【速報バックナンバー 2022年7月分】

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◎ 7月

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■2022年7月30日(土)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

梅雨明け十日。安定したよい天気に恵まれ、乗鞍にも夏本番が訪れる
@ 2022/07/30 09:30
今日はどこを撮っても絵になるロケーション
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)
A 2022/07/30 10:55
夏山真っ盛り − 高山植物が咲き誇る
(大雪渓 − チングルマ)

B 2022/07/30 11:50
スカッとした青空に夏雲浮かぶ
(雪渓上部右側 ー モーグルコース)

C 2022/07/30 14:50
シャトルバス下り便はどの便も長い列が
(畳平)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 6月27日に梅雨明けしておりますが、その後、梅雨のような天候が続き、数日前からようやく夏空が続くようになり、「2度目の梅雨明け」を迎えました。まさに「梅雨明け十日」という言葉にふさわしく、安定したよい天気の一日を送ることができました。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

7月30日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、東の空に雲がかかっている影響から、日の出が6時以降になりましたが、良い天気の朝を迎えました。気温は18℃、暑くもなく寒くもないコンディションです。6時の時点で観光センター前駐車場には140台の車がやってきています。昼前には満車に近い状態まで達した模様です。

朝一番のひんやりした感覚がほとんどなく、先週までと比べて明らかに空気感が夏っぽい感じがみられ、半袖のサイクルジャージのまま下山する様子が見られます。下山で寒さを感じない真夏の期間は本当に短く、乗鞍にもようやく夏本番が訪れたと言えます。

今年は3年ぶりに開催となる乗鞍ヒルクライム(旧 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)が8月28日(日)に開催される見通しです。今日も練習に訪れたヒルクライマーがたくさんいらっしゃった模様で、一心不乱に登っていきますが、下山はスマホを片手に何度も足を止めて写真を撮る様子があちこちで見られます。夏は日中になると空気が霞んで来るものの、今日はくっきりとした光景が午後になっても続き、どこを撮っても絵になる風景が見られました。そして、今日は自転車の方だけでなく、山麓から山頂に向けて登山を楽しむ方も結構いらっしゃいました。

<大雪渓積雪状況>

7月30日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼10時の大雪渓の気温は20℃、やや高めの気温です。9時ごろまでは山麓から沸き上がる雲で日差しがさえぎられる時間帯が長かったものの、その後、沸き上がる雲が少なくなり、くっきりとした夏空が広がるようになってきました。午後も安定した天候が続きました。

先週までは、道路沿いの雪渓下部のモーグルコースがメインバーンでしたが、雪解けが進んで来たため、雪渓上部右側のモーグルコースに多くのモーグラーが集まっていました。
雪渓下部のモーグルコースは2レーンで、8コブ×36メートルと、13コブ×55メートルとかなり短くなり、次週末には滑走困難な状態となる可能性が高いです。
雪渓上部右側のモーグルコースは2レーンで、25コブ×97メートルと、30コブ×102メートルで、ジュニアのモーグラーを中心に、多くの方が訪れていました。雪渓上部右側はもうしばらく滑走可能と見込まれます。
雪渓上部左側のモーグルコースは雪解けのため、新たなラインが南側に新設されました。22コブ×85メートルです。先週までのラインはまだ滑走可能と思われますが、整備されてませんでした。

各定点観測視点では、全体的に昨年とほぼ同じ状態になっています。.
・ 雪渓下部は幅68メートル×長さ65メートルで、昨年より若干小さくなっています。また、下端〜車道との距離は南側64メートル・北側32メートルで昨年とほぼ同一。雪渓下部のモーグル岩の積雪状況は昨年より若干雪解けが早い状況。
・ 雪渓上部右側は、幅110メートル×長さ271メートルでほぼ昨年並み。鉄塔土台もほぼ昨年並みの雪解け。雪渓上部の雪渓下端箇所は昨年よりやや遅い雪解け。
・ 雪渓上部右側上端から下端までの距離は先週の500メートルから大幅に短くなって271メートル。これは雪渓下部へ通じる箇所の雪解けが完了し、下端部分が雪渓下部下端部分から雪渓上部右側下端へ変更したためです。過去の状況は、2021年は276メートル、2019年は440メートル、2018年は推定435メートル。2017年は450メートル。2016年は147メートル、2015年は477メートル、2014年は507メートル。2013年は336メートル。2012年は282メートル、2011年は269メートル、2010年は280メートル、2009年は252メートル、2008年は250メートルでした。
・ 雪渓上部左側の上端から下端までの長さは165メートルで先週の210メートルから大幅に短くなりましたが、昨年より1週間以上遅い雪解け、ただし、上端部分は昨年より2週間ほど早い雪解けです。

