ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.2(2018/05/15・19) B
【5月19日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
ここからは、観光センターから春山バスに乗って山頂方面を目指す様子をご覧下さい。こちらは早朝6時30分の観光センター前駐車場。
青空が広がるも山頂方面は激しく雲が流れる | 晴天と同時に風も強くなる |
昨晩は、激しい雨が降りましたが、5時くらいには収まり、青空が広がるようになってきました。しかし、それと同時に風が強くなり、山頂方面は激しく流れる雲に包まれています。気温は10℃でやや冷たさを伴う空気感があり、気温以上の肌寒さを感じます。
スモモの花はすでに終わって.. | コナシの花が満開に |
明日、5月20日は乗鞍高原ですもも祭りが開催されますが、今年も残念ながら、すももの花は終わってしまいました(画像左)。そして、すももに変わって咲いているのはコナシの花(画像右)。こちらも乗鞍高原のあちこちで見られる花ですが、スモモよりも大木ですので、それが見分けの一つかと思います。
スモモのつぼみは緑色 | コナシのつぼみはピンク色 |
また、花が咲く前のつぼみはスモモは緑色であるのに対し、コナシはピンク色です。もちろん、花の形やつき方にも違いがあります。
お越しのクルマは30台ほどにとどまる |
数日前の週間天気予報では、今日は雨の予報が出ていました。そのため、お越しの方はやや少な目で、30台ほどにとどまっています。もちろん、乗鞍岳春山バスに乗車するスキーヤー・ボーダーの方が大半で、始発便に乗車する準備を始めています。
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この時期はツアーコースでの下山滑走ができるかどうかが気がかりで、下山滑走できるなら、三本滝から春山バスに乗車したいが、そうでなければ、観光センターから乗車したいと考えます。このように観光センターからもツアーコースの積雪状況が一目でわかりますので、チェックしてみてください。
これをご覧になると、先週はまだしっかり雪がついていたものの、今週はほとんど雪がなく、滑走できないことが納得でき、観光センターから乗車して、下山も春山バスを利用する判断となります。(なお、ツアーコースの積雪状況は、5ページ目の【ツアーコース積雪状況、今シーズンの滑走は困難に】にてお伝えいたします)
【乗鞍岳春山バスに乗車】
乗鞍岳春山バスの始発便は8時30分。登山やスキーの行動感覚だとちょっと遅めのダイヤですが、朝の時間をゆっくり過ごすにはちょうど良いでしょう。「今日はお越しの方が少ないですね。皆さん、天気予報を読みすぎちゃったかな〜。でも、実際の天気は現地まで行かないとわからないので、あきらめずに行ってみないとね!」
悪天候が続いても、午後になって、良い天気になることもあり、ベテランともなれば、それを見越して行動されています。
始発便到着 | 乗車券購入 |
始発便が到着し、乗場で直接販売している乗車券を購入します。
始発便は2台 |
今日の始発便は2台が運行されました。このように天気の良い週末としては珍しいほど少ない状況。
三本滝レストハウス前駐車場 − 今週は閑散とした状態 |
こちらは三本滝レストハウス前駐車場。先週までは満車でしたが、ツアーコースでの下山滑走ができなくなり、今日の駐車台数は2台でした。
春山バス、出発 |
三本滝ゲートから先は冬季閉鎖中。春山バスのみが通行可能です。
晴天から曇り空へ | そして霧雨へ |
先ほどの晴天から一転して、摩利支天あたりから曇り空となって、冷泉小屋付近からは霧雨が降り始めました。先ほどの観光センターから見た山頂付近にかかっていた雲の中に突入した模様です。
日に日に雪の壁が小さくなる | 位ヶ原山荘に到着 |
道路周辺の積雪も日に日に少なくなっています。しかし、6月ともなれば位ヶ原山荘より先の大雪渓まで延長され、さらに高い雪の壁が待っています。現在は延長区間の除雪作業が実施され、除雪の状況は4ページ目の【県道乗鞍岳線、除雪状況(5号カーブ・4号カーブ)】にてお伝えします。三本滝を出発して、およそ20分ほどで終点の位ヶ原山荘に到着です。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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