのではないでしょうか?台風11号がもたらした悪天候が長引き、今日は久々に良い天候の一日でした。

日付が今日に変わる頃、乗鞍高原はほぼ満月の明るい月に照らされています。気温は11℃、ひんやりとした空気が流れていて、真夏であることを忘れてしまうほどです。月が明るい割には星もそこそこ観測でき、ペルセウス座流星群の観測に夜を費やす方もいらっしゃることと思います。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。5時の気温は11℃、ひんやりを通り越して、寒くて身震いするほどの状況です。お盆休みを迎えたことから、観光センター前駐車場には5時の段階で100台以上のマイカーがお越しになり、出発の準備に忙しそうな雰囲気があちこちで見られます。

朝の速報でもお伝えしたように、復旧工事が進められていた岐阜県側の乗鞍スカイラインは、工事が完了して本日3時30分から通行可能となり、シャトルバスも通常運行が始まりました。ただ、昨日の段階で発表がなかったため、岐阜県側のシャトルバスをあきらめて長野県側に移動された方もいらっしゃったようで、観光センター前駐車場は始発便の乗車券を購入する方々の長蛇の列が見られます。また、乗車券を購入された方は次にシャトルバスの列に並びなおすわけですが、時間の経過とともに乗車券を購入するための列なのか、シャトルバスを待つ列なのか、わからないほどの状況となってしまいました。

今日の始発便は5台も運行され、お盆シーズンらしい賑わいになってきました。ただ、早朝の晴天も6時を回る頃になると筋状の高い雲がたなびき始め、秋空を思わせる雰囲気に...そして、日が高くなる7時ごろからは日差しの暑さが感じられるようになってきます。ただ、日差しの暑さを感じるのも、ものの1時間程度で、上部エリアに向かうと空気に冷たさが伴うようになってきます。

8時の位ヶ原山荘の気温は15℃、日差しが柔らかくなって、空気感が一層冷たさを増す状況になります。青空は春先のようなややパステル調の淡い青空へと変化し、季節は暦どおりの夏なのか、それとも上層の筋状の雲とひんやりと漂う空気感が示す秋なのか、また、淡い青空が見せる春なのか、季節が混同したような雰囲気でした。

10時の大雪渓の気温は16℃、北風が強くなりますが、ひんやりとした風に吹かれる感触がなんとも心地よさが感じられます。大雪渓・肩の小屋口バス停にシャトルバスが到着すると、いつもならスキーヤー・ボーダーが一斉に降り立つ様子が見られますが、今日は圧倒的に登山者が多い状態。大雪渓から肩の小屋へ向かう登山道も、多くの方が一斉に登って行きます。また、大雪渓から肩の小屋への登山道の雪解けは先週の段階で完全に終了しています。沿道に咲き乱れるキバナシャクナゲやチングルマ、そしてイワカガミなどが咲き誇る様子にカメラを向ける登山客も多く、なかなか肩の小屋にたどり着かないほどです。

大雪渓の雪解けがかなり進んでいて、雪渓下部のモーグルバーンは11コブしかラインが取れず、多くのスキーヤーは雪渓上部左側へ移動します。昨日午後から作り始めたコブが存在し、多くのスキーヤーが果敢にコブにアタックして行きます。今日はバーンが柔らかく、かなり滑りやすいコンディションではなかったかと思います。

午後は大雪渓北端にある肩の小屋に向かいます。
正午の肩の小屋の気温は16℃、山頂付近には山麓からの霧がかかるようになりますが、それも一時的で再び山頂方面が確認できる状態となります。今日の乗鞍岳登山(剣ヶ峰登山)に向かう方々はまずまずの人出だったようで、肩の小屋の軽食コーナーは、休みなく仕事が続けられていました。

その後、畳平へ移動しますが観光バスはほとんどなく、バスターミナルにはシャトルバス下り便を待つ方々の長蛇の列...こちらでもようやくお盆らしい賑わいとなって来ました。

今日はあちこちで熊が出没目撃され、位ヶ原ではのんびりと高山植物を食みながら、「俺の庭...」と、いわんばかりに悠々と歩く熊がいました。また、畳平では9時前にお花畑で目撃されたため、お花畑への入山禁止が終日続きました。

また、昨日まで法面崩落のため通行止めが続いていた乗鞍スカイラインでは、仮復旧工事が急ピッチで進められ、本日3時30分より通行可能となりました。現場はバスの背丈よりも高い防護壁が設置され、信号機による片側交互通行となっていて、大型バスも問題なく通行できます。今日はヒルクライマーというよりも大きな荷物を満載した自転車旅行のサイクリストが多く見られ、自転車で到達できる一番高い所を目指して黙々と登って行く様子が夕方まで続きました。