正午の大雪渓の気温は20℃、大雪渓で気温が20℃に達することは稀で、この暑さでバーン表面はグサグサでたけのこ状の氷柱はまったくありませんでした。


畳平、お花畑>

7月30日(土)速報 − 畳平、お花畑(クリックで拡大)】

14時の疊平の気温は17℃、観光バスも数多く訪れていて、シャトルバスは絶えず長い列がみられました。畳平のお花畑は、チングルマとクロユリは完全に終了し、現在はモミジカラマツ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマアキノキリンソウ、ウサギギク、ヨツバシオガマが台頭していて、ハクサンボウフウもちらほら見あれるようになってきました。

晩夏に咲くこれからの高山植物はまだ種類・数ともにやや少ない状態ですが、お花畑の季節はまだまだ続きます。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、ご来光バスは3台、始発6時10分便は3台で、7時便3台、8時便3台、9時便2台、9時30分便2台、10時便は2台、11時便2台、12時便1台でした。自転車は午前222台、午後26台で、合計248台はでした。

次回速報は8月6日(土)の予定です。(2022/07/30 22:30更新)


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■2022年7月23日(土)     

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早朝は虹〜のち日中は濃霧霧雨〜のち夕方近くになってようやく天候回復 
@ 2022/07/23 05:55
霧雨が降る中、虹のアーチが青空にかかる
(観光センター前)
A 2022/07/23 10:30
日中は濃霧と霧雨
(大雪渓前)

B 2022/07/23 13:20
華麗にエアーを決める − 将来の夢はオリンピック!
(ジュニアモーグルの選手たち)

C 2022/07/23 14:20
14時過ぎから急速に天候回復
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 山麓の乗鞍高原はきれいに腫れあがったようですが、森林限界を超えた大雪渓・山頂方面は、ほぼ終日濃霧と霧雨が降り、夕方近くになってようやく天候が急速に回復しました。劇的な天候回復で目の前の景色が一気に広がり、歓喜するヒルクライマーの様子も見られたほど。でも、もう少し早く回復してくれたらと思う気持ちもありました。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

7月23日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、青空が広がるものの霧雨が降る微妙は天候の朝を迎えます。気温は16℃、ややひんやりとした感覚があります。青空ですが雲が多く、ちょうど東の空の雲間から朝日が差し込むようになると、西の空には大きな虹のアーチが青空にかかります。この間も霧雨が降り続き、結構長い間、虹を楽しむことができました。今日は土曜日のため、始発便は6時10分で、2台が運行されました。このあと、上空は雲が広がるものの、乗鞍高原は天候が回復して暑い一日となりました。観光センター前駐車場も昼前には満車となり、ハイシーズンらしい人出が見られるようになってきました。

8時の三本滝の天候は霧雨・14℃。結構しっかり降る様子が見られます。8月28日(日)は乗鞍ヒルクライム(旧 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)が3年ぶりに開催される予定で、本格的な練習に取り組む選手の様子も見られるようになってきました。そんな中、霧雨の中、山頂方面から下山してきたのは筧 五郎選手。「上はすごい天気ですよ〜突風で立っていられないほど。濃霧と霧雨もひどく寒くて寒くて...このまま温泉に飛び込みたい〜!」と、足早に下山されて行きました。

これより先の天候は、三本滝より荒田沢付近までは濃霧で、冷泉小屋あたりから位ヶ原山荘までは青空が広がり薄日のさす天候。そして、森林限界を超える位ヶ原からは曇で周辺は霧が立ち込める天候。そして、全山にわたって、霧雨が断続的に降る状況が続きます。

<大雪渓積雪状況>

7月23日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼10時の大雪渓の気温は12℃、濃霧と強風が続き、畳平方面に向かうヒルクライマーの方の中には、ここでレインウェアを着込む様子も見られました。

道路沿いの雪渓下部ではモーグルコース3レーン(下から見て左から、13コブ×59メートル、14コブ×55メートル、12コブ×51メートル)があり、今日も多くのモーグラーが訪れていました。先週と比べて、スタート地点の雪解けが激しく、どのレーンも短くなっています。

