【速報バックナンバー 2007年10月分】

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■2007年10月28日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(最終号) ) 

@ 2007/10/28 09:45
本日のシャトルバスは位ヶ原山荘折り返し運行
A 2007/10/28 12:40
通行止めの車道、堂々と車座になって

B 2007/10/28 12:55
午後になっても快晴が続きます

C 2007/10/28 14:00
ノリクラシーズン最後の新雪スキー

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ ノリクラシーズン最後の週末の今日、終日快晴で穏やかな陽気の一日でした。昨晩から時折強く降りつけた雨と霙はすっかりやんで、日の出の時刻には雲ひとつない晴天を迎えることができました。山頂方面は昨晩の降雪で再び白さを取り戻し、ほぼ全面真っ白な状態になっています。その白い山肌に赤く染まった朝日が当たって茜色に輝き始めます。まるで先週の21日(日)が再び戻ってきたかと錯覚させられるほどです。朝6時の位ヶ原山荘付近の気温は0℃。きれいな雲海が日の出に染まり始めるとともに風が吹き出しますが、寒さを感じさせるようなものではなく、山荘前の車道は凍結しているところは全くありません。そのため、県道乗鞍岳線は昨日と同様、大雪渓入口まで通行可能となっています。しかし、魔利支天バス停付近の凍結により、シャトルバスは始発の7時便と8時便が運休となり、9時便から運行が開始されました。本日の始発便となった9時便は3台で運行され、定刻どおり位ヶ原山荘に到着しました。下車された方の中には宝徳霊神方面の登山道や車道に向けてすぐ出発される登山客や、山荘付近でゆっくりと周りの景色を楽しみ、折り返しの下り便でお帰りになる方などさまざまです。
夜明けごろの6時の気温は0℃でしたが、ほとんど風のない中、日の光の暖かさを十分感じることができ、気温もぐんぐん上昇します。10時近くになると、気温は10℃を超えるようになってきて、登山道を薄着で歩き始めても汗ばんでくるようになります。位ヶ原山荘から宝徳霊神までの登山道は途中までほとんど積雪はなく、宝徳霊神バス停近くまで登ってようやく積雪が目立つようになります。それでも2〜3センチ程度です。県道乗鞍岳線の積雪は昨日夕方の段階では宝徳霊神バス停より上部にはうっすらと積雪がありましたが、それもほとんどなくなり、積雪が残っているのは大雪渓入口付近の50メートルほどの区間だけで2〜3センチ程度です。本来ならばシャトルバスで畳平に向かう予定だった観光客もこの天候に誘われて、車道を てくてくと歩いて行かれる姿を何人か見かけることができます。
正午の大雪渓の気温は10℃。大雪渓付近は雪景色が広がるものの本当に穏やかな陽気。穂高連峰、八ヶ岳、南アルプスの山々なども同様に白い冠をかぶり、青空にくっきりと浮かんでいる様子が手に取ることができます。じーっとしていても全く寒さを感じることのない陽気の中、通行止めとなっている大雪渓より上部の道路では、穂高連峰から南アルプスまで一望できるポイントでは堂々と車座になって、お昼の休憩をされていました。こんなことも通行止めにならないとできません。
大雪渓は先週ほどの積雪量はありませんが踝程度の積雪で、深いところで脛の辺りまで。ただ、先週と異なり、湿った重たい雪のため、滑走にお越しになった常連のスキーヤーの方はかなり苦労されていたようです。それでもノリクラシーズン最後に新雪を味わうことができて、満足そうな笑顔でお帰りになりました。大雪渓の午後はあっという間に太陽がなくなり、14時を回る頃には南寄りのバーンから日差しがなくなって行きます。14時の気温は8℃。日差しがなくなると同時に寒さが押し寄せる感覚がこの時期にはありますが、今日は全く寒さを感じることなく、過ごし易い一日を送ることができました。そして日差しの完全になくなった15時の気温は5℃。さすがに冷え込んできたという感じがしますが、それでも暖かいという範疇に入れても良いほどです。この晴天は日没になってもきれいに晴れ上がって、今日お越しになった方は絶対にまた来て見たいと思うに違いないと感じさせる一日でした。
今シーズンの取材は今日で最後です。3月上旬から本日までの約8ヶ月間、速報をご愛好くださいましてありがとうございます。速報は本日で最後ですが、昨日と本日の速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.25(最終号) に、来シーズンの活動開始予定と合わせてお知らせいたしますので、ぜひご覧ください。なお、今シーズンの速報やノリクラ雪渓カレンダーなどWebSiteに関するご感想などお寄せくださいましたら幸いです。(E:mail : WebMaster@norikura.org)  (2007/10/28 20:50更新)

【紅葉情報 − 例年より1週間の遅れです。現在、三本滝ゲート付近のカラマツと乗鞍高原が見頃です。
(2007/10/28現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25 B 【紅葉情報】 をご覧ください )
上部エリアの紅葉は完全に終了し、見頃は乗鞍高原にシフトし、また、三本滝ゲート付近のカラマツも見頃を迎えるようになってきました。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25 B 【紅葉情報】 をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× 完全に終わりました。)
降雪により完全に落葉し、紅葉は終わりました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:× 完全に終わりました。)
大雪渓エリアと同様、降雪により完全に落葉し、ダケカンバの曲がりくねった白い幹が目立つ光景になっています。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:△ 魔利支天バス停付近は見頃です)
先週まで残っていた魔利支天バス停付近も終了し、完全に終わりました。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 三本滝ゲート付近のカラマツと乗鞍高原が見頃)
三本滝ゲート付近ではカラマツが見頃を迎えています。そして、乗鞍高原では見頃の時期に入ってきていますが、シラカバなどは終わりかけています。