県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で154台で、まずまずの状況。シャトルバスは、始発便の5台を皮切りに、7時便が3台、8時便が7台、9時便が6台も運行され、おそらく今シーズン一番の状況だったと思います。また、観光センター前駐車場は8時前には満車となり、道路向かい側の未舗装の駐車場もすぐに満車の状態となり、早い段階からすずらん橋駐車場をご案内する状況でした。なお、本日はご来光バスは運休でしたが、明日からは通用どおり運行されます。

明日以降は荒れた天候ではないものの、はっきりしない状況のようです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.15 は、次週末掲載予定です。今しばらくお 待ちください。 (2014/08/13 19:15更新)

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@ 2014/08/13 05:10
快晴−乗鞍スカイラインは本日より通行可
シャ トルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月よ り朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は11℃。ひんや りとした気候で、フリースなどの厚手の長袖でちょうどよいコンディションです。岐阜県側の乗鞍スカイラインは11日(月)より法面崩落のため通行止めが続き、復旧工事が進められていましたが、工事が終了し、本日8月13日(水)3時30分より災害箇所を片側交互通行として、通行止め解除されました。このため、岐阜県側・長野県側の両県のシャトルバスは畳平まで通常運行され、タクシー・自転車なども通行可能です。
5時時点の観光センター前駐車場は、3分の2近くが埋まっていて、快晴の空に乗鞍の峰々が朝焼けに染まっています。そろそろ、お盆の賑わいが本格的になってきました。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/13 05:40更新)
 

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■2014年8月11日(月)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14
 

@ 2014/08/11 09:40
気温18℃−晴れたり曇ったり、霧雨が時折降る肌寒い一日
(三本滝レストハウス前駐車場)
A 2014/08/11 12:05
「えぇ...!!通行止めなの〜〜」
(引き返すヒルクライマー − 三本滝ゲート)

B 2014/08/11 13:35
三本滝は大雨で豪快な勢い − 天然のミストを浴びながら
(ファミリー登山教室 − 三本滝)

C 2014/08/11 15:10
県道乗鞍岳線 通行止め解除 − 大雪渓まで通行可能に
(三本滝ゲート)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は雲が足早に流れ、晴れたり曇ったり、また、時折霧雨が降って肌寒い一日でした。

早朝6時の乗鞍高原は、やや強めの風と雨が降る朝を迎えます。気温は18℃、暑くもなく寒くもない気候です。朝の速報でもお伝えしたように、岐阜県側の乗鞍スカイラインは累積雨量規制値を大きく上回る雨量が観測され、少なくとも午前中は通行止めが継続されることがすでに判明していて、長野県側の県道乗鞍岳線は道路パトロールを実施したのちに開通とするため、あと数時間程度は通行止めが継続されるとのこと。このため、シャトルバスは両県とも運休となりました。

観光センター前駐車場には、マイカーが次々にお越しになるものの、シャトルバス運休を知ってお帰りになるか、または、上部の三本滝レストハウス前駐車場(三本滝ゲート)へ向かう様子が見られました。

9時の三本滝ゲートの気温は18℃、足早に雲が南から北へと流れ、早朝より天候は回復して、雲間に青空が見られるようになって来ました。それでも細かな霧雨が降り続いて不安定な天候が続きます。流れる空気もひや〜っとした感覚があって、じーっとしていると上着が一枚欲しいところです。

三本滝レストハウス前駐車場には、次から次へとマイカーがお越しになり、そのままUターンして帰る方もいらっしゃれば、三本滝まで散策に出かける様子がたくさん見られるようになって来ました。また、観光センターからやってきたヒルクライマーの中には、雨量規制による通行止めが継続されていることをご存じない方もいらっしゃり、三本滝ゲートに到着して通行止めであることを初めて知り、青空が広がる中での通行止めに驚きを隠せない状況...しぶしぶUターンして観光センターに戻る方もいらっしゃれば、観光センターから三本滝までの区間を何本も走る方々の様子も見られました。

正午の三本滝ゲートの気温は19℃、この頃になると三本滝レストハウス前のアスファルト駐車場(収容台数50台ほど)が、ほぼ満車の状態となります。お越しになった方の大半が三本滝までの散策を目的のようで、三本滝レストハウス前から三本滝までの約1kmのコースはたくさんの方が歩く様子が絶え間なく続きました。

今日は地元の山岳ガイドの団体が企画したファミリー登山教室が開催されました。当初の予定では剣ヶ峰登山(乗鞍岳登山)でしたが、シャトルバスが運休のため、予定を変更して三本滝までの散策となりました。道中はぬかるんだ場所が多数あって、慎重に足を進める様子が見られましたが、靴はひどく泥んこ状態になってしまいました。また、三本滝は昨日の大雨で水量が多く、豪快な勢いが滝全体に広がり、滝の周囲は細かなミストに包まれていて、ひんやりとした感覚が流れています。

