ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2017/08/11〜12) @

 

 

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(Update:2017/08/17)

 

今週は山の日とお盆休みがつながるため、11日から15日あたりまで連休となっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?また、例年12月に開催されている乗鞍フォーラムが、今年は山の日の8月11日(金・祝)に変更され、しかも、畳平で行われました。一般観光客の方には非常に参加しやすい日程・場所となり、今後もより門戸の広いフォーラムになっていけばと思います。

ヒルクライム・登山・夏スキーは最盛期に入り、どのスポーツにも最適な季節が到来し、「今、ヒルクライムしなければ、いつやるの...今、夏スキーをしておかなければ、後悔するよ!」と、ノリクラが言っているように聞こえます。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月11日(金)〜13月(日)、観光センター前駐車場】       【大雪渓までの沿道の風景】
Page-2 : 【雪渓下部 T】       【雪渓下部 U、モーグルコース】       【雪渓中段】
Page-3 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U、レーシングキャンプ】       【雪渓上部 V、モーグルコース】
Page-4 : 【第7回乗鞍フォーラム】       【畳平、お花畑 】
Page-5 : 【ご来光(ご来光バス)】        <編集後記>「乗鞍フォーラム...」
 
●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ 春スキー版<対象時期:4月末〜6月下旬   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版 
 ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)

 

 

 

【8月11日(金)〜13月(日)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

8月11日(金)山の日、早朝6時の観光センター前駐車場。気温は18℃、すでにこの時点で110台の車がお越しになっています。いつもの週末なら多くて70台前後という状況ですから、やはりお盆休みが始まると人出が違います。

今回は11日の山の日が金曜日になったことから、11日(金)から13日(日)までの3日間、もしくは15日(火)までの5日間の長いお休みとなった方が多い模様でした。この間、11日から14日までは比較的人出が多く、ピークは13日(日)だった模様です。

 

大きな雲が頭上に

11日(金)は、当初の天気予報ではあまり芳しくない状況だったものの、朝はきれいに晴れました。しかし、大きな雲が頭上に現れ、何か不気味な雰囲気。

 

シャトルバス − 1600人今期最高(8月13日) 自転車入山数 − 419台過去最高(8月13日)

ただ、3日間とも、曇ったりはしたものの、雨は一時的で大きな問題にはなりませんでした。先ほど、13日(日)が人出のピークだったと申し上げましたが、この日はシャトルバス乗客数が約1600名で今期最高。自転車入山数は419名で今期はもとより、2015年8月9日に記録した365台を上回って過去最高となりました。

 

筧 五郎選手 − 「ノリクラはいいねぇ〜、いつ来ても」

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと2週間。この週末は多くの選手が現地入りして早朝から練習を繰り返されていました。出発前に観光センターでお会いしたのは筧 五郎選手(2005年優勝)。

「ノリクラはいいねぇ〜。レースが終わった後にもう一度来てみると、次のシーズンへ気持ちがつながるし、単なる『レースの戦場』ととらえるだけでなく、ノリクラというフィールドを振り返ることはとても大事なこと。」

レースという頂点に照準をあわせて過ごす選手にとって、大会が実施される各地は単なる「戦場」かもしれません。振り返る余裕があるくらいなら、もっとレースに傾倒すべきかもしれません。全日本マウンテンサイクリングで勝つことは大きな意味があります。でも、出場し続けることはもっと大きな意味があり、豊かにしてくれます。

 

観光センター売店

さて、こちらはいつもの観光センター売店。おにぎりの販売が始まっています。でも、いつもとちょっと雰囲気が違う...

 

お盆で帰って来たお孫さんと一緒に 番所きゅうり − 乗鞍高原特産
=乗鞍高原にしかありません=

左のいつもの店員さんのお孫さんとお母さんがお盆休みに帰省されてお手伝いにやってきました。今日はいつもの倍以上のおにぎりを用意されたとのことですが、ほぼ完売したとのこと...やはり売り子さんにつられて購入された方も多かったのではないでしょうか(笑)。さて、店内には番所きゅうりの販売が始まりました。きゅうりといってもウリに近い形。ただ、きゅうりよりも水水しく、そのままスライスして味噌をつけて食べるのが一番のオススメ。乗鞍高原でしか栽培されず、ほとんど市場に出回らないものですから、見つけたらぜひともご購入されてはいかがですか?

 

荷物満載 − 日本一周中のチャリダー
最南端の佐多岬、最北端の宗谷岬、最高標高の乗鞍は
抑えておきたいポイント

さて、大きな荷物満載のこちらの方。8月初めに鳥取を出発してちょうど11日目の日本一周旅行中。これから畳平まで登る予定。「最南端の佐多岬、最北端の宗谷岬、そして、最高最高標高地点の畳平(県境の2716m)の3つは抑えておきたいポイントです。」とのこと...

