【速報バックナンバー 2024年9月分】

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◎ 9月  
■2024年9月28日(土)       ■2024年9月27日(金)       ■2024年9月26日(木)       ■2024年9月25日(水)       ■2024年9月21日(土)       ■2024年9月14日(土)       ■2024年9月7日(土)       

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■2024年9月28日(土)           (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.4)    

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

紅葉 − 色づきがやや浅いが見頃に差し掛かる。ピークの発色には あと1週間程度必要
(ダケカンバは色づきが良くなって来たが、ナナカマドは状態の良い物が少ない)
@ 2024/09/28 07:30
ナナカマドの発色は昨年より1週間遅い
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2024/09/28 09:40
こちらではピークの発色まであと一歩
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 5号カーブ)

B 2024/09/28 08:30
ダケカンバは見頃に入ってきた
(県道乗鞍岳線 − 富士見沢 2号カーブ)

C 2024/09/28 07:00
中腹エリアも見頃に入ってきた− 上部より色彩豊か
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 例年、9月下旬〜10月上旬になると、紅葉が見頃を迎えます。今年は暑い日が続いて紅葉の色づきが遅れていましたが、ダケカンバは色づきがまだ浅いものの、見頃の時期に入ってきました。ただ、ウラジロナナカマドは状態の良いものが少なく、ほとんどのものが枯れている状態で、今年も真紅の紅葉は期待できない状態です。

 

【目次】

<観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム)>
 

<位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム)>

<大雪渓積雪状況>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月28日(土)速報 − 観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温は14℃、この時期になると、一桁の気温まで冷え込む日が時々見られるようになってくるものの、近年は本当に夏場と変わらない状態が続いています。2週連続の三連休の翌週ということもあって、今日は訪れる人が少なめ。始発のシャトルバスは2台運行にとどまり、観光センター前駐車場も満車になりませんでした。

どんよりとした曇り空ですが山頂方面の視界は良好。三本滝ゲートを過ぎたあたりから、沿道の木々に色合いの変化を感じ、中腹の28号カーブ付近ではしっかりと色づく紅葉の木々が沿道を彩っています。近年は大雪渓・位ヶ原エリアと同時期に、中腹エリアでも紅葉が始まることが珍しくなく、むしろ、いろどりは中腹エリアのほうが良い状態です。まだ、色づきはじめの状態ですので、もうしばらく楽しめると思われます。

また、8時過ぎには山麓から、雲が沸き上がるようになり、位ヶ原では濃霧に覆われる時間帯もあり、また、大雪渓より上部になると、沸き上がる雲からできあ雲海の上にあって、自転車の方々は雲上のヒルクライムを楽しんでいらっしゃいました。


<位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月28日(土)速報 − 位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼位ヶ原山荘から先の大雪渓・位ヶ原エリアが紅葉のメインステージで、位ヶ原山荘周辺ではダケカンバの色づきがはっきりしてきました。ただ、位ヶ原エリアのダケカンバの多くがまだ緑色の部分が残っている状態で、ピークの発色には1週間程度必要と思われます。

このエリアの紅葉はウラジロナナカマドとダケカンバの2種類の紅葉が楽しめますが、ウラジロナナカマドは多くの箇所で枯れている状態。特にひどいのが富士見沢でほぼ全滅状態です(6行目の3〜5列目の画像)。その中でも、一部良い状態のものが残っていて、例年、綺麗に発色する11号カーブのウラジロナナカマド(2行目の3列目の画像)は、ようやく黄色〜オレンジの発色になり、昨年より1週間以上遅い状態です。このほか、5号カーブのウラジロナナカマドもようやく発色が始まった状態で遅れています。 多くのものが枯れ落ちている状態ですが、まだ、緑色の状態のウラジロナナカマドも残っていますので、今後の発色に期待をつなげたいところです

全体的には、あと数日〜1週間ほどで、さらに色濃くなると考えられます。


<大雪渓積雪状況>

9月28日(土)速報 − 大雪渓積雪状況(クリックで拡大)

