ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2006/07/01) A

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(Update:2006/07/06)

 

【車窓から】

それでは大雪渓に向けて出発です。大雪渓までは所要時間45分ほど、終点の畳平までは約1時間です。全線2車線の岐阜県側の乗鞍スカイラインと異なり、長野県側の県道乗鞍岳線は、マイカー規制の始まる三本滝より上部は、つづら折れの続く山岳道路で、乗鞍高原から大雪渓に向かって、登山道がつづら折れの車道を貫くようにまっすぐ登っています。車道と登山道との合流地点など、要所要所にバス停があるのも岐阜県側のシャトルバスとの大きな違いで、秋になるとシャトルバスと登山道をうまく使って、紅葉見物を上手に楽しむことができます。

 

位ヶ原山荘 例年にない残雪の多さ

こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。先週まで1日1往復運行されていた春スキーバスはここで折り返していました。このあたりまでは針葉樹林が山肌を覆っていましたが、これより上部はダケカンバ、ミヤマハンノキなどの亜高山帯〜高山帯の樹木やハイマツなどの高山帯の樹木に移り変わり、いわゆる森林限界と呼ばれるエリアに相当します。

右の画像は、位ヶ原山荘を少し過ぎたあたり。右上の富士見岳から降りる屋根坂の雪がかなり多いことがわかります。昨年の ノリクラ雪渓カレンダーVol.8(2005/07/02)A に、同じ画像がありますのでご覧ください。今年の雪の多さが実感できると思います。

 

高天ヶ原 お花畑

左の画像には、霧で山頂部分が隠れていますが高天ヶ原(標高2829メートル)です。手前に見えるツアーコースの続く原には、まだ、かなりの残雪があります。7月初旬でこの積雪量は過去に例がなく、今年の雪の多さを物語っています。もう少し上にあるお花畑についても同様です。

この二つの画像も、同じ箇所のものが、昨年の ノリクラ雪渓カレンダーVol.8(2005/07/02)A にあります。積雪量の多かった昨年よりもさらに多いことが確認できると思います。

肩の小屋口バス停 トランクに預けた荷物を出します

大雪渓入口のある肩の小屋口バス停に到着です。時間帯によっては、大半の乗客が大雪渓を訪れるスキーヤーやボーダーでほとんどの場合もあります。

 

合羽を着て、ブーツを履いて、ヘルメットを付けたら、準備OKです。この時期のノリクラでは、合羽がが必需品です。別の言い方をすれば、ノリクラでの、「フォーマルウェア」といってもいいかもしれませんね(笑)。

 

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