鳥取出身らしく、ジャージにはゲゲゲの鬼太郎が描かれていました。

 

タクシーも書き入れ時

さて、賑わっているのはシャトルバスだけではありません。タクシーも今が書き入れ時。

 

早朝から満車 − この先のすずらん橋駐車場へ

観光センター前とその周辺合わせて3ヶ所の合計が250台。観光センター前だけで約150台程度と思われますので、この3連休はすぐに満車になってしまいました。もっとも混雑の激しかった13日(日)は、観光センター前は6時には満車となり、その周辺の2箇所の駐車場も7時に満車となりました。その場合は、その先約2kmにあるすずらん橋駐車場を利用していただく形となります。

すずらん橋駐車場は収容台数400台と乗鞍高原最大の駐車場で、こちらにもトイレ・シャトルバス停留所があります。

なお、ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)では、シャトルバス乗換駐車場の場所がわかりますのでご覧下さい。

 

【大雪渓までの沿道の風景】

善五郎の滝駐車場から すずらん橋駐車場はスキー場の看板が目印

それでは大雪渓に向かう沿道の様子をご覧ください。先ほどのすずらん橋駐車場には大きな表示がありません。唯一、右の画像のようなスキー場施設を示す看板が目印になります。

 

すずらん橋駐車場 シャトルバスも停まります

この看板の右側がすずらん橋駐車場。冬場はMt.乗鞍の第3駐車場と名称が変わりますので、それが混乱を招いています。実際に先ほどの看板にも第3駐車場のみ掲載されているにすぎません。

右の画像のとおり、すずらん橋停留所がありますから、シャトルバス乗車が可能です。シャトルバスの始発は観光センターですから、繁忙期はすずらん橋などの途中停留所からの乗車は困難な場合があります。ただ、観光センター前駐車場が満車の場合は、新たにやってくる人がいないため、観光センターから乗車の方は少なくなりますので、よほどのことがない限り、乗車できないというはないと思います。

 

パラダイスコース

さて、先週もご紹介したレストハウスやまぼうし前のパラダイスコース。

 

オニユリが見頃!

オニユリが見頃を迎えています。まだ、つぼみのものもあります。もう少し整備してご覧いただける体制ができるとなおよいのでしょうけど...

 

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先の三本滝ゲート。この先マイカー規制となり、バス・タクシー・自転車のみの通行となります。なお、開門時間は朝6時から夕方18時までで、それより早く入ることも、それより遅く出ることもできません。ゲートをくぐって入退場することは絶対にしないようお願いいたします。

 

かもしかゲレンデ ヤナギランが見頃

三本滝ゲートを通過してかもしかゲレンデを横切ります。ヤナギランが見頃を迎えていますが、今年は特に数が少ない...

 

続々と自転車が登ってくる

連日、自転車入山台数が200台を超える状態が続き、特に13日(日)は、切れ目なく自転車が登ってくる状況が、9時〜15時位まで続き、自転車入山台数419台がカウントされました。これは2015年8月9日に記録した365台を上回る数字で過去最高になりました。

 

橋本 謙司選手

チャンピオンクラスにも出場しながら、スポーツジャーナリストとしても活躍する橋本謙司選手。練習に余念がありません。

 

 

【沿道に咲いている高山植物 (クリックで拡大)】

マルバタケブキ ノリウツギ ミヤマホツツジ ガクアジサイ ソバナ

さて、そろそろ高山植物の季節は終わりに近づきつつあるように感じますが、まだまだ続いています。

 

位ヶ原山荘

標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

記念撮影 − 昨晩はビール祭りやってみた!

記念撮影ボードがありますので、自転車の方々など、お立ち寄りの際には記念撮影を忘れずに!撮影の時間帯の都合から、自転車の方々が多数お集まりになる様子を紹介できませんが、絶え間なく訪れる様子が続いていました。

 

微妙に霧が立ち込める − 自然のダイナミックさ

ここからが県道乗鞍岳線の真骨頂!スカッと晴れた日もいいんですが、微妙に霧が立ち込める様子には自然のダイナミックさを感じさせられます。

 

先週の位ヶ原11号カーブ − わずかに積雪が残る
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.13(2017/08/05) @
今回の位ヶ原11号カーブ
完全に雪解け − 例年より1週間以上遅い

先週まで残っていた位ヶ原11号カーブの積雪がようやくなくなりました。例年より1週間以上遅い状況です。

 

5号カーブ

5号カーブの積雪状態はご覧のとおりほとんどなくなってしまいました。こちらはほぼ例年並みかやや遅い状態です。

 

景色のよい場所で休憩

下り途中で景色のよい場所で休憩している常連ヒルクライマー。まだ、今日は1本目ですから、一旦下ってさらに登り返すための英気を養います。

 

ヒルクライム、今日初めてなんですよ
=見るもの聞くものすべてが新鮮〜♪=
沢水をボトルに補充

そこに登場したのは今日初めてヒルクライムに挑戦したという方。クリートも初めてとのことで、見るもの聞くものすべてが新鮮〜。2本セットしてきたボトルはともに空となり、教えてもらった沢水を補給。初めてのヒルクライムの割にはかなり余裕があって、周囲の景色などを堪能されていた模様です。

「見るもの聞くものすべてが新鮮〜♪」 初めてノリクラにお越しになったときの感動というものをお持ちの方が多いかと思います。その時の感動をいつまでも忘れずにいることが大切なんじゃないかと思います。

 

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