【速報バックナンバー 2019年9月分】

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◎ 9月

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■2019年9月28日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.21

@ 2019/09/28 09:00
中腹エリアもほぼピークの色合いに
(県道乗鞍岳線 − 冷泉〜摩利支天間 28号カーブ付近)
A 2019/09/28 10:30
ようやく見頃になりました!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

B 2019/09/28 12:20
ここ数日の冷え込みでほぼピークの発色に
(宝徳霊神〜大雪渓 登山道)

C 2019/09/28 16:40
大雪渓・位ヶ原はあと数日〜1週間でピークへ
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ付近)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨年より1週間程度遅れて、ようやく紅葉が始まりました。ここ数日の冷え込みで一気に色づきが増し、本日夕方の段階では見頃・ピークまであと一歩という状態となっています。ピークに達するとその後は一気に枯れてしまう可能性がありますので、できる限り早めにお越しいただいた方がよさそうです。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場は曇〜晴で、東の空には太陽がのぞき、西のノリクラには雲の帯が山頂にかかっています。気温は13℃、この時期としては高めで寒さは全くありません。観光センター前駐車場にお越しのクルマは50台ほどで全く混雑はありません。全体的には雲が厚いものの、東の空からは朝日がさんさんと降り注いでいて、どんよりとした雰囲気は全くありません。今日のシャトルバス始発便は2台が運行されました。今日は全く混雑はありませんでした。

なお、昨日のツイッターでもお伝えしたように、先週の初霜にひきつづき、昨日は鶴ヶ池で初氷が観測されました。昨年より4日遅く、平年より1日早い観測でした。

<大雪渓への沿道の様子>
8時の三本滝ゲートの気温は18℃、昨日よりも暖かく、ゲートの警備員の方は「今日はストーブが要らないほど」と、おっしゃっています。ここ数日続いた冷え込みも長続きせず、今後の紅葉の色づきが心配されます。しかし、かもしかゲレンデから摩利支天までの沿道でも、ダケカンバなどはピークに近い発色に達している箇所があり、先週と比べると一気に色づきが進んでいます。また、紅葉の回廊が続く28号カーブ付近ではほぼピークに近い発色になっていて、大雪渓・位ヶ原よりも鮮やかな発色を見せています。

そして、位ヶ原山荘から望む屋根板・富士見沢方面のダケカンバの発色は、朝はまだはっきりしない黄色が夕方には鮮やかな状態まで進んでいて、これまで遅々として進まなかった紅葉がここ数日で一気に進むようになってきました。

位ヶ原山荘から先の位ヶ原・大雪渓エリアも見頃一歩手前だった状態が、夕方にはピーク目前の発色を示す箇所もあり、今後、例年程度の冷え込みがあればあと数日で、また、冷え込みがなければ、次週末あたりにピークがやってくるのではないかと考えられます。なお、まだ発色していない箇所もあり、今後の色付きが楽しみです。

<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は10℃、11時頃から霧雨が降るようになり、午後にはやや風が強くなり周期的に小雨が降るあいにくの天気に。それでもそれ以上の悪化はなく、15時以降になると小雨が続くものの風は収まり、視界は良好となってきました。
今日は大雪渓に訪れるスキーヤーは全くいませんでした。雪渓上部左側は右寄り部分の積雪はなくなり、左寄りの滑走エリアはほぼ先週と同じ大きさで残っています。バーン表面もさほどの硬さではないため滑走不可能ではありませんが、最大斜度が38℃もあり、常連者以外の滑走は極めて危険なため、初心者・初めての方はお越しにならないようお願いいたします。

<紅葉>
上の欄でもお伝えしたように、昨年より1週間程度遅れてようやく紅葉が始まりました。現在見頃となっているのは、大雪渓・位ヶ原エリアと冷泉〜摩利支天エリアです。

大雪渓・位ヶ原エリアはまだ発色しきっていない状態のものが多い状態ですが、日に日に色合いが増す様子が見られ、例年通りの冷え込みが続けば、数日後にはピークに達する可能性があります。ただ、高めの気温が続く予報が出ていますので、もし冷え込みがなければ、次週末あたりにピークがやってくる可能性もあります。ピークに達すると数日で枯れてしまうため、早めにお越しになることをお勧めします(特にウラジロナナカマドはピーク後は一気に落葉します)。

冷泉〜摩利支天エリアで見頃となっているのは、冷泉から28号カーブ付近の紅葉の回廊が見られる箇所までで、それより下部の摩利支天付近はまだこれからといったところですが、摩利支天から三本滝滝上までの区間の沿道の紅葉は綺麗な発色になってきています。