 

2007/10/28 06:30
快晴

 ▼ 今日の位ヶ原山荘は快晴。6時の気温は0℃です。日の出とともに少し風が吹くようになってきましたが。冷たさはありません。山荘付近から眺めるノリクラの山々はご覧のように完全に雪化粧されています。日の出を見届けて沈もうとするお月様が富士見岳の右肩にぽっかりと浮かんでいます。シャトルバスは位ヶ原山荘折り返し運転を予定していますが、7時の始発便と8時便については運休が決まり、その後は道路状況を判断して運行可否を決めるそうです。また、乗鞍スカイラインは全線通行止めとなっています。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/28 07:30更新)

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■2007年10月27日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(最終号) ) 

@ 2007/10/27 10:20
乗鞍高原は終日雨(善五郎の滝散策路)
A 2007/10/27 14:20
シャトルバス、降雪の為午後から位ヶ原山荘折り返し運行

B 2007/10/27 16:00
次第に白くなって行きます(宝徳霊神バス停付近)

C 2007/10/27 16:30
気温0℃、積雪3センチ(大雪渓入口)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日雨と雪にに見舞われた一日でした。日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は雨は小降りになり、雲もかなり薄くなって真ん丸のお月様が真上に登っています。気温は10℃、寒さは全くありません。観光センター駐車場に停まる車の数もさすがに少なく、たったの5台です。今日は薄雲がかかるもののきれいな満月を眺めることができ、その満月の前を西から東へ細かくちぎれて雲が流れて行きます。そんな若干雲がかかる状態でも月明かりに影ができるほどで、まるで夜明け前を思わせるような明るさです。そのため、鳥居尾根付近から上部に雲がかかっていることすらわかるほどです。夜が明けて6時の乗鞍高原の気温は10℃、全く寒さはありません。雨が降ったりやんだりを繰り返し、観光センターにお越しになった車は15台ほど。朝の速報でもお伝えしたように、今日のシャトルバスは位ヶ原山荘までの折り返し運転ですが、始発の7時便から運行を開始しました。ただ、雨が降ったりやんだりの天候ですから、乗客はゼロ。そして、8時便・9時便もゼロでした。県道乗鞍岳線はこの一週間でかなり融雪が進み、9時から大雪渓駐車場まで通行可能となり、シャトルバスも9時便より肩の小屋口まで運行されます。ただ、これまで断続的に降っていた雨は9時過ぎより連続的に降るようになり、雨脚も少しずつ強さを増してきます。9時を回っても観光センターにお越しになる観光客の方はほとんどなく、今日は本当に寂しい雰囲気です。それでも見頃を迎えた乗鞍高原では善五郎の滝の散策路には訪れる方が結構いらっしゃり、ミズナラの紅葉が進む中を傘を差しながら滝まで落葉を踏みしめて行かれる観光客の姿を見かけることができました。11時30分ごろから山頂方面の雲が薄くなってきて、山頂の山肌を雲間に垣間見ることができましたが、沢筋を中心に白く雪が積もり、乗鞍スカイラインは10時から通行止めとなります。12時の三本滝ゲート付近の気温は12℃。12時15分下り便のシャトルバスの運転手の方の話では、肩の小屋口付近では霙になり、12時時点の気温は2℃だったとのことで、シャトルバスは、上り12時便よリ再び位ヶ原山荘折り返し運行となりました。午後になって次第に気温は下がり始め、13時の三本滝ゲート付近は9℃。雨脚は強弱を繰り返しながら次第に強さを増してゆきます。
その後は位ヶ原山荘から大雪渓方面の状況を取材に向かいましたが、15時時点の位ヶ原山荘は2℃。天候は雨で、この頃から少し風が吹くようになってきます。位ヶ原山荘付近からでも山頂方面の様子をうかがうことはできません。大雪渓方面に向かって進むと、ツアーコース入口の少し上にある10号カーブ付近より雨から雪に変わり、位ヶ原お花畑のある7号カーブ付近より、車道脇の地面が白くなり始めます。雪は北から吹き付けるように、時折、激しく降りつけます。この付近までやってくると高天ヶ原や剣ヶ峰の山肌を確認できるようになってきますが、沢筋以外のハイマツ帯にはあまり積雪はありません。そして、宝徳霊神バス停付近までやってくると、車道の路面もシャーベット状になり始め、大雪渓入口の数百メートル手前の4号カーブ付近からは路面は完全に白くなります。そして雨に濡れたウェアがバリバリに凍り始め、さらに気温が下がってきたことがわかります。その後も雪は容赦なく降り続け、大雪渓入口付近の車道には3センチほどの積雪となっています。ここから見る大雪渓は完全に雪化粧していますが、まだ、岩の頭も多く、先週ほどの積雪ではないようです。ただ、滑走可能な雪渓上部左側では、先週と同様、雪渓よりさらに上部まで積雪があるのが確認できます。16時の大雪渓の気温は0℃。この頃になると、風は少し弱まってくるものの、雪の降り方には変化はありません。路面はシャーベット状態ですが、大雪渓から帰る16時30分頃には山頂方面は沢筋だけでなく、ハイマツ帯もうっすらと白くなってきている様子がわかります。そして、速報を書く位ヶ原山荘の現時点では気温は2℃、雨と霙が降ったりやんだりしていますが、少し晴れ間も覗くようになり、北から南へ雲が激しく流れてオオシラビソの大木が風に大きく揺れています。予報では明日は良い天気になりそうですが、シャトルバスの運行は肩の小屋口、もしくは、位ヶ原山荘までの折り返し運行になりそうです。今シーズン最後の日曜日、いつもと同じように最後までノリクラを楽しみたいものですね。(2007/10/27 23:50更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