午後になっても肌寒さを感じる空気感があって汗知らずの一日が続きます。
県道乗鞍岳線は道路パトロール実施後、開通する予定でしたが、長野県の道路パトロールが到着したのは14時30分で、パトロール実施後15時10分に三本滝〜大雪渓の通行止めが解除されました。お盆週間に入っていますので、本来なら早めのパトロールを実施を願いたいところです。また、乗鞍高原を出発するシャトルバスは、通行止めが午後も継続されたことから、本日の運行はすべて中止とし、明日のご来光バスも運休に決定されました。
また、岐阜県側の乗鞍スカイラインは午後になっても累積雨量規制値を超える状況が続きましたが、15時で雨量による規制は解除となったものの、一部道路で崩落が見られたため、15時より規制内容を変更して通行止めが継続されています。

今日は安定しない天候の一日で、ヒルクライマーや夏スキーヤーの方々は、一日を棒に振ってしまいました。県道乗鞍岳線の通行止め解除がもう少し早めに実施できないものかと悔やまれる状況です。

なお、明日12日(火)の速報は実施せず、お盆の速報掲載は13日(水)より開始予定です。本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/11 18:20更新)
 

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@ 2014/08/11 05:40
風雨−乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線
通行止継続中
シャトルバス運休
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は18℃。雨が強弱を繰り返しながら降り続いています。時折、西からの強めの風が吹き、上空の厚い雲もやや足早に東へ流れて行きます。

岐阜県側の乗鞍スカイラインは昨日15時10分からの雨量規制が継続されています。現時点では累積雨量が規制値を大幅に上回っていて、少なくとも午前中は通行止めが継続されるとのことです。
また、長野県側の県道乗鞍岳線は、現在、現地調査を実施中で、開通は早くても数時間後となるとのことです。

シャトルバスは、岐阜県側に関しては乗鞍スカイライン通行止めのため運休。長野県側は現時点では運休で、県道乗鞍岳線開通後は、大雪渓・肩の小屋口折り返し運行を実施するか検討中です。

本日は夜の速報は実施しません。なお、今後の情報については、ツイッターにてお知らせいたします
(Twitter : @norikura_org)(2014/08/11 06:10更新)
 

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■2014年8月10日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14
 

@ 2014/08/10 08:00
雲間から晴れ間がのぞく − 台風の影響が全く感じられない
(観光センター前)
A 2014/08/10 10:55
大雪渓は暴風に荒れ狂う − 横殴り風雨で目を開けられない
(雪渓上部 − レーシングキャンプ)

B 2014/08/10 10:55
足元がすくわれるほどの突風 − 天候は悪化の一途
(雪渓上部 − レーシングキャンプ)

C 2014/08/10 15:00
午後から暴風雨 − 道路が冠水
岐阜県 乗鞍スカイラインは15時10分で通行止
長野県 県道乗鞍岳線は17時15分で通行止
(三本滝ゲート上)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日はほとんど台風11号の影響がありませんでしたが、今日はほぼ終日にわたって暴風雨に見舞われた一日となってしまいました。

早朝5時の乗鞍高原は、雨の朝を迎えます。気温は16℃、厚手のフリースを着てちょうど良い状況です。昨日夕方からまとまった降り方をみせるようになりましたが、昨晩はほとんど雨はなく、4時ごろになって降り始めた雨が続いている状況です。そのため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは雨量規制は実施されず、通常通り3時30分に開門しました。ただ、上部エリアの濃霧のため、自転車は通行止めの措置が取られています。また、岐阜県側のシャトルバスは雨天時のBダイヤでの運行です。

降り方としては小雨に近い状態でしたが、6時ごろになると雨粒が幾分大きくなってきます。少しばかり風も感じるようになって来ました。ちょうどこの頃、台風11号は四国の高知に上陸した模様ですが、台風が近づいてきている雰囲気は現段階ではありません。それどころか、8時ごろになると、雲間に青空がのぞき、日差しが差し込むようになって、蒸し暑さすら覚える状況。この青空に誘われるように、ボーダーの方々がシャトルバスに乗り込む様子もありました。

台風が接近中ですから、一時的に青空がのぞくことはよくあることで、今回も9時ごろになると再び厚い雲が流れるようになってきます。9時には再びどんよりとした雰囲気になって雨が降りはじめて9時30分頃には土砂降り状態。かなりひどい降り方で、登り始めたヒルクライマーも途中で引き返してしまう方がほとんどでした。

三本滝ゲートから先に進むと、雨は収まりつつあるものの濃霧がひどくなり、位ヶ原山荘付近からは横殴りの風が加わるようになります。ハイマツやウラジロナナカマドが激しく揺さぶられる様子が見られ、東または南からの暴風はいつもと逆の風向きで、明らかに台風の影響が入り込んでいることがわかります。

