ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2010/09/11〜12) C
【雪渓上部 T】
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪渓上部右側はは先週と同様に、昨年よりもやや遅い程度の状況ですが、雪渓上部左側ではこの一週間の雪解けスピードが速くなっています。雪渓上部左側の状況は次のページの 【雪渓上部 U − モーグルコース】 にてお伝えします。
昨年同時期より一週間早い雪渓上部右側 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2009/09/05〜06) B ↓ |
昨年同時期の雪渓上部右側 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2009/09/12〜13) C ↓ |
こちらは雪渓上部右側。上の二枚の昨年の画像と比較していただくとお分かりですが、左上の同時期よりも一週間早い時期よりも積雪は少なく、右上の同時期よりも多い状態です。昨年よりもやや遅い雪解け状況といえます。
そして、ご覧の画像の通り、下部に積雪がごく一部残っています。
雪渓上部右側下端から鉄塔土台を見たところ。これまでは鉄塔土台のほうが上方にありましたが、先週から逆転して見下ろす形となっています。下端から鉄塔土台までの距離は先週の56メートルから64メートルになっています。
これまでリフト土台と呼んでいましたが、冬季にコロナ観測所に物資を運ぶ雪上車の走行ルートを示すために建てられた鉄塔の土台であることがわかりましたので名称を変更いたします。
雪渓の横幅は50メートルあります。ただ、ご覧のように岩の頭が多くなり、滑走できる状態ではありません。
その中でも、滑走できそうな箇所で長さ30メートルほどです。
雪渓上部右側上端は先週は13メートルしか下がっていませんが、今週は43メートルも下がっています。それでも先週と同様、昨年より一週間遅い雪解け状況です。
下端までの距離は先週の118メートルから半分以下の50メートル。上端部分は昨年より一週間遅い状況ですが、長さは昨年よりやや遅い程度です。いずれにしても、雪渓上部右側での滑走は不可能で、今後も滑走可能なエリアは後述の雪渓上部左側のみです。雪渓上部左側は急斜面で、かなりハードなバーンですので、始めてノリクラにお越しになる方は滑走できる状況ではありません。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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