ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2015/09/05〜06) E

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(Update:2015/09/10)

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】

★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

2012年の冷泉
2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2012/09/08〜09) G
2013年の冷泉
2013ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2013/09/07〜08) E
2014年の冷泉
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2014/09/05〜06) F
今週の冷泉

こちらは標高2230メートルの冷泉。若干色合いの変化がみられる部分もありますが、始まったといえる状態ではありません。また、今年は冷泉の左側が大きく枯れてしまっているのが、惜しいところです。

 

冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)

 冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。一部で色付きが見られますが、紅葉が進んだ雰囲気はありません。

 

ウラジロナナカマドの部分的な紅葉 − 赤味が薄い

部分的に赤くなっているウラジロナナカマド。例年なら、もっときれいな赤が見られますが、今年はこの程度のものが多い状況。これが本格的な紅葉シーズンの色合いと関連があるかどうかは不明です。

 

ダケカンバの部分的な紅葉 − 例年と同じ色合い・分布

ダケカンバも部分的な黄色がみられるようになって来ました。こちらは例年と似たような状況です。本格的な色付きは例年9月下旬〜10月上旬です。

 

【昨年の今ごろは?】

2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2014/09/05〜06)

9月最初のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします。今回は9月7日(日)に開催された第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のため、一日前倒しして取材を実施しました。なお、第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会の模様は、9月20日ごろ掲載を予定しております。

9月5日(金)は、早朝は曇り空でしたが次第に雨が強くなり、午後からは周期的には激しい土砂降り。それでも雨が強くなると濃霧が抜けて視界が開け、また、雨が収まると再び濃霧に視界が遮られる状況を繰り返します。明日は大会コースでの試走が禁止されているため、県道乗鞍岳線でのトレーニングが出来るのも今日までですが、この天候のため、三本滝ゲートを通過したヒルクライマーは4名のみ...登っていったヒルクライマーは全身びしょ濡れ状態となっていました。

9月6日(土)は、昨日とは一転して綺麗な青空が広がります。今日は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会受付が行われるため、会場となる観光センター前駐車場は車両乗り入れ禁止となり、シャトルバスは車道沿いの路線バスからの発着でした。また、観光センター周辺にある他の駐車場も規制されたことから、お越しになった方々はすずらん橋駐車場へ誘導され、併設するすずらん橋バス停からシャトルバスを利用されたようです。久しぶりの青空で、さわやかな空気と秋空が広がり、明日のレースも今日のような日に開催されたらと思うほどよい天気でした。

そして、9月7日(日)は、昨晩から降り始めた雨の続く生憎の朝を迎えます。今日は大会当日のため、乗鞍高原から先の県道乗鞍岳線は通行止。岐阜県側の乗鞍スカイラインは大会に関連する規制はありませんが、上部濃霧強風のため自転車通行止の措置が取られました。この天候状況のため、大会本部でもレース開催について検討の結果、ゴールを大雪渓に引き下げ、スタートを30分遅らせての開催となりました。30分遅らせて開始されたレースは、数十メートル先すら見えない濃霧の中で始まりましたが、位ヶ原山荘より先は見事な青空となり、ゴールの大雪渓は見事は快晴とさわやかな空気に包まれました。この展開に多くの選手も「こんなに綺麗な青空になるとは思わなかった。出場してよかった!」と口をそろえておっしゃっていました。冒頭にも申し上げましたが、第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会特集は9月20日ごろ掲載予定です。

 

<編集後記>

紅葉は1日の最低気温が8℃以下になると進むといわれています。しかし、トップページの速報で記載している畳平(標高2702メートル)の早朝気温をご覧になるとお分かりですが、8月中でも8℃前後で、それを下回る日もありますから、一般的に言われている「8℃以下」の定義をそのまま適用することはできないでしょう。

いつから紅葉が始まるかという点も気になるものの、今年の紅葉は当たり年かどうかという点も非常に気になるところです。位ヶ原・大雪渓の紅葉は、年によって当たり外れが大きく、紅葉が始まりだした時点で霜が降りると一気に枯れてしまうため、霜が降りるかどうかが大きなカギを握っています。「晴れて冷え込んだ無風の夜」が一番危ないのですが、その状態になるかどうかは、その日にならないとわかりません。

 

【もう少しマクロ的に良かった年・悪かった年の違いを見る方法はないか...】

こちらは2009年から2014年8月から10月までのアメダス奈川の累積雨量を表示したもの。この中で、当たり年は2009年・2012年・2014年で、はずれ年は2011年・2013年でした。

昨年も同じグラフを掲載いたしましたが、当たり年は平年値より降水量が少ないのではという推測でした。しかし、昨年(2014年・当たり年)は平年値を上回る降水量となり、この推測はどうも違うようです。しかし、当たり年の2009年・2012年・2014年と、はずれ年の2011円・2013年を比べると、明らかに9月の降水量に違いがあることがわかります。ですから、今年は、9月の降水量が少ないと当たり年になるのではという推測で状況を観察していきたいと思います。

さて、今年は先週の大雨で平年値を上回る状況ですが、当たり年になることを期待したいと思います。

 

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