【速報バックナンバー 2018年8月分】

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◎ 8月

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■2018年8月26日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集
 

@ 2018/08/26 07:42
中盤以降は常勝選手の顔触れが並ぶ
(チャンピオンクラス − 位ヶ原12号カーブ先)
A 2018/08/26 07:55
残り4kmを独走し、中村俊介選手が初優勝
(県境ゴール)

B 2018/08/26 09:24
ゴールは強い向かい風 − 周期的に青空と濃霧が
(県境ゴール)

C 2018/08/26 09:57
気温15℃前後、心地よいコンディション
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は自転車ヒルクライムレース、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の競技当日。昨日までの悪天候がうそのように晴れ上がり、低めの気温で夏の暑さから解放されたレースとなりました。

<大会会場、開会式、レース開始前>
6時の大会会場の観光センターからは、朝焼けで赤く染まるノリクラの峰々を眺めることができます。気温は17℃、暑くもなく寒くもないコンディション。綺麗な青空が広がるものの、山頂方面は時折雲が横たわっていて、更に強風が吹き続けています。昨日までの大雨で、道路には土砂や草木が散乱している状態でしたが、地元の方々を中心に昨日までに掃き掃除が実施されました。もちろん、レースは予定通り県境までのフルコースでの開催です。

6時30分から地元子供たちのアルプホルンの演奏に続いて、開会式が始まります。「北は北海道、南は沖縄から全国各地から、13〜85歳までの4300人余りの方にお越しいただき、ありがとうございます。山頂は天気が若干荒れていますが、日ごろの練習の成果を発揮され、完走していただくようお願いいたします。」との開会宣言のもと、大会が始まります。

今回の大会はチャンピオンクラス・一般女子のクラスともに、常勝者に加えて、有力新人の参加が噂され、本大会で7連覇とコースレコード更新を目指す金子 広美選手は、「記録を更新するには、やはり独走ではなかなか難しく、競う相手があったほうがよい」と、おっしゃり、いつも以上に気合のこもった表情でおっしゃってくださいました。

レースはチャンピオンクラスを皮切りに、年齢別・性別のクラスごとに出走します。これまで全カテゴリーともネット計測でしたが、昨年からチャンピオンクラスのみスタート時は一斉計測を始めるグロス計測に変更され、スタート位置が気になるところですが、昨年入賞者(1〜6位)は、先頭での優先スタートが認められ、昨年1〜6位の選手と大会が特別に指名した選手が先頭にスタンバイして、7時にレースが始まります。

<チャンピオンクラス、レース展開>
レース展開は、スタートから約2km付近の鈴蘭橋を過ぎたあたりから、283大野 拓也選手が集団から抜け出します。大野選手は昨年は三本滝を過ぎたあたりから飛び出したものの1kmほどで後続選手に吸収されましたが、今年は中間地点を過ぎた11km付近の29号カーブまで完全独走を貫きます。しかし、29号カーブ先の直線区間で後続集団に吸収された後は、森本 誠選手・中村 俊介選手・田中 裕士選手など常勝選手の顔触れが並ぶ中、19歳の梅川 陸選手や22歳の嘉瀬 峻介選手など若手の選手が食い入る展開を見せます。

15km地点のCP2位ヶ原山荘を過ぎても5人の展開に変化はなかったものの、その先の位ヶ原12号カーブを過ぎて11号カーブに向かう直線区間で、中村 俊介選手がアタックをかけます。それに森本 誠選手が反応するものの、しばらくして中村選手の独走となり、その差が広がって行きます。おそらく、大雪渓付近では30秒から1分近い差となったと思われ、中村選手が初優勝を決めました。

女子は
本大会初参加の牧瀬 翼選手が優勝し、2位は豊島 典子選手、3位は金子 広美選手でした

<大会全般>
8時のゴール付近の気温は14℃と低め。心地よいコンディションの中を走り抜けます。綺麗な青空に恵まれますが、ゴール直前の左カーブに差し掛かったところから強い向かい風が吹きけ、選手はその風に何とか耐えながらゴールする様子が見られました。青空に筋状の秋のような雲が広がったかと思うと、低く雲が垂れ込めるような状況も見られ、時間とともにゴール付近の風はさらに強くなって行きます。

