ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2006/08/12) F
【雪渓中段】
モーグルコースのスタート付近の岩と、石碑の岩の間を上っていくところで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。ハイマツ沿いには登山道があって、左方向へ進むと肩の小屋に行くことができます。
画像中央に岩の頭は、ちょうど右の画像の中央に写るストックの柄の付近まで雪がありましたので、先週から1メートルほどの雪解けを見せ、高さは4メートル近くなっています。昨年と比べて、2〜3週間ほど遅い雪解けです。
雪渓中段 下半分 |
雪渓中段の下半分は、手前付近の登山道に近いエリアでの雪解けが進んで、横幅が狭くなってきていますが、まだ、滑走可能です。
雪渓中段 上半分 − 完全に雪解けが完了しました |
雪渓中段の上半分は完全に雪解けが完了しました。このエリアの雪解けの完了は昨年より1週間遅い状況です。他のエリアが2〜3週間遅いのに対し、一番雪解けが進んでいるエリアと言えるかもしれません。
【雪渓上部 T】
先週と比べて全体的にはそれほど大きさに変化はありませんが、雪渓上部を左右に分ける尾根の横幅が広がっている点と、左下に向かって雪渓下部へつながっていた連絡部分が、完全に途切れて短くなっています。先週と同様、昨年と比べて3週間ほど遅い雪解けです。
雪渓上部右側 |
雪渓上部右側は先週と比べて、右端部分では幅5メートルほど雪解けが進み、また、上端部分も長さ5〜10メートルほど雪解けして、これまで二本あったクレパスの上側部分がほとんどなくなっている状態です。それでも、コースの長さや設置できるポールのレーン数には問題はなく、全体的には大きな変化はまだ感じられません。
リフト土台 | 雪渓上部から雪渓中段への連絡部分 |
雪渓上段右側の右下付近にあり、雪渓中段の上部に位置するリフト土台は、先週は雪渓まで約6メートルほどでしたが、今週は10〜15メートルほど離れるようになって来ました。昨年と比べて2週間ほど遅い雪解けの状況です。
また、リフト土台のすぐ下にある、雪渓上部から雪渓中段への連絡部分は、先週は、岩の頭が多かったものの、問題なく、滑走できましたが、今週はすっかり様変わりして、完全に雪解けが完了しています。この付近の雪解けが完全に完了したタイミングは、昨年より1週間遅いペースです。この部分の雪解けにより、雪渓上部から下部へ滑り込む三つの連絡ルートはすべて分断されました。
雪渓上部右側のクレパス |
二本あるうちの上側のクレパスは、ご覧のように北側(下からみて右側)が完全に雪解けが終わっています。画像の手前部分に関しても、クレパスの断面は1メートルほどしかなく、これより上部に残っている部分はまだ20メートルほどあるものの、岩の頭がかなり出始めていますので、来週には、上側のクレパスより上部はほぼなくなっているのではないかと思います。
雪渓上部右側 上端部分 |
雪渓上部右側の上端は、先週は20メートル下がりましたが、今週はさらに15メートルほど下がっています。昨年と比べて1週間ほど遅い雪解けです。
上端から |
右の石碑の岩方面から、左にあるリフト土台方面へ岩の峰が延び、雪渓上部と下部が完全に分断されました様子を伺うことができます。また、画像の手前付近に横に岩の列が並んでいますが、これが二つあるクレパスの上側のクレパスです。先週と同様、昨年と比べて1〜2週間遅い雪解けです。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |