ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2006/06/10) G

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(Update:2006/06/15)

 

【鶴ヶ池大雪渓 T】

鶴ヶ池大雪渓

畳平から100〜200メートルほど、乗鞍スカイラインを下り、県道乗鞍岳線との交差点付近に広がる雪渓を鶴ヶ池大雪渓といいます。岐阜県側で唯一滑走が認められている雪渓です。例年、ハイマツ帯が出てくる6月中旬ごろまで滑走できますが、今年は、もう少し先まで滑走できそうです。

ハイマツなど高山植物の植生保護のため、滑走エリア、及び、滑走エリアに行くために、スキーヤーが立ち入るルート上に、これらの高山植物が顔を出し始めると滑走禁止の措置が取られます。滑走可否の状況については、今後、トップページの「おしらせ」に掲載して行きますので、随時、チェックしてください。また、滑走禁止後は、雪があっても絶対に立ち入らないようお願いいたします。スキーヤー・ボーダーのマナーが、今後のノリクラでの夏スキーの可否に影響を及ぼす可能性があります。

 

こちらは、先週、天然のパークになっていたところ。ボーダーの方々が、しっかりと形を作っていました。これまで、何度か、申し上げていますが、リクラでは、硫安(スノーセメント・雪面硬化剤)は、絶対に使用しないでください。もちろん、エア台にマーキングするのも問題です。

硫安(硫酸アンモニウム)は農業用の肥料で、植物の生育を促進させることから、外来種の進入を助長して高山植物の消滅が懸念され、また、流出する水や土壌の酸性化を引き起こし、ノリクラのような国立公園のみならず、スキー場などでも、硫安による問題が重視されつつあります。

ノリクラは国立公園の中でも、保護レベルの一番高い 特別保護地区に指定されています。一般のスキー場と同じ感覚ではなく、自然に影響を与えないよう、常に配慮する必要があります。

先ほども、申し上げましたが、これらのマナーが、今後の夏スキーの可否につながって行きます。

 

左にエア台、右にコブライン

さて、その奥にはエア台と、コブラインができ、多くのモーグラーの方々が集まっています。

 

こちらはエア台。皆さんで整備をされてます。

 

管理人

やっぱり、そこでスコップ作業をしているのが、いつもの管理人。今回はエア台のアプローチ部分を掘り下げて、台の高さを押さえ、飛びやすく工夫しています。

 

コブライン

こちらはコブライン。先週のものの横に新たに作られています。

 

21ターン

長さは21ターン。およそ70メートルほどです。

 

1本のラインから、モーグラーの方々が次から次へとスタートします。

 

もちろん管理人も...

 

テレマークも アルペンボードだって

コブのラインを滑走するのは、モーグラーの方々ばかりではありません。テレマークの方だって、アルペンボードの方だって、「ニューライン」を目指してがんばります。

 

ジェットストーリームアタック

今日は本当にたくさんのモーグラーの方々が集まってきています。

 

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