10時の大雪渓の気温は13℃、雨も降っていますが濃霧と風が強く、早朝から練習を始めていたモーグルチームは雪渓の上で立っていられないほどの強風のため、早々に撤退する様子が見られました。今日の暴風は雪渓を下から吹き上がるように吹きつけ、滑り始める時は否応なく風雨が顔面にぶち当たる状態で、それを耐え凌ぎながら滑走する様子が見られました。また、登っている際にも突然の突風でバランスを崩しそうになる状況も見られます。

正午の大雪渓の気温は13℃、濃霧と強風が続き、とても屋外で活動することが困難な状況です。午前中よりもひどくなり、これ以上のトレーニングは無理と判断して、大雪渓のスキーヤーはお昼前に撤退します。そして、13時過ぎからはさらに風が強くなり、14時ごろになると道路にあふれた雨水で冠水するようになって来ました。今日の風雨は東または南から吹き付けるため、岐阜県側よりも長野県側の方がひどい状態で、特に位ヶ原山荘より先の11号カーブから4号カーブの南向きの箇所は特にひどい暴風雨となりました。大雪渓付近でも小石が流れ出すほどの勢いですから、山麓の摩利支天付近から三本滝ゲートにかけては冠水箇所が多くなり、三本滝の頭に当たる部分(通称:滝上)では、滝の勢いが増して道路にあふれ出す様子もあり、三本滝ゲート上の場所は、画像Cのように激しく道路に流れ出す状況が見られました。

このため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは15時10分に雨量規制のため通行止めとなり、長野県側のシャトルバスは最終便が運休となりました。さらにそれに引き続き、長野県側の県道乗鞍岳線も休暇村ゲートから県境間が17時15分より雨量事前規制のため通行止めの措置が実施されることが決まりました。明日のシャトルバスの運行は今後の道路状況によりますが、ご来光バスはすでに運休が決定されています。

速報を書く17時現在の乗鞍高原は激しい雨が降り続き、時折強風が吹くようになって来ました。もうしばらくは台風の影響があると見られます。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/10 17:00更新)
 

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@ 2014/08/10 05:10
雨−乗鞍スカイラインは通行可(自転車濃霧通行止)
岐阜側シャトルバスはBダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原は雨でほぼ無風、気温16℃です。昨日夕方は風雨が強くなったものの、その後、雨は収まり、昨晩はさほど雨は降りませんでした。現在の雨は4時前当たりから降り始めましたところで、台風11号の直接的な影響は感じられません。そのため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは自転車濃霧通行止めですが、バス・タクシー等は通行可能です。また、岐阜側のシャトルバスは雨天時用のBダイヤ運行で、長野側は通常通りAダイヤでの運行が予定されています。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/10 05:35更新)
 

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■2014年8月9日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14
 

@ 2014/08/09 07:55
まだまだ台風の気配は感じられない
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)
A 2014/08/09 09:00
自転車ツーリング中 − 大荷物を括り付けてヒルクライム
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原)

B 2014/08/09 12:20
濃霧の中、午後から雨が降り始める
(大雪渓上部 − モーグルチーム)

C 2014/08/09 14:55
次第に濃霧と風雨がひどくなり台風の影響が
(畳平バスターミナル)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 台風11号の影響が懸念されましたが、終日に渡る濃霧以外は、それほどひどい状況ではありませんでした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、強弱を繰り返しながら雨の降る夜を迎えます。気温は16℃、若干肌寒さを感じるさせる状況。霧などは立ち込めてなく、この雨も次第に収まりを見せるようになってきます。

早朝5時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温は15℃、少し前までは雲間に山頂方面が見られ、思ったほど天候は悪くない状況です。畳平付近でも雨も霧もないため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは自転車の通行が可能な状態。しかし、岐阜県側のシャトルバスは雨天時用のBダイヤでの運行が始まりました。なお、長野県側のシャトルバスは正常時のAダイヤでの運行です。また、この天候のため、観光センター前駐車場の車は20台ほど。週末としては極端に少なく、夏休みが始まった7月中下旬以降を見ると平日よりも少ない状況です。

雨は6時ごろからパラパラと降り始めます。今日は空が非常に暗く、いつ大雨になってもおかしくない雰囲気。それでも降ったり止んだりを繰り返し、天候は小康状態を推移します。もちろん、日差しは全くなく、フリースなど厚手の長袖がちょうど良いと感じられるほどです。

ただ、やはり少しずつ台風の影響は現れているようで、畳平方面は濃霧がひどくなり、8時には岐阜県側の乗鞍スカイラインでは自転車通行止めの措置が取られました。その後も長野県側の県道乗鞍岳線は問題なく自転車走行ができましたが、岐阜県側から連絡を受けて三本滝ゲートでは「乗鞍スカイライン自転車通行止め」の看板が掲示されました。そこにフロントにもリアにも大きな荷物をくくりつけた自転車ツーリングのサイクリストがやってきました。畳平から乗鞍スカイラインを越えて高山に抜ける予定だったとのことですが、「折角、ここまでやってきて引き返すわけには行きません。サイクリストとしては最高標高地点まで行かないと...とりあえず畳平まで登り、そこから引き返して、国道をぐるっと回って高山に行きます。」と、おっしゃって、急いで三本滝ゲートを出発しました。