それでも、周期的に青空が見られる状況が続き、レースを終えて下山途中に大雪渓駐車場で休憩する選手は、大雪渓や山頂方面を眺めながら「やはりこの景色があるから、毎年エントリーしてしまうんですよ。」と、目を細くしておっしゃっていました。
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終わると、ノリクラの夏は終りを迎えます。多くの選手にとってこの大会が一年の大きな節目となっているようです。

なお、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集は9月下旬掲載予定です。(2018/08/26 20:00更新)

【上位選手のリザルト】
<チャンピオン>   <女子>
1位 中村 俊介 0:55:34.218   1位 牧瀬 翼  1:08:34.209
2位 森本 誠 0:56:21.416   2位 豊島 典子  1:09:39.140
3位 田中 裕士 0:56:24.948   3位 金子 広美  1:11:35:504
4位 嘉瀬 峻介 0:56:34.990   4位 星 恵莉奈  1:12:28.798
5位 梅川 陸 0:56:51.405   5位 榎本 美帆  1:13:51.786
6位 中川 真也 0:57:33:776   6位 宮下 朋子  1:14:02.062

 

【8月26日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2018年8月25日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.16    全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集
 

@ 2018/08/25 07:25
猛烈な雨で道路は冠水
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天 29号カーブ)
A 2018/08/25 15:05
ノリクラ最大のイベントが始まる
(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 大会会場)

B 2018/08/25 13:45
悪魔おじさんも選手受付
(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 大会会場)

C 2018/08/25 14:45
チャンピオンクラスで初の中学生選手−目標は森本さん!
(篠島 瑠樹選手)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日から自転車ヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が始まります。午前中は雷雨・豪雨のひどい天気でしたが、選手受付が始まる午後には雨は収まり、本番を迎える明日の天気を祈るばかりです。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は19℃。昨晩から断続的に降り続く雨が一段とひどくなり、雷鳴が轟きながらの豪雨となります。観光センター前駐車場は大会会場のため、昨日夕方より駐車禁止となり、ご来光バスやシャトルバスは、道路沿いの路線バスの停留所からの発着となります。とにかくひどい降り方だったため、シャトルバスは始発便を最後に運休が検討されたものの、30分程度で雨は小康状態となり、結局最終便まで問題なく運行されました。シャトルバス始発便は新島々バスターミナルからの乗鞍高原行の便と兼ねていて、新島々から輪行でやって来て、明日のレースに参加される方は「本当なら、乗鞍高原周辺をサイクリングする予定でしたが、この雨で今日は何もできない」と、困惑されていました。

<大雪渓への沿道の様子>
7時の三本滝ゲートの気温は17℃、この頃になると、時折雲間に青空が広がるようになります。それでも、周期的に雨が強く降り、天候回復の兆しはありません。そして、三本滝ゲートから先では、道路の斜面に普段は何もないところから滝のように激しい流れが幾筋にもなっていて、三本滝ゲートから3kmほど先の摩利支天バス停付近では、道路が川のように冠水し、シャトルバスが激しく水しぶきを上げながら走り抜けます。この付近は2015年の第30回大会の時も冠水し、ゴールを三本滝に変更したほどです。

<大雪渓>
8時の大雪渓駐車場の気温は14℃、今朝ほどのひどい雨ではありませんが、雨・強風・濃霧のひどい状況。もちろん、登ってくるヒルクライマーはなく、夏スキーヤーの姿もありません。大雪渓は雪解けが進み、雪渓上部右側は岩の頭が点在し、滑走不能になるまで時間の問題です。また、雪渓上部左側は、これまであったモーグルコースは雪解けで消滅し、新たなラインを作成する必要があります。ただ、すぐ隣のスペースは滑走距離が40メートル程度しか取れず、中央部分は最大斜度が40度を超えるため、南寄りに移動する必要があるかと思われます。
なお、この悪天候は、大雪渓駐車場の数百メートル下の4号カーブまでで、それより山麓は晴れ間がのぞいていました。

