ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(Vol.19 2020/09/12) @

 

 

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(Update:2020/09/13)

 

ノリクラ雪渓カレンダーは、2020シーズンは新型コロナの影響により、3月下旬より開始したプレリリース版を4月中旬より一時中止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。(トップページに毎週土曜日掲載の速報は、緊急事態宣言解除された6月中旬より、再開しております)

例年、見頃は9月下旬〜10月上旬で、この時期はすこしずつ色合いに変化が見られる程度ですが、現時点では今年は例年よりも遅めの傾向を示しています。


◎ 今回の目次

Page-1 :  【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】        【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】        【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】        <編集後記>「紅葉見にもう一度来たいんですが、秋のヒルクライムは寒いんでしょ〜?」

●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX

 

 

 

【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★始まっていません(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  
■ ビューポイント(地図) − ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版(大雪渓〜摩利支天)   ノリクラガイドマップ紅葉下部エリア版(三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)

 

大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)

 こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。変化はほとんど感じられません。

 

2014年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2014/09/13〜14) E
2015年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2015/09/12〜13) E
2016年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2016/09/17〜18) D
2017年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C

過去6年間と比べ、昨年同様、例年よりも遅いことがわかります。

 

大雪渓入口

こちらは大雪渓入口のウラジロナナカマド。一部で紅葉が始まっています。しかし、色づきは始まった部分から縮れて枯れる現象が見られます。こうなってしまうと綺麗な紅葉とはならず、そのまま茶色〜褐色となり枯れ落ちてしまいます。

このような状態になるかどうかは、紅葉が始まる前ではわからないため、まだ青い部分が今後どのように変化するかは、残念ながら現段階ではわかりません。

 

気温が高く紅葉が始まらない

気温が低くなってくれさえすれば、色づきはすぐにでも始まると思われますが、まだ色づきが始まっていないため、現時点では今後の推移は読めない状況です。

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★色づき始めました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

 

位ヶ原−宝徳霊神バス停付近

標高2500メートル付近の位ヶ原エリアもまだ紅葉は始まっていません。

 

富士見沢

富士見沢も同様にまだ紅葉が始まっていません。

 

今回の位ヶ原お花畑

7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。緑が若干薄くなり、色合いに変化が見られるようになってきましたが、ほとんど始まっていません。

 

昨年の位ヶ原お花畑
2019ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2019/09/14) C
2018年の位ヶ原お花畑
2018ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2018/09/15) C

こちらは、昨年・一昨年の7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。すでに色合いが進んでいる部分が見られ、今年は例年よりも遅いことがわかります。

 

今回のツアーコース入口(11号カーブ)

ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマド。先週よりも色合いが進んでいますが、一部ですでに枯れ始めています。おそらく、次週末には完全に枯れてしまうと思われます。

 

2014年のツアーコース入口(11号カーブ)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2014/09/13〜14) E
2015年のツアーコース入口(11号カーブ)
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2015/09/12〜13) E
2016年のツアーコース入口(11号カーブ)
2016ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2016/09/17〜18) D
2017年のツアーコース入口(11号カーブ)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C

過去6年と比べて、今年は手前のウラジロナナカマドはほぼ同じような状況を見せているもの、遠方のハイマツ帯の中に点在するウラジロナナカマドの紅葉について、全く進んでいないことがわかります。

 

手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。先週より色づきがはっきりし始め、今週はさらに進んでいますが、今年は発色が良くありません。

 

2014年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2014ノリクラ雪渓カレンダー 
Vol.19(2014/09/13〜14) E
2015年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2015ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.19(2015/09/12〜13) E
2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2016ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.18(2016/09/10〜11) D
2017年のツアーコース入口(11号カーブ)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C

 こちらに関しては、例年とほぼ同じか状況です。

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】

★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

冷泉

こちらは標高2230メートルの冷泉。若干ですが、色づきが始まった部分が見られるようになって来ました。

 

2014年の冷泉
2014ノリクラ雪渓カレンダー 
Vol.19(2014/09/13〜14) F
2015年の冷泉
2015ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.19(2015/09/12〜13) F
2016年の冷泉
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2016/09/17〜18) F
2017年の冷泉
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) D
2018年の冷泉
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の冷泉
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C

ただ、例年と比べても、色づきが遅いことがわかります。

 

冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。一部で発色の変化を感じられますが、紅葉が始まったといえるレベルではありません。

 

2019年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C
2018年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C

昨年も遅かった年ですが、今年は昨年よりもさらに遅い状態です。

 

部分的には紅葉が見られる 29号カーブ上 直線区間

このところ、上部の大雪渓・位ヶ原と中腹の冷泉〜摩利支天上あたりまで、ほぼ同時に見頃を迎える傾向が続いています。今年はやや遅めの傾向ですが、昨年と同じ推移が続けば、9月下旬あたりが見頃となると思われます。

 

<編集後記>

「紅葉見にもう一度来たいんですが、秋のヒルクライムは寒いんでしょ〜?」

...このようにおっしゃる自転車の方、結構いらっしゃいます。夏場でも日によっては下山時に防寒着が必要となることがありますから、「秋のヒルクライムは相当寒い!」と思ってしまっても致し方ないでしょう。

確かに9月も中旬以降となれば、朝晩は冷え込みを感じるようになりますが、日中、日が差していればそれほどの寒さではなく、登りに関しては汗しらずのヒルクライムを楽しむことができるはずです。ただ、下りはやはり夏場のように防寒着なしというわけにはいかず、上下ともレインウェアを着て、首・手首・足首などからの風の進入を避けるような工夫とともに、フルフィンガーのグローブは最低限必要かと思います。(場合によっては、レインウェアの中にフリースやセーターを着込むとよいでしょう。また、グローブの上に作業用のゴム手袋をするのもアリです)

ただ、そのような装備を整える手間や負担があっても、秋のヒルクライムはお越しになるだけの価値はあると思います。9月下旬から10月上旬に見頃となるノリクラの紅葉は必見で、大雪渓から県境までの区間から見下ろすロケーションは別格です。そして、10月上旬以降の紅葉が終わったあとも、晴天に恵まれれば高く青い秋の空が心を穏やかにしてくれます。


 


 

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