 

2007/10/27 07:05

 ▼ 今日の乗鞍高原は降ったりやんだりの雨。7時の気温は11℃。全く寒さを感じません。訪れる人どころか通行する車すらほとんどない静かな朝です。シャトルバスは25日(木)より位ヶ原山荘までの折り返し運行が続き、今日も始発の7時の便が位ヶ原山荘に向けて出発いたしましたが、9時より大雪渓まで通行可能となります。岐阜県側の乗鞍スカイラインは通常通り畳平まで通行でき、シャトルバスも平常の運行が行われています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/27 08:35更新)

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■2007年10月21日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 ) 

@ 2007/10/21 09:50
大雪渓目指して(位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道)
A 2007/10/21 11:40
昨日より一段と白さが増してます

B 2007/10/21 14:10
パウダーを喰う!

C 2007/10/21 15:15
夕方まで快晴の一日が続きました

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日ほどの快晴度の高い一日はシーズンを通してもほとんど巡り会うことができないのではないでしょうか? 夜明け前の位ヶ原山荘付近は西からの強い風が絶えず吹き続き、6時の気温はマイナス5℃、山荘前の車道は全面凍結しています。そして、6時を少し過ぎたころには雲ひとつない快晴の空にオレンジ色に輝く太陽が昇り始め、一段と白さが増した屋根板・富士見岳は一瞬茜色に染まり、今日一日が始まります。県道乗鞍岳線は位ヶ原山荘から数百メートル山麓付近から凍結が始まり、昨日から引き続き、三本滝から県境までの区間で通行止めです。また、岐阜県側の乗鞍スカイラインは平湯峠から畳平までの全線に渡って凍結し、畳平では新たに5センチの積雪がありました。日が昇ると同時に風が少しずつ収まってきます。真っ青な空が広がる中、大雪渓を目指して登山道を登ってゆくと、強い日差しに汗ばんでくるようになります。10時の気温は2℃。新雪の降り積もった登山道を登って行くにはちょうどよい気候です。位ヶ原山荘から宝徳霊神バス停に向かう登山道は凍結と積雪を繰り返し、地面の露出しているところは全くありません。深いところで20〜30センチの新雪です。そして、登山道を登って行くにつれて広がる屋根板や鶴ヶ沢の展望を振り返って見ずにはいられない絶景が広がっています。先週まで紅葉の絶景スポットとして多くの登山者にきれいな彩を見せていましたが、今日は雪化粧した冬の美しさが青空とのコントラストに光っています。宝徳霊神バス停付近まで上がると風が再び強くなってきます。車道はもちろん全面積雪で、昨晩の降雪が数センチあり、一歩一歩 足を運ぶたびにやわらかい感覚が足元にフワフワと感じることができます。今日は終日にわたって快晴が続き、白く雪化粧した穂高連峰、八ヶ岳、南アルプスの稜線がくっきりと浮かんでいます。穂高以外の山でも良く見ると、仙丈や北岳なども頭を白くしているのを確認できます。正午の大雪渓の気温は4℃。決して高い気温ではありませんが、11時30分ごろから風が収まり、日差しの暖かさを感じることができるようになってきます。大雪渓前の車道は深いところで20センチほどの積雪。ところによっては根雪になっているところがあり、除雪を行わなければ、路面が出てくることは難しいと感じさせる状況です。県道乗鞍岳線の積雪は位ヶ原山荘の先の直線部分と、それより先の位ヶ原お花畑のある8号カーブから上部はほぼ全線に渡っています。
大雪渓入口から雪渓上部に向かうスキーヤー専用道は岩の頭が見え隠れするものの、踝程度の積雪があり、深いところで脛〜膝下程度の深さになっています。雪渓上部左側は全面新雪に覆われ、吹き溜まりを中心に午後になっても軽いパウダーを楽しむことができ、バーンの下部ではやや固めになるもののきれいな雪煙が上がるほどの状態でした。10月も後半となると日の翳りが早くなり、14時を過ぎる頃から徐々にバーンの日差しがなくなり、30分もしないうちに完全に日があたらなくなってきます。それと同時に風が吹き始め、バーン表面を新雪が波のように流れてゆく様子を確認することができます。まるで真冬の光景そのものです。
15時の気温は4℃。日差しがなくなって気温以上の寒さとなり、指先からどんどん冷えて行く感覚を覚えます。この時間になっても朝と全く変わらない透明感あふれる快晴の空が続き、風がやんだ瞬間にサイレントな世界が広がる一日を楽しむことができました。昨日今日は歩いて大雪渓まで上り、春先のツアーコースを歩いて登ってくる楽しさを思い出し、やはり歩いてこそ一番楽しさが実感できるものだと再認識させられた一日でした。なお、昨日と本日の速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24 で紹介する予定です。(2007/10/21 22:15更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【紅葉情報 − 例年より1週間の遅れです。現在、魔利支天〜三本滝が見頃です。
(2007/10/21現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 HI 【紅葉情報】 をご覧ください )
先週、全山紅葉を見せましたが、降雪により大雪渓から位ヶ原山荘付近はほぼ完全に落葉し、見頃は魔利支天〜三本滝ゲート付近に限定されています。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 HI 【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× 完全に終わりました。)
降雪により完全に落葉し、紅葉は終わりました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:× 完全に終わりました。)
大雪渓エリアと同様、降雪により完全に落葉し、ダケカンバの曲がりくねった白い幹が目立つ光景になっています。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:△ 魔利支天バス停付近は見頃です)
荒田沢橋より下部では見頃のダケカンバなどがありますが、それより上部はほぼ完全に見頃を終え、大半のものが落葉しています。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:△ 三本滝ゲート上部付近が見頃。乗鞍高原は始まりだしたところ)
三本滝ゲートより上部ではかなり色づき始め見頃を迎えていますが、落葉も多くなっています。乗鞍高原でも多くのものが色づき始めていますが、見頃といえるまでには至っていません。