積雪量は雪渓下部では下端部分は昨年とほぼ同じで、スタート付近は昨年よりやや早い雪解け。雪渓中段は昨年より多く、雪渓上部は下半分は昨年より多く、上半分は昨年よりやや少ない傾向です。

各定点観測視点の状況は
・ 雪渓下部下端〜車道との距離は南側で64メートル、北側で25メートルで昨年とほぼ同じ。
・ 雪渓下部のモーグル岩は昨年よりやや早い雪解け、石碑の岩は昨年とほぼ同じ雪解け。
・ 雪渓上部の雪渓の下端箇所は昨年より1週間遅い雪解け、雪渓上部右側にある鉄塔土台は昨年より1週間遅い雪解け。。
・ 雪渓上部右側から雪渓下部の下端までの大雪渓全体の距離は500mで、2021年は504m、2019年は440メートル、2018年は推定435メートル。2017年は450メートル。2016年は147メートル、2015年は477メートル、2014年は507メートル。2013年は336メートル。2012年は282メートル、2011年は269メートル、2010年は280メートル、2009年は252メートル、2008年は250メートルでした。

雪質はやわらかめですが、タケノコ状の氷柱が目立ってきました。

正午の大雪渓の気温は16℃、濃霧・霧雨が続き、ほとんど視界が効かない時間帯も存在する中、午後からはややまとまった雨が降ったのち、14時ごろから急速に天候が回復しました。


畳平・お花畑>

7月23日(土)速報 − 畳平・お花畑(クリックで拡大)】

畳平のお花畑は、先週まではハクサンイチゲの群落がひろがっていたものの、今週は入口付近の一部で群落がやや見られるもののほとんど姿を消し、入口付近を中心にハクサンイチゲに置き換わって、モミジカラマツが先始めました。それより奥に向かうと、ミヤマキンポウゲとヨツバシオガマが点在するものの、今週は咲いている種類・数が少ない端境期です。それでも、ミヤマアキノキリンソウの芽が出始めていますので、来週からは、夏後半の高山植物(ミヤマアキノキリンソウ、ウサギギク、ハクサンボウフウなどなど)が見られるようになってくるはずです。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発6時10分便は2台で、7時便は2台、8時便3台、9時便は2台、9時30分便は2台、10時便は2台、11時便は1台、12時便1台で、本日は平成観光と栄和交通の車両も運行されました。自転車は午前151台、午後57台で、合計208台はでした。天候が悪かった割には多くの方がお越しになった模様です。

次回速報は7月30日(土)の予定です。(2022/07/23 23:00更新)


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■2022年7月16日(土)     

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三連休初日 − 夕方までは何とか天気は持ちこたえ、まずまずの一日 
@ 2022/07/16 08:45
山頂方面は流れゆく雲で見え隠れ
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2022/07/16 11:45
大雪渓上端〜車道まで508m、昨年並みで例年より長い
(大雪渓上部左側 − モーグルコース)

B 2022/07/16 11:45
ジュニアのスキーキャンプも盛んに
(雪渓中段)

C 2022/07/16 14:25
ハクサンイチゲの見頃が続いている
(畳平お花畑)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 時折、濃霧に覆われるタイミングがあったもののほぼ曇り空で、風や日差しはほとんどなく、暑くもなく寒くもない過ごしやすい一日でした。このままの天候で終わると思われましたが、15時頃から本降りの雨となりました。

 

【目次】

<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>
 

<大雪渓積雪状況>

<畳平・お花畑>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

7月16日(土)速報 − 観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、雲間に青空が見え隠れする天候で気温は16℃。山頂方面は大雪渓より上部に雲がかかっている状態です。観光センター前駐車場はこの時点で来場車両は40〜50台ほどしかありません。昨年の三連休初日は快晴で来場車両は100台以上に上り、乗鞍の観光は天候に大きく左右されることが如実にわかります。

今日からシャトルバスの運行ダイヤが変更され、1時間に1便運行されるAダイヤ(晴ダイヤ)と2時間に1便運行されるBダイヤ(雨ダイヤ)が適用され、土休日と特定日は始発は1時間早い6時10分となります。今日の始発便は2台運行され、1台目は朝日観光のバスで2台目はアルピコ交通のバスで運行されました。、今日はそのほか栄和交通・平成交通のバスも運行に参画していました。