上部エリアに向かうにつれて天候は悪化傾向を示し、標高2000メートルの摩利支天付近から霧が立ち込めるようになり、標高2200メートルの冷泉小屋からは濃霧が立ち込めるようになってきます。そして、森林限界を超える位ヶ原山荘より上部は、ほとんど前が見えないほどの状況となります。それでも、下山してきたヒルクライマーの話では、県境方面は雨もなく、風も濃霧もそれほどひどくはないとのこと...

10時の大雪渓の気温は10℃、この頃から少し天候が悪くなり、視界は30メートルほどの濃霧で、それに加えて、南または東からの風が吹き抜けるようになります。いつもとは真逆の方向からの風は、やはり台風の影響と考えられます。

この天候ですが、マイクロバスでやってきたグループがポールトレーニングやモーグルの練習を始める様子が雪渓上部に見られました。いつも以上に硬いバーンにスプーンカットや氷柱が大きく成長していて、整備しないと滑走できない状況です。また、いつもならたくさんお越しになる雪渓下部のモーグルコースは今日は人影が全くありませんでした。

正午の大雪渓の気温は8℃、じーっとしていると寒さを覚えるほどです。また、お昼近くになると雨が降り始めます。ただ、午前中はウエアがびっしょりのなるほど濡れる濃霧に見舞われていましたので、雨が降り始めても濡れる度合いはあまり変わりません。

雨の降り方は14時ごろから少しずつ大粒になってきます。それでも降っていないタイミングもあって、台風の影響は午後になってもそれほど感じません。しかし、15時ごろになると、明らかに台風の影響を感じられる状況になってきます。
15時の畳平は視界が10メートルほどのひどい濃霧と東からの強風が吹きぬけるようになり、横殴りの雨となってきました。バスツアーの観光客も急いでバスに戻るしかありません。畳平のお花畑は、ハクサンイチゲの見頃がまだ続いていて、思った以上によい状態です。

この天候ですから、今日の来場者数は全体的に少なく、県道乗鞍岳線の12時までの自転車走行台数は19台のみでした。シャトルバスは、9時便の2台をのぞくと、ご来光バスも含めてすべて1台運行。ただ、ご来光は雲海の上からの日の出が楽しめたようで、予想に反してよい状態だったようです。また、観光センター前駐車場は最もピークの段階で8割程度の駐車台数にとどまり、他の駐車場への誘導はありませんでした。

現在、乗鞍高原では雨が降り続いています。15時時点の畳平の24時間累積雨量は25mmですが、今後、台風の影響による大雨が見込まれていますので、24時間累積雨量が規定値の80mmを超える恐れが考えられ、明日は通行止めとなる可能性がありますのでご注意ください。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.14 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/09 19:10更新)
 

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@ 2014/08/09 05:10
曇り−乗鞍スカイラインは自転車も通行可
岐阜側シャトルバスはBダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の天候は曇り。昨晩の雨は収まってアスファルトも乾き始めています。また、雲間に山頂方面が垣間見られる状態でほぼ無風です。気温は15℃でフリースを着用したほうが良いと感じられる気候です。畳平方面も雨はなく、乗鞍スカイラインは自転車も通行可能です。なお、長野県側のシャトルバスは正常時のAダイヤですが、岐阜県側のシャトルバスは雨天時のBダイヤでの運行が予定されています。
現時点では台風11号の影響は全く感じられない状況ですが、今後、台風接近に伴い天候悪化が懸念されますので、早めに行動されるたほうが良いかと思います。。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/09 05:35更新)
 

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■2014年8月3日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.13
 
    ※ 剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳方面 乗鞍岳積雪状況を本日速報の最後に掲載しております。
     

@ 2014/08/03 09:30
正午までに201台も − ヒルクライマーがどんどん駆け上がる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天〜荒田沢橋間)
A 2014/08/03 10:15
気温16℃、ひんやりとした空気が流れる
(位ヶ原山荘)

B 2014/08/03 11:30
長すぎて完走するのが至難なモーグルコース
(雪渓下部モーグルコース − 41コブ×132m)

C 2014/08/03 12:20
午後から天候悪化へ
(雪渓下部)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 午前中は曇りから、午後になると周期的に雨に見舞われる天候は、昨日とほとんど同じような天候の推移を見せたものの、空気感はひんやりとした感覚があって、汗をかくことのない一日でした。