 

2007/10/21 06:35
快晴、路面凍結

 ▼ 今朝位ヶ原山荘付近は快晴。時折強い風が吹き抜けます。6時の気温はマイナス5℃。山荘前の道路はご覧のように全面凍結しています。山頂付近は昨日よりも白さが増しているように見えます。この様子から考えても今日は通行止めは解除になりそうにもありません。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/21 07:40更新)

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■2007年10月20日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.24 ) 

@ 2007/10/20 08:30
大雪渓に向けて出発!
A 2007/10/20 10:15
紅葉 − 三本滝ゲート付近

B 2007/10/20 15:10
全面銀世界(4号カーブ下)

C 2007/10/20 15:40
積雪20センチ、気温マイナス2℃、極寒の大雪渓

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は初雪・初冠雪を迎え、上部は極寒の一日となりました。昨日から降り続いた雨は夜半にはやんで、乗鞍高原に立ち込めていた霧は徐々に抜け始めて星空が広がるようになって来ました。深夜12時の観光センター駐車場は6℃。星もくっきりと輝き、オリオン座が東の空から上り始めています。10月も後半となるとさすがにお越しになっている車も少なく、駐車している車の台数は15台ほどです。昨日15時から積雪のため通行止めとなった県道乗鞍岳線は、夜間に降り続いた降雪のため、通行止めが継続し、朝6時の気温は4℃。青空が広がるものの、山頂付近には雲がかかり、位ヶ原より上部はその様子を確認することができません。それでも時折抜ける雲間から見える剣ヶ峰や高天ヶ原の山肌は沢筋を中心に白く薄化粧している様子をうかがうことができます。今シーズンは降雪が遅れていましたが、本日やっと初冠雪を迎えました。昨年よりも13日遅い状況です。このため、県道乗鞍岳線は三本滝から通行止め、畳平は10センチ程度の積雪があり、乗鞍スカイラインは8kmポスト付近(猫岳付近)から積雪凍結があり通行止めになっています。そのためシャトルバスも運休となり、観光センターに訪れた方も周辺の散策に向かう方や引き返す方など様々です。
朝方は雲間から山頂のようすを見ることのできた時間を多かったものの、7時を過ぎる頃からはほとんど確認することのできない状態です。それでも乗鞍高原は青空が続きます。ただ、気温の上昇はあまりなく、8時の三本滝ゲート付近は8℃、日差しがあっても暖かさはほとんど感じられません。そして、8時30分ごろからは風が強くなり、雲が西から東へ足早に流れて行きます。そして、10時を過ぎる頃からやや雲が多くなり、日差しが雲に隠れるようになってきます。
先週、全山紅葉を迎えましたが、今週に入って見頃のエリアが狭くなり、魔利支天から三本滝ゲート付近に限定されるようになって来ました。それでも青空の下、太陽の光に輝くダケカンバは若干青さが残っていてもきれいなコントラストを見せてくれます。こんな光景を眺めながら大雪渓を目指して歩いて行くのも楽しみの一つといえます。
正午の魔利支天の気温は8℃、この付近から少し風が強くなってきて、周囲の枝がざわめくようになってきます。山頂付近日は今にも雪が降りそうな雪がどんよりと横たわっています。この付近jは積雪はありませんが、冷泉小屋から位ヶ原山荘に向かう登山道の途中から積雪が始まりだし、位ヶ原山荘の前には溶け切れない雪が残っています。車道の積雪は位ヶ原山荘の少し先から始まり、ツアーコース入口の11号カーブからは全面積雪状態です。積雪量は宝徳霊神バス停付近で8センチ。大雪渓駐車場前で20センチの積雪です。
午後からは晴れたり曇ったりの天候を繰り返しますが、山頂付近の雲は絶えず西から東は足早に流れて行きます。位ヶ原山荘を過ぎた付近から強くなり始めた風はツアーコース入口のある11号カーブ付近からさらに強くなり、真冬の状況を呈してきます。指先・。耳などしもやけや凍傷になってしまうのではと思うほど感覚がなくなってきて、16時の大雪渓付近はマイナス2℃の極寒の状況となります。この頃から雲は大雪渓付近をすっぽり覆い、16時30頃には位ヶ原山荘付近まで下りてきて、少し雪が混じるようになってきます。その後の位ヶ原山荘付近は時折風に揺らされる木々のざわめきが聞こえ、山頂から降りてきた雲が周辺を取り囲むようになり、車道では一旦融け始めた部分が再び凍り始め、除雪が明日行われたとしても、明日のシャトルバスの運休はほぼ間違いないといった状況です。予報では明日も良い天候が続きそうですので、終盤となったノリクラシーズンをしっかり楽しみたいものですね。(2007/10/20 21:45更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

 

