ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.5(2016/04/16) @

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(Update:2016/04/21)

 

今回取材日は4月16日(土)、ちょうど4月の折り返し地点です。ただ、どう見てもツアーコースの積雪状況は例年の4月下旬ごろと同じ様子といってよく、ゴールデンウィークにはツアーコースでの下山滑走はかなり難しいと予測されます。ツアーコース下山滑走できなくなっても、23日(土)から運行開始予定の乗鞍岳春山バスを利用して、位ヶ原山荘からバスで下山することが可能ですので、乗鞍岳春山スキーができなくなるわけではありませんのでご安心ください。

さて、前日の15日(金)午前11時に、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝間で冬季閉鎖が解除され、マイカーで三本滝まで通行可能となりました。そのため、今回のスタートはかもしかゲレンデからとなり、休暇村から全山登行を強いられた先週よりはるかに楽に登ることができます。

厳冬期から通い続ける常連スキーヤーはもちろん、3月下旬〜4月に入ってからノリクラ通いを始める春スキーヤーの方々も増えてきて、ゴールデンウィーク前のこの時期に最もにぎわっているのが、ツアーコースや大雪渓・山頂方面などのバックカントリーエリアです。

これから旬を迎える春スキーにお出かけを予定されている方、今年のバックカントリースキーや賞味期限が短いですから、ぜひとも、当WebSiteを参考になさって、お早目に「ご賞味」にお越しください。


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

◎ 今回の目次

Page-1 : 【4月16日(土)、観光センター前駐車場】       【観光センターから三本滝レストハウスまで車で行く】
Page-2 : 【三本滝レストハウス駐車場】
Page-3 : 【かもしかゲレンデ】       【ツアーコースT − 入口急斜面】
Page-4 : 【ツアーコースU − 1〜6番標識付近】
Page-5 : 【ツアーコースV−位ヶ原急斜面】       【位ヶ原】       【大雪渓下部】
Page-6 : 【県道乗鞍岳線の除雪、屋根板・富士見沢】       <編集後記>

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】    (Page-1)
【7月から指定登山岳・指定登山道は登山届が必要です】    (Page-3)
【位ヶ原急斜面と伊奈川の谷について】    (Page-5)

●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末>   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(乗鞍岳春山バス) − お知らせ−2016シーズン 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘・大雪渓)の運行について
(下山ルート) − 位ヶ原急斜面と伊奈川の谷について  (2015プレリリース版 Vol.1(2015/03/21) C)
(下山ルート) − 山頂・大雪渓・位ヶ原からツアーコースに戻る下山ルート  (2015プレリリース版 Vol.1(2015/03/21) C)
(施設・道路情報) − 2015シーズン終了に伴う 当WebSite、道路交通・各施設の営業終了と来年度再開予定

  

 

【4月16日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。

 

周辺の山肌の残雪はほとんどなくなる

気温は0℃、少し風があり、やや肌寒い朝を迎えます。4月後半に差し掛かると、積雪凍結の心配が少なくなり、周辺の山肌にもほとんど残雪がみられなくなってきました。

 

乗鞍岳春山バスは間もなく運行開始(予定は4月23日から) シャトルバスと同じ乗場から乗車

こちらは観光センター内のシャトルバス乗車券販売所。シャトルバスの運行は7月からですが、それに先立って、県道乗鞍岳線の除雪完了区間で乗鞍岳春山バスが運行されます。概ねゴールデンウィークの1週間前から運行開始されますが、除雪が間に合わなかったり、道路の積雪凍結により、ここ数年はゴールデンウィーク前半にずれ込んでいました。

最後のページにて、県道乗鞍岳線の除雪状況についてお伝えしますが、今年は積雪が少なかったため、本日位ヶ原山荘まで除雪が完了しました。これは例年よりかなり早いペースです。今年の乗鞍岳春山バスの運行開始予定は4月23日(土)ですが、当日の積雪凍結などの問題さえなければ、予定通り運行されるのではないかと思います。

なお、数年前までは、車道沿いの路線バスの停留所にて乗降していましたが、シャトルバスと同じく、観光センター駐車場内の停留所での乗車となります。おそらく、運行開始日までには、テントが設営されることと思います(画像右)。

春山バスの運行ダイヤなどについては、お知らせ−2016シーズン 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘・大雪渓)の運行について をご覧ください

観光センター食堂も春山バスに合わせて4月23日から営業

観光センターの食堂も、乗鞍岳春山バスの運行開始に合わせて、4月23日(土)より営業開始されます。

 

春は刻々と進む ウバユリの新芽

先週のふきのとうに続いて現れたのはウバユリの新芽。昨年より1週間早いお目見えです。何の変化も見られないようでも、刻々と春への時間を刻んでいます。

 

山頂方面の積雪は例年と変わらないようでも岩の頭が点在

山頂方面の積雪量は例年とそれほど変わりないように見えます。こちらに関しても5ページ目の【位ヶ原】でお伝えしますが、少しずつ岩が頭を出し始め、昨年のように極端に減少することはないものの、例年よりもやや少ない様子がみられます。

それでは観光センターを後にして、三本滝レストハウス前駐車場へ移動します。

 

【観光センターから三本滝レストハウスまで車で行く】

休暇村

観光センターから約2kmの休暇村。

 

昨年の休暇村ゲレンデ
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2015/04/18) @
今回の休暇村ゲレンデ

先週はこちらのかもしかゲレンデから登り始めました。左の昨年画像と比べると、季節が違うのではと思うほど積雪が少ない様子がわかります。

 

休暇村ゲート − 4月15日11時に冬季閉鎖解除 この先、三本滝ゲートまで通行可能

冬季は車での通行は休暇村まででしたが、4月15日に休暇村ゲートの冬季閉鎖が解除され、三本滝ゲートまで通行可能となりました。県道乗鞍岳線はマイカー規制が実施されていますが、三本滝ゲートまではマイカーでの通行が可能です。

 

【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
4月3日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月4日(月)〜15日(金)11時 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
★4月15日(金)11時〜22日(金)★ マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月23日(土 )予定〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(木) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月19日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】5月15日(土)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m)

こちらの表はトップページの速報でも提示していますが、Mt乗鞍スキー場の営業終了後のツアーコース方面へのアクセス方法を示したもの。太字の行が今回の行程となります。今後は春山バスが位ヶ原山荘まで運行されると、スタート地点は位ヶ原山荘(屋根板)となり、さら5月下旬には大雪渓まで延長運行されると、スタート地点が大雪渓入口となります。ここまで来られるようになると、7月からのシャトルバスと遜色ない利便性です。

 

昨年の県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝)
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2015/04/18) @
今回の県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝)
雪がない...

同じ場所、同じ時期の昨年と今回の画像を比較すると、積雪量の違いは一目瞭然。

 

昨年の県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝)− 夜間凍結
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2015/04/18) @
今回の県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝)
積雪が少なく側溝まで除雪されているため夜間凍結がない

雪壁の積雪量が少なく、また、路肩の側溝部分までしっかりと除雪されていますので、昨年のように雪解け水が道路にしみだすことがありません。そのため、夜間凍結の心配はないといってよいでしょう。ただ、夜間早朝は氷点下になる日がまだ続きますので、全くないとはいえませんから、慎重な運転は必要です。

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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