ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2019/08/17) @

 

 

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4 

(Update:2019/08/12)

 

山の日の三連休とお盆休みが終わり、そろそろ正常モードに戻りつつある方も多いかと思います。さて、お盆休みの連休を振り返ると、山の日が制定されるまでは13〜15日のお盆休みが混雑のピークでしたが、今年は山の日が三連休に重なったこともあって、ピークは完全に前半に移行しました。特に今年は山の日三連休が良い天候に恵まれ、お盆は台風10号の影響を受けたことも関係しているかと思いますが、旅館民宿への宿泊状況も山の日三連休にピークが見られた模様です。

さて、今回は終日良い天気に恵まれましたが、先週までの猛暑から解放されて涼しい空気に包まれて過ごしやすい一日となり、自転車入山台数は445台と8月11日の597台に次ぐ過去2番目の記録となりました。また、台風10号の影響により、岐阜県側乗鞍スカイラインが昨日からの通行止めが朝9時まで続いたことから、シャトルバスの運行開始も9時便からとなり、始発となった9時便は、朝早くから待っていた乗客の方が押し寄せて12台も運行されました。1便で12台も運行されたケースは過去にはなく、史上最高の記録となりました。

それでは、台風10号が過ぎて夏らしい青空がもどって来たノリクラをお伝えしたいと思います。残りわずかとなったノリクラの夏を感じ取ってください。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月17日(土)、観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景、ヒルクライム】
Page-2 : 【大雪渓に到着】       【雪渓下部、雪渓中段】
Page-3 : 【雪渓上部 T (右側)】       【雪渓上部 U (左側)】
Page-4 : 【畳平お花畑】        <編集後記>「大雨..」

●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末>      ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版    ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版

 

 

 

【8月17日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

朝6時の観光センター前駐車場。駐車台数は65台と全体の3分の1以下で混雑はありません。

 

やや雲の多い青空の朝 乗鞍スカイライン通行止めのため、シャトルバスは運休

天候はご覧のように雲量の多い晴。気温は16℃で日差しはあるものの暑さは感じません。右の画像は観光センターのシャトルバス乗場に掲げられた運休の案内。その内容は「乗鞍スカイライン雨量規制通行止のため、現在運休となっています」というもの。

シャトルバスが通行する長野県側の県道乗鞍岳線は通行可能でも、終点畳平は岐阜県側のため、乗鞍スカイラインが通行止の場合、シャトルバスの運行も中止せざるを得ない状況です。

 

それでも運行開始を待つ列が長くなる タクシー乗り場にも乗客が

シャトルバスの運行開始は乗鞍スカイライン開通次第とのことですが、シャトルバス乗場にはご覧のように運行開始を待つ乗客の方々がすでに集まってきています。また、県道乗鞍岳線そのものは通行できるため、タクシーを利用しようとタクシー乗り場にも人が集まってきています。

ただ、ここ最近はタクシー利用客が少なく、日常的に運行しているタクシーが少なのが現状です。かつてのようにもう少し利用客が多ければ、運行してくれるタクシーも多くなってくれるのですが...

 

来週の大会に向け高所トレーニングを重点的に 6時の開門に間に合うようにもう出発

駐車場のあちこちでは、ヒルクライムに出発される方々が朝早くから準備を始めています。ここ最近は本当に早く、5時頃から準備を始めていらっしゃる方も多く、6時の開門前までに三本滝ゲートに向かう模様で、1日に2〜3本のトレーニングをこなすようです。もちろんその目的は来週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍!

こちらの方も来週に備えて、朝早くから出発します。今日は高所順応のため、位ヶ原山荘から県境までの区間を繰り返しトレーニングされるとのこと。

 

【大雪渓までの沿道の風景、ヒルクライム】

三本滝ゲート − この先マイカー規制

それでは大雪渓に向かう沿道の風景をご覧下さい。こちらは観光センターから約7km先にある三本滝ゲート。マイカー規制はここから始まります。

 

募金箱ってどこにありますか?(赤丸箇所) 募金にご協力を!

山頂方面から下山してきたこちらの方。ゲート付近で「募金箱ってどこにありますか?」とキョロキョロ。ちょっとわかりにくい位置ですがこちらにあります。この募金は自転車安全対策のため乗鞍自動車利用適正化連絡協議会が実施しております。ぜひともご協力ください。

 

標高2000メートル付近から冷たい空気に包まれる − お盆と同時にノリクラの夏は終わる

午前中は雲が激しく流れ、台風10号の余波が残っている雰囲気がありました。そして、標高2000メートルの摩利支天付近から上部はヒヤ〜っとした空気に包まれ、先週までの猛暑がうそのようなコンディション。

お盆が終わると、ノリクラの夏は終わりに近づきますが、台風が通過すると季節が次へと進んで行くようにも感じます。

 

位ヶ原山荘 休憩に立ち寄るヒルクライマー

標高2350メートルにある位ヶ原山荘。今日も立ち寄って休憩するヒルクライマーの姿があります。9時の位ヶ原山荘の気温は15℃、太陽の当たる屋外のベンチに座っていても、半袖だと寒さを感じます。先週までの猛暑からは想像できない状況ですが、これからは寒さへの対応を考える必要があります。防寒着はもちろんのこと、指先まであるフルフィンガーのグローブがないと下山は難しくなると思われます。

 

台風の余波で雲が激しく湧き上がり流れる

山頂付近に湧き上がる雲。ただ、夏山で見られる山麓から湧き上がる雲とは違い、台風の余波が影響している模様。

 

今日は徐々に青空が優勢になって行く

天候は良くなっていく方向に向っていて、激しく流れる雲に不安になりますが、徐々に青空が優勢になってきました。この時点では乗鞍スカイラインはまだ通行止でしたが、その場合は県境ゲートが閉鎖されていて、畳平へは立ち入ることができません。

 

e-BIKEで登ってきました〜 リカンベントで空中散歩(激坂は大変ですが..)

最近、増えてきているのはe-BIKE。電動アシスト自転車のことですが、かつてのママチャリタイプをスポーツ系にシフトしたもので、見た目には完全なロードバイクというものまであります。左のお二人は先日乗鞍スカイラインから登られたそうで、途中でバッテリーが切れてしまい大変だったとのこと。今日はまだ半分程度の残量があり、余裕で畳平まで行けそうです。

そして、右の方は寝そべって乗る自転車でリカンベントと呼ばれるもの。平地なら楽しく乗れるリカンベントですがこの激坂は大変で、シートを工夫したり試行錯誤を繰り返しているようです。まぁ〜そこが楽しいんでしょうけどね!

 

■ Next>>  Page2【大雪渓に到着】 ■


 

 


 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   1  2  3  4  Next>>