現在、積雪が残っているのは雪渓上部左側だけで上級者バーンとなっています。大きさは横20m×長さ25mで、7コブのラインがあります。ただ、コブの底に岩の頭が見え隠れする状態で、そろそろ、滑走困難な状態に近づきつつあります。

正午の気温は16℃、寒さは全くなく、バーン表面も柔らかめでした。昨年は完全に雪解けしてしまいましたが、今後k、気温低下が始まれば、雪解けが抑えられて、このまま残る可能性が高いですが、10月上旬は気温が高い状況のようですので、雪解け状況が気がかりです。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発6時便は2台で、7時便
1台、8時便2台、9時便2台、9時30分便1台、10時便は1台、11時便1台でした自転車は午前65台、午後10台で、合計75台でした。気温は高めですが下山は寒いため、防寒着・厚手のグローブ等を必ず着用して下山してください。

なお、本日、電動アシストのレンタルサイクルで長野県側から登った利用者が、誤って岐阜県側の乗鞍スカイラインへ下山して戻れなくなった案件が発生しております。電動アシストは気軽に利用できるものの、その行動範囲は通常のヒルクライムとなんら変わりありませんので、ルート確認や防寒対策など、3000メートル級の高山に入山する心構えで楽しんでいただくようお願いいたします。

次回速報は10月5日(土)の予定です。(2024/09/28 21:30更新)


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■2024年9月27日(金)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

紅葉情報 − 見頃はもう少し先になりそう
(ダケカンバは色づきが進むがナナカマドが遅れている)

@ 2024/09/27
手前のナナカマドの色づきが遅れている
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ

A 2024/09/27
後方のダケカンバは色づきが進む
(位ヶ原お花畑)

C 2024/09/27
手前のナナカマドの色づきが遅れている
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 画像は今朝の位ヶ原11号カーブ,8号お花畑,7号カーブです。
※今朝の気温は、畳平(標高2702m)で7℃。位ヶ原山荘(同2350m)で11.5℃と冷え込みが緩く、ダケカンバの色づきは進んで来たもののナナカマドは遅れていて,見頃はもう少し先になる見込みです。
(2024/09/27 21:30更新)


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■2024年9月26日(木)     

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紅葉情報 − 見頃までもう少しかかりそう
(ダケカンバは色づきが進むがナナカマドが遅れている)

@ 2024/09/26
手前のナナカマドの色づきが遅れている
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ

A 2024/09/26
後方のダケカンバは色づきが進む
(位ヶ原お花畑)

C 2024/09/26
手前のナナカマドの色づきが遅れている
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ ダケカンバの色づきは進んで来ましたがナナカマドは遅れていて、見頃までもう少しかかりそうです。
ダケカンバは昨年並みの色づきで見頃までもう少し。ナナカマドは昨年より1週間程度遅い状況です。
例年の見頃は9月下旬〜10月上旬ですが天候等に左右され今後の最新情報にご注目。(2024/09/26 21:30更新)


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■2024年9月25日(水)     

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紅葉情報 − 昨年より遅めですが、少しずつ色づきが増しています
(見頃は9月下旬〜10月上旬、今後の情報に注目)
@ 2024/09/25
ダケカンバは色づきが増しているが昨年よりやや遅い
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2024/09/25
ダケカンバは色づきが良くなってきた
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今週に入り気温低下が見られ紅葉は進みつつあります。
画像は本日の位ヶ原11号カーブ・7号カーブ。色づきは本日時点で昨年よりやや遅れています。
例年の見頃は9月下旬〜10月上旬ですが今後天候等で大きく変化するため最新情報にご注目を(2024/09/25 18:10更新)


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■2024年9月21日(土)         (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.3)    

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暑い日が続いていますが、紅葉は少しずつ進んでいます 
@ 2024/09/21 14:00
ダケカンバは昨年よりも若干早めの色づき
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブから)
A 2024/09/21 15:05
ナナカマドは昨年より色づきが遅め
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

B 2024/09/21 08:45
状態のよいナナカマドが今年も少ない
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)

