ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>
Vol.25(2017/10/28) @
10月23日(月)未明に通過した台風21号が巻き込んだ寒気の影響から、ノリクラを含む高い山は降雪に見舞われ、23日(月)の朝からみぞれ交じりの雪となり、午後には数センチの積雪となりました。その後も降雪は続いて状況はさらに悪化し、22日午後から最終日10月31日まで連続9日間も通行止めとなりました。おそらく、過去最長の連続通行止日数になったものと思われます。
今シーズン最後のノリクラ雪渓カレンダーとなりましたが、残念ながら、上部エリアの様子をお伝えすることができません。なお、12月より速報のみ再開いたしますので、厳冬期の位ヶ原や大雪渓の様子をお伝えできると思います。
今年の秋は暖かな日が多かったものの、ようやく、この時期らしい状況となり、季節は多少のずれはあってもちゃんと訪れるものですね。
【10月28日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
こちらは午前7時の観光センター前駐車場。お越しの車は数台のみ。
山頂方面は23日からの降雪で真っ白に |
先週末は台風21号到来・上陸で、乗鞍スカイラインは22日(日)昼過ぎより雨量規制のため通行止めとなり、台風一過の23日(月)は、台風による寒気流入により雪へと変わり、24日(火)朝には初冠雪が観測されました。昨年より8日早く、過去10年間平均日より8日遅い記録です。
その後も降雪が続き、26日(木)と27日(金)は久しぶりの晴天にも関わらず積雪は消えず、通行止めは本日28日(土)も継続されています。さらにはこの週末も台風22号接近のため、昨日・一昨日の晴天から曇り空へ。それでも真っ白になったノリクラの峰々がはっきりと確認できる状況です。
シャトルバス乗場 |
こちらはシャトルバス乗場。
シャトルバス運休の表示を書き入れる |
もちろん、シャトルバスも連日運休です。
急遽行き先を変更 − 乗り継ぎ方法を尋ねる |
せっかくやって来たのに、シャトルバス運休のため、急遽行き先を変更せざるを得ません。シャトルバス乗車券販売所で、高山方面への乗り継ぎを訪ねていますが、何回も乗換が必要なため、なかなか大変です。
がらんとした観光センター前駐車場 |
ここ数年は最終日までシャトルバスが運行可能な状態が続いていましたが、10月20日以降はこのような状況になることは決して珍しくありません。
【一の瀬周辺を散策】
一の瀬園地 |
上部エリアに向かうことができないときは、一の瀬周辺の散策がオススメです。
落葉の絨毯 | 白樺の幹の美しさ |
乗鞍高原よりも一足先に紅葉が始まりましたので、すでに見頃が終わりつつある状況です。ですから、葉を落としたシラカバの幹の美しさと落ち葉の絨毯を楽しむ季節になってきました。
一の瀬園地は高原らしい風景 |
そんな状態でも歩くだけで楽しいのが一の瀬園地。乗鞍高原は全体的に高い木々に囲まれ森の中という雰囲気ですが、対照的に一の瀬園地周辺は開放的な雰囲気です。ですから、一の瀬園地のほうが、一般的な高原風景に近いものがあるのではないかと思います。
まいめの池 | 雨で逆さノリクラが台無し |
こちらはまいめの池。逆さノリクラが堪能できますが、あいにく雨が降って来て、湖面が揺れて逆さノリクラが台無しに...
快晴をに逆さノリクラが浮かぶ(26日撮影、提供画像) |
こちらは26日(木)に撮影されたもの(提供画像)。快晴をバックに静かな湖面にくっきりとノリクラが浮かぶ風景が楽しめます。
一の瀬大カエデ − ほぼ落葉が終わる |
そして、こちらが一の瀬大カエデ。ほぼ落葉が終わってしまいました。
くっきりと三段紅葉(26日撮影、提供画像) |
それでも、数日前まではご覧のような三段紅葉が見られ、最後の輝きを放っていました(提供画像)。
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