2007/10/20 07:40
初冠雪 積雪通行止め

 ▼ 昨晩の降雪でノリクラは初冠雪となりました。現在の三本滝の気温は8℃。雲は多いもののきれいな青空が広がっています。先ほどから少し風が出てきて雲が東に流れてきます。山頂方面は雲に覆われてその様子をはっきり確認することはできませんが、雲間に見える山肌ははご覧のように沢筋を中心に白くなっているのがわかります。この積雪で県道乗鞍岳線、乗鞍スカイラインともに通行止めで、シャトルバスも運休です。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/20 09:00更新)

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■2007年10月14日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 ) 

@ 2007/10/14 09:55
紅葉 − 三本滝ゲート付近
A 2007/10/14 12:50
歩いて散策するには程よい気候(紅葉 − 位ヶ原山荘付近)

B 2007/10/14 13:45
折りたたみ自転車で紅葉見物

C 2007/10/14 16:45
夕方には濃い霧が立ち込めます
(紅葉 − ツアーコース入口(11号カーブ)付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はしっかり晴れた時間帯は少ないものの、まずまずの紅葉日和になったのではないでしょうか?今朝も結構冷え込み、夜明け前の5時の気温は0℃、この時点では雲が少し浮かんでいるものの、晴れた空が広がっています。しかし、空が明るくなるにつれて次第に雲が広がり、6時ごろにはどんよりとした厚い雲に覆われます。山頂どころか鳥居尾根すら見えない状態で今日一日の天候が心配されるような感じです。7時の始発のシャトルバスは昨日と同様、長い列が伸びますが、券売所まで届くほどではありません。それでも3台のバスが列を連ねて、雲で全く状況のわからない山頂方面に向けて出発しました。昨日の天気予報では午後から雨模様となっていたものの、今朝になって晴〜曇の予報に変わり、乗鞍高原では7時30分頃からどんよりとした厚い雲が抜け始め、薄い雲へと変わって行き、青空と日差しが戻ってきます。そして、山頂方面もくっきりと確認することができるようになります。8時のシャトルバスは3台、この便が観光センターを出発する頃にはきれいに晴れ上がり、気持ちの良い天候となります。今日も紅葉見物を兼ねながらヒルクライムされる方を見かけることができます。長袖のサイクルジャージの中に一枚アンダーを着て出発しますが、さすがに朝方は冷たい空気が全身を吹き抜けてペダルを回し続けても寒さを感じるほどです。それでも日がさすと同時に徐々に緩み始め、10時の三本滝付近の気温は16℃まで上昇します。ただ、10時ごろになると薄い雲が広がり始めます。その後は青空に薄い雲に覆われ、ほぼ終日に渡って、晴れて日差しが差し込んだり、どんよりとした初冬のような雰囲気を漂わせる状況を繰りかえし、秋の深まりを感じさせるような状態でした。
今日は三本滝ゲートから位ヶ原山荘付近、さらにその上部付近まで沿道を下山しながら紅葉を楽しむ方がたくさんいらっしゃいました。紅葉の状況については下記にまとめてお伝えしますが、見頃のエリアは位ヶ原付近から山麓側となっています。午前中の魔利支天から位ヶ原山荘付近にかけては14℃程度の気温で、ヒルクライムしていても汗が噴出すようなことはほとんどありません。しかし、位ヶ原山荘を過ぎて、ツアーコース入口付近から冷たい風に変わり、一気に冷え込んできます。14時の大雪渓の気温は6℃。いつもなら山頂方面から下山された方などが肩の小屋口バス停でシャトルバスを待つ様子をうかがうことができますが、今日の大雪渓入口付近は全く人影を見ることがなく、寒々とした中、静かさを通り越して寂しささえ感じるほどです。その後も晴れたり曇ったりを繰り返し、16時ごろからは山麓から湧き上がる雲で位ヶ原や山頂方面は徐々に包まれて行きます。16時の気温は4℃。風はほとんど感じないものの、冷気が流れてゆく感覚ははっきりと感じ、時折、息が白くなることさえあります。
例年通りの秋のノリクラになってきた感じが少しずつ見受けられるようになり、この気候で雨粒が落ちてくれば雪となってもおかしくない状況でした。なお、昨日と本日の速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.23 で紹介する予定です。(2007/10/14 22:00更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【紅葉情報 − 例年より1週間〜10日程度の遅れです。現在、見頃を迎えています。
(2007/10/14現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 G 【紅葉情報】 をご覧ください )
乗鞍高原も紅葉が始まり、大雪渓から全エリアで紅葉が見られるようになりました。各エリアとも枯れ始めているものときれいに色づいているものが混在する状況になっています。見頃のエリアは位ヶ原から三本滝ゲート付近と広範囲ですが、ピークの色合いが多く見られるエリアは冷泉小屋〜魔利支天付近といえます。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 G 【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:△ 見頃の時期は終わりました。)
まだ紅葉しているウラジロナナカマドはありますが、全体的にはピークを過ぎ、見頃の時期は終わりました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:○ ピークは過ぎましたが見頃です。)
屋根板のダケカンバは落葉が目立つようになって来ましたが、遠景から見た眺めは最高です。ただし、大半のものはピークの色合いを過ぎています。それでも位ヶ原のお花畑などではきれいな色合いのウラジロナナカマドを見ることができます。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ ピークを過ぎたもの、これからのものなど混在)
早くから紅葉を始めた箇所などでは完全に終わっていますが、始まりの遅かった箇所は見頃を迎え、色合い的には他のエリアよりも鮮やかなものが多い状態です。大雪渓から乗鞍高原の全エリアの中でも色合いが良いものが多いエリアです。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:△ 三本滝ゲート上部付近が見頃。乗鞍高原は始まりだしたところ)
三本滝ゲートより上部ではかなり色づき始め見頃を迎えています。乗鞍高原でも一部の種類の木々で見頃の色合いですが、全体的には始まりだしたところです。

