ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2006/08/12) D
【雪渓下部 V】
石碑の岩 |
モーグルコースの南側にある石碑の岩。石碑の岩の周囲は先週の段階で、すっかり雪解けが完了しています。
石碑の岩の下部のバーン |
石碑の岩の下部は、先週の段階では画像の左側の雪渓で岩の頭がありませんでしたが、ご覧のようにかなり目立つようになって来ました。また、石碑の岩の下部は雪解けが完了して2週間が経過し、チングルマが一斉に花をつけています。この画像ではわかりにくいものの、岩場の中に写る緑はほとんどすべて、チングルマで、小さな白い花をつけています。後ほど登山道のコーナーでもお伝えしますが、肩の小屋までの登山道はどこを見てもチングルマといった状態で、今が一番の見頃を迎えています。
雪渓上部左側から滑り降りる通路 |
雪渓上部左側から滑り降りる通路は完全に雪解けが終了しています。雪解けが終わると、大雪渓入口から続くスキーヤー専用道が姿をあらわしますが、専用道は画像より少し下部で一部雪渓が残っているものの、登山靴やスニーカーで歩くことが可能です。
雪渓上部左側の通路の雪解けの完了は、昨年と比べて2週間遅い状況です。
登山道入口 | 完全に雪解けが完了しました |
大雪渓入口から、車道を50メートルほど登ったところにある肩の小屋・剣ヶ峰への登山口。先週まで一部残っていた雪が完全になくなり、これで、登山道すべてで雪解けが完了しました。先週と同様、昨年と比べて3週間ほど遅い状況です。
チングルマの回廊 |
肩の小屋までの登山道は、ちょうどチングルマが最盛期を向かえ、チングルマの回廊の中で足を止める登山客もたくさんいらっしゃいます。また、そのほか、ミヤマキンバイ、ヨツバシオガマなど代表的な高山植物も見頃を向かえ、乗鞍高原から剣ヶ峰登山に向かわれるのなら、肩の小屋口の登山道からアプローチされることをお勧めします。大雪渓北側にある肩の小屋口〜肩の小屋の登山道は、間近に高山植物が見られ、このような環境は他にあまり多くないため、他の高山で環境指導を行う方が、一般説明用の高山植物の写真を撮りにわざわざここまでお越しになるほどです。
肩の小屋 |
肩の小屋は前述の大雪渓北側にある肩の小屋口からの登山道と、畳平からの道路との合流地点にあり、ここから朝日岳の山腹を横切り、乗鞍岳の主峰 剣ヶ峰に向かいます。そのため、肩の小屋は今日もたくさんの人でにぎわっています。
うどんそばコーナーは大忙し |
小屋の中で休憩をされる方や、お昼時はうどん・そばのコーナーを利用される方などで、スタッフの方も大忙しのようです。
10月の三連休まで、連日営業中です |
肩の小屋は10月の三連休まで連日営業しています。ぜひ、お越しください。
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