C 2024/09/21 13:45
終日に渡って、強風・強雨・濃霧の悪天候
(大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 秋分の日の三連休初日ですが、北陸付近に横たわる秋雨前線の影響(※)で、強風・強雨・濃霧の悪天候に見舞われた一日でした。紅葉は少しずつ色づきが始まってきましたが、全体的に昨年よりも若干遅めの状態です。(※ 能登北部では10時50分に大雨特別警報(浸水害)が発表され、河川氾濫の被害が多数発生)

 


<観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月21日(土)速報 − 観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)】
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温は20℃と高めで雲が足早に流れていきます。北陸地方にかかる秋雨前線に向かって、台風14号や太平洋高気圧の辺縁の暖湿気が流れ込む状態となっていることから、生暖かい雰囲気となっています。この天候のため、三連休初日ではあるものの、6時の観光センター駐車場は30台ほど来場者は少なく、シャトルバス始発便は2台にとどまりました。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは視界が悪く、風速が最大16メートルにも及んだことから、自転車は通行止とされました。

時間とともに天候は悪化傾向を示し、中腹の摩利支天付近から木々が大きく左右に揺れるほどの強風となるものの、視界はまずまずの状況でした。

紅葉は、摩利支天付近から少しずつ色づきが感じられるようになり、ダケカンバが全体的に色づきが感じられるようになってきました。ただ、紅葉が始まったといえるかどうかは微妙は状態です。ナナカマドも一部で綺麗に発色するものもちらほら見られるようになり、上部の大雪渓・位ヶ原よりも状態の良いものが多いように見受けられます。



<位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月21日(土)速報 − 位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)】
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 雨は9時過ぎから本格的な降り方となってきました10時の県境付近の気温は11℃、濃霧と突風が吹き抜ける状況で、ヒルクライムの方々も突風にあおられながら登る様子が見られました。雨は一時的に強くなるものの、風と濃霧のほうがひどい状態で、山頂方面から吹き降りる霧で、視界が一瞬のうちに奪われる状態が何度も繰り返される状態が続きました。

紅葉は中腹エリアと同様で、昨年よりもやや遅めであるものの進みつつあります。昨年と比べてダケカンバがやや早めで゙、ウラジロナナカマドはやや遅めの状態です。ウラジロナナカマドは色づき始めたものは状態が良くありませんが、まだ色づきが始まっていないものは今後の状態に期待したいところです。来週末あたりには、色づきがはっきりとわかる状態まで紅葉が進むと思われます。


<大雪渓積雪状況・畳平>

9月21日(土)速報 − 大雪渓積雪状況・畳平(クリックで拡大)】

大雪渓は雪渓上部左側のみ残っている状態。こちらは急斜面のため上級者のみ滑走可能。大きさは長さ35メートル×幅45メートルで、左端にあったモーグルコースがなくなってしまいましたが、その右側にあったフリーの滑走スペースに9コブのモーグルコースが作成されています。例年と比べて雪が柔らかい状態ですが、今後の冷え込みで一気に硬くなるため、ソフトブーツの場合はアイゼンがないと危険で、バーンも荒れてくるため、この時期の雪渓滑走に熟知された方以外はおすすめできませんのでご注意下さい。


<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発6時便が2台でしたが、そのほかの便は全て1台運行でした。自転車は午前16台、午後1台で、合計17台はでした。
なお、
明日9月22日(日)のシャトルバスは、岐阜側・長野側ともに雨天のダイヤとなってます。天候悪化とともに運行ダイヤにもご注意ください。

次回速報は9月28日(土)の予定です。(2024/09/21 21:55更新)


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■2024年9月14日(土)         (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.2)    

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

9月半ばに差し掛かるものの、真夏のような暑さ 
@ 2024/09/14 08:15
暑すぎて紅葉が進まない
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
A 2024/09/14 08:30
遅いなりにも 全体的に色合いが変化し始める
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

B 2024/09/14 09:45
暑いなりにも くっきりとした青空だけは秋を感じる
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上3号カーブ)

C 2024/09/14 10:35
自転車入山数246台、快晴のヒルクライム日和
(県道乗鞍岳線 ― 位ヶ原5号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 敬老の日の三連休初日の今日。9月も半ばを迎えようとしていますが、お盆のころのような真夏の暑い一日が今日も続きました。

 


