ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2009/08/12〜15) B
【雪渓下部 U】
雪解けは進んでいるものの、岩の頭などが出てないため、滑走できないことはありません。
先週の雪渓下部(エア台作成) |
こちらは、先週の画像。ご覧のように、高さ1メートル以上のエア台が作られましたが...(↓)
今週の雪渓下部 − エア台は姿がほとんどわからなくなる |
そのエア台が、ほとんどわからないほどの雪解けを見せています。
幅58メートル×長さ52メートル |
昨年より、やや早めの雪解けを見せるものの、幅と長さの最高値で見たときは、昨年よりも多い状況です。(昨年は40×50メートル)
石碑の岩 | 石碑の岩の下部 |
こちらは雪渓下部の南側にある石碑の岩。大雪渓エリアでモーグルコースの岩の次に姿をあらわす大岩です。左の画像の石碑の岩周辺は、一ヶ月前の段階で、雪解けが完了しました。右の画像の石碑の岩の下部のエリアは、ごくわずかに残っていた積雪も、完全になくなりました。
石碑の岩の南側 − 雪渓上部へのスキーヤー専用道 |
石碑の岩の南側は、大雪渓入口から続く、スキーヤー専用道が雪渓上部へ続いています。
雪渓上部の下端部分 | 下端部分はこの位置から30メートル上方にある |
スキーヤー専用道を進むと、雪渓上部に到達します(雪渓上部下端)。雪渓上部下端部分は、先週の段階では、右の画像の位置から25メートル上方にありましたが、今週はさらに延びて30メートル上方に位置しています。
今週の雪渓上部下端部分(↓) |
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昨年同時期より三週間遅い雪渓上部下端部分
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今週のほうが少し積雪量が多く、雪解けが落ち着きつつある |
昨年よりも三週間近く早い雪解け状況です。右の画像には朽ちかけた畳が見られますが、今週の画像の方が、少しだけ積雪量が多いことから、先週までの昨年よりも三週間早い雪解け状況が、少しスピードが落ち着いてきているようです。
チングルマ − 風車が開きかけてきました |
こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。風車状のさく果が開き始めました。先週は一週間遅い推移でしたが、昨年は、この状態で一週間変わりませんでしたので、今週は昨年並みとなっています。。
【雪渓中段】
雪渓中段 |
雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。画像中央に大岩があり、その後方に残るだけとなっていて、
この位置からは、完全に積雪が見られない状態になってしまいました。
ご覧のように、かなり小さくなり、先週の半分以下の状態で、滑走することはできません。
登山道から雪渓縁まで35メートル |
上端は二分される |
こちらは雪渓中段の北端に位置する肩の小屋への登山道。雪解けが進み、雪渓までの距離が伸びてきて、35メートルほど離れています。また、雪渓上端部分は、さらに雪渓が二分されています。
雪渓の大きさは、長さ25メートル×幅10メートル |
雪渓の大きさは、長さ25メートル×幅10メートル。先週と同様、昨年より、一週間早い雪解けを見せています。(昨年は76メートル×23メートル)
雪渓中段全景 |
雪渓中段は、今月末には、完全になくなることと思います。(→ Next)
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