今後は状況に変化があり次第、随時、紅葉情報をお届けする予定ですので、当WebSiteをチェックの上、紅葉散策にお越しください。

<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはAダイヤ運行で、始発便2台、7時便1台、8時便2台、9時便2台で混雑はなく、観光センター前駐車場も満車にはなりませんでした。また、本日の自転車入山台数は午前48台、午後4台、合計42台で、岐阜県側の乗鞍スカイラインは11時30分に濃霧につき自転車通行止めとなりました。

次回速報は10月5日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.21 は今週末掲載予定です(2019/09/28 21:00更新)

 

【9月28日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年9月26日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回はありません)

@ 2019/09/26
見頃に近い状態の部分がちらほらと..
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)
A 2019/09/26
まだ色づいていない部分も残っている
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

B 2019/09/26
次の週末には見頃に差し掛かる可能性も
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

C 2019/09/26
中腹でも見頃が近づく
(県道乗鞍岳線 −冷泉〜摩利支天間 28号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日に続いて紅葉情報をお届けします。例年9月20日過ぎあたりから見頃を迎える大雪渓・位ヶ原の紅葉ですが、今年は1週間以上遅れている状態が続いています。今週に入って朝晩の冷え込みがはっきりして来て、紅葉エリアの中にある標高2350メートルの位ヶ原山荘の今朝の最低気温は4.4℃まで低下し、今シーズン一番の冷え込みとなりました。

そのため、昨日よりも紅葉の色合いがはっきりしてきて、大雪渓・位ヶ原では全体的にも色合いがしっかり感じられるようになって来ました。そのため、次の週末には見頃に近いレベルに差し掛かるのではないかと予測されます。また、中腹の冷泉〜摩利支天付近(標高2000メートル付近)でも、はっきりとした色合いを見せてるようになりました.。

次の週末はピークまで至らないとは考えられますが、大雪渓・位ヶ原の上部エリアから、冷泉・摩利支天の中腹エリアまで全山にわたり、紅葉が始まったと感じられるレベルに達するのではないかと考えられます。(2019/09/14 21:30更新)


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■2019年9月25日(水)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  今回はありません)

@ 2019/09/25
ダケカンバが黄色くなり始めた
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)
A 2019/09/25
ウラジロナナカマドの発色も増してきた
(位ヶ原お花畑)

B 2019/09/25
もう少し色づきが欲しいところ
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

C 2019/09/25
見頃と言えるレベルまでもう一歩
(大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 例年なら大雪渓・位ヶ原エリアは見頃・ピークを迎える時期ですが、今年は冷え込みがなく、紅葉が遅れています。ただ、今日あたりから冷え込みが見られるようになり、紅葉が徐々に進みつつあります。現段階では、まだ 見頃といえるレベルには達していませんが、撮影された方の話では、先週よりも明らかに色合いの変化を感じるとのことでした。今後の冷え込み方によっては、今度の週末にはさらに色合いが増してくると考えられます。(2019/09/25 20:40更新)


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■2019年9月21日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20
 

@ 2019/09/21 10:20
本日の自転車入山数は10台 − 皆さん、びしょ濡れ
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上15号カーブ)
A 2019/09/21 11:20
紅葉 − 昨年より1週間以上遅い状況
(位ヶ原お花畑)

B 2019/09/21 11:40
紅葉 − 色づきの良いものでこの程度
(宝徳霊神〜大雪渓 登山道)

C 2019/09/21 09:40
気温8℃ − 薪ストーブから離れられない
(位ヶ原山荘)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 秋分の日三連休の初日を迎えましたが、秋雨前線の影響で今日は終日小雨の一日となりました。紅葉は本来なら見頃を迎える時期ですが暖かい日が多く、色づきはほとんど進んでいません。昨年より1週間以上遅い状況となっています。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場は少し前から小雨が降り始めました。気温は9℃、今年は9月に入っても高めの気温が続き、ここ最近になってようやく一桁台の気温まで下がるようになってきました。小雨が降っていても、山頂方面はかろうじて確認できる状態が続き、大幅な天候悪化は感じられません。2時40分の畳平の天候は小雨・気温6℃・風速1メートルで、視界良好のため岐阜県側の乗鞍スカイラインは自転車通行可能とのこと(9時30分に濃霧自転車通行止め)。なお、昨日のTwitterでもお伝えしたように、昨日、畳平鶴ヶ池で初霜を観測しました。昨年より1日遅く、過去10年間の平均観測日より1日遅い状況で、暖かな日が続いている割には、初霜はほぼ例年並みの観測でした。

