ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2018/06/02) C

 

 

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4

(Update:2018/06/07)

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線、大きなエアーが決まる!】

こちらは蚕玉岳山頂。

 

2017年の蚕玉岳山頂
2017ノリクラ 雪渓カレンダーVol.4(2017/06/03) C
今回の蚕玉岳山頂 − 昨年より2週間早い雪解け

昨年より2週間ほど早い雪解けを見せています。

 

稜線の地形をうまく利用して フリーライドのプロライダー桑原裕希さん
(perkperformance、nanoCamp!!)

稜線の地形をうまく利用して、大きなエアーを見せているのは、フリーライドのプロライダー桑原裕希さん(perkperformance、nanoCamp!!)。

 

 

大会はバックカントリーで開催もあり
ぶっつけ本番で飛ぶことも..

実際の大会でも、スキー場近くのバックカントリーで自然の地形をうまく利用した形で行われることがあって、ぶっつけ本番でエアーに臨むことがあるとのこと。

 

シーズン終了は景色のよいところで飛びたい

今日はシーズン終了を締めくくるにあたり、景色のよいところで一本決めたいとのことで、お越しになりました。

 

「僕も飛んでみたい!」と飛び入り参加

そこに、今朝お会いした親子の息子さんが「僕も飛んでみたい!」と、飛び入り参加。

 

飛ぶ前のクイックを我慢してそのまま飛び出せばいいよ! きれいな一本が決まった!

メンバーの方から、助走の仕方やエアーに入る時の感覚などのレクチャーを受けると、きれいな一本が見事決まりました!

 

また、来年も来たい!

「また、来年も来たい!」と、今日のエアーに大満足!来年はもっときれいな青空に恵まれるといいですね!なお、梅雨入り前のこの時期は比較的天候が安定していることが多く、5月下旬がお勧めです。

 

稜線の横幅は130メートル

稜線の横幅は130メートルほどあって、滑走に支障になるものはありません。

 

自在にターンを切り込ませる

バーンは柔らかく、再氷結や縦溝・うねりなどはなく、自在にターンを切り込ませることが可能です。

 

2017年の位ヶ原
2017ノリクラ 雪渓カレンダーVol.4(2017/06/03) C
今回の位ヶ原
昨年よりも2週間早い雪解け
2017年の剣ケ峰直下の岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダーVol.4(2017/06/03) C
今回の剣ケ峰直下の岩
昨年よりも3週間早い雪解け

上段は稜線付近から見た位ヶ原。昨年よりも2週間ほど早い雪解け。下段の剣ヶ峰直下の岩付近も、昨年よりも3週間ほど早い雪解けです。

 

拡大

稜線から3分の1地点 −岩の頭が出現
昨年より3〜4週間ほど早い雪解け

稜線から県道乗鞍岳線までの区間の約3分の1程度まで滑り降りたところ。先週からバーン中央に岩の頭が出現しました。昨年より3〜4週間ほど早い状態で、おそらく、次週末には途切れる可能性があり、この箇所で上下が分断されると稜線からの滑走ができなくなります。

 

全景画像 高さ2.5メートル
昨年より1メートル少ない

稜線から全長1kmの滑走ラインを滑り降りると県道乗鞍岳線の切り通し箇所にでます。切り通しの高さは2.5メートルで、昨年より1メートル少ない状況。2016年は80センチ、2015年は1.3メートル。2014年は2.9メートル、2013は2.4メートル、2012年は3.4メートル、2011年は2メートル、2010年は2.5メートルでした。

 

<編集後記>

「案内標識」

この時期は、乗鞍岳春山バスでの雪壁が大きな目玉ですが、さて、春山バスはどこから乗車するんでしょうか?

当WebSiteをご覧の皆さんは、「それは観光センターからに決まっているだろう〜」とすぐにわかりますが、実は道路上に観光センターに来るまでに「乗鞍岳春山バス」という案内がないんです。それどころか、「シャトルバス」という案内も立て看板が2〜3ヶ所あるだけで、マイカー規制が実施されているという情報も、大野川の電光掲示板にあるだけです。この状態では、初めてお越しの方は、少し戸惑うのではないかと思います。

最近はカーナビが普及して、目的地にはほとんど問題なく到着できると思います。ただ、カーナビには「春山バス、水芭蕉群生地、大カエデ」などといった細かな情報まで入っていないことのほうが多く、やはり、季節ごとに必要な情報の設置は必要かと思います。

毎年の話ですが、「一の瀬の大カエデに行きたくてもわからない」という方がいらっしゃいます。他方、県内で最も有名な大カエデがある地域では、その季節になると、看板が多数設置され、カーナビなしで行けるほどです。

タイムリーに必要な情報は今やネットで得られる時代。でも、道路上の案内は最低限必要かと思われます。県外からの観光客の目線に立って考えることが常に必要かもしれません。


 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4    -  Next-Page (Vol.5)>>