 

2007/10/14 06:55

 ▼ 今朝の朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。上空は厚い雲に覆われ山頂方面どころか鳥居尾根すら確認することは全くできません。霧が観光センター付近まで降りてきている状況です。気温は6℃、寒い朝を迎えました。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/14 07:25更新)

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■2007年10月13日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 ) 

@ 2007/10/13 08:15
気温4℃、寒さでちょっと半べそ
A 2007/10/13 09:50
紅葉 − 位ヶ原

B 2007/10/13 12:55
きれいに晴れ上がった澄んだ空と 紅葉と 秋スキー

C 2007/10/13 15:45
夕方まで良い天気に恵まれました
(紅葉 − 宝徳霊神バス停付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は終日寒い一日でした。深夜1時の乗鞍高原は9℃。星は全く見えませんでしたのでおそらく曇り空だったのではないかと思います。観光センター駐車場には25台ほどの車が停まっています。ほぼ無風ですが、冷気が流れていくような冷たい夜です。夜が明けて、朝6時の乗鞍高原はどんよりとした曇り空が広がりますが、山頂付近には雲がかかることなく、くっきりと稜線を確認することができます、観光センター駐車場には50台ほどの車がお越しになり、始発のシャトルバスに乗車しようとする方が準備に取り掛かります。6時の気温は7℃。久々の一桁の気温はかなりの寒さを感じます。もちろん半袖の人は皆無です。先週と同様、始発の7時便はシャトルバスが到着する前から長蛇の列。大きな三脚を抱える方が目立ちます。それでも3台のバスでまかなうことができましたので、先週ほどの混雑ではなさそうです。7時のシャトルバスが三本滝を通過したあたりから若干霧が立ち込めるときもありましたが、それも一瞬で、その後は青空に覆われるようになり、きれいに広がる雲海の上を大雪渓まで登ってゆきます。車窓からは雲海と紅葉の二つを楽しむことができ、かなり欲張りなバスの旅です。
紅葉は乗鞍高原から大雪渓の全エリアで始まり、大雪渓付近から魔利支天バス停付近まで見頃を迎え、ピークは位ヶ原山荘や冷泉小屋方面の山麓に移ってきているようです。
シャトルバスの到着した8時の大雪渓は4℃。きれいに晴れ上がっていますが、北からの冷たい風が吹きぬけて、これまでにない寒さです。大雪渓入口付近では霜柱がびっしりとできています。9時30分ごろから一旦曇り空が広がるものの、10時ごろから再び日差しが戻ってくるようになります。気温は6℃で日が当たっていると暖かさを感じるものの、雲に隠れた瞬間から寒さが舞い戻ってきます。そして、日差しとともにきれいに広がる雲海も少しずつ薄くなって行きます。今日もたくさんのカメラマンの方々がお越しになっていますが、シャトルバスは7時便の3台に続いて、8時便3台、9時便5台、10時便4台といった状況で、先週ほどの人出ではなかったようです。
11時くらいになると雲に覆われた南の空から薄日がさし、北の空は青空が広がります。そして、北西からは絶えず冷たい風が吹き、正午の大雪渓は6℃で再び青空が戻ってきます。今日は山並みに雲がかかるものの、遠景はくっきりと確認することができる澄んだ空気が流れ込んでいます。大雪渓のコンディションは正午近くになっても硬く締まった状態。この時期特有のザラメ状の雪がそのまま固まったような雪質で、再氷結がひどく、所々、日の光がテカってツルツルのアイスバーン状態のところがあるほどです。また、北寄りのモーグルコースはライン上に岩の頭が見え始め、滑走できる状態ではありません。
午後になると、冷たい空気の流れ込みが弱くなり、強い日差しが差し込んで13時の気温は8℃。気温以上に強い日差しで雪渓を登っていると汗ばんでくるほどです。その後はほぼきれいに晴れ上がった天候が続き、風もほぼなくなり、紅葉見物で沿道を歩くには程よい気候となりました。そして、澄んだ空気のため、午後になってもモヤった状態が比較的少なく、カメラマンにとってはうれしい一日だったといえます。16時10分に畳平を出発したシャトルバスの最終便が位ヶ原山荘に到着した頃の気温は7℃。日もかなり傾いてきて、ひんやりとした空気が流れ込んでくる雰囲気を感じます。そして、観光センターに到着した17時ごろには薄暮にノリクラの稜線が浮かんでいます。気温は10℃。ススキが大きくなった乗鞍高原には晩秋の雰囲気が漂っています。
今日は寒々とした中でも、澄んだ空気に包まれて、視界の良い一日をおくることができましたが、明日の天候は下り坂。必ず、合羽と防寒対策を整えて紅葉見物をされることをお勧めします。冷たい雨に見舞われるかもしれません。(2007/10/13 20:25更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

 

2007/10/13 08:05

 ▼ 今朝の大雪渓はきれいに晴れ上がった青空が広がるようになって来ました。速報の画像を撮影する少し前まではやや雲がかかってしっかりとした日差しがありませんでしたが、今はまぶしいほどの状態になっています。これまでの暖かい日々から一転して、現在の気温は4℃。西からの乾いた冷たい風も吹き、晩秋の雰囲気が漂っています。紅葉のピークは位ヶ原付近から山麓寄りにシフトし、今日もたくさんのカメラマンがやってきています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/13 08:45更新)

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■2007年10月7日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 ) 