今日は自転車の来場者が非常に少なく、観光センターで準備する様子はほとんど見られません。いつもの傾向ですが、三連休だと中日が最も来場者が多く、初日は少ない模様です。また、三本滝ゲートでは、道路上の砂利を清掃するために、箒(ほうき)をザックに入れて、走行する自転車のお二人もいらっしゃいました。大雨が降ると激しく流れる雨水と一緒に山肌の土砂が道路上に流れ、自転車のスリップ事故の原因となります。

天候は8時30分ごろより、山麓から沸き上がる雲で周期的に視界が妨げられることがあるものの、ほぼ曇り空の天候で推移します。お昼過ぎに一時的にパラパラ降るタイミングがありましたが持ちこたえ、15時から本格的な雨降りとなってしまいました。


<大雪渓積雪状況>

7月16日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼10時の大雪渓の気温は16℃、適度な気候が続きます。大雪渓に訪れるスキーヤー・ボーダーの大半は、いつもはモーグルの方々ですが、三連休とあって、ジュニアのスキーキャンプの姿も、雪渓中段を中心に多く見られました。

道路沿いの雪渓下部ではモーグルコース3レーン(下から見て左から、20コブ×80メートル、19コブ×77メートル、17コブ×64メートル)があり、左側と右側のラインは岩の頭が出てきてしまい、左側については新たなラインを作成し、右側のラインは岩の頭より下部を利用されていました。また、雪渓上部左側にも上級者用のモーグルコース(33コブ×110m))が作成され、堀島行真選手に続く次の世代のジュニアたちが果敢に練習を繰り返していました。

また、雪渓上部右側から雪渓下部の下端までの大雪渓全体の距離は508メートルで、2021年の512メートルとほぼ同等です。それ以前では大半が400メートル台で、500メートル以上は2008年までの14年間で3回しかなく、今年は例年よりも積雪量が多い状況です。
(参考−過去の測定値 : 2021年は512メートル、2019年は446メートル、2018年は446メートル。2017年は464メートル。2016年は175メートル、2015年は500メートル、2014年は510メートル、2013年は492メートル、2012は453メートル、2011年は天候不良で測定できませんでしたが前週は475メートル、2010年は319メートル、2009年は271メートル、2008年は255メートル)

正午の大雪渓の気温は16℃、日差しがなくても体感的には寒いと感じる状況ではありませんが、15時からの雨で気温が10℃まで下がると肌寒さを感じる状況となりました。


畳平、お花畑>

7月16日(土)速報 − 畳平、お花畑(クリックで拡大)】

先々週、ハクサンイチゲが見頃となった畳平お花畑は、奥のほうでは花が終わってしまったものの、全体の3分の2程度がで見頃が続いています。このほか、クロユリ・コイワカガミ・ミヤマキンバイ・ミヤマキンポウゲなども見頃を迎えています。また、ヨツバシオガマが早くも咲き始め、例年よりも種類も量も多い状態となっています。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発6時10分便は2台で、7時便・8時便・9時便は各2台、9時30分便・10時便・11時便は各1台、12時便2台でした、本日は朝日観光・栄和交通・平成交通の3社の車両が各1〜2台運行されていました。自転車は午前59台、午後19台で、合計78台はでした。

次回速報は7月23日(土)の予定です。(2022/07/16 21:30更新)


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■2022年7月10日(日)   この速報は別ページにも掲載しております)

 

※ この速報の特集ページを掲載いたしました→ 7月10日(日)開催の第18回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムの特集

 

乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが3年振りに開催 
@ 2022/07/10 08:32
エントリー数682名 − 15分遅れでスタート
(殿下平総合交流ターミナル)
A 2022/07/10 08:36
出足の早いe-BIKEが一般クラスを先導していく
(国道・乗鞍スカイライン分岐点)

B 2022/07/10 09:35
総合優勝は男子Dの真鍋 晃選手
(タイム 1時間02分52秒569)

C 2022/07/10 10:40
この達成感が忘れられない
(畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は第18回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム2022の開催日。3年振りに開催されました。