<全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 大会会場>
午後は大会会場となっている観光センター前駐車場に移動します。正午の気温は21℃で、雨はほぼ収まってきて、雲間から青空がのぞいています。13時に選手受付が始まり、「レジェンド」と称される村山利男選手の姿を見つけます。「出ているだけで十分ですから」と、おっしゃるものの、やはりそこにはこの大会とともに歩んで来られた風格を感じます。そして、今大会で9勝目を狙う森本誠選手は「今年の大会は選手層が厚く、若い選手からの追い上げを感じますが、その様な状況で走れることが楽しみです。」と、おっしゃってくださいました。

そして、今年のチャンピオンクラスには史上初となる中学生選手である篠島 瑠樹選手がエントリーし、「昨年は1時間9分でしたが、今年は1時間の壁は何とかなりそう。いつも森本選手を目標に頑張ってきました。」と、力強くインタビューに答えて下さいました。

日中は、時折霧雨が降ったりと、不安定な天候を見せていましたが、速報を書く現在の乗鞍高原は星空が見えています。ただ、秋雨前線の影響が残る模様で、若干心配されるところです。

次回速報は8月26日(日)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.16 は今週末掲載予定です。また、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集は9月下旬掲載予定です。(2018/08/25 20:00更新)

 

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■2018年8月18日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.15

@ 2018/08/18 07:15
見事な雲海に思わず足を止める
(県道乗鞍岳線 − 夜泣峠)
A 2018/08/18 09:05
爽やかな空気に包まれ、秋のような空
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上)

B 2018/08/18 12:30
滑走距離60メートル − 昨年9月中旬並みの短さ
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

C 2018/08/18 15:00
今日もまずまずの賑わいとなりました
(畳平バスターミナル)
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 ▼ 連日の猛暑から解放され、今日は秋の空と空気に包まれ、夏の終わりを感じさせる一日となりました。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は10℃。どんよりと低く垂れこめた雲に覆われた朝を迎えます。その雲は観光センター周辺の山をも飲み込む状態で、これだけ雲が低いと、山頂方面は雲海の上である確率が高く、案の定、雲間からのぞく山頂方面はバッチリ腫れ上がっています。観光センター前駐車場は6時の時点で170台と混雑し、8時には満車となりました。お盆休み明けの週末ですが、お盆休みが天候不順だったことから、今日は多くの方でにぎわったものと思われます。

気温10℃ですから、これまでのような半袖では寒さを覚え、バス運転手さんや係員の方は防寒着を着用され、シャトルバス始発便に乗車する登山客のほとんどが長袖でした。

<大雪渓への沿道の様子>
7時を回るころになると、少しずつ山頂方面の雲が抜け始めます。今日は朝一番からヒルクライムに出発される方が多く、休暇村の先にある夜泣峠からは乗鞍高原をすっぽり埋め尽くす重厚な雲海を一望することができ、多くのヒルクライマーが足を止めていました。

来週8月26日(日)には全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催されますが、タイムトライアル的に練習モードで走る方よりも、澄んだ秋空を写真に撮ろうと何度も足を止めるヒルクライマーのほうが多かったように思います。また、身軽なヒルクライマーとは対照的に、大きな荷物を満載した自転車旅行中の大学生グループがお越しになり、渋峠や美ヶ原といった激坂を制覇したのち、諏訪湖の花火を楽しみ、今日は畳平から乗鞍スカイラインを下って高山に抜けるとのことでした。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は16℃、若干雲が流れ込むようになり、太陽が若干隠れる状態となるもののそれも一時的で、良い天気は正午まで続きます。

