第18回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
(2022/07/09〜10) C
【レース展開U (夫婦松〜ゴール)】
スタートから7.4km地点の夫婦松駐車場。ここを10時までに通過できなければ足切りとなります。
e-BIKEに次いで、最初にやってきたのは男子Dの真鍋選手 0:26:59(8:59:59) |
続くはチャンピオンクラスの尾崎選手 0:30:14(9:00:14) |
真鍋選手がチャンピオンクラスの抜き去り、タイム・順位ともに1位に |
e-BIKEの2選手がトップを貫いていますが、ロードバイクで最初にやってきたのは男子Dの真鍋 晃選手で、 それに続くのはチャンピオンクラスの尾崎 佑司選手。平湯峠から夫婦松までの約3kmの間で、真鍋 晃選手はチャンピオンクラス2選手を抜き去って、タイム・順位ともに1位を確保しています。
そして、男子Cの西口 鳳馬選手、男子Bの坂上 雅生選手が続き、夫婦松までの劇坂区間が終わります。過去の大会では夫婦松までに逃げ切った選手が優勝するパターンが多かったですが、ロードの強い選手はこの先もまだまだチャンスがあります。
同じ畳平付近をゴールとする長野県側の大会(乗鞍ヒルクライム)は、前半の勾配が緩く、後半がきつくなるコースレイアウトのため、レース後半までトップ争いが続く展開がみられます。この辺りは選手層の違いも影響していると思われます。
もう一つ付け加えると、長野県側の大会はチャンピクラスに有力選手が集まっていて、チャンピオンクラス優勝=総合優勝となっていますが、この大会では年代別クラスにも有力選手が出場しているため、ゴールの着順だけでは結果わからず、これまでにも、年代別クラスが逆転優勝するケースが続いています。
さて、その頃、e-BIKEの選手はどのあたりまで進んでいるのか?e-BIKEトップの宮下 将一選手が向かうのは森林限界手前にある12〜13km地点付近(乗鞍スカイライン8km地点前後)。ちょうど直線の急勾配が少し続くあたりです。宮下選手の話では、序盤が厳しいコースレイアウトにもかかわらず、今回はアシスト量を抑えた走行により、この辺りでまだ70%の充電量が残っているとのこと。
森林限界以降は道路視界も悪くなり、周囲の風景は残念ながら何も見えなくなってきました。乗鞍スカイラインは北アルプス山々に囲まれた山岳風景が楽しめる点が大きな魅力ですから残念です(右側の画像は、前日に撮影した四ッ岳カーブ)。
桔梗が原まで到達できれば、ゴールまであとわずか...
桔梗ヶ原付近から雨が降り始め、向かい風に見舞われます。
最後の直線区間はロードバイクでも20km/hr以上のスピードが出せる高速区間。24km/hrでリミットがかかるe-BIKEが、スピードを落とさずに走りこめるかが勝負です。
【いよいよゴールへ】
ゴール付近の天候は小雨・気温10℃で風はほとんどなく、視界は50メートル程度。トップでやってきたのはe-BIKEの宮下 将一選手。タイムは0:54:22.217で大会コースレコードを5分も上回る結果で、この後のe-BIKE2位までが大会コースレコードを上回りました。
そして、男子Dクラス優勝は真鍋 晃選手。 タイムは1:02:52.569で、全体でも1位となり、総合優勝を果たしました。
チャンピオンクラス優勝の尾崎 祐司選手 (1:08:11.769、総合18位) |
男子C優勝の世古 眞太郎選手 (右、1:05:58.823 334、総合8位) 男子B優勝の大石 拳誠選手 (左、1:05:58.904 205、総合9位) |
続いて、チャンピオンクラス優勝の尾崎 祐司選手(1:08:11.769、総合18位)。ゴール直前でバトルを繰り広げたのは、男子C優勝の世古 眞太郎選手(右側、1:05:58.823 334、総合8位)と、男子B優勝の大石 拳誠選手(画像左側、1:05:58.904 205、総合9位)。
こちらは男子Eクラス優勝の太田 重光選手(1:03:18.811 505、総合2位)。スタート時間の違いから、トップから2分以上遅れてのゴールですが、見事総合2位です。
桔梗が原から平坦なコースが1km近く続き、中にはゴール付近はスプリントレースさながらの光景を繰り広げ、観客の歓声を浴びていました。
今回のリザルトは、ラップクリップ(マトリックススポーツ) より発表されています。エントリー数684名に対して、出走者575名で、完走者545名でした。
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