ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2009/08/12〜15) @
【大雪渓】
ようやく夏らしい雰囲気になってきたノリクラの様子を、お届けすることができるようになって来ました。お盆期間の後半に当たる今週は、これまでになく、多くの人出を見ることができ、本格的なハイシーズンの様相を見せています。
12日(水)は、夜明け前から雲ひとつない快晴の夜空が広がります。そのため、ご来光バスは4台も運行されるほど。そして、早朝は綺麗な青空が続くものの、やはり強い日差しに照り付けられて、午後の大雪渓エリアは濃霧に見舞われる状況でした。そして、13日(木)は、観光センター前駐車場に、たくさんの車がお越しになっていますが、曇り空が広がり、大雪渓エリアは、終日に渡って濃霧と雨が続く生憎の天候でした。山麓では雨がなかったことから、訪れるヒルクライマーの姿も多かったのですが、皆さん、びしょ濡れになりながら、急いで下山して行きます。
そして、14日(金)と15日(土)は、これまでの天候を払拭するかのように、真っ青な青空が広がり、本格的な夏が訪れたノリクラの様子が、ようやく見られ、人出も天候も、申し分ない状況でした。
今回は、14日(金)〜15日(土)の様子をメインに、12日(水)と13日(木)の状況を付け加えてお伝えします。
【8月13日(木)・14日(金)、観光センター】
観光センター前駐車場 |
こちらは、8月13日(木)6時30分の観光センター前駐車場。どんよりとした曇り空が続きます。
路面が乾き始め、天候の回復が期待 | まだ、空きスペースが目立つ |
昨晩の雨はやんで、路面が徐々に乾き始めて、雲間から少し青空ものぞき、天候の回復が期待されます。お盆が始まったものの、天候の影響もあって、駐車場は、まだ、空きスペースの多い状態です。
ヒルクライムの準備 |
天候の心配をしながらも、ヒルクライムに出かける準備をされる姿が、普段よりも多く見かけることができます。
自転車の組み立て | どうしてヒルクライム? |
1台の車に5台の自転車を載せてこられたこちらの方々。できるだけコンパクトに車載するため、車輪だけでなく、ペダルから全てのパーツを分解し、一つ一つを組み立てる所から準備が始まっています。最近はヒルクライムばかりとおっしゃり、「どうしてヒルクライムなんですか?」と尋ねると、苦笑するばかり...それが、ヒルクライムの魅力なんですね。
8月14日(金) − 乗鞍高原の天候は曇、しかし、畳平は晴 |
そして、こちらは、翌日の14日(金)のシャトルバス乗車券販売所。この日の天候も、曇り空が広がっています。しかし、畳平の天候を示すホワイトボードには、「晴」の文字が記されています。
雲が低く、雨が降り出す − 畳平の「晴」が信じられない状況 |
ご覧のように、低い雲が垂れ込めて、7時のシャトルバスが出発する頃には、フロントガラスには雨粒が当たるようになってきて、とても、「晴」という文字が信じられない状況です。それでは、大雪渓に向けて出発です。
【車窓から】
三本滝ゲート −霧 |
先ほどから降り始めた雨に続き、三本滝ゲート付近にやってくると、ご覧のように、周辺は霧に包まれるようになってきます。
魔利支天付近から晴れ間が... | 位ヶ原山荘 − 完全に青空 |
ただ、この霧も、摩利支天の手前付近から、青空が見え隠れしています。三本滝ゲート付近の標高が1800メートル。摩利支天の標高が2000メートルですので、雲の層は200メートルほど。そして、位ヶ原山荘付近までやってくると、ご覧のように雲ひとつない快晴の空が広がり、先ほどのホワイトボードの通りの状況となります。
11号カーブ付近 |
くっきりと剣ヶ峰の様子を望むことができ、山麓の乗鞍高原からは、想像もできない光景の中を、シャトルバスは進みます。
見事な雲海 − 小雨の乗鞍高原はこの下に |
そして、車窓には、ご覧のように、見事な雲海が広がり、小雨の降り続く乗鞍高原は、この雲海の下となっています。
紺碧の空に恵まれた、大雪渓駐車場に到着です。(→ Next)
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