@ 2007/10/07 10:25
本日シャトルバス乗客数2088名、過去最高
A 2007/10/07 10:35
コブ作りに励みます

B 2007/10/07 12:40
撮影ポイントにはたくさんのカメラマンが陣取ります
(4号カーブ下)

C 2007/10/07 13:05
紅葉 − 宝徳霊神〜位ヶ原山荘登山道

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は一年のうちでもっともノリクラがにぎわった一日なりました。今朝6時の肩の小屋は0℃。大きな霜柱が立ち、きれいな日の出を拝むことができました。西からの冷たい風が絶えず吹き抜け、東の空には穂高連峰、八ヶ岳、南アルプスが雲海の上に浮かんでいます。静かな大雪渓付近とは裏腹に今朝の観光センターは昨日以上の混雑を見せています。観光センター駐車場は早朝から駐車スペースを探す車が右往左往する状態が見られ、8時にはほとんど満車状態。県道をはさんだ駐車場や上高地乗鞍スーパー林道脇の駐車場など近隣の駐車場も満車になり、鈴蘭橋横にある駐車場も150台ほどの車が停まるほどの混雑振り。おそらくお盆でもこれほどの状況はなかったのではないかと思います。そのためシャトルバスも昨日以上の運行状況を見せました。始発の7時便に乗車しようとする方々が6時前から券売所に並び始め、昨日より1台多い7台で運行されました。8時便は5台だったものの、9時便にいたってはシャトルバス待ちの乗客が観光センターの外まで列がつながるほど。6台が配車されたものの乗車できない方が多く、さらに2台増発という状況でした。シャトルバス待ちの乗客の列が観光センター駐車場の外まで長くなることは今までなく、今日の混雑が予想を超えるものであることがわかります。
8時の肩の小屋付近の気温は5℃。西から吹く風は徐々に強くなり、上空には少し雲がたなびくようになって来ましたが、それも1時間ほどすると再びきれいな青空が広がるようになります。今日は頭上はきれいに晴れ上がっているものの、周辺の空は雲がかかって八ヶ岳や南アルプスはその雲の中から頭を出している状態が終日に渡って続きました。10時を過ぎる頃には次第に風も収まって、日差しの暖かさ肌に伝わってくると同時に小春日和の陽気になってきます。気温は上昇し12時の大雪渓は15℃。ウインドブレーカーを着ていると暑さを覚えるほどです。今日の大雪渓は常連の方を中心に15名ほどの方がお越しになりました。日差しで表面は若干緩んだようですが、一層下には硬いバーン残る状態。それでも紅葉の進んだ位ヶ原を見ながらの秋スキーはこの時期だけの楽しみといえます。
午後からは紅葉の状況を確認するため、位ヶ原・冷泉小屋方面に下山しましたが、午後からは一瞬たりとも雲が流れることはありませんでしたが、午前中のような透明感のある空気はなくなり、若干モヤったような空気に包まれてしまい、写真を撮るカメラマンにとってはちょっと気になるところです。それでも沿道は紅葉を歩いて散策する方や自転車でヒルクライムしながら楽しむ方など様々な方がゆっくりと楽しんでいらっしゃいました。そして今日は夕方になっても冷え込みを見せず、16時30分の魔利支天バス停付近は12℃でした。なお、紅葉については下記にてまとめて紹介いたします。
午後になるとシャトルバスは下り便を中心に混雑が始まり、13時便からは畳平で整理券が配布される状況で、最終便にいたっては配車された5台では乗車しきれず、急遽、もう一台追加されて最後のバスが観光センターに到着したのが17時30分を回ったほどでした。そして本日のシャトルバス乗客数2088名と今年のお盆に記録更新した2030名を上回り、運行開始以来過去最高となりました。
最終のシャトルバスが到着した観光センターはすっかり日が沈み、ノリクラの稜線が薄暮の中にそのシルエットをくっきりと浮日あがらせています。明日も休日が続くため、この時間になっても観光センター駐車場には30台ほどの車が停まっています。
今日は紅葉と三連休と晴天の三拍子がうまく重なり、さらに暑くも寒くもない程よい気候で四拍子そろった またとない一日でした。なお、昨日と本日の速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22 で紹介する予定です。(2007/10/07 22:30更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【紅葉情報 − 例年より1週間程度の遅れですが、見頃になってきました】
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 H 【紅葉情報】 をご覧ください )
先週から今週にかけて一気に紅葉が進み、これまでの遅れを挽回し、昨年より2週間程度遅れていた状況が1週間程度の遅れとなっています。特に大雪渓から位ヶ原付近の進み具合が顕著で見頃を迎えています。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 H 【紅葉情報】 をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:○ 見頃を迎えました。)
まだ緑のウラジロナナカマドはありますが、多くのものが紅葉をはじめて見頃を迎えています。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:○ 見頃を迎えました。)
屋根板のダケカンバは大半のものは黄色く色づき始めました。色合い的にはもう一声といったところですが、十分見ごたえのある状況です。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ 見頃を迎えました。)
一部でまだ緑のものもありますが、見頃の時期に入ってきたといえます。ただ、始まりの早かった部分については完全に落葉しているものもあり、歯抜け状態のところもあります。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:△ 三本滝ゲートより上部は始まりました。)
三本滝ゲートより上部ではかなり色づき始めたものもあります。乗鞍高原はまだこれから。

 

2007/10/07 07:05

 ▼ 今朝の大雪渓はやや雲が多いものの良く晴れた天候です。8時の気温は5℃。肩の小屋付近は霜柱が立ち、西からのやや強めの風が吹いています。日差しが暖かく、ウインドブレーカーさえ着ていればさほどの寒さはありません。位ヶ原付近はすでにたくさんのカメラマンが沿道を陣取り、雲海に浮かぶ南アルプス・八ヶ岳、そして、きれいに色づいた紅葉風景にレンズを向けていました。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/07 08:10更新)

