ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2009/05/15〜16) �@

【大雪渓】

今年は １月１日の速報 から始まり、３月末よりゴールデンウィークまで ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版 の連載を行いました。そして、今回より２００９シーズンの ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載を開始します。１０月末までの５ヶ月半の長丁場ですが、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

今回お届けする５月１５日は、乗鞍スカイラインの開通日。日中は少しばかり雲が広がるものの、シャトルバスは始発から正常どおり運行が開始され、ほおのき平駐車場でシャトルバス発車式が行われた後、畳平では安全祈願祭、乗鞍岳山開き祭が執り行われました。午後は綺麗な青空が広がって安定した気候の一日で、ここ１〜２年、初日は通行止めが続いた乗鞍スカイラインも、良いスタートを迎えることができたようです。

そして、翌日の５月１６日（日）は、曇り空の広がる朝から始まり、お昼前には雨が降り始めます。そのため、先週から比べて雪解けが進んだツアーコースを滑り降りてくる方は少なめで、位ヶ原より上部は前を向いて歩くことのできないほどの猛吹雪。そのため、乗鞍スカイラインは１４時から登り向きの通行が規制され、１５時３０分から登り下りとも通行止めとなりました。

それでは、新たなシーズンを迎えたノリクラの様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【５月１５日（金）、ほおのき平駐車場】       【乗鞍シャトルバス出発式】
Page-2 : 【シャトルバス − 乗鞍スカイラインへ】       【畳平 − 乗鞍岳山開き祭】
Page-3 : 【畳平周辺】       【肩の小屋へ】       【肩の小屋】
Page-4 : 【稜線を目指して】       【稜線】
Page-5 : 【剣ヶ峰〜蚕玉岳】       【雪渓下部】
Page-6 : 【５月１６日（土）、三本滝レストハウス】       【かもしかゲレンデ】
Page-7 : 【ツアーコース �T】
Page-8 : 【ツアーコース �U】       【ツアーコース �V − 位ヶ原急斜面】       【昨年の今ごろは？】       ＜編集後記＞

【５月１５日（金）、ほおのき平駐車場】

ほおのき平駐車場

早朝６時のほおのき平駐車場。今日から乗鞍スカイラインの通行が再開され、今シーズンのシャトルバスの運行が開始されます。しかし、今日は平日ということもあって、駐車場にやってきた車はまだ１５台ほどです。

バスターミナル	本日は問題なくシャトルバスは運行されます

乗鞍スカイラインのシャトルバスは平湯温泉を出発して、ほおのき平駐車場に隣接するバスターミナルを経由した後、終点の畳平へと向かいます。

自転車で畳平まで．．．

ほおのき平駐車場にお越しになる大半の方はシャトルバスで畳平へ向かいますが、乗鞍スカイラインは自転車の通行は許可されています。

ヒルクライムでもしっかりと防寒して出発

シーズン中は岐阜県側の乗鞍スカイライン・長野県側の県道乗鞍岳線ともによくヒルクライムにお越しになるとのこと。それでもオープン初日にお越しになるのは初めてとのことです。６時のほおのき平の気温は１℃。厚手のグローブにウインドブレーカーを着込んで出発です。

乗鞍スカイラインでは例年６月上旬にヒルクライムレースが開催されます（乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム）。５月１６日付 お知らせ − 「第６回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム（2009/07/12） の受付が開始されました。」 でもお伝えしたように、今年の開催日は７月１２日（日）に変更され、さらにスタート地点も標高１３６０ｍの殿下平総合交流ターミナルに引き下げられ、さらにハードなコースレイアウトとなっています。

始発の６時５５分が近づくと登山の方々やスキー・ボードを担いだ方々が集まってきます。

シャトルバスは天候に応じて２つのダイヤがあります − 本日はＡダイヤで運行

乗車券はターミナル内の券売機で購入します。その傍らには当日のシャトルバスのダイヤが掲示されます。昨年より、乗鞍スカイラインのシャトルバスは天候によってダイヤを変更する措置が取られています。

前日１４時時点で翌日の６時から１２時までの降水確率が４０％以下の場合は通常ダイヤ（Aダイヤ）で、降水確率が高い場合は運行本数の少ないBダイヤとなります。ただ、始発と最終便の時刻は同じですのでご安心ください。

また、今日は平日のため、画像に表示されているAダイヤは１時間ごとの運行ですが、土日祝日のAダイヤはおおむね３０分ごとの運行となります。

今シーズン最初のシャトルバスが到着

平湯温泉を出発した今シーズン最初のシャトルバスが６時５５分に到着します。

畳平へ出発

今シーズン最初のシャトルバスは、平湯温泉からの９名に加えて１８名の方々がほおのき平から乗車し、合計２７名の方々が畳平へと出発します。

【乗鞍シャトルバス出発式】

乗鞍シャトルバス出発式の準備

始発のシャトルバスの出発した後、ほおのき平駐車場では毎年恒例の乗鞍シャトルバス出発式の準備が始まります。

各社のバスが整列

出発式は濃飛乗合自動車株式会社（濃飛バス）、松本電気鉄道株式会社（松本電鉄）の車両を配置してテープカットが行われ、その後、来賓・関係者を乗せて畳平に向かい、安全祈願の神事など乗鞍岳山開き祭が執り行われるスケジュールとなっています。

花輪をつけて．．．

各社のバスには運行開始を祝う花輪が取り付けられて準備が進められます。

来賓・関係者の方々を迎える

出発式が始まる８時３０分が近づくと、国・県や市町村や報道関係者、各方面からの来賓の方々が続々とお越しになります。

テープカット

そして、関係者及びシャトルバスに乗車しようとやってきた一般の方々を前に、出発式のテープカットが無事に行われました。

畳平へ

テープカットの後、３台のバスは畳平へ向けて出発します。（→ Next）