早朝5時の乗鞍高原は、薄い雲に包まれた晴天の朝を迎えます。気温は17℃、昨日よりもひんやりとした感覚があって、朝のすがすがしさが感じられます。7月中なら、4時30分ごろから十分明るさを感じたものの、最近は5時少し前になって、山頂付近に朝日が差し込むようになってからようやく周囲が明るくなり、日の出が確実に遅くなっていることを感じます。観光センター前駐車場は5時の時点で90台ものマイカーがお越しになり、空きスペースがかなり少なくなっている状況。それでも人の動きがあまり見られないのは、多くがご来光バスに乗車されたものと考えられます。

6時ごろになると、晴れてはいるものの、山頂付近に雲がかかるようになります、。今日のシャトルバス始発便を待つ列は昨日よりも若干多いものの、それほどの混雑はなく、2台運行で出発します。この頃になると観光センター前駐車場は130台ものマイカーでほぼ満車に近い状態。人の動きもたくさん見られるようになり、ヒルクライムのために自転車を整備する様子があちらこちらで見られ、ウォームアップのために駐車場周辺を周回走行する様子も見られました。

朝一番から完全に無風状態が続いていましたが、その後は完全に曇り空となり、9時を過ぎる頃からパラパラと雨が降り始めて、西からの風が吹き始めます。
9時の摩利支天停留所付近の気温は16℃。日差しがないため、気温よりも肌寒く感じる状況。普段なら山頂方面が確認できる場所ではあるものの、完全に雲に飲み込まれてしまい、周辺も次第に霧に包まれるようになってきます。

9時前まではそれほど多くはないと感じられたヒルクライマーも、9時を過ぎてから一気に増加して、時間帯によってはヒルクライマーが列をなして走行する様子が見られるほど。数名のメンバーで一緒に登って来られる方や、重力を感じさせない程の身軽さで急坂をヒョイヒョイと登ってくる方などさまざまですが、今日もヒルクライマーの方々で「占拠」されてしまったといっても良いほど多くの方が訪れ、午前中だけで201名ものヒルクライマーがお越しになり、現時点では今シーズン最高をカウントしています。

10時の位ヶ原山荘の気温は16℃。いつものようにペダルの足を止めて休憩するヒルクライマーの様子が見られます。県境直下の富士見沢を横切る県道乗鞍岳線を眺めて、あまりの遠さに気が遠のく様子も見られ、「休憩しすぎると登れなくなるから、帰りに寄ります。」と、おっしゃりながら再びクリートをはめ込みます。その富士見沢も、周期的にかかる濃霧に見え隠れしていて、この先は天候悪化が懸念される状況となります。

森林限界を超えて位ヶ原に入ると、急に風が強くなり、場所によっては、自転車があおられる瞬間がありますが、走行にはそれほど大きな支障となるものではありません。雨に若干の冷たさがあるものの、若干まとまって降った後はすぐに止んでしまい、それを何度も繰り返す状況がこのあとも続きます。

11時の大雪渓の気温は14℃、山麓から湧き上がる雲と山頂から流れ込む雲のちょうど境目にあって、この部分だけ視界が確保されていて、今日も多くのモーグラーの方々がお越しになっています。雪渓下部では従来のモーグルコースが雪解けで手狭になってきたことから、南側に雪渓中段付近から雪渓下部にかけての長いモーグルコースが昨日作成されました。斜度はそれほど強くないものの、細かなピッチのコブが延々と続き、スタート地点からゴールが見えないほどで、多くのモーグラーが歯を食いしばって何とか完走する様子が見られます。それでもモーグラーの方々の満足度はかなり高く、登りも結構辛いところではありますが、果敢に繰り返し滑走する様子が見られました。

正午の大雪渓の気温は12℃。西からの風が強くなり、山頂方面は完全に雲に覆われた状況。その雲が大雪渓付近も徐々に覆いつくすようになって、13時過ぎからパラパラと雨が降り始めてしまいます。天候の推移の仕方や雨の降るタイミング等は全く昨日と同じで、二日間とも同じように天候が推移することもかなり稀といっても良いでしょう。

午後の雨の降り方は一時的にややまとまって振るものの、ものの5分〜10分程度で治まり、それを周期的に繰り替えしています。速報を書く16時前になっても、その状況は変わらず、アスファルトが濡れたり乾いたりを繰り返しています。ただ、山頂方面の雲は相変わらずかかったままです。

今日は昨日よりも多くの人出が見られ、県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で201台で、現時点では今シーズンで一番の走行台数でした。シャトルバスは、始発便・7時便が各2台、8時便・9時便が各4台で、ご来光バスは4台運行でした。また、観光センター前駐車場は8時前には満車となり、道路向かい側の未舗装の駐車場もほぼ満車の状態となりました。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.13 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/03 16:00更新)
 

 

【剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳方面 乗鞍岳積雪状況(8月2日現在)】
  

D 2014/08/02 10:10
大雪渓・山頂方面全景(青線:無雪箇所、赤線:積雪箇所)

E 2014/08/02 13:15
九十九折れ箇所
積雪はありません
F 2014/08/02 09:35
大雪渓〜肩の小屋の積雪区間(積雪区間、20m)
かなり少なくなりました。スリップに注意!

