ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2006/08/12) H

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(Update:2006/08/18)

 

【雪渓上部 U】

雪渓上部左側

今週から多くのモーグラーが雪渓上部左側に移動しています。すでにラインらしきものが見えます。一番右に見えるラインがおそらくコブ管理人が作成したモーグルラインで、短いように見えますが、雪渓下部に作成されたものよりも長いくらいです。その左の長い物は、滑走を繰り返すうちに自然にできた天然コブで、少し見えにくいものの、さらにその左にエア台があります。

雪渓上部左側は全体的に見て、昨年より3週間ほど遅い雪解けです。

 

下端から

下端付近でご覧のように岩の頭が目立ち始めていますが、実際の滑走エリアはさらに上ですので、まったく問題ではありません。

 

北側(右側)のモーグルライン

こちらはおそらくコブ管理人がニューライン滑走用に作成したモーグルライン。今回長さを計るのを忘れてしまいましたが、雪渓下部のころよりも長いと思います。

 

ターンしてません... ヒールキック!

果敢に攻めてますが、よく拝見するとターンしてません...

 

スキーはね、楽しけりゃいいんだよ〜

他のモーグラーが黙々と練習を繰り返す中、この一角だけは何か雰囲気が違います。『スキーはね。楽しまなきゃ〜!バンバン行かなきゃ楽しくないでしょ!』

せっかくコブ管理人がニューライン向けに作ったコブが、一直線になってしまうのではと思いましたが、意外にもきれいな状態に保たれています。

 

いかにも ちょい悪オヤジ達

いかにも ちょい悪オヤジ風の三人ですが、楽しむことに関してはピカイチですね。

雪渓上部左側上端

こちらは上端部分。先週と比べて高さで2メートル程雪解けが進んでいます。上端の位置も5メートルほど下方に移動しています。

 

上端部分は1〜3メートルほどの積雪

こちらは上の画像のすぐ南側で、積雪の高さは先週と同じ1〜3メートルですが、こちらも上端の位置がが数メートル下方へ移動しています。

 

南側(左側) エア台つきのライン

さて、先ほどの北側のラインよりさらに50メートルほど登って、雪渓上部の一番上からスタートする南側のエア台つきのライン。

 

一日だけのコブ管理人 なかなかの出来に満足

コブ管理人が不在のため、公認バーンをイメージして、昨日一日かかって自ら作成されたとのこと。コブ管理人の苦労が身にしみた一日になったようですよ。

 

レクチャーを受けながら練習

先ほどのバーンとは打って変わって、こちらは体の使い方について細かくレクチャーを受けながらの練習です。

「スキーは楽しまなきゃ」というスタンスと、細かな練習を繰り返していくスタイル...どちらもスキーを継続的に楽しんでいくためには必要な要素なのかもしれませんね。

冒頭でもお伝えしましたが、今年のお盆休みは天候に恵まれ、久しぶりに活気付いた数日間になりました。ノリクラは天気がよい日なら、いろんな楽しみ方が出来るエリアですが、一旦、雨が降るとホントにどこにも行くところがありません。もちろん、合羽を着て、大雪渓や登山道に出向けば、それはそれで楽しめるのですが、一般の観光客の方にとってはそんなに簡単にいくものではありません。

いろいろなニーズを満たすことは容易なことではありませんが、継続的に運営することが何においても必要であることは間違いないと思います。「お客が来ない日は営業を速めに切り上げる」などといったことがあれば、来客はアテできなくなり、そのお店によほどの必要性がなければ、行かなくなるでしょう。

また、来場する観光客側もある程度の意識が必要かと思います。地元の人々の努力で自然環境や公共設備が維持されていることを忘れてはなりません。

自然環境を楽しむためには・維持するためには、金がかかるものか、そうでないのか、おそらく議論は尽きないことでしょう。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2005/08/14

雪渓下部は滑走できる状態ではなくなっています。スキーヤー・ボーダーは雪渓中段から上部へ移動しています。この年は、カレンダーの関係から、この週からお盆休みという方もいらっしゃり、結構な賑わいを見せていました。

→あとがきに続きます

 

 

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