雪渓下部や雪渓中段には積雪は残っていますが、滑走できる広さはなく、メインは雪渓上部右側・左側となります。雪渓上部右側ではポールレッスンのほか、モーグルラインが1本作られていました。コブは雪渓上部左側よりも縦方向で浅めのため、モーグル系の方々がこぞって練習されていました。また、雪渓上部左側のモーグルコースは先週の25コブ×98メートルから18コブ×70メートルへと大幅に短くなっていて、昨年の9月中旬並みの滑走距離です。

バーンは比較的柔らかめで、しかも、スプーンカットが少なく、コース整備はしやすい条件でした。

<畳平、お花畑>
15時の畳平の気温は14℃。天候は薄日がさす柔らかい曇。今日も下山の方々でシャトルバス下り便に混雑が見られましたが、それほどの状況ではありませんでした。

畳平のお花畑は、ほぼ完全に終了したといってもよい状態で、観賞可能なエリアは、入口から始まる階段を30段進んだところまでしか見頃はありません。それ以外に咲く花は、トウヤクリンドウくらいしかなく、見るべきものがない状態となってしまいました。

<今日のシャトルバス・自転車>
今日のシャトルバスは、ご来光バス4台、始発便2台、7時便2台、8時便4台、9時便5台でした。また、本日の入山台数は午前324台、午後83台、合計407台で、8月12日の421名に次ぐ状態で、今シーズン2番目の400台越えとなりました。

次回速報は8月25日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.15 は今週末掲載予定です(2018/08/18 20:45更新)

 

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■2018年8月11日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.14

@ 2018/08/11 08:25
今年の大会は57分を目指して...
(スポーツジャーナリスト 橋本謙司氏)
A 2018/08/11 11:15
山の日に山の神現る − 今日も有力選手が顔をそろえる
(森本誠選手(昨年優勝)、中村俊介選手(昨年3位))

B 2018/08/11 13:45
モーグルコースは雪渓上部左側がメインに
(雪渓上部左側 − 最大斜度32度、上級者限定)

C 2018/08/11 15:00
今日の最高気温は16℃、晴のち曇り一時雨と不安定
(畳平)
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 ▼ 今日は山の日でしたが、山麓から絶えず雲が湧き上がり、山頂方面は視界が妨げられ、生憎の天候でした。しかし、それが夏山らしい天候推移といえるかもしれません。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は18℃。夜明け前は少し雲が残っていたものの、綺麗な青空に包まれる朝を迎えます。ただ、山頂方面には雲が横たわり、今日のご来光は残念ながら、濃霧と強風に見舞われるあいにくの状況だった模様です。今日からお盆休みの連休に入る方もいらっしゃるかと思いますが、観光センター前駐車場は120台と、いつもの週末と変わらない状況。あまり芳しくない天気予報が発表され、連休初日ということもあって、人出が若干控えめだったものと思われます。それでも、観光センター前駐車場は8時15分に満車となり、それなりの混雑が見られた模様です。

<大雪渓への沿道の様子、有力選手もトレーニングに(森本誠選手、中村俊介選手)>
8時の三本滝ゲートの気温は23℃とさほど高くなく、この時間帯になると雲量が多くなってきて、次第に日差しがさえぎられるようになってきます。この時点で40台もの自転車がすでに入山され、朝一番で登るヒルクライマーが多くなっています。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍を2週間後に控え、多くの選手がトレーニングにノリクラ入りしているものと思われ、自らレースに出場しながら、自転車雑誌などに記事を書くスポーツジャーナリストとして有名な橋本健司氏もその一人...。今年の大会は57分台で走ることを目標にトレーニングを続けていらっしゃるとのことでした。また、チャンピオンクラスの優勝争いに関しては、「若手の台頭が目覚ましく、ベテラン勢への食い込みが見どころ。ただ、ノリクラは、馬力・体力だけでは勝負できない部分があります。」と、おっしゃっていました。

9時の位ヶ原山荘の気温は18℃、気温は例年とそれほど変わらないものの、なぜか今日は湿気があるためか、ひんやりとした感覚はなく、むしろ蒸し暑いと感じる状況。その先の位ヶ原からは道路上の視界が妨げられることはありませんが、山麓から湧き上がる雲のため、山頂方面や周辺の山並みは全く確認することができません。