<観光センターから
位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム)>
位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月14日(土)速報 − 観光センターから位ヶ原(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、雲一つない晴天の朝を迎えます。気温は18℃で半袖でも過ごせる気候です。観光センター前駐車場はあと十数台で満車となる状況ですが、朝を迎えて訪れるマイカーがほとんどない状態となってしまいました。国道158号線の鵬雲崎付近の道路工事区間で信号制御による片側交互通行が実施されていて、三連休により上高地方面への来場者急増により激しい渋滞となったためで、渋滞は一時安曇支所あたりまで伸びた模様です(その後、警備員による誘導へ切り替えられた)。

この渋滞による来場者減少に関連し、ヒルクライムの自転車入山も朝一番はやや少なめでしたが、10時ごろになって、普段の週末並みの入山状況に戻ってきました。朝一番から雲一つない快晴となったものの、摩利支天付近から位ヶ原山荘にかけて、雲が沸き上がる状況が周期的に続きました。ただ、それ以上の天候の変化はありませんでした。

今週に入って、三本滝ゲートのすぐ先で、道路工事のため片側交互通行となっています。自転車の方も信号に従って通行してください(牛留用の格子の撤去)。



位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム)>

9月14日(土)速報 − 位ヶ原から大雪渓(紅葉情報・ヒルクライム) (クリックで拡大)
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 標高2350メートルの位ヶ原山荘を過ぎると森林限界を迎え、山麓から沸き上がる雲の影響がなくなって、再び快晴の空が戻ってきました。流れる空気は爽やかさがあって秋らしさを幾分感じされる状況ですが、無風になると真夏の暑さとなります。

そのため、紅葉はほとんど進まず、先週、色づいた部分は枯れてしまった部分も見られ、今週はほとんど色づきを感じられない状況となってしまいました。それでも、大雪渓・位ヶ原エリアの色合いの変化の程度は昨年とそれほど変わりはなく、葉の状態が良くないウラジロナナカマドが目立っている点も昨年と同じ状況です。ただ、この状態でも、昨年は9月末には良い状態で残っていた部分が綺麗に発色しましたので、今後に期待したいところです。

真夏の暑さが続くものの、澄んだ空の青さは秋そのもの。大雪渓・位ヶ原エリアまで苦労して登ってきたヒルクライムの方々の多くが、この青空に浮かび上がる山岳風景を十二分に楽しんでいらっしゃいました。


大雪渓積雪状況・畳平>

9月14日(土)速報 − 大雪渓積雪状況・畳平(クリックで拡大)】

10時の大雪渓の気温は19℃。前述の通り、無風になると強い日差しのさらされて、気温以上の暑さとなります。

現在、積雪が残っているのは雪渓上部左側の上級者コースのみで、長さ40メートル×幅55メートルです。滑走できるのは左寄りの箇所で、ここに8コブ・25メートルのモーグルコースと、フリーの滑走スペースがあります。雪面は真夏ほどではないものの日差しで緩み、雪しぶきをあげながらモーグルコースを滑走する様子が見られました。コブの底に岩の頭が見られるところはなく、もうしばらく滑走できそうです。

正午の大雪渓の気温は16℃、午後になっても急激な冷え込みはなく、まだまだ夏が続いているといえる状況です。

また、畳平でも晴天が続き、今日の最高気温は17.1℃。こちらでもまだまだ夏が続いていて、畳平総合案内所のスタッフの方はまだ半袖姿でした。午後になると下山のシャトルバス待ちの列ができたものの、大きな混雑はありませんでした。

<シャトルバス・自転車台数>
本日のシャトルバスはAダイヤで、始発6時便は5台で、7時便3台、8時便3台、9時便4台、9時30分便2台、10時便は4台でした。自転車は午前191台、午後55台で、合計246台でした。なお、本日は岐阜側のシャトルバスで最終便への乗り遅れが発生しました。岐阜側のシャトルバスの最終便は15時55分とやや早いため、長野側以上に最終便の時刻には注意が必要です。

次回速報は9月21日(土)の予定です。(2024/09/14 21:30更新)


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■2024年9月7日(土)         (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.1