観光センター前駐車場は20台ほどと閑散としています。そして、シャトルバスは雨天時用Bダイヤでの運行のため、始発便の次は8時便で、7時便に乗ろうとされた方はタクシーに相乗りして畳平方面に向かった模様です。

<大雪渓への沿道の様子>
8時の三本滝ゲートの気温は10℃、今日は全く気温が上がらず小雨が降り続いています。三本滝ゲートから先の摩利支天あたりから周辺に濃霧が立ち込めるようになってきます。風もほとんどなく、雨の降り方もさほどではないため、短時間であれば傘なしでもよいくらい。そろそろ紅葉シーズンを迎えますが、沿道の木々は色彩の変化が若干あるものの、紅葉が始まったと言えるかどうか判断に迷う程度の色付きです。昨年よりも1週間以上遅い状況といえるでしょう。

9時の位ヶ原山荘の気温は8℃、いつもならヒルクライマーで賑わいますが、今日ばかりはひっそりと静かな状況。山荘の中では支配人とこの三連休に対応するスタッフの方々が薪ストーブを囲んで談笑。もうこの時期になると、朝晩だけでなく、日中もストーブが必要な状況で、高めの気温が続いているものの、秋は着実に訪れているようです。
位ヶ原付近はまだ濃霧が立ち込めているものの、宝徳霊神バス停付近からは視界が良くなり、山頂方面は大雪渓付近まではっきり確認できる状態となってきます。小雨は止むことなく降り続き、自転車もほとんど訪れません。そんな中、びしょ濡れになりながら登ってくるヒルクライマーは「今日は平湯に抜けて、明日は安房峠(旧道)を走ってみたい」とおっしゃっていました。

<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は8℃、視界は良好で周辺の道路はくっきりと確認できます。小雨は相変わらず続き、周期的に濃霧が立ち込めることがありますが、風もほとんどなく、穏やかな状況。
今日は大雪渓に訪れるスキーヤーは全くいませんでした。雪渓上部左側は右寄り部分が雪解けで先週はかなり小さくなったもの、まだ残っていて、左寄りの滑走エリアも最長で31メートルの長さがあって、先週とほとんど変わっていない状況。また、コブらしきラインが残っていて今週はあまり雪解けが進まなかった模様です。ただ、バーンは明らかに先週よりも硬くなっていますので、スキーブーツでのハイクアップは慎重にお願いいたします。なお雪渓上部左側は最大斜度38℃もあり、常連者以外の滑走は極めて危険なため、初心者・初めての方はお越しにならないようお願いいたします。

<紅葉>
ノリクラの紅葉は大雪渓付近から始まって山麓へとすすみ、大雪渓の紅葉は9月下旬ごろより見頃が始まります。例年であれば、大雪渓・位ヶ原では見頃の時期に入り、シーズンによってはピークを迎えますが、今年は全く色づきが進んでいません。

昨年はこの週末に見頃を迎え、数日後にピークとなりましたが、今年は1週間以上遅い状況です。そのため、今後、昨年並みの冷え込みが続くようになれば、次の週末あたりに見頃を迎えることになりますが、予報では今後も高めの気温が続くようですので、紅葉がさらに遅れる可能性があるかもしれません。今後は状況に変化があり次第、随時、紅葉情報をお届けする予定ですので、当WebSiteをチェックの上、紅葉散策にお越しください。

<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはBダイヤ運行で、すべての便が1台運行でした。また、本日の自転車入山台数は午前5台、午後5台、合計10台で、岐阜県側の乗鞍スカイラインは9時30分に濃霧につき自転車通行止めとなりました。

次回速報は9月28日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.20 は今週末掲載予定です(2019/09/14 20:00更新)

 

【9月21日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年9月14日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19
 

@ 2019/09/14 09:55
秋のヒルクライムは最高に爽やか〜!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2019/09/14 10:45
今年の紅葉は遅く、ごく一部しか始まっていない
(宝徳霊神〜肩の小屋 登山道)

B 2019/09/14 11:55
子どもパークレンジャー
梓川大河の一滴を探しに乗鞍岳へ!
(環境省 中部山岳国立公園管理事務所 など)

