ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2007/09/22〜23) H
【紅葉情報−位ヶ原山荘付近】
★まだ始まっていません★
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屋根板方面で若干黄色くなったダケカンバを見つけることができますが、全体としてはまだまだです。
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クマザサのようなウラジロナナカマド |
赤や黄色に色づくウラジロナナカマドも感動いたしますが、ご覧のようなクマザサのような過渡期のウラジロナナカマドも結構面白いものです。逆にこのような状態のものを見つけながら沿道を歩くのが面白いかもしれません。
【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】
★部分的に始まりだしました★
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冷泉 | 冷泉小屋付近 |
少し色の変化は見られるものの、まだ始まったとはいえません。
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冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近では紅葉が始まっています。県道乗鞍岳線沿線の中で、前述のツアーコース入口付近とこちらの28号カーブ付近は見頃に入ってきたといっても良いところです。
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ミネカエデ(紅葉) |
ご覧のようにミネカエデがきれいな紅葉を迎えています。
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色合いがくすんでいる | 枯れ始めている |
全体的に色合いが若干くすんでいて、よく見るとミネカエデを中心に枯れ始めています。
昨年も紅葉の始まりが遅かったシーズンですがそれよりもさらに遅れています。また、紅葉が始まっても枯れてしまうものもあって今後の推移が気になるところです。
26日(水)には肩の小屋で初霜を観測し、冷え込み始めましたので、今週末を期待したいところですが、大雪渓エリアでは霜による影響も懸念されます。
【昨年の今ごろは?】
<編集後記>
このところ、速報などでアイスバーンに対する注意喚起を記載していますが、今年は雪渓上部左側の斜度形状が例年と異なり、アイスバーンとなっている下端部分の落ち込みが激しくなっているため、あえて何度も掲載しております。昨年と今年は比較的積雪が多いため、秋になっても多くのスキーヤーなどがお越しになっています。さすがに3000メートル級の高山になるとちょっとした気候の変動がバーン状況に大きく影響を与え、夏場とは大きく異なるコンディションとなります。特に夏場から毎週訪れているとその変化に気づいているものの、慣れというものも身についてしまいます。
ブーツの硬いアルペンスキーはともかく、フリースタイルのソフトブーツではこれからの時期は慣れていたとしても絶対にお勧めしません。
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