ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2019/06/22) @
このところ、週末ごとに天候が悪くなる周期に入り込んでいます。今回も週間予報では土日ともに雨マークがついていました。しかし、ふたを開けてみると、今日6月22日は一時雨があったものの曇、翌日6月23日は晴天の朝を迎え、天気予報が全く当たりませんでした。そのため、土日のお出かけをあきらめ、当日になって後悔されている方も多かったのではないでしょうか?
ノリクラは特に天気予報が岐阜と長野の県境にあって、どちらの天気予報も当たらないということがしばしばあります。こんな時は天気予報を当てにせず、とにかく現地まで来てしまうしかありません。今回のように思ったより天気が良かったという日がこれまでにも結構ありますから...
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【6月22日(土)、観光センター前駐車場−今日は駐車禁止、一の瀬レンゲツツジ】
観光センター前駐車場 |
朝7時の観光センター前駐車場。先ほどまで曇っていましたが、晴れ間が出てきました。
天空マラソンのため車両乗り入れ禁止 |
明日6月23日(日)は乗鞍天空マラソンが開催され、観光センター前駐車場はその大会会場となるため、ご覧のとおり、大会が終了するまで車両乗り入れが禁止されています。
春山バス乗換駐車場 − 南側の砂利駐車場が臨時で開放 |
そのため、道路を挟んで観光センターの南側にある砂利駐車場が春山バス乗換駐車場として開放されました。ただ、案内看板などがなく、少しわかりにくい状況のため、湯けむり館の駐車場を利用された方もいらっしゃったようです。
レンゲツツジ | アヤメ |
観光センター周辺はちょうど花盛り。今週に入ってアヤメも咲き始めました。昨年より1週間遅い状況です。
レンゲツツジ − 一の瀬つつじ園も見頃を迎える |
そして、レンゲツツジの群生地として知られる一の瀬つつじ園は先週から今週にかけて見頃に入ってきました。
山頂をバックに |
今日はあいにく山頂方面が少ししか見えませんでしたが、残雪をまとう山頂を背景にレンゲツツジを撮影する構図はこの時期ならではのノリクラのワンショットです。
今日は春山バス停留所も利用不可 |
さて、観光センターに戻り、こちらは春山バスの停留所。いつもはこちらからの乗降ですが、今日は観光センターへの車両乗り入れが禁止されていますので利用できません。
本日の春山バスは、道路沿いの路線バス停留所での発着 |
そのため、今日は道路沿いの路線バスの停留所での発着となります。この措置は8月下旬の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍においても同様で、大会前日のシャトルバスは同じように路線バス停留所が利用されます。
【乗鞍岳春山バスの車窓、5〜4号カーブの雪壁】
第三駐車場も三本滝も駐車禁止 (大会に伴う規制情報が全く公開されていない) |
それでは大雪渓に向かう春山バスの車窓の様子をご覧下さい。こちらはすずらん橋停留所がある第三駐車場と三本滝レストハウス前駐車場。どちらも乗鞍天空マラソン開催のため閉鎖されています。大会で閉鎖するのは致し方ない所ですが、どの駐車場が閉鎖され、また、春山バス利用者など一般観光客が利用できる駐車場の情報がまったく公開されていない点が問題です。
新緑と残雪 |
県道乗鞍岳線は乗鞍岳の東斜面を登り、広葉樹の明るい新緑の中を行くのが特徴。
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昨年の新緑 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2018/06/23) @ |
今回の新緑 もうしばらくするとパッチワークが綺麗になる |
明るい森林もカーブを曲がるたびにその表情が刻々と変化するため、春山バスの車窓に飽きることがありません。こちらは撮影場所が若干異なりますが、昨年と比較したもの。沿道の新緑は変わりありませんが、遠景の山肌は新緑が揃っていません。もうしばらくすると、昨年と同じように緑の濃淡が美しいパッチワークの世界を楽しむことができるはずです。
位ヶ原山荘 |
その森林も標高2350メートルの位ヶ原山荘を境に山岳風景へと移り変わって行きます(森林限界)。
雪壁 |
今日はあいにく山頂に雲がかかり、見事な山岳風景をご覧いただくことができませんでしたが、春山バスの見所である雪壁は、6月下旬に差しかかっても十分楽しめます。
4号カーブ、概ね7メートル | 4号カーブ内側は4メートル |
壁が最も高いのは4号カーブです。カーブ内側は4メートル、カーブ外側は最大9メートルで概ね7メートルで、まだまだ十分な高さがあります。4号カーブは大雪渓から車道を下って徒歩5〜10分程度のところにあり、今日もこの天候でも何人かの観光客がお越しになっていました。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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