ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2010/08/27〜28) @
【大雪渓】
8月最後の週は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催される都合から、取材は一日前倒して実施いたしました。
8月27日(金)は、朝から快晴を迎えます。この快晴の天候のため、9時過ぎには山麓から雲が湧きあがり、その後の大雪渓付近はほぼ曇の天候となります。そのため、気温の上昇も抑えられて、過ごし易い一日となりました。ただ、連日のようにクマの出没・目撃情報があって、この日も宝徳霊神バス停付近で二回も情報が寄せられたほどでした。また、お越しになるスキーヤーの方は、平日ということもあってまばらですが、それぞれ雪渓上部左側・右側に数名程度いらっしゃいました。
夕方近くになって、天候は安定してきて、大雪渓エリアにも時折日差しがさすようになってきたものの、18時ごろになると雷鳴が轟き、ノリクラの山肌にも幾筋かの稲妻が走り、雨が降り始めました。
8月28日(土)も、朝から快晴となり、昨日とほぼ同じような天候を推移します。強い日差しで山麓から周期的に雲が湧き上がり、夏山の天候のシナリオが始まります。それでも空の青さは昨日以上で、雪渓を吹き抜ける風に心地よさを感じさせてくれます。
午後からは全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会受付模様の取材のため、観光センターに出向きました。灼熱の太陽の降り注ぐ大会会場には13時の受付開始と同時に、多くの選手がカテゴリーごとにゼッケンや計測チップを受け取る長い列ができ、受付を済ませた方々が、出店ブースを回ったり、選手同士で団欒する様子が夕方まで続きました。
それでは、8月最後の週末の様子をお伝えします。なお、第25回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の特集は、9月17日頃掲載を予定しております。
【8月28日(土)、観光センター前駐車場】
こちらは早朝5時30分の観光センター前駐車場。
毎年、8月最終の週末は自転車のヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が実施されます。大会会場となる観光センター前駐車場は前日の夕方から競技当日の明日まで車両の駐車が禁止されます。
そのため、いつもなら数十台のマイカーがお越しになっていますが、ご覧の通り、一台も車がありません。
観光センター周辺の駐車場は利用可能ですが、今日は観光センター前駐車場で大会受付が実施されるため、周辺駐車場・道路はかなりの混雑となります。
観光センター前駐車場がご覧の状態ですから、人通りがほとんどありません。それでも売店はいつものように朝の準備...今はひっそりとした雰囲気ですが、大会の準備が進めば今日と明日は一年の中で最も忙しい日となるはずです。
こちらはシャトルバス停留所
シャトルバス専用停留所は駐車場内にあるため、今日は利用ができません。また、観光センターから県境までが競技コースとなるため、観光センターから先の県道乗鞍岳線は、明日6時〜12時30分まで通行止めとなります。そのため、シャトルバスは運休となり、さらに乗鞍高原と新島々や白骨温泉とを結ぶ路線バスにおいても、観光センター発着に変更されます。
こちらはシャトルバス乗車券発売所。今日のシャトルバスの発着は車道をはさんだ反対側の路線バスの停留所となり、乗車券を購入したら、車道に向かいます。
車道の反対側の路線バスの停留所にはシャトルバス始発便を待つ方々が30名ほどお越しになっています。
宮の原を出発したシャトルバス始発便が到着...
今日も始発便は2台体制です。ただ、観光センター前駐車場と異なり、シャトルバスを長時間停車させるだけのスペースがなく、時刻前に増発のバスを事前に入線させて対応することが困難です。さらに周辺道路は大会受付にやってくる選手のマイカー・自転車の往来で午後を中心に大変な混雑となります。そのため、例年 この日のシャトルバス運行は対応に神経を使うもののようです。
乗車が完了し いつものように出発です。
【大雪渓に到着】
シャトルバス始発便の出発時刻前には、山頂付近に雲がかかり始めましたがそれも次第に抜けて、綺麗な青空の下にシャトルバスは到着します。
明日の午前中のシャトルバスが運休となることから、実質的に一日しか滑走できないため、今回はお越しになるスキーヤー・ボーダーの方がまばら...
8月後半に入り、ノリクラは夏から秋へとシフトを始めます。力強い夏の日差しではありますが、空の高さには秋を感じさせてくれます。
以前はよく大雪渓にスキーにやって来ましたが、マイカー規制を境に全くお越しにならなくなったというこちらの方...2年前にインターネットでWebSiteを見つけて、「こんなに大勢の方がまだスキーをやっているんだ!もう一度行って見たい...」と、思うようになられて、再び夏スキーに通うようになりました。
30年前の登山用のザックも活躍の出番がめっきりなくなっていましたが、ノリクラに復帰したのを機会に再び日の目を浴びることとなりました。こんな風にWebSiteがそれぞれの方々に何かしらのきっかけを作ることができれば幸いかと思っております。(→ Next)
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |
|