ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2010/09/11〜12) D
【雪渓上部 U − モーグルコース】
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
雪渓下部での滑走が困難になり、雪渓上部(左側・右側)がメインの滑走エリアとなって来ていますが、今後、さらに雪解けが進んで雪渓上部右側も滑走ができなくなる8月下旬以降は、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットというよりも大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況です。また、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
したがって、今後は初心者、及び、初めてノリクラのお越しになる方は滑走できませんのでご注意ください。
雪渓上部左側はこの一週間の雪解けが激しく、先週はほぼ昨年並みでしたが、昨年より一週間から二週間程度早い雪解けとなっています。
こちらは雪渓上部左側下端部分。落書きの岩から44メートル離れています。下端の位置は昨年より一週間から二週間ほど早い雪解けです。
今日も常連の方々がのんびりとお昼休みをくつろぐ様子が見られます。
それではモーグルコースの様子をお伝えします。
モーグルコースは二本あり、こちらは右側(北側)のライン。長さは50メートル×13コブ。
強い日差しでバーン表面が柔らかくなり、また、コブの中に氷箇所がなく、比較的滑走し易いコンディションです。
しかし、スタートから2コブ目にご覧のような岩の頭が出てきて、おそらく次週末は少なくとも2〜3コブ程度スタート位置を下げる必要が出てくるでしょう。
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昨年同時期より一週間遅い上端 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2009/09/19〜20) B |
今回の上端 昨年より一週間早い雪解け |
それでは上端部分の様子をお伝えします。これまでほぼ昨年並みの推移でしたが、かなりの雪解けを見せています。左の画像は昨年同時期より一週間遅いもの。ほぼ同じ状況であることがわかり、昨年より一週間早い雪解けとなっています。
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昨年同時期より三週間遅い上端 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) C |
今回の上端 昨年より三週間早い雪解け |
さらに左上の上端に至っては昨年よりも三週間早い状況となっています。
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先週の雪渓上端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2010/09/04〜05) E |
今週の雪渓上端 上端の位置が2メートルほど下がる |
上端は先週よりもさらに2メートルほど下方に下がっています。
雪渓上部左側下端までの距離は先週の102メートルから81メートルと、かなりの雪解けを見せ、昨年並みだった状況が昨年よりも三週間早い雪解けとなっています。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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