C 2019/09/14 12:50
滑走距離25m − 昨年の10月中旬頃の大きさしかない
(雪渓上部左側)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 9月〜10月は連休の多い月ですが、その第一弾が敬老の日の三連休が今日から始まりました。午前中はほぼ快晴・午後も晴天が続く良い天気で、気温もさほど高くなく過ごしやすい一日でした。紅葉は例年ならそろそろ始まりだす時期ですが、今年は高めの気温が連日続いていることから発色が全く進まず、ごく一部を除いて青々とした状態です。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場は快晴の青空が広がっています。気温は10℃で、このところは気温が高く、ようやく下がって来たという状況です。6時時点の観光センター駐車台数は110台で3分の2程度が埋まっていて先週とほとんど変わらない状況。天気が良ければかなりの賑わいを見せる三連休ですが、初日はいつもの週末よりも出足が遅い傾向が見られ、バタバタとした混雑は見られません。気温は低いものの、日差しがしっかり差し込んできて、時間とともに肌寒さは解消します。

<大雪渓への沿道の様子>
8時を回るころになると、寒さよりも日差しの暖かさ・暑さを感じるようになります。8時の三本滝ゲートの気温は25℃まで上昇。三本滝駐車場はこの時点で8割ほど埋まっている状態ですが自転車の方は少なく、今日は山登り・三本滝散策の方が目立っていました。それでも8時以降は自転車入山数が増えてきて、いつもの週末の賑わいが見られるようになってきました。三本滝からさらに登ると、快晴無風が続くものの、日差しの暑さは和らいできて、秋らしい空気感を感じるようになってきます。

9時の位ヶ原山荘の気温は14℃、じーっとしている分には心地よい状態ですが、走って来られた方はやや暑さを感じる方もいらっしゃったようで、山荘脇の湧き水で顔を洗ってクールダウンされる様子もありました。午前中はほとんど雲のない快晴が続く秋空で、まだ紅葉は進んでいませんが、真っ青な空をバックに写真を撮りながら登るヒルクライマー方は、「景色がきれいなので、なかなか前に進めません。このまま下山するのがもったいないほど...」とおっしゃっていました。

そして、県道乗鞍岳線の終点、長野県と岐阜県の県境にある国内で最も標高の高いバス停「標高2716mバス停」では、登頂したヒルクライマーが入れ代わり立ち代わり記念撮影をされていました。今日は県境付近もほとんど風はなく、気温も15℃程度で、体感的にさほど寒さはなく、県境から望む北アルプスや遠景の山並みの風景をのんびり楽しんでいらっしゃいました。

<大雪渓>
大雪渓では環境省が推進する「子どもパークレンジャー事業」に参加した子どもたち14名にお会いしました。梓川大河に流れる最初の一滴を発見するために乗鞍岳大雪渓にお越しになり、大雪渓から流れる沢沿いを通じる登山道を下り、乗鞍高原での滝遊びや乗鞍BASEでのキャンプなどを楽しむ模様で、明日はさらに下流まで下って、乗鞍岳から生まれた水を追いかけながら、自然体験学習を体験します。

12時の大雪渓の気温は16℃、現在滑走できるのは雪渓上部左側のみでその中でも最も左寄りの部分になります。コブのラインが1本とアルペンレーサーたちの滑走エリアが1つという状態です。コブのラインはかなりふり幅の大きなもので滑走距離は30メートル、アルペンレーサーのエリアの滑走距離はわずか25メートルで最大斜度は36℃です。バーン表面は日差しがあって冷え込みがないので硬くないものの、下地の硬い部分が出始めてきていますので、積雪が薄くなってきていると考えられます。

滑走距離30メートル・25メートルは、昨年の10月中旬頃に相当し、例年の10月末よりも短い状態となっています。なお、現時点では気温が高くバーンが柔らかい状態ですが、今後冷え込みが例年並みに戻ると、バーンが硬くなり、常連スキーヤー以外は滑走がかなり危険な状態となりますので、無理に滑走されないようお願いいたします。

<紅葉>
ノリクラの紅葉は大雪渓付近から始まって山麓へとすすみ、大雪渓の紅葉は9月下旬ごろより見頃が始まります。例年であれば、そろそろ色付きが始まる時期ですが、今週は一部で綺麗な発色が見られるものの、ほとんど紅葉が進んでいません。9月に入っても高めの気温が続いていることが原因と考えられ、今後は気温が徐々に低くなってきますので、紅葉が進んで行くものと考えられます。今後順調に気温が下がって行けば、色づきはすぐ始まると思われますが、それでも見頃・ピークは例年よりも遅れる可能性が高いと考えられます。色付きが始まっていないため、現段階では時期の推測ができない状況です。

<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスは、ご来光3台、始発便2台、7時便2台、8時便2台、9時便3台で、この後も1〜3台程度でした。また、本日の自転車入山台数は午前94台、午後34台、合計128台で、観光センター前駐車場は9時30分頃には満車となりました。

