第10回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
 
(2013/07/06〜07) C

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(Update:2013/07/20)

 

【レース中止に諦めきれない乗鞍スカイライン】

レース当日の平湯峠
(4.4km地点、乗鞍スカイライン入口)
晴天の平湯峠
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2013/06/15〜16) C

どうしても、あきらめきれない方に、当日の乗鞍スカイラインの様子をお伝えします。
こちらはスタートから4.4kmの平湯峠。この先が乗鞍スカイラインになります。大会中止となって、あきらめきれない選手がここまで登ってこられる様子がありました。殿下平総合交流ターミナルからこの付近までは、視界を妨げるような濃霧はありませんでした。

右の画像は天候のよいときの平湯峠。この先、晴れた日の様子と対比しながらお伝えします。

 

レース当日の夫婦松駐車場付近
(7.4km地点)
晴天の夫婦松駐車場付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2013/06/29〜30) @

平湯峠から3km登って7.4km地点の夫婦松駐車場付近。このあたりから濃霧さらに濃くなってきます。視界は50メートル程度。

 

レース当日の四ッ岳カーブ手前
(14.4km地点)
晴天の14km地点、雲海の上を進む − まさに「スカイライン」
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2013/06/15〜16) C

スタートから14〜15km地点。森林限界を超えますので、晴れていれば、ご覧のように雲海の上を行きます。まさにスカイラインという名に恥じない光景です。

 

レース当日の四ッ岳カーブ(15.4km地点)
晴天の四ッ岳カーブ(15.4km地点)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2013/06/15〜16) C

そして15。4km地点の四ッ岳カーブ。この付近から濃霧と風がさらに強くなってきます。晴れていればご覧のような雪の壁を確認することもできます。

 

レース当日の土俵ヶ原付近(16.4lm地点) 晴天の土俵ヶ原付近(16.4lm地点)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2013/06/29〜30) @

 さらに上がって、スタートから16.4km地点の土俵ヶ原にある12kmポスト。ここを過ぎると、スピードを乗せて行ける桔梗ヶ原までもうすぐです。

 

レース当日の桔梗ヶ原付近(17km地点) 晴天時の桔梗ヶ原(17km地点)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2013/06/15〜16) C

そして、17km地点の桔梗ヶ原。この付近がもっとも風が強く、上段の画像では通常右から左へと風が吹き抜けているところです。

ご覧のとおり、視界は30メートルを切っています。この状態では、ヘッドライトをハイビームにしていても、直前までやってこないと対向車を認識することができません。クルマでの走行も完全に徐行運転が強いられる状況です。

 

雲が抜け始めた前回大会の桔梗ヶ原
第9回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(2012/07/07〜08)

こちらは前回大会の桔梗ヶ原。こんな風景にめぐり合えたら、絶対に忘れられない大会になっていたことでしょう。

 

レース当日のゴール(畳平18.8km地点) 畳平のゴールシーン
第9回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
(2012/07/07〜08)
レース当日のゴール(畳平18.8km地点) 畳平のゴールシーン
第8回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
(2011/07/09〜10)

そして、こちらがゴール地点。気温9℃、濡れた体では体感温度はさらに低く、下山までのここで待機することは、体調管理的にかなり難しいところがあり、大会中止という判断は、事故防止の観点から致し方ないことと思います。

 

<編集後記>

今回は乗鞍スカイラインが40周年、そして、本大会も10回大会という記念の節目でした。

本大会が良く比較される長野県側の「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」があります。
マウンテンサイクリングの出場者数は本大会の4倍にも上り、国内有数の自転車大会であり、規模的にかなりの違いがあります。でも、7月には乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム。そして、9月には全日本マウンテンサイクリングという形ができつつあり、それぞれの大会に照準を合わせてトレーニングを日々続けていらっしゃる様子が見られます。本大会も選手の方々の中にしっかりと根付いてきた様子が感じられるようになってきました。

両方の大会で乗鞍全体を盛り上げることが大事で、規模の大小という問題はあまり意味がないように感じます。また、本大会に出場された選手の中にも「混雑しすぎてなくてよい。」という意見もありました。成長期であったこれまでの10年を終えて、次の10年をどのようにデザインして行くのか...次のステップがまた楽しみです。

今回は残念な結果となりましたが、これまでの経験を生かして、来年の大会が開催されることを楽しみにしております。そして、皆様にお会いできることも楽しみにしております!!

 

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