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<登山者向け情報>
剣ヶ峰山頂までのルートで積雪が残っているのは、右下画像の大雪渓〜肩の小屋の区間(積雪区間 約20m)のみで、左下画像の朝日岳直下の九十九折れ箇所は、3週間前に積雪はなくなりました。

【大雪渓〜肩の小屋(積雪、約20m)】大雪渓登山口から肩の小屋までは約700メートルありますが、雪解けが進んでその大半で登山道を現れています。しかし、大雪渓登山口から数十メートル登るとすぐ始まる積雪区間(右下画像)は、20メートルほど積雪が残っています。先週までは最も斜度のある部分にも積雪がありましたが、今週は雪解けが進み、斜度のある箇所の積雪はなくなり、問題がかなり少なくなっていますが、スリップには十分注意してください。この箇所は、例年、7月下旬〜8月上旬まで積雪が残り、おそらく、次週末には完全に積雪はなくなるものと考えられます。

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@ 2014/08/03 05:00
晴−乗鞍スカイラインは自転車も通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光センター前駐車場の気温は17℃。昨日よりは早朝らしいすがすがしさを感じる空気に包まれています。天候は全体が薄い雲に包まれた晴で、観光センターテラスにある幟が全く動かない無風の朝です。5時になってようやく山頂に朝日が差し込み始めて、くっきりとした山頂を確認できます。画像では雲がたなびいていますが、速報を書く5時20分現在は全く雲がかかっていません。観光センター前駐車場は昨日よりも駐車台数が多い状態です。乗鞍スカイラインは自転車の通行も可能で、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/03 05:20更新)
 

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■2014年8月2日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.13
 
    ※ 剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳方面 乗鞍岳積雪状況を本日速報の最後に掲載しております。
     

@ 2014/08/02 08:40
水墨画のように織り成す遠景の山並み
(ヒルクライム − 県道乗鞍岳線 位ヶ原11号カーブ)
A 2014/08/02 09:20
みんなで剣ヶ峰登山だ!
(林間学校の中学生の皆さん − 大雪渓付近)

B 2014/08/02 11:15
クロスカントリーのサマーキャンプは登りもトレーニング!
(大雪渓上部)

C 2014/08/02 13:15
午後からは時折雨の降る生憎の天候
(剣ヶ峰登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日はほぼ終日にわたって曇り空の一日で、午後から時折まとまった雨の降る天候でしたが、激しく降られることはほとんどありませんでした。ただ、蒸し暑い雰囲気が終日続きました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、星空の広がる夜を迎えています。気温は18℃、流れる空気には日中の熱感が残っていて、虫の鳴き声が周囲に静かに響き渡っています。上空には星空が広がっているものの、目を凝らして見ないとわからないほどで、いつものくっきりとした星空ではありません。ただ、空にモヤがかかっているわけでもなく、真っ暗な闇夜といっても良いかもしれません。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、青空の広がる朝を迎えます。5時の気温は17℃、早朝特有のひんやりとした空気感はなく、昨晩と同じ温度感のある状況。少し日の出が遅くなってきて、5時前にようやく山頂がモルゲンロートに輝く様子が見られます。上空の青空には薄い雲が流れているものの、山頂方面はくっきりと確認でき、乗鞍スカイラインは天候上の問題はなく、自転車の通行も可能な状態で、シャトルバスは両県ともAダイヤでの運行が始まります。

この天候も6時ごろにはほとんど曇りの天候になってきます。空気感には変化はなく、日差しがなくてもやや蒸し暑さを覚える状況。観光センターを出発するヒルクライマーも半袖ジャージの方の方がやや多い様子が見られました。

7時くらいになって、再び晴れ間が戻ってきますが、上空には鱗状の鰯雲が広がり、8時ごろには再び全面曇の天候に戻ってしまいます。ただ、温度感は天候の変化にかかわらず、蒸し暑さを感じさせる状況。ジリジリと暑いのではなく、肌にまとわりつくような、なんとなく暑さを感じさせる雰囲気です。いつもなら、森林限界を超える位ヶ原山荘付近から空気感が変わりますが、今日は森林限界以降も蒸した状況。ただ、遠景の山並みは水墨画のように織り成す光景が見られ、その光景だけを切り取れば秋の雰囲気をたっぷり味わうことができます。