明日は三連休中日で天気も良いようですので混雑が予測されます。時間に余裕を持って行動されるようお願いいたします。なお、観光センター前駐車場が満車となった場合は、2km先の鈴蘭橋駐車場へ回ってください(鈴蘭橋駐車場からシャトルバス乗車できます)。

次回速報は9月21日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.19 は今週末掲載予定です(2019/09/14 20:30更新)

 

【9月14日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2019年9月7日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.18

@ 2019/09/07 09:35
ゆっくりのんびりヒルクライムを楽しむ
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2019/09/07 09:55
ノリクラの紅葉はここから始まる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

B 2019/09/07 10:55
気温21℃と照り付ける太陽 − 真夏並みの暑さ!
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

C 2019/09/07 14:00
滑走距離20m − まだまだ滑ります!
(雪渓上部左側)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ お盆明けから秋らしい雰囲気になり、このまま秋が深まるかと思ったものの、真夏並みに暑い一日となりました。この暑さは台風15号の影響によるものと見られますが、真夏とはちょっと違う点は空気が乾いていて爽やかな雰囲気が感じられた点に助けられました。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場は快晴の青空が広がっています。気温は10℃と低めで少しひんやりする朝です。2時51分現在の畳平は快晴・気温9℃・風速1メートルで山頂方面も朝から穏やかだった模様。そして、ご来光も雲一つない条件での日の出だったためバッチリ見えたようですが、朝焼けが単調でいま一つ...とおっしゃる方もいらっしゃいました。
6時の観光センター前駐車場の台数は115台で3分の2程度が埋まっています。いつものようにヒルクライムに出発する人や登山の方が大半です。

<大雪渓への沿道の様子>
8時の三本滝ゲートの気温は27℃まで上昇し、そろそろ日差しの暑さが気になる時間帯になってきます。今日もたくさんの自転車の方がお越しになっていますが、今日は三本滝から出発する方も多く、タイムトライアルではなく、のんびりと風景を楽しみながらヒルクライムを楽しんでいる方が多かったように見えます。

今日は本当に穏やかな天候で、位ヶ原山荘を過ぎても快晴無風が続きます。自転車を降りて思い思いに写真を撮る方も多く、中には「紅葉の下見で来ました」とおっしゃるヒルクライマーの方もお越しになっていました。今日は暑いんですが澄んだ空気に包まれてカラッとした状態でした。その澄んだ空気の影響により、遠景の山々が水墨画のように連なり、秋本番を迎えた模様です。

<大雪渓>
12時の大雪渓の気温は21℃、真夏でも20℃越えすることは珍しく、今回はお盆の頃の暑さをに匹敵する状況です。大雪渓近くまでやってくると雪渓を吹き抜ける風が心地よいものの、今日は風がほとんどなく、雪渓近くまでやってきても21℃の気温に変化はありませんでした。

現在滑走できるのは雪渓上部左側のみでその中でも最も左寄りの部分になります。コブのラインが1本とアルペンレーサーたちの滑走エリアが1つという状態です。コブのラインはかなりふり幅の大きなもので滑走距離は36メートルあります。

その隣のアルペンレーサーの方々が使用しているバーンは滑走距離20メートルほど。上部では高さ2メートル以上の積雪となっていて、まだ十分な積雪量がありますが、下部の雪解けが懸念されます。そして、滑走ラインには所々で凍結した下地が出始め、場所によっては積雪量が少ない可能性があります。なお、雪質は柔らかめでハイクアップ・滑走ともに問題ない状態です。

<紅葉>
ノリクラの紅葉は大雪渓付近から始まって山麓へとすすみ、大雪渓の紅葉は9月下旬ごろより始まります。そのため、現時点ではまだ紅葉と呼べる箇所はありません。今回は11号カーブのウラジロナナカマドの様子をお伝えしておりますが、現在ピークの発色状態となっています。その他は部分的に紅葉が進んだ部分はあるものの、明らかに紅葉が始まっている箇所は11号カーブ以外はありません。このところの冷え込みが少ないためか、紅葉の進み具合は若干遅れているようにも見えます。

<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスは、ご来光3台、始発便1台、7時便2台、8時便2台、9時便3台で、この後も1〜3台程度でした。また、本日の自転車入山台数は午前102台、午後41台、合計143台で、観光センター前駐車場は10時前には満車となりました。そして、正午の畳平の気温は15.6℃、最高気温は14時に観測された18.6℃で、20℃には届かなかったものの、畳平でも暑い一日になりました。

次回速報は9月14日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.18 は今週末掲載予定です(2019/09/07 19:50更新)

 

【9月7日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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