ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2018/08/11) C

 

 

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(Update:2018/08/16)

 

【畳平、お花畑】

畳平バスターミナル

15時の畳平バスターミナル。この日の最高気温14時の16℃でした。いつもならひんやりとした感覚があるものの、今日は幾分蒸し暑さを感じます。

 

シャトルバス下り便 − 思ったほどの混雑はない

シャトルバス下り便は思ったほどの混雑はありません。どの便も3台程度で収まる状況でしたから、普段の週末と変わりません。

 

乗鞍環境パトロール 乗鞍環境パトロール員作成の高山植物パンフレット

こちら乗鞍環境パトロール。畳平お花畑や畳平周辺を散策する人の多くが手にする花の解説パンフレット。畳平周辺に咲く高山植物に限定して作られていて、一般的なパンフレットよりも充実しているものの、図鑑ほど詳しすぎないちょうど良いボリュームです。また、時期と場所も合わせて明記されていますのでお勧めです。

作成したのは長年乗鞍環境パトロールに従事されているこちらの方。パンフレットに使用されている写真もご自身がこれまでに撮りだめたもので、「急遽作ることになったので、大変でした〜!と、おっしゃっていました。

こちらのパンフレットは、畳平バスターミナルにある乗鞍環境パトロール窓口に置いてありますので、自由にお持ち帰りください。

 

こちらは畳平お花畑。

 

入口付近

もう、終盤ですから、咲いている花もかなり限定されてきました。

 

オトギリソウ モミジカラマツ
イワギキョウ コウメバチソウ

咲いているのは入口付近に限定されますが、オトギリソウ、モミジカラマツ、イワギキョウ、コウメバチソウです。

 

そして、遊歩道を奥の方へ進むと...

 

黄色っぽくなって来た

葉が全体的に黄色っぽくなってきました。

 

ミヤマキンバイの紅葉
ハクサンイチゲの葉 ミヤマゼンゴの葉

よく見ると、部分的に紅葉が始まっている様子が見られます。これから草紅葉の季節へと移って行きます。

 

また、遊歩道を一番奥の方まで進むと...

 

トウヤクリンドウ ミヤマクロユリの実

先週から咲き始めたトウヤクリンドウがかなり目立つ存在となってきて、トウヤクリンドウ一辺倒という場所さえあります。また、ミヤマクロユリの実が大きくなってきました。昨年より2週間早い状況です。

 

<編集後記>

「繁忙期...」

この時期はどこもかしこも、最も忙しい時期です。宿泊業の方にとっては、この1週間と翌週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が正念場で、中には、冬までの食い扶持をこの1〜2週間で何とかつないでいるという所も中にはあるかもしれません...。30年ほど前のバブル期はこのような忙しい状態がシーズンを通して続いて常態化していたようですから、その賑わいは相当なものだったでしょう。

ただ、その頃と同じような好景気に戻ったとして、今の平成の時代には、そのような爆発的な賑わいは訪れないと思います。その頃は流行に乗り遅れまいとする風潮が強く、みんなが同じことをやっていないといけない時代でした。しかし、今は多様化が進み、「夏は登山、冬はスキー」という方程式が成り立たず、ノリクラに訪れてくれる人はもちろんですが、訪れない多くの人が、何に価値を見出しているのか全く見いだせない状況です。

しかし、SNSなどで一旦火がつくと、爆発的に注目されるようになるのが、昔と異なるところで、SNSなどの世界でどのようにノリクラが映っているのかをチェックすることが必要です。しかし、SNSや口コミなどに書かれている表面的なコメントに注目するだけでなく、そこに書かれていない点に目を向けることが最も大事かと思われます。


 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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