9時の大雪渓の気温は20℃、日差しがないのにこの気温は非常に高い状況です。そんな中、位ヶ原山荘から登山道を登ってきた中学生の集団がやってきます。学校登山の一貫で、これから大雪渓登山口より肩の小屋を経由して剣ヶ峰登山(乗鞍岳登山)に向かいます。位ヶ原山荘からすでに1時間近く登ってきているものの、疲れた様子はほとんどなく元気そのもの...登山道の途中の雪を触ったり、雪解け水の冷たさに驚く様子を友人同士で楽しんでいます。

その後、一時的に山頂付近に雲が流れ込むものの、曇ったまま安定した天候が続きます。
大雪渓のサマーキャンプといえば、アルペンレーサーの独壇場でしたが、今日はノルディックのクロスカントリーのサマーキャンプが行われていました。通常は勾配の少ない雪原のような場所でのトレーニングが主体ですが、アルペンスキーでも中急斜面と思われるバーンを俊足に駆け上る様子は見事なもの...引率の方も「通常このようなバーンでの練習はしませんが、ノリクラでしかできない練習方法を組み合わせながらトレーニングしたい」と、おっしゃっていました。

正午の大雪渓の気温は12℃、まとまった雨が降り始めますが、位ヶ原方面などは明るい雰囲気で、急激に濃霧に見舞われることもなく、ものの10分程度で治まります。そして、午後になると、そんな天候が何度も繰り返す状況となります。

お昼時の肩の小屋はいつものように多くの登山客が訪れています。ただ、今日は肩の小屋だけでなく、全体的な人出がそれほど多くなく、多くの方が立ち寄るものの、混雑といったほどの状況ではありません。それでも、午後になっても山頂方面に向かう登山客の姿は絶えず続きます。

降ったり止んだりを繰り返していて、おそらく、レインウェアを脱いだほうが快適と思われるのですが、多くの登山客はレインウェアを装着したまま登ります。ザーッと降ってはすぐ治まる状況ですから、レインウェアを着ていたほうが安全と考えられます。今日の山頂への登山道は一時的に列が見られましたが、それほどの混雑はありませんでした。

午後から位ヶ原のお花畑に向かいます。
お花畑の入口付近はかなりの見頃を迎え、ハクサンイチゲとミヤマクロユリが見頃になっています。今週の見頃は入口から周回コースの分岐点位まで、つまり、入口部分寄りの東側半分のエリアが最も良い状態です。奥のほうはハクサンイチゲがほぼ終わっているものの、ミヤマクロユリがほぼ全面で見られます。また、畳平からのシャトルバスの下り便は、乗鞍高原行きも平湯温泉・ほおのき平行きもそれほどの混雑はありませんでした。

前述の通り、今日は混雑は見られず、県道乗鞍岳線の自転車走行台数は12時までの時点で79台で、シャトルバスは、始発便・7時便が各2台、8時便・9時便が各3台で、ご来光バスは2台運行でした。また、観光センター前駐車場は11時に満車となり、道路向かい側の駐車場へ誘導されていました。

明日も今日に近い天候の推移が考えられますので、雨対策を整えてお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.13 は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。 (2014/08/02 19:15更新)
 

 

【剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳方面 乗鞍岳積雪状況(8月2日現在)】
  

D 2014/08/02 10:10
大雪渓・山頂方面全景(青線:無雪箇所、赤線:積雪箇所)

E 2014/08/02 13:15
九十九折れ箇所
積雪はありません
F 2014/08/02 09:35
大雪渓〜肩の小屋の積雪区間(積雪区間、20m)
かなり少なくなりました。スリップに注意!

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<登山者向け情報>
剣ヶ峰山頂までのルートで積雪が残っているのは、右下画像の大雪渓〜肩の小屋の区間(積雪区間 約20m)のみで、左下画像の朝日岳直下の九十九折れ箇所は、3週間前に積雪はなくなりました。

【大雪渓〜肩の小屋(積雪、約20m)】大雪渓登山口から肩の小屋までは約700メートルありますが、雪解けが進んでその大半で登山道を現れています。しかし、大雪渓登山口から数十メートル登るとすぐ始まる積雪区間(右下画像)は、20メートルほど積雪が残っています。先週までは最も斜度のある部分にも積雪がありましたが、今週は雪解けが進み、斜度のある箇所の積雪はなくなり、問題がかなり少なくなっていますが、スリップには十分注意してください。この箇所は、例年、7月下旬〜8月上旬まで積雪が残り、おそらく、次週末には完全に積雪はなくなるものと考えられます。

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@ 2014/08/02 04:55
晴−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は17℃。天候は晴天で若干薄い雲が広がっています。日の出が少し遅くなり、5時前にようやく山頂に朝日が差し始めました。朝特有のひんやりとした空気感はなく、朝一番でも半袖でも良いほどの気候です。乗鞍スカイラインはバス・タクシー・自転車通行可能で、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始される予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2014/08/02 05:25更新)
 

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