<開会式・スタート地点など>

7月10日(日)速報 − 開会式・スタート地点など (クリックで拡大)】

早朝6時のほおのき平スキー場の天候は曇・気温17℃。雲間から青空が見え隠れする状況です。ほおのき平は駐車場と手荷物受付会場となっていて、スタートは約2km先の殿下平総合交流ターミナルとなっていて、自走もしくは大会が用意したバスにて移動します。ゴール地点の畳平の6時の天候は、霧・気温10℃ですが、道路視界は良好であるため自転車通行可能で、大会本部からは正式に開催が発表されました。

7時20分に開会式が行われ、8時15分よりチャンピオンクラスから順次スタートが予定されていましたが、畳平からの定期シャトルバスの下山が遅れた影響から、予定より15分遅れで大会がスタートしました。すでに選手がスタート地点で出走段階に入っていたため、時間繋ぎにMCが苦戦する中、ゲスト出走する筧 五郎さんが飛び入りでMCに入り、選手の皆さんを和ませていました。


<レースの模様>

7月10日(日)速報 − レースの模様 (クリックで拡大)】

スタートはチャンピオンクラスを皮切りに、各カテゴリーを100名程度にまとめたグループごとに3分間隔でスタートします。今回のチャンピオンクラスの出走は2名で、その3分後にe-BIKEと男子A〜Dが出走しました。e-BIKEは前回大会より設定された部門で、今回は19名のエントリーがありました。e-BIKEと男子A〜Dはパレード区間が外れて、国道から旧道に入ると、勾配が上がる影響から、e-BIKEが優勢となり、旧道部分でも20km/h以上のスピードを維持し、旧道の中間部分で、先行するチャンピオンクラスをいとも簡単に抜き去り、平湯峠でコースレコードのタイムを1分ほど早い状況で通過した後、最終的に55分22秒でコースレコードを4分近く早いタイムでゴールしました。

その状況の中、急勾配の旧道部分で、e-BIKEの集団と変わらないスピードで走る選手がいました。男子D(23〜29歳)の真鍋 晃選手は1時間02分52秒569で総合優勝を果たしました。「クラス1位は平湯峠の段階でわかっていて、それ以降はe-BIKEの選手と付きつ離れつしながら走り、もしかすると総合優勝できるかもと思ってました」と、レースを終えてコメントされました。

コース上の天候は、森林限界手前の11km地点あたりから霧が立ち込め、四ツ岳カーブを過ぎた14km地点付近から雨で、最後の桔梗ヶ原付近から向かい風でした。寒さはなかった模様です。


<ゴール後の畳平、表彰式>

7月10日(日)速報 − ゴール後の畳平、表彰式 (クリックで拡大)】

10時の畳平の気温は13℃、このころより雨の降り方がやや強くなってきました。リザルトはこれまで掲示されていましたが、今回よりネットのみとなり、多くの選手がスマホで確認されていました。雨は降っているものの、寒さを訴える選手はほとんどなく、下山までのんびりと談笑をかわす様子が見られます。忘れかけていた「達成感」というものを久しぶりに味わうことができたとコメントされる選手も多く、これまで当たり前に開催できていたレースに参加できたことの喜びをかみしめる雰囲気が感じられました。

表彰式がおこなれたほおのき平はやや強めの雨に降られましたが、大きな事故もなく、レースが終わりました。8月には長野県側のレースが予定され、これから本格的なヒルクライムシーズンが加速します。今後も、コロナとの戦いとなりますが、来年も無事に開催できることを期待したいと思います。

なお、今回の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムの特集を7月末掲載を予定しておりますので、今回の速報と併せてご覧くだされば幸いです。(2022/07/10 22:30更新)



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■2022年7月9日(土)     

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厚い雲が立ち込めたり不安定な天候でしたが、夕方までは何とか持ちこたえた一日 
@ 2022/07/09 09:15
山麓から周期的に雲が沸き上がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)
A 2022/07/09 08:50
今年も毎週走ります
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

B 2022/07/09 11:45
夏の乗鞍はサマーボードが一番!
(設計上部)

C 2022/07/09 14:15
明日は3年ぶりの自転車大会開催!
(第18回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム大会会場)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 基本的に晴れてはいたんですが、周期的に冷たい風が流入したり、山麓から雲が沸き、厚い雲が漂ったり、不安定な雰囲気を見せつつも、夕方までは何とか晴れ間に恵まれた一日となりました

 


