ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2006/05/21) �E

【剣ヶ峰〜蚕玉岳】

剣ヶ峰〜蚕玉岳

剣ヶ峰〜蚕玉岳（こだまだけ）の稜線は、先週と比べて高さで３０センチ程度、雪解けしています。先週の段階で、昨年よりやや少なめの状態でしたが、今週の状況を見ると、昨年より１週間程度早い雪解けの状態です。

遠景の峰々がくっきりと

先週（５月１５日）も一日中よい天気が続いていて、お昼過ぎでも遠景をはっきり望むことができましたが、今回はそれ以上に鮮明です。同じ位置からの画像が５月１５日の速報に掲載しておりますので、ご覧ください。シーズン通してもこれほど遠景をくっきりと望むことはそれほどありません。

稜線直下から	急斜面に飛び込みます

まだ、雪が多いせいか、例年よりも少し斜度がゆるい感じがありますが、それでもスタート直後は急斜面です。ストレートに続く沢筋に向かって飛び込みます。

雪質はやわらかめ	唐草模様

雪質はやわらかめ。位ヶ原方面の唐草模様は先週と比べるとだいぶはっきりしてきました。県道乗鞍岳線の除雪がだいぶ進んできている様子がわかります。除雪の様子は後ほどお伝えいたします。

左の画像は、急斜面を降り、緩斜面移っていく箇所で沢筋が細くなる部分。先週とあまり変わりはありません。おそらく、高さで５０センチ程度は雪解けしていると思いますが、まだ、全体的に雪が多いため、先週のようすと見比べてみてもそれほど大きな変化はありません。

全景

県道との合流地点付近まで滑り降りると、全景を見渡せるようになります。蚕玉岳の頂の直下部分で雪解けが進んでいる様子がわかりますが、滑走部分に関しては先週と比べて大きな差はありません。
昨年と比べてみても、蚕玉岳の頂の直下部分の雪解けは今年のほうが進んでいますが、それ以外のところにおいては、昨年並みと言えるでしょう。

除雪されてないので、積雪量はわかりません

こちらは県道との合流地点。先週と同様、今回も除雪されていないので、どれだけの積雪量があるのか判断できません。除雪はこの画像のすぐ左のところまで進んでいます。

【道路の除雪】

宝徳霊神バス停付近

道路の除雪もだいぶ進んでいます。こちらは位ヶ原の宝徳霊神（ほうとくれいじん）バス停付近。先週お伝えした除雪の最前線は、画面左上に見える緑のハイマツ帯の向こう側です。

剣ヶ峰〜蚕玉岳の沢筋との合流地点付近	大雪渓のヘアピンカーブ

前述のとおり、県道乗鞍岳線の除雪は剣ヶ峰〜蚕玉岳の沢筋との合流地点付近まで進んでいます。大雪渓駐車場より数百メートル降りたところにあるヘアピンカーブを少し登ったところになります。

大雪渓のヘアピンカーブ	大雪渓駐車場まで数百メートル

大雪渓のヘアピンカーブ付近はまだ完全に除雪されていませんが、現段階でも雪の壁は３〜５メートルくらいになっています。大雪渓駐車場までもうすぐです。