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■2007年10月6日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 ) 

@ 2007/09/30 06:40
シャトルバス始発便は長蛇の列
A 2007/09/10 11:30
紅葉 − 位ヶ原

B 2007/09/30 12:35
紅葉 − 大雪渓〜肩の小屋登山道

C 2007/09/30 16:35
夕方まできれいに晴れ上がります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 三連休初日の今日、ほぼ終日きれいな晴天に恵まれた一日でした。深夜0時の乗鞍高原はきれいに晴れ上がって観光センター駐車場は街灯などで比較的明るいものの天の川まではっきり見える澄んだ夜空が広がっています。気温は12℃、さほど寒さは感じません。さすがに三連休が始まるとあって深夜でも一台また一台と車がやってきます。
そして、早朝6時の乗鞍高原は上層の薄い雲が少しかかるものの晴れた良い天気の朝を迎えています。気温は12℃、一枚羽織ってちょうど良い気温です。朝早くからたくさんの方がお越しになった観光センター駐車場はすでに110台ほどの車が止まっていて、シャトルバスに乗車する準備を始めています。10月からシャトルバスの始発便が6時から7時に変更されたをご存知でない方も多かったようで、券売所には5時30分ごろから行列ができ始めました。そのため7時のシャトルバスは長蛇の列。最終的に6台が運行されました。県道乗鞍岳線の沿線は乗鞍高原から大雪渓まで全線に渡って紅葉が始まったと実感できる状態になり、位ヶ原山荘より上部では見頃になってきた感じが見受けられます。まるで三連休に合わせたかのようなところです。8時の大雪渓は少し雲が出てきたものの晴れていて気温は8℃。肩の小屋口バス停では大勢のカメラマンが下車します。おそらく50名ほどはいらっしゃったかと思います。大半の方はきれいに色づき始めた位ヶ原方面へ歩いて行きます。そして、9時ごろになると上空を雲が覆うようになり、屋根板や位ヶ原付近は山麓から沸きあがる雲で、時折、きれいな紅葉が隠されてしまうこともあります。そんな雲の切れ間を待つカメラマンは身をカタガタと震わせながら、じーっとシャッターチャンスを待っています。この雲も1時間ほどすると徐々青空のほうが勝ってくるようになり、11時過ぎには日差しが戻ってくるようになります。そして日差しが差し込むと、まるで雪でも降ってもおかしくないような雲行きと寒さだった状況から、一気に日の光の暖かさを感じるようになり、余分に着ていたウインドブレーカーを脱がないと汗ばんでくるような陽気になってきます。12時の大雪渓は12℃。日差しの暖かさから薄着でも十分なほどです。大雪渓前の肩の小屋口バス停付近は、お昼近くになっても人通りが多く、先週とは大違いの状況です。ただ、これまでと異なり、やはり上に登って行く人よりも沿道を位ヶ原へ下って行く人の方が多い状況です。大雪渓はの雪解けは進んでいますが、右寄りのモーグルコースはかろうじて滑走できる状態です。
南アルプスや八ヶ岳といった遠景の山々は雲に隠れるものの、穂高連峰はほぼ一日中稜線を拝むことができ、午後からは雲に覆われることもなく澄んだ空気のもときれいな空が広がっています。そして、15時くらいになって日が翳り始めた大雪渓は冷え込み始め16時の気温は8℃。傾き始めた太陽はきれいに晴れあがった西の空に落ちて行きました。この記事を書いている肩の小屋の気温は0℃。本日、畳平では最低気温4℃まで下がり、初霜が観測されました。おそらく明日の朝も霜柱が見られることと思います。予報では明日も良い天候となりそうです。三連休を思う存分楽しみたいものですね。(2007/10/06 20:30更新)

【ご注意 − これからノリクラデビューを検討されている方とフリースタイルボードの方へ】
これまでにもお伝えしていますが、大雪渓のアイスバーンはかなりひどい状態ですので、今シーズンノリクラデビューを考えていらっしゃる方は安全のため、来シーズンに持ち越してくださいますようお願いいたします。特にフリースタイルボードのソフトブーツではアイスバーンを登ることができず、登ることができてもボードの着脱時に滑落するケースがあり、ご自身の安全はもとより、周囲の方々を巻き込む恐れもあります。大雪渓にはスキー場のような安全対策は一切ありません。

【ご注意 − 10月からシャトルバスのダイヤが変更されます】
10月からご来光バスと始発便・最終便がなくなります。長野県側シャトルバスの場合、観光センター発上り始発便は6時→7時に、畳平発下り最終便は17時10分→16時10分に変更されますのでご注意ください。詳しくは 長野県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。
なお、岐阜県側シャトルバスも同様の措置がとられます。岐阜県側シャトルバス乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

 

2007/10/06 08:10

 ▼ 今朝の大雪渓は少し高い雲がたなびいていますが、晴の良い天気。三連休の初日とあって、肩の小屋口バス停はたくさんの登山客・カメラマンの方が降り立ちました。気温は8℃少し風があって、一枚余分に着ないと寒さを感じます。三本滝ゲート付近からようやく紅葉の始まり、位ヶ原山荘より上部では見頃の時期に入った感じです。今日の始発のシャトルバスはかなりの混雑をみせ、今日一日たくさんの方が訪れる気配を感じます。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/10/06 08:35更新)

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