ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.1(2024/09/07) @
乗鞍の紅葉は、標高2700m付近の大雪渓(見頃:9月下旬〜10月上旬)から、標高1500m付近の乗鞍高原(見頃10月上旬〜中旬)まで、約1ヶ月にわたり楽しむことができます。当WebSiteでは9月〜10月の2ヶ月間、週末ごとの紅葉状況をお伝えします。今シーズンから、代表的な撮影ポイントでの紅葉状況を、GoogleMapを利用してお伝えしております。代表的な撮影ポイントはお勧めのビューポイントでもありますので、地図をご確認の上、現地にお越しいただければと思います。
9月7日の速報でもお伝えしたように、毎年、毎年早く色づく箇所がスポット的に数か所あり、今週はその部分の色づきが始まっています。その部分の色づき具合は昨年同じレベルですが、ダケカンバの部分発色が昨年より若干早めです。ただ、それ以外の変化はなく、紅葉の見頃時期や発色状態を予測させるようなものではありません。
例年、9月下旬〜10月上旬が紅葉の見頃時期となっていて、今年も同じような時期に見頃になると思います。ただ、昨年の場合、9月下旬に見頃に差し掛かり10月上旬まで見頃が続く予定でしたが、10月頭の降雪で大雪渓・位ヶ原の紅葉が全滅してしまいました。したがって、見頃を迎えましたら、早めにお越しになることをお勧めします。
GoogleMap上に今回の撮影ポイントを表示してあります。また、県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)
【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★
大雪渓付近 |
ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。
<紅葉関連情報> |
大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) |
こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。まだ始まったレベルには達していません。
2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
2021年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2021ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2紅葉情報(2021/09/11) |
2022年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
2023年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺) 2023ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2023/09/09) @ |
過去4年間の中では、若干、色合いの変化が見られる年もありますが、今年は現段階では全く変化はありません。
⇒ | ||
2023年の大雪渓付近 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
今回の大雪渓付近 |
こちらは大雪渓エリアの中でも早めに紅葉が進む箇所で、4号カーブを少し下った所にあります。昨年と比べて進み方が遅いように見えますが、よく見ると色合いが変化している所はやや枯れているようです。この箇所に限って言えば、葉の状態はあまりよくありません。
そして、遠方に写る大雪渓の積雪を比較するとお分かりと思いますが、昨年はこの週に入って積雪が完全になくなりました。大雪渓の積雪は万年雪ではなく完全になくなる年もあり、昨年は3年ぶりの消滅でしたが、9月上旬での消滅は史上最速の雪解けでした。
【過去7年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】 |
毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。 【2023年】 ■2023年9月30日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版Vol.5) 【2022年】 ■2022年10月8日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版Vol.6) 【2021年】 ■2021年9月25日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.4紅葉情報) 【2020年】 ■2020年10月3日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.5紅葉情報) 【2019年】 ■2019年10月4日(金) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.22紅葉情報) 【2018年】 ■2018年9月22日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報) 【2017年】 ■2017年9月30日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 ) 【2016年】 ■2016年9月24日(土) (ノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報) →見頃は9月下旬 または 10月上旬のどちらかの1週間程度
|
こちらは過去8年間の見頃の時期を示したもの。早い年で9月22日、遅い年で10月8日と開きがあります。上記に表示した時期でも、大雪渓は終了・位ヶ原はピークという年もあります。また、どの年も見頃の時期は長くて1週間しかありませんので、1週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。したがって、見頃は9月下旬、または、10月上旬のどちらかの1週間程度ですが、近年は9月下旬〜10月上旬の2週にわたって紅葉が続く状況が見られます。
そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
標高2500メートル付近の位ヶ原エリアもまだ紅葉は始まっていませんが、ハイマツの中に点在するウラジロナナカマドの葉の色合いが少し薄くなってきていることがわかります。
2023年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
こちらは昨年の様子。今年と同じような傾向です。
⇔ | ||
2023年の富士見沢 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
今回の富士見沢 |
富士見沢もまだ始まっていませんが、画像の下半分(手前部分)で、色合いの変化が若干感じられるようにも見受けられます。また、手前の岩場の左側にこんもりとしたウラジロナナカマドがあります(赤丸部分)。昨年はまだ葉をつけていたものの、今年はすでに枯れています。先ほどの画像下半分のエリアも同様の傾向が見られ、この状態になると、ウラジロナナカマドは綺麗に紅葉しません。
近年、富士見沢は同様の傾向が数年に渡って続いていて、非常に残念な状態です。
今回の位ヶ原お花畑 |
7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。昨年と比べると、若干進み方が早いようにも見られますが、大きな変化はありません。
こちらは昨年の7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。
ツアーコース入口付近の11号カーブ。手前のウラジロナナカマドは、乗鞍の中で最も早く色づきが始まっていますが、それ以外は大きな変化はありません。
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
2021年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2021ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2紅葉情報(2021/09/11) |
2022年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
2023年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2023ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2023/09/09) @ |
過去4年間も同様の傾向で、手前のウラジロナナカマド以外は色づきは見られません。
今回の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 |
こちらが手前にあるウラジロナナカマド。先々週あたりから色づきが始まり、現在がピークに近い状態まで発色が進んでいます。
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
2021年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2021ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2紅葉情報(2021/09/11) |
2022年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
2023年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 2023ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2023/09/09) @ |
過去4年間もほぼ同じような状態です。他のウラジロナナカマドは9月下旬ごろに見頃を迎えますが、こちらのウラジロナナカマドは来週には枯れ始めるものと思われます。
こちらも同じ11号カーブですが、先ほどの箇所から少し右寄りのカーブミラー付近です。右側の画像に写る2つのウラジロナナカマドが綺麗に紅葉しますが、奥のウラジロナナカマドの発色が始まりました。
こちらは昨年の画像。昨年も同じように、奥のウラジロナナカマドから発色が始まりました。手前のウラジロナナカマドの発色は他の紅葉が見頃を迎える9月下旬ごろです。
こちらは宝徳霊神から大雪渓に向かう登山道にあるウラジロナナカマド。まだ、色づきが始まったといえる状態ではなく、昨年より若干遅めです。こちらのウラジロナナカマドは、比較的、発色が良いため、今後の状態が楽しみです。
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
冷泉 |
こちらは標高2230メートルの冷泉。一部で色づきが始まった状態。
2020年の冷泉 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @ |
2021年の冷泉 2021ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2紅葉情報(2021/09/11) |
2022年の冷泉 2022ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2022/09/10) @ |
2023年の冷泉 2023ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.2(2023/09/09) @ |
過去4年間の画像と比べ、ほぼ同じ状態です。
冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。
2021年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2021ノリクラ雪渓カレンダー Vol.2紅葉情報(2021/09/11) |
|
2022年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2022ノリクラ 雪渓カレンダーVol.2(2022/09/10) @ |
|
2023年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) 2023ノリクラ 雪渓カレンダーVol.2(2023/09/09) @ |
過去4年間を見ると、一部で色づきが始まっている年もありますが、今年はまだ目立った変化は見られません。
29号カーブ上 直線区間 |
先の28号カーブより山麓側では、部分的な色づきもまだ明確に見られません。
現段階では全エリアとも紅葉が始まったと言える段階ではありませんが、紅葉が本格的に始まる9月下旬〜10月上旬にかけて徐々に進んでいきます。今後の状況については、昨年2023年のノリクラ雪渓カレンダー紅葉版と現在の状況を比較しながら推測してみてください。
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
↑Top || 1 - Next-Page (Vol.2)>> |