ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2008/10/04〜05) E

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(Update:2008/10/09)

 

【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】
★枯れ始めたものありますが見頃です(昨年より1週間早い)★

大雪渓駐車場下(5号カーブ〜4号カーブ ) 宝徳霊神バス停付近(5号カーブ付近)

 こちらの2箇所は先週も比較的状態のよい箇所としてお伝えいたしました。今週も何とか見栄えを保っています。

 

先週の大雪渓駐車場下(5号カーブ〜4号カーブ ) 先週の宝徳霊神バス停付近(5号カーブ付近)

こちらが先週の画像。比較してみるとお分かりの通り、先週の段階で紅葉が進んだウラジロナナカマドはやや赤茶けた様子が見られ、先週まだ緑の状態の箇所がまずまずの色合いとなっています。そして、今週はもう緑の箇所はほとんど残されていませんので、今後はピークを過ぎてゆくことと思います。昨年よりも1週間以上早い推移を示しています。

登山道 − 宝徳霊神バス停〜位ヶ原山荘間

ノリクラ一番の絶景
色合いはよくないが、推移は昨年とほぼ同じ

こちらは宝徳霊神バス停から位ヶ原山荘に降りる登山道からの風景。紅葉の時期になるとこの登山道をわざわざ歩きにやって来る方もたくさんいらっしゃることと思います。少しばかり登山道の様子をお伝えします。宝徳霊神バス停から鬱蒼とした木々が左右を覆う登山道を入ると。程なく崖の上に降り立ちます。

視界が妨げられていたそれ前の道程から一変して、ごらんのように大パノラマが広がります。色合いはかなりくすんで良い状態とはいえませんが、紅葉の進み具合としては昨年とほぼ同じ推移を見せています。

 

カメラを回して

それでも初めてこの絶景に巡り会ったら誰しもカメラに収めたくなるものです。

 

携帯のフレームにおさめて − 山登りを始めるようになってノリクラは2回目

こちらの方々も携帯のフレームにおめています。ノリクラは今日で2回目。山登りを始めるようになってこの登山道にも立ち寄ろうと思うようになったとのこと。もちろんWebSiteで状況をチェックされてからお越しになったとのことです。(いつもご覧くださりありがとうございます。)

 

きれいなウラジロナナカマドが鬱蒼と生い茂る − 一度訪れたら「絶対に外せないエリア」に

ここから位ヶ原山荘へ下って行くとウラジロナナカマドが鬱蒼と生い茂る中を進んで行きます。森林限界を完全に超えた位ヶ原とは異なり、屋根板の中は降雪や霜の影響を受けなかったものが残っていて、比較的彩の良いものをあちこちで見つけることができます。

車道沿いの広大に広がる位ヶ原の紅葉とは別に手に取るように広がるウラジロナナカマドやダケカンバの中を森林浴しながら進めば、きっとこの登山道は訪れた方々の心の中に「はずせない存在」になっていることと思います。

 

位ヶ原 6号カーブ付近

さて、ここからはいつものように車道沿いの様子をお伝えします。

 

ダケカンバ − 落葉が始まります

先週、ほぼ枯れてしまったダケカンバはご覧のように落葉が始まっています。この付近だけでなく、6日(月)はかなりまとまった雨が降り、位ヶ原から冷泉小屋付近まで若干落葉が目立つようになっています。

 

位ヶ原 お花畑

こちらは7号カーブ付近のお花畑。左の画像のウラジロナナカマドは先週当たりから良い色合いとなり、今週は少し枯れ始めたもののまずまずの状態。右の画像のウラジロナナカマドはこんしゅうになって色づき始めています。降雪・霜でダメージを受けていますが、それでも緑の状態だったものはきれいに紅葉するものもあって、緑の状態だったもの大半が紅葉せずに枯れてしまった大雪渓エリアよりもその影響が少なかったことがわかります。

 

お花畑奥のダケカンバが一層色濃く

県道乗鞍岳線(位ヶ原お花畑付近)

右の画像はお花畑の奥を縁取るダケカンバ。こちらも少しくすんだ様子が見られますが、この付近としては良い状態といえます。また、お花畑の反対側のダケカンバやウラジロナナカマドも先週あたりから紅葉が進み、今週はさらに良い状態となっています。

 

少し下ったエリアでは
比較的良い状態のものが

6号カーブ付近など位ヶ原の上部では完全に枯れてしまったものもありますが、少し下ったエリアでは比較的良い状態のものが残されていますので、撮影も工夫次第でよいものを切り取ることができるでしょう。

 

ツアーコース入口付近 11号カーブ

さらに下ってこちらはツアーコース入口付近。左の画像に映るウラジロナナカマドは先週から枯れ初めて今週はかなりくすんだ状態に、また、右の画像のウラジロナナカマドは今週になってようやく色づき始めました。両者は20メートルほどしか離れていませんが、降雪・霜の影響の受け方や紅葉の進み具合がかなり異なっているようです。

 

ツアーコース

こちらはツアーコースを真上から望んだ所。あと2ヶ月もすれば、ほぼ完全にこれらの木々が雪の下で一冬を越すことでしょう。

【このエリアのまとめ】 大雪渓エリアでは降雪・霜のダメージを受けたウラジロナナカマドは紅葉することなく枯れてしまいましたが、位ヶ原の下部エリアでは影響は受けても今週になって赤くなるウラジロナナカマドも散見でき、エリアを選べばきれいなところも残されています。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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