10時の大雪渓駐車場の気温は20℃、道路沿いの雪渓下部すら見えなくなるタイミングあり、少し霧雨を感じる状況となります。先週は昨年大会2位の田中裕士選手がお越しになっていましたが、今日は「ヒルクライム界の山の神」と称され、昨年大会優勝の森本誠選手と、昨年大会3位の中村俊介選手も練習にお越しになっていました。森本選手は問題なくコンディションを上げていらっしゃるとのことですが、「いや〜最近は若手の実力が相当上がって来てますから、ホンマに気を付けないと...」とおっしゃっていました。また、中村選手は「昨年はコンディションを整えられなかったが、今年は問題なくいけそう..」と、好調ぶりをアピールされていました。

<大雪渓>
道路沿いの雪渓下部はかなり小さくなったものの、モーグルコースが1レーン残っています。長さは9コブ×40メートルと短く、多くのモーグラーは雪渓上部左側のモーグルコースへと移動しました。ただ、こちらのモーグルコースは最大斜度32度あり、雪渓下部のコースよりも数段難しい状況のため、初めてお越しの方は
危険なため、滑走はご遠慮ください。ただ、雪渓上部左側のモーグルコースも雪解けに伴い、北側から岩場が迫ってきているため、翌週あたりには数コブ程度短くなる可能性があります。現時点では25コブ×98メートルの長さがあります。

その他、雪渓上部右側では、ポールレッスンが行われていました。なお、雪渓中段は横幅27メートル×長さ66メートルとやや小さいため、滑走には適さない状況になっています。

<畳平、お花畑>
15時の畳平の気温は15℃。天候はほぼ曇。今日のシャトルバス下り便はそれほどの混雑はありませんでした。まだまだ、お盆休みは本格的に始動していないように見受けられます。

畳平のお花畑は、終盤に差し掛かっています。現在咲いているのは入口付近でオトギリソウとコウメバチソウが数多くみられます。また、奥のほうでは先週から咲き始めたトウヤクリンドウの数が多くなって来ました。また、全体的に高山植物の葉が緑色から黄金色に変化を初めていて、草紅葉の季節が近づきつつあるようで、昨年より2週間早い状況を見せています。

また、15時30分頃には一時雨に見舞われ、強く降るタイミングもあったものの、傘やレインウェアを着用せずに歩く方も多くいらっしゃいました。

<今日のシャトルバス・自転車>
今日のシャトルバスは、ご来光バス2台、始発便3台、7時便3台、8時便3台、9時便4台でした。また、本日の入山台数は午前178台、午後54台、合計232台でした。おそらく、明日あたりから本格的な混雑が始まり、例年、13日から15日の3日間が混雑のピークとなっています。

次回速報は8月18日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.14 は今週末掲載予定です(2018/08/11 21:00更新)

 

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■2018年8月4日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.13

@ 2018/08/04 09:15
大会まであと3週間 − 有力選手もトレーニングに
(昨年大会チャンピンクラス2位、田中裕士選手)
A 2018/08/04 09:45
本日の自転車入山数353台 − 1位の記録を更新! 
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原6号カーブ)

B 2018/08/04 15:25
雪渓下部のモーグルコースはまだまだ滑走可!
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2018/08/04 14:45
午後の下山バスには長蛇の列が
(畳平バスターミナル)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 全国的に猛暑が続く中、今日のノリクラは、先々週のような暑さはなく、ほぼ平年並みの状況にもどり、大雪渓では16℃前後の非常に過ごしやすい一日を送ることができました。

<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場の気温は16℃で、雲一つない快晴の朝を迎えます。この時点で観光センター前駐車場は120台ものマイカーがお越しになり、シャトルバス始発便に乗車しようとされる方の長蛇の列がシャトルバス乗場にできています。夏休みに入り、家族連れの姿が多くみられ、その大半はリュックを背負い、おそらく、山頂登山に向かう方々のようでした。日が高くなってもじりじりと焼けつくような暑さは、これまでほど強くなく、暑さの中にも、過ごしやすさを感じます。

