ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25(2012/10/27～28) ①
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今シーズン最後のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。
すでにお伝えしましたとおり、１０月２３日（火）の降雪により長野県側の県道乗鞍岳線、岐阜県側の乗鞍スカイラインは通行止めとなり、１０月２６日（金）から冬季閉鎖となりました。そのため、今回の取材は三本滝ゲートから歩いて現地に出向きました。
取材一日目の１０月２７日（土）は、雲に覆われる朝を迎えます。６時の気温は６℃で寒さはまったく感じられません。冬季閉鎖のためシャトルバスの運行も終了し、観光センター前駐車場に訪れるマイカーは１４台と、平日以下の状況となっています。それでも、冬季閉鎖・シャトルバス運行終了であることを知らずにお越しになる方もいらっしゃり、今日の行動を思案する様子もありました。そんな閑散とした観光センター前駐車場とは裏腹に、一の瀬園地の大カエデは今日もたくさんのカメラマンに囲まれ、おそらく乗鞍一帯の中でもっとも賑やかなエリアだったのではないかと思います。天候は晴から曇りの状況のまま安定していて、上部エリアの大雪渓でもほとんど風がなく、バスやタクシー、そして、訪れる方のほとんどない静かなノリクラを楽しむことのできた一日でした。
取材二日目の１０月２８日（日）は、夜のうちから雨が降り始め、位ヶ原山荘では夜明け前には横殴りの吹雪。山荘前の路面も積雪凍結が始まる朝を迎えます。その後、吹雪は収まりますが、周期的に小雨の降る状況で、午後になるとまとまった雨降りで一日が終わります。グリーンシーズン最後の日曜日は生憎の天候のまま幕引きとなってしまいました。
今回も紅葉情報（６ページ目～）をお伝えします。乗鞍高原の紅葉が深まりを見せ、今回も一の瀬園地の大カエデはたくさんの方々でにぎわいました。また、紅葉終盤を締めくくるカラマツも昨年よりも１週間遅れで綺麗に色付き始めました。
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
【１０月２７日（土）、観光センター前駐車場】
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| 観光センター前駐車場 | |
こちらは早朝７時の観光センター前駐車場。
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| 気温６℃ － 暖かな朝 |
日の出時刻が６時を過ぎるようになり、７時近くになってようやく明るくなってきます。そのため、いつもは６時前後の時間帯の様子をお届けしますが、撮影時刻を１時間ほど遅らせます。
６時の気温は６℃。夜明け前までは上空全体が雲に覆われる状況で、それが布団の役目を果たしていると考えられて、暖かな朝を迎えました。
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| シャトルバス乗車券販売所 | |
こちらはシャトルバス乗車券販売所。乗鞍岳の山頂方面に向かう道路は（長野県側 ： 県道乗鞍岳線（エコーライン）、岐阜県側 ： 乗鞍スカイライン）、例年１１月１日より冬季閉鎖に入りますが、１０月２３日（火）の降雪により、この日以降は路面の積雪凍結のため通行止めが連日続きました。そのため、今年は１１月１日を待たずに１０月２６日（金）より冬季閉鎖となりました。
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| 冬季閉鎖、シャトルバス運休 | 周辺観光地への行き方をたずねる |
シャトルバス乗車券販売所の窓口のホワイトボードでは、シャトルバス運休の掲示がなされています。「運休」とされていますが、実際には運行終了です。窓口に訪れる方もシャトルバスや県道乗鞍岳線の状況をお聞きになるよりも乗鞍での観光をあきらめて、周辺の観光地への行き方をたずねる様子を多く見られました。
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| 運行終了を知らずにお越しになる － これから上高地へ変更 | |
こちらの方々もシャトルバス運行終了を知らずにお越しになりました。「乗鞍高原でも紅葉が始まっているようですので、標高がそれほど変わらない上高地も綺麗に色づいているはずですから、今から上高地に向かいます．．．」と、おっしゃりながら観光センターをあとにされました。
２０１１年と２０１０年は、最終日（１０月３１日の）までシャトルバスの運行が実施されましたが、最終日まで問題なく運行されることのほうが珍しく、例年、１０月２０日前後から積雪凍結通行止めが続くようになり、今年のように冬季閉鎖が前倒しされることも多々あります。
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| 観光センター － 閑散とした様子 |
一旦、冬季閉鎖が確定されると、仮に道路の積雪凍結が解消されても、冬季閉鎖が解除されることはありません。今日の観光センターは訪れる方もほとんどなく、閑散とした状態です。
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| 売店 － 乗鞍特産品を販売 | 今シーズンの営業は１０月末まで |
シャトルバスを利用される方や周辺散策される観光客のために、朝早くから連日開店していたこちらの売店も１０月末までの営業です。番所きゅうり（ばんどころきゅうり）や花豆など、季節に応じた乗鞍の特産品が常に並べられます。地元ではありふれた農産物かもしれませんが、こちらの売店のように乗鞍高原内で観光客向けに販売するところは限られています。
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| 「とうとう、（雪が）降っちゃいましたねぇ～」 | 最後のラストスパートなるはずが残念．．． |
「とうとう、（雪が）降っちゃいましたねぇ～」と、ちょっと残念そうな顔をされている食堂の店主。シャトルバスを利用される観光客が観光センターにお越しになるもの１０月までですから、１０月最後の週末は「ラストスパート」となるはずでした。
予定外となってしまったこの週末の状況は、山頂方面に向かおうとした観光客の方々と同様に、ここで観光業に携わる地元の方にとっても、残念な結果となってしまいました。
【三本滝ゲート － 冬季閉鎖ならば．．．】
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| 三本滝ゲート － この先冬季閉鎖 | 来年もまたお会いできるいいですね！ |
観光センターから約７ｋｍほどのところにある三本滝ゲート。通年実施されているマイカー規制はここから始まり、１０月２６日以降の冬季閉鎖もこの先です。
県道乗鞍岳線（エコーライン）には、ゲートが二箇所あります（三本滝ゲートと休暇村ゲート）。山麓側の休暇村ゲートも１１月８日より冬季閉鎖となり、冬場は休暇村までしか入ることができません。三本滝ゲート、及び、休暇村ゲートの場所は、 ノリクラ ガイドマップ (県道乗鞍岳線カーブ番号版) をご覧ください（表示された地図を右側にスライドさせるとゲートの位置が確認できます。）
来春の冬季閉鎖解除は、休暇村ゲート開門（通行区間：休暇村～三本滝）は２０１３年４月１９日（金）１１時００分で、三本滝ゲート開門（通行区間：三本滝～県境）は２０１３年７月１日（月）６時００分です。
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| 出発の準備 |
冬季閉鎖でも登山者の往来は問題ありません。そのため、今日は歩いて位ヶ原山荘へ向かいます。ここから位ヶ原山荘までは標高差５５０メートル、距離は車道で約８ｋｍで、登山道を使えば距離は若干短縮されるはずです。
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| 冬季閉鎖中は車両通行禁止 － 自転車も通行できません | |
冬季閉鎖中は車両の通行が禁止されています。車両とはバス・タクシーなどの自動車に加えて、自転車も含まれています。ですから、この先は自転車の通行も禁止されます。
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| 位ヶ原山荘目指して出発！ |
ウインターシーズンの営業に向けて芝刈りが完了したかもしかゲレンデ。ここから位ヶ原山荘を目指します。（→ Next）
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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