ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2009/08/12〜15) G
【ヒルクライム − 位ヶ原山荘】
今日もたくさんのヒルクライマーが訪れる |
観光センターから15kmほど先にある位ヶ原山荘。登りでは全体の4分の3ほどで、ちょっと一休みしたいといった感じにさせられ、また、畳平からの下りでも、森林限界の冷たい空気から少しずつ解放されるスポット。今日もたくさんのヒルクライマーが立ち寄ります。
かなり辛そう... | 水分補給 |
サドルをかける自転車置き場のバーに、まるで、止まり木のようにもたれかかる様子から、県道乗鞍岳線のヒルクライムのしんどさが伝わってきます。また、ここでボトルのドリンクを補給する人も、もちろん、いらっしゃいます。
ヒルクライマー同士の会話に花が咲く |
ヒルクライムをしている...今度の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場する...などの共通の話題で、見ず知らずのヒルクライマー同士が、打ち解けあうことができる空間でもあります。
次から次へと |
位ヶ原山荘前は、まるで、サイクルショップかと思うほど、次から次へとやってきます。
さすがに昨日の100km走行が足に来ています! |
こちらの方は、昨日、100km走行し、夜中にノリクラ入りして、県境の1km手前までヒルクライムしたものの、足がいうことをきかなくなり、ゴール目前で引き返されたとのこと。色々な方にお話をお聞きしますが、ここを訪れる人は、本当にタフな方々が多いと実感します。
ヒルクライムの方も、必ず、防寒・雨備えた装備を − ここは夏山登山と同じです |
ヒルクライマーの中には、できるだけ、軽量化しようと、合羽や防寒着を持ってこられない方がいらっしゃいますが、少なくとも、ビニール合羽一枚でも持参することをお勧めします。標高2700メートルですので、夏山登山と同じ装備がないと、天候の急変時に対応ができません。
これから下山... |
ここでは、色々な方々との出会いが楽しめ、話に花が咲くと、時間の経過を忘れてしまうほど。
これから県境へヒルクライム − ここはそれぞれの方々の交差点 |
そして、こちらの方々は、小休憩を終えて、再度出発です。下山の途中のヒルクライマー、これから登って行くヒルクライマー、それぞれの交差点なのです。
路面ばかりを見つめるだけでなく、空を見上げて雲の動きを楽しむ |
路面に視線を落として、辛さを紛らわすヒルクライムから、一瞬解放され、青空に綺麗にたなびく雲の動きを眺めるのも、一つの楽しみ方です。
【天空のヒルクライム・トレイルラン】
位ヶ原山荘を過ぎて、森林限界に達すると、さらに空の面積が大きくなってゆきます。
位ヶ原お花畑 | チングルマが咲き誇る |
こちらは、位ヶ原お花畑。綺麗な緑が広がり、先々週あたりから、黄色のミヤマキンバイが一斉に咲き始め、現在は、チングルマが勢力を強めている様子が見られます。
剣ヶ峰山頂までトレイルラン |
県道乗鞍岳線を登るのは、ヒルクライマーばかりではありません。こちらの方は、三本滝ゲートを出発し、大雪渓から登山道で肩の小屋を経由し、山頂までのトレイルランを完走して、下山している途中。
ヒルクライム・山スキー − ノリクラは色々な楽しみができる |
昨日は、自転車でヒルクライムし、冬場もツアーコースでノリクラにお越しになっているとのこと。「ノリクラは色々な楽しみ方ができるので、本当に素敵な山だと思います。」
まさに「天空マラソン」 |
綺麗な青空と鰯雲が広がり、これぞまさに「天空マラソン」です。(→ Next)
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