もちろん、自転車の方々も駐車場のあちこちで出発の準備をされる様子があり、中にはリカンベントと呼ばれる仰向けで乗る変わった自転車でお越しの方もいらっしゃり、「リカンベントの愛好者が少ないので、ぜひ、皆さんに乗っていただきたい」と、おっしゃっていました。

<大雪渓への沿道の様子、有力選手もトレーニングに(田中裕士選手)>
大雪渓に向かう沿道には雲一つない青空がずーっと続き、そんな中をヒルクライマーの姿が数多くみられます。7時30分の三本滝ゲートの気温は26℃まで上昇するものの、さほどの暑さは感じません。そして、今日は自転車の入山が朝一番から多く、開門から1時間30分の間に40台もの自転車が入山した模様です。

三本滝ゲートの先にあるかもしかゲレンデは、ヤナギランのピンクがあちこちで目立ってきました。特にかもしかゲレンデ最上部には、ヤナギランとゴマナの共演が美しく、おそらく、来週はもっときれいに咲いてくれてるはずです。

8月26日開催の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで、あと3週間となり、今日は有力選手が走行練習に訪れる様子が見られました。昨年大会でチャンピオンクラス2位の田中裕士選手は、「今年は絶対に優勝狙っていきます。今日はこれから3本やる予定です。」と、力強くおっしゃっていました。このほか、昨年ジュニア1位の篠島瑠樹選手は「今年からチャンピオンクラスに出場するので頑張ります!」と、おっしゃり、おそらく、中学生初のチャンピオンクラス参加者になることと思います。そして、今日は選手以外のヒルクライマーも多く、最終的に今日の自転車入山数は353台となり、海の日三連休の中日(7月15日)に記録した348台を上回り、今シーズン1位の記録となりました。この分だと、来週から始まるお盆期間中はさらに多くのヒルクライマーが訪れる可能性が考えられます。

<大雪渓>
10時の大雪渓駐車場の気温は22℃、この頃より、上空に雲が湧き上がり、ひんやりとした空気が流れるようになってきます。大雪渓の下部にある車道沿いのモーグルコース2本はまだ健在で、長い方は15コブ×50メートルもあります。今年は雪解けが早く、雪渓下部のモーグルコースの状況が懸念されましたが、最終的にはほぼ例年並みの時期まで滑走できました。また、雪渓上部左側では、今日もコブ管理人は25コブ×92メートルのコースを終日にわたって整備されていました。

正午の大雪渓の気温は16℃、日差しがほとんどなくなり、雪渓からの冷たい風が吹き抜けると、山麓の驚異的な暑さを完全に忘れさせてくれます。雪渓脇ではお昼休みを取るモーグラーの姿があり、ビール片手にのんびり過ごす様子が印象的でした。

<畳平、お花畑>
14時の畳平の気温は19℃。これが畳平の今日の最高気温になった模様ですが、20℃を超えないのがノリクラの平年の夏です。午後になって、下山のシャトルバスに乗車する長い列ができていて、岐阜県側のシャトルバスでは今日の乗車人数は1000人を超えた模様です。

お花畑は入口付近に数多くの高山植物が咲き乱れていますので、時間のない方は、入口周辺だけでも結構楽しめます。その奥の方ではコウメバチソウが先週よりも多くなり、また、周回コースの奥の方ではトウヤクリンドウが咲き始めました。トウヤクリンドウが咲くと高山植物の季節は終了を迎えますが、昨年より2週間早い状況となっています。

<今日のシャトルバス・自転車>
今日のシャトルバスは、ご来光バス3台、始発便3台、7時便2台、8時便3台、9時便5台でした。また、本日の入山台数は午前256台、午後97台、合計353台で、海の日三連休中日の7月15日に記録した348台を上回って、現時点で暫定1位の記録です。

次回速報は8月11日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.13 は今週末掲載予定です(2018/08/04 21:15更新)

 

【8月4日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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