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秋晴れの澄んだ青空が広がり、木々の色づきが少し感じられて、季節が次へと進む 
@ 2024/09/07 08:25
ダケカンバの部分的な発色 − 昨年よりやや早い
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)
A 2024/09/07 08:50
これから安房等へを目指し、乗鞍を周回するロングライドへ
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

B 2024/09/07 08:40
ここは乗鞍の紅葉を代表するビューポイント
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

C 2024/09/07 08:35
乗鞍の紅葉は9月下旬〜10月上旬です
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 9月最初の速報をお届けします。先週は台風の影響を受けた1週間でした。今週もいくつかの台風が近づく状況ではありましたが、乗鞍一帯には影響はなく、今日も綺麗な秋晴れとなりました。

 


紅葉状況、ヒルクライム>
紅葉状況、ヒルクライム>

9月7日(土)速報 − 紅葉状況、ヒルクライム (クリックで拡大)】
カーブ番号は県道乗鞍岳線カーブ番号・バス停(GoogleMap)をご覧ください

▼ 早朝6時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の朝を迎えます。気温は15℃とやや低めですが、ひんやりとした感じはあまりありません。今月は来週・再来週と二週にわたって三連休続くため、今週はあまり人出は多くないと見込まれたものの、観光センター前駐車場は6時40分で満車状態。ただ、始発のシャトルバスは4台とマイカーの来場状況の割にはやや少ない状態でした。

6時過ぎには山頂に少し雲が横たわる状況でしたが、それも時間とともに解消され、雲一つない快晴の朝が続きます。若干湿度を感じる状況ではありましたが、空気感は8月とはまるで変わり、さやかやか秋の雰囲気を感じさせます。

紅葉は部分的に色づきが各所で始まってきました。ただ、この後、すぐに一斉に紅葉が始まるわけではなく、9月下旬〜10月上旬の紅葉の最盛期にかけて徐々に進んでいき、時期を迎えると急速に色づきがよくなる進み方を見せます。

その中でも、毎年早く色づく箇所がスポット的に数か所あり、今週はその部分の色づきが始まっています。ナナカマドは昨年とほぼ同じか若干遅い状況。ダケカンバは部分的な発色が点々と始まりますが、その様子が昨年よりもやや早い状況です。ただ、現時点では9月下旬〜10月上旬の最盛期を左右させるほどの大きな変化は見受けられません。

各ポイントごとで、過去数年間との比較を掲示して解説する ノリクラ雪渓カレンダー紅葉版を後日掲載しますのでご覧ください。


<大雪渓積雪
状況、畳平>

9月7日(土)速報 − 大雪渓積雪状況、畳平 (クリックで拡大)】

▼10時の大雪渓の気温は18℃、このころになると、山麓から沸き上がる雲が山頂付近までかかる時間帯がみられるようになってきます。昨年はこの週に大雪渓の積雪が完全に消滅しました。9月中の消滅は過去に例がなく、最短の記録でした。今年は雪渓上部左側にまだ積雪が残っています。

雪渓上部左側は右側と左側に分離したものの、大きいほうの左側は縦45メートル×横70メートルほどあり、先週から今週にかけての雪解けが思ったほど進んでいない状況で、昨年より3週間以上遅い雪解けとなっています。
バーンはフリー滑走できるエリアとモーグルコースがあり、モーグルコースは9コブ・35メートルが1レーンあります。正午の大雪渓の気温は16℃、午後になって再び晴れてきましたが、岐阜県側は午前中から曇り空で、畳平の今日の最高気温は15.5℃でした。

昨日の乗鞍スカイラインは道路の観測機器点検のため、終日通行止めとなりましたが、点検の結果 異常はなく、今日は朝から通常開門されました。乗鞍スカイラインは8月20日に開通(仮復旧)してからまだ3週間に満たない状況ですが、仮復旧箇所などの道路状況には細心の注意が払われているものと思われます。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはAダイヤで、始発6時便4台、7時便3台、8時便4台、9時便4台、9時30分便2台、10時便は2台でした。自転車は午前159台、午後28台で、合計187台はでした。観光センター前駐車場は6時40分に満車となりました。


次回速報は9月14日(土)の予定です。(2024/09/07 20:30更新)


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