全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2018
(2018/08/25〜26) A
【8月26日(日)、大会当日】
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早朝5時、まだ満月が煌々と輝く |
早朝5時の観光センター前。気温は17℃、やや雲がありますが、丸い満月が煌々と輝き、晴れた朝を迎えました。4時より選手用駐車場がオープンするため、その前後は結構渋滞しますので、時間を若干ずらしてお越しになったほうがよいかもしれません。ただし、6時になると、観光センター前から先は閉鎖になりますのでご注意ください。
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大会本部の朝も早い − すでにコースパトロール開始され、問題なく実施できそう |
4時過ぎから大会本部にはスタッフが到着し、すでにゴール方面へのコースパトロールも開始。現地の情報では、山頂付近はやや風が強く、一部で道路に水が湧き出しているところがあるものの、レースは問題なく実施できそう。
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今日はどこの宿も朝が早い − 窓から明かりが |
今日の乗鞍高原の宿はどこもみんな朝が早い!こちらの宿も窓から明かりが見えますね。
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5時の朝食に向けて準備にとりかかかる |
乗鞍高原一帯の民宿・旅館は、今日ばかりはどこも満室。多くのところが昨年の大会が終わった時点で予約をする常連客が多いようで、乗鞍高原内に泊まれなかった選手は、白骨温泉・奈川といった周辺観光地はもとより、松本市内に宿泊という方もいらっしゃるようです。
こちらの宿では今日の朝食は5時、スタッフの方は3時頃から準備に取り掛かっています。
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5時前なのにトイレにはこの行列 |
まだ、5時前だというのに、大会会場のトイレはご覧のとおり。仮設トイレも増設されていますが、レース開始直前までご覧の状態が続きますので、できるだけ、お泊りの宿泊施設で済ませて来た方がよさそうです。
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綺麗な日の出を迎える − 山頂方面に雲がかかり強風の心配が |
そして、ご覧のようにきれいな日の出を迎え、会場周辺では準備が着々と進められています。山頂付近に雲がかかっていますが、このような状況だと、山頂付近は天候が不安定で、強風の心配があります。
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コース警備の方々、出発前の打合せ − すべて地元の旅館民宿の方々 |
大会本部周辺の準備に加え、コース上の配備される係員もそろそろ現地に向かう準備に入ります。こちらにお集まりのスタッフは乗鞍高原で旅館・民宿を経営する地元の方々。先ほどの旅館と同様に、どこも朝早くから選手への朝食の準備を終えたうえで、こちらにお集まりです。観光客の客足が鈍い昨今、今日ばかりはツライなんて言ってられません...
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綺麗な青空が広がって来た | 来場する選手でごった返す |
6時を過ぎると、会場全体に青空が広がり、来場する選手の往来も多くなり、会場はレース直前の雰囲気へと変わって行きます。右の画像の後方にマイクロバスが写っています。ゴールで受け取る荷物はこちらに預けます。下山用ホイールもOKになっていますので、専用のバックに入れて預けてください。
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ウォームアップする金子 広美選手 | 集中しています。今年はみんなで回していければ.. |
駐車場内でウォームアップをしているのは金子 広美選手。本大会6連勝中で、もちろん、連勝記録更新を狙います。しかし、今年は有力なロードレーサーが参加するとの情報があり、いつもはにこやかな金子選手も、今日は話しかけられないほど険しい表情...
「集中しています...。全日本と同じくらい集中しています(笑)。今年はみんなで(レースを)回していければいいと思います。女子はもっともっと参加してもらい、緊張感を味わいたいですね。じゃないとタイムがねらえないですよ。楽しみです。楽しんでいきます!」
そして、6時30分より開会式が始まります。
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大野川小中学校の子供たちのアルプホルン | 開会宣言(松本市副市長) |
地元大野川小中学校の子供たちによるアルプホルンの演奏に続いて、大会長の松本市長に代わって、副市長の挨拶です。
「おはようございます。大会宣言をいたします。その前に全国から4300余の皆さんにエントリーしていただき、ありがとうございます。北は北海道から南は浦添市からお出でいただき、最高齢は85歳から最年少は13歳ということでございます。今日はこのような天気(晴天)ではございますが、山頂は若干荒模様で模様でございます。2720mのゴールを目指して全長20.5kmのコースでありますが、どうか日頃の練習の成果を発揮していただき、完走されるようにご祈念しております。」
最後に「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2018の開会を宣言をいたします。」とおっしゃりたかった模様ですが、「え〜〜、乗鞍サイクリングin...。」と、大会名がうまく言えず、会場から笑いが沸き起こる一幕もありました。
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チャンピオンクラススタートまであと30分 |
「6時時点のゴール付近の気温は11.9℃、時折強い風が吹くコンディション」との場内アナウンスが流れます。天候と気温は問題なさそうですが、風がどの程度あるのかが気になるところです。
先日の台風の影響により、コース上には枯草や土砂が流れ出てしまいました。数日前から地元の方々により除去作業が行われましたが、一昨日と昨日は一時的に激しい雨が降り、そのたびに再び流出し、何度も除去作業を繰り返された模様です(ヘトヘトになった言ってました〜)。
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絶好の大会日和に | 冬は山スキー、年中ノリクラに |
そんな地元の方々によるご尽力のもとで本大会は成り立っています。右の方は冬はバックカントリースキー、春は山スキーと、年中ノリクラに通われ、春スキーでは通常春山バスを使うところ、本大会目指しトレーニングを兼ねて、三本滝から歩いて山頂まで登るというつわものです。
ノリクラには尋常では考えられないタフな方が集まるところですが、本日はその極みといってもよいでしょうか?
【チャンピオンクラス、スタート】
スタートは7時にチャンピオンクラスからスタートし、数分おきに16回わけて200〜300名前後の選手がスタートし、最終組は8時24分の一般男子Cの3組目です。
入念にストレッチに行っている橋本謙司選手。ちょっと緊張した雰囲気。村山 利男選手はリラックスした様子で、周囲の選手との談笑を楽しんでいます。
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スタート15分前 − スタート位置まで移動 |
スタート開始前15分、誘導員の指示でスタート位置までゆっくり移動が開始。
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チャンピオンクラスはグロスタイム計測 |
チャンピオンクラスはグロスタイムでの計測です。グロスタイムの場合、スタート位置が勝敗を左右する要因となるため、かつてはスタート位置の確保で選手同士のトラブルや、スタート時刻の早い別クラスに紛れ込んで出走するなどの不正があり、数年前にグロスタイムからネットタイムに変更されました。しかし、ネットタイムでは「一番でゴールした人が一位ではない」という逆転現象が発生し、レースとしての醍醐味が失われるなどの理由により、チャンピオンクラスのみ、ネットタイムからグロスタイムに戻されました。
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312名のチャンピオンクラスの選手がスタート位置に並びます。
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上位選手はこちらから |
昨年入賞者(1〜6位)は、先頭での優先スタートが認められ、昨年1〜6位の選手と大会が特別に指名した選手が先頭に並びます。
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拍手の中、入場 |
一人一人名前を読み上げられ、拍手で迎えられながらの入場します。
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いよいよスタート! |
そして、7時にチャンピオンクラスのレースが始まります。ノリクラで一番熱い一日の始まりです。
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