ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2018/07/14) B

 

 

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(Update:2018/07/19)

 

【雪渓下部 T、雪渓中段】

昨年の大雪渓入口(雪渓下端部分)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) A
今回の大雪渓入口(雪渓下端部分)
昨年より2週間早い雪解け

ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。大雪渓入口の雪渓下端部分の雪解けは昨年より2週間早い状況です。

昨年の大雪渓入口−車道との距離は15メートル
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) A
今回の大雪渓入口−車道との距離は60メートル

車道からの距離は先週の48メートルから60メートルに伸びています。

 

昨年の登山道入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) A
今回の登山道入口
昨年より2週間早い雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります(肩の小屋口登山口)。こちらは昨年より2週間早い雪解けです。

 

登山道入口 −隙間11.7メートル
昨年より2週早い雪解け
雪渓の高さでも昨年より2週間早い状態

車道との間の隙間は11.7メートルで昨年より2週早い雪解けで、雪渓の高さから見た時も昨年より2週間早い状態です。

 

肩の小屋への登山道

大雪渓から肩の小屋への登山道は、これから高山植物の季節を迎えます。

 

コバイケイソウ(左)、シナノキンバイ(右)
コバイケイソウに花芽がついている
シナノキンバイ − 昨年より1週間早い

先週つぼみだったシナノキンバイが開花しました。昨年より1週間早い状況。そして、コバイケイソウにも花芽がついているのがわかります。

 

モーグルコースの岩まで積雪40メートル
昨年より2週間早い雪解け
誘導ロープに沿って進む
あと1〜2週間で残雪はなくなる

肩の小屋への登山道は一部積雪区間が残っています。この先に見えるモーグルコースの岩までの約40メートルの区間はやや斜度があるため注意が必要です。また、こちらの誘導ロープに沿って、モーグルコースの岩の左側を進むようにしてください。右側に進むと行き止まりになります。

雪解けは昨年より2週間早い状況で、おそらく、あと1〜2週間で残雪はなくなると思われます

 

昨年のモーグルコースの岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) A
今回のモーグルコースの岩
昨年より2週間早い雪解け

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが、画像の中の左上に写るモーグルコースの岩です。ですから、モーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

昨年より2週間ほど早い雪解けです。

 

昨年の石碑の岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) A
今年の石碑の岩
昨年より1〜2週間早い雪解け

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。昨年より1〜2週間早い状況です。

 

チングルマが綺麗に開花 − 例年より1週間早い

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週のつぼみが綺麗に開花しました。昨年より1週間早い状態です。

 

石碑の岩の下部のバーン
昨年より2〜週間早い雪解け

石碑の岩の下部のバーンでは、中央の岩場から右側にある雪渓上部からの下山滑走ルートは雪解けが進んで滑走できない状況になってきました。昨年より2〜3週間ほど早い雪解けです。

 

雪渓中段全景 中央の大岩 − 昨年より1週間早い雪解け

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。中央の大岩は先週から出現し始め、昨年より1週間早い雪解けを見せています。

 

【雪渓下部 U、モーグルコース】

モーグルコース
大雨で消滅も平日組が綺麗に復活

雪渓下部のモーグルコースは、先週の大雨でほぼ消滅してしまいましたが、平日にお越しになっている方々が復活された模様です。

 

朝一番から滑走可能でした

何もない所からコースを作ると、半日程度は時間を要しますが、今日は朝一番から多くの方が滑走できる状態になっていました。

 

果敢に攻める

雪面は比較的柔らかく、今日も果敢に攻める様子が見られました。

 

21コブ×70メートル(ピッチ:3.3メートル)

コースの長さは21コブ×70メートル(ピッチ:3.3メートル)。

 

雪渓下部のモーグルコースは
例年7月下旬〜8月上旬まで滑走可能

雪渓下部のモーグルコースはまだまだ十分滑走可能な状態が続き、例年7月下旬〜8月上旬まで滑走可能です。しかし、雪解けが進んで、コースの北側の余裕が少なくなってきましたので、こちらのコースはあと1週間程度かと思いますが、南寄りに新たなコースが作られていますので、そちらでの滑走はしばらく可能かと思います。

 

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