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

7月9日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、筋状の雲が多い晴れで、気温16℃で、観光センター前駐車場は先週より少ない状況ですが、シャトルバス始発便が出発する7時近くになって120台に達し、先週の150台に近い状況になってきました。そのため、シャトルバス始発便も先週と同じ3台が運行されました。しかし、自転車の準備を始める様子はまばらで、自転車に関しては、先週よりも明らかに少ない状況でした。

8時ごろまでは山麓から森林限界まで、上空の雲量は多いものの、きれいな青空が広がる状況でしたが、9時ごろから山麓から雲が沸き上がるようになり、位ヶ原山荘付近まで濃霧に覆われ、11号カーブ以降の森林限界を超えたあたりから、きれいな晴れ間がのぞく状況でした。お昼近くになると、雲量が多くなる時間帯もありましたが、それ以上の天候の悪化はありませんでした。

<大雪渓積雪状況>

7月9日(土)速報 − 大雪渓積雪状況 (クリックで拡大)】

▼10時の大雪渓の気温は18℃、このころになると、山麓から沸き上がる雲が山頂付近までかかる時間帯がみられるようになり、11時近くになると、上空には鉛色の雲がたれ込めるようになってきますが、それ以上の天候の変化はなく、ほぼ問題ない一日でした。

道路沿いの雪渓下部ではモーグルコース3レーン(下から見て左から、24コブ×85メートル、20コブ×81メートル、24コブ×90メートル)があり、今日も多くのモーグラーが訪れていました。ただ、雪が柔らかく、人数が多いため、深くえぐれた形状となっていました。また、下から見て左側のラインはスタート地点とスタートから数ターンの所に岩の頭が出てきてしまい、さらに左側に新たなラインを作成しようとしていました。

積雪は雪渓下部で昨年と同等かやや遅い状況で、雪渓上部は昨年より若干早い雪解けです。今週は特筆すべき変化はなく、全体的に柔らかめの雪質で、タケノコ状の氷柱はほとんど見られなくなっています。

正午の大雪渓の気温は19℃、太陽が雲に覆われている時間帯が長くなるものの、穏やかな一日でした。


第18回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(大会前日)>

7月9日(土)速報 − 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(クリックで拡大)】

コロナ感染症拡大と乗鞍スカイラインの道路崩落の問題から、2020年と2021年は中止となった、乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムが3年ぶりに明日開催されます。今日は大会受付がほおのき平駐車場にて実施され、ゼッケンや計測チップの動作確認などを実施していました。

この3年間はコロナで、多くのものが変わりましたが、コロナとは関係なくしっかりトレーニングを続けてきた方がいらっしゃった一方、本大会への出場が自転車をやり続けるモチベーション維持につながっていたため、中止となった2年間はトレーニングに身が入らないjとおっしゃる人もいらっしゃいました。また、各地の大会も中止となっていたため、選手名簿を見てもどの人が強い選手なのかすぐにわからないという方もいらっしゃいました。

今年の出場者数は682名で、コロナ前の732名に近い状況となっています。明日はチャンピオンクラス8時15分スタートを皮切りに、e-bikeや年齢別に分けられた順番で出走します。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはEダイヤで、始発7時便は3台で、8時便4台、10時便は2台、12時便1台で、本日は栄和交通の車両も運行されました。自転車は午前131台、午後31台で、合計162台はでした。なお、本日昼過ぎ、富士見沢付近で自転車の転倒事故による救急車要請する案件が発生しました。慎重な自転車走行を心がけてください。

次回速報は7月0日(日)の予定です。(2022/07/02 21:30更新)


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■2022年7月2日(土)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

午前夏空、午後雷雨 − まさに夏山特有天気
@ 2022/07/02 10:15
この風景があるから、また来たくなる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原6号カーブ)
A 2022/07/02 10:45
モクモクと湧き上がる雲と雪壁と青空
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2022/07/02 12:30
モーグルコースは今シーズン一番の賑わい
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2022/07/02 14:45
午後から突然激しい雷雨が
(畳平)

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 ▼ 今週月曜日の6月27日に、関東甲信・東海地方が梅雨明けし、本格的な夏山シーズンが到来しました。梅雨開けは過去2番目の早さで、東海地方の梅雨は13日間で過去最高に短い梅雨となりました。梅雨明け十日の言葉通り、午前中は良い天気に恵まれましたが、午後からは激しい雷雨となり、夏山特有の天候を見せてくれました。


<観光センターから大雪渓へ、ヒルクライム>

7月2日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、快晴・気温17℃で、観光センター前駐車場はすでに60台ほどの車がやってきて、シャトルバス始発便が出発する7時近くになって150台にも達する勢いです。先週までとは明らかに異なる人出の状況で、例年でも7月上旬でこれほど混雑することはありません。そして、シャトルバス始発便は3台が運行され、例年の7月下旬〜8月上旬の梅雨明けからお盆ごろに近い状況となっています。

7月1日に県道乗鞍岳線の三本滝〜県境間の冬季閉鎖が解除され、今日も多くのヒルクライマーが出発の準備を始めています。その中で、乗鞍ヒルクライム上位入賞者の宮下朋子選手にお会いしました。「乗鞍高原からのヒルクライムは今日が初めて。コロナが落ち着き、各地のレースが再開されつつありうれしい。来週は乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムに出場します。もちろん8月の乗鞍ヒルクライムにも出ます!」とおっしゃり、梅雨明けと同時に開幕した乗鞍シーズンを堪能されている模様です。

梅雨明け後、激しい猛暑が続いていて、今日は松本市で36.2℃の猛暑日となり、隣の上田市では38.8℃を観測し、全国で最も高い記録で観測史上最高気温となりました。乗鞍においてはこの猛暑とは無縁と言いたい所ですが、今日の乗鞍は午前中を中心に暑く、森林限界付近にある標高2350mの位ヶ原山荘では9時の時点で21℃に達し、山荘支配人は「ありえない暑さ」とおっしゃっていました。この暑さも森林限界を超えると幾分涼しさを伴うようになり、真っ青な空にモクモクとした夏雲が広がる様子を眺めながらヒルクライムを楽しむ方がたくさんお越しになりました。そして、大雪渓下の4号カーブにある雪壁では多くのヒルクライマーが記念撮影をされ、「毎年来ているけど、こんなに高い雪壁は初めて見る!」と、おっしゃる方もいらっしました。4号カーブの雪壁は、内側3.5メートル・外側6.5メートルで、昨年よりやや高い状況を見せています。

<大雪渓積雪状況>

7月2日(土)速報 − ヒルクライム・大雪渓・畳平 (クリックで拡大)】

▼ 11時の大雪渓の気温は21℃、この時間帯になるとほぼ曇り空となり日差しがさえぎられるようになってきました。

道路沿いの雪渓下部ではモーグルコース3レーン(左から、28コブ×102メートル、21コブ×83メートル、22コブ×88メートル)があり、今日は多くのモーグラーが訪れていました。その他、雪渓上部で数名滑走されている様子が見られました。

積雪は雪渓下部で昨年と同等かやや遅い状況で、雪渓上部は昨年より若干早い雪解けですが、雪渓下部も雪渓上部も、昨年との差はこれまでよりも少なくなっています。なお、先週まで残っていた山頂登山道の積雪区間はなくなりました。

正午の大雪渓の気温は18℃、雲が多くなってきて、日差しがさえぎられる時間帯が多くなってきましたが、天候が急激に悪化するような雰囲気はなかったものの、13時になって夕立のような激しい降り方の雨となりました。


<畳平・お花畑>

7月2日(土)速報 − ヒルクライム・大雪渓・畳平 (クリックで拡大)】

13時の畳平の気温は16℃で、雨と同時に若干気温が下がりました。畳平の今日の最高気温は11時に観測された18.5℃でした。突然降りだした雨に、登山者やヒルクライマーが一斉に下山を開始し、13時05分の下りシャトルバスは5台、15時05分の下りシャトルバスは4台の運行となりました。13〜15時にかけて雷雨が強弱を繰り返しながら続き、16時にはあがって、17時には綺麗な青空に夕日が稜線に沈んで行きました。

畳平のお花畑は、木道工事が始まっていて、一部通行できない状態ですが、現時点では一番奥まで進むことができ、満開のハクサンイチゲを楽しむことができました。このほか、クロユリはイワカガミも咲き始め、例年よりも1〜2週間は早い状況となっています。また、鶴ヶ池周辺ではコマクサも咲き始めました。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはEダイヤで、始発7時便は3台で、8時便5台、10時便は2台、12時便4台で、本日は朝日観光と栄和交通の車両も運行されました。自転車は午前205台、午後18台で、合計223台はでした。

次回速報は7月9日(土)の予定です。(2022/07/02 23:30更新)


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