ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.6(2021/10/09) �@

ノリクラ雪渓カレンダーは、２０２１シーズンは新型コロナの影響により、一時休止しておりますが、紅葉シーズンを迎えるにあたって、紅葉情報のみ再開いたします。

上部の大雪渓・位ヶ原エリアから中腹の冷泉・摩利支天エリアにわたって、見頃が２週間続き、今週は終盤となりました。今後は山麓の乗鞍高原へと進んでいきますが、まだ色づき始めの段階で、今週は見頃のエリアがかなり限られ、紅葉の端境期となっています。ただ、位ヶ原などでは一部で綺麗なウラジロナナカマドが残っていて、訪れた方々の目を楽しませてくれました。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【紅葉情報−大雪渓付近（標高２６００〜２７００ｍ付近）】        【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近（標高２５００ｍ付近）】
Page-2 : 【紅葉情報−位ヶ原付近（標高２５００ｍ付近）】       【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近（標高２２２０〜２０００ｍ付近）】       【紅葉情報−摩利支天〜三本滝（標高２０００〜１８００ｍ付近）】
Page-3 : 【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地（標高１５００ｍ付近）】       【次週末は．．．(１０月第３週)（初雪データー等）】 

●参考資料●
（見頃の時期） −過去５年間の見頃の時期（大雪渓・位ヶ原エリア （Page-1）
（紅葉情報） − 紅葉総合INDEX

【紅葉情報−大雪渓付近（標高２６００〜２７００ｍ付近）】
★終了（例年の見頃：９月２０日前後〜９月下旬）★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は９月中下旬から始まりますが、それに先立ち、９月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

大雪渓駐車場下（トイレ・避難小屋周辺） 完全に落葉	大雪渓エリアの今年の紅葉は終わりました

大雪渓付近のウラジロナナカマドは、先週から落葉が進み、今週に入ってほぼ全て落葉し、今年の紅葉が終わりました。

こちらは過去５年間の見頃の時期を示したもの。早い年で９月２２日、遅い年で１０月４日と開きがあります。ただ、どの年も見頃の時期は長くて１週間しかありませんので、１週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近（標高２５００ｍ付近）】
★ほぼ終了（例年の見頃：９月下旬〜１０月上旬）★

宝徳霊神バス停付近

標高２５００メートル付近の位ヶ原エリア。ほぼ完全に落葉し、今年の紅葉は終わりました。

先週の宝徳霊神バス停付近 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A

こちらは先週の様子。鮮やかなダケカンバが輝き、見頃の時期を迎えていましたが、一気に落葉しました。

	⇒
先週の富士見沢 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A		今回の富士見沢

こちらは富士見沢の様子。ウラジロナナカマドは一部残っているものの、ダケカンバは完全落葉しています。

位ヶ原お花畑 今シーズンの紅葉は終了

ここからは位ヶ原の各ビューポイントの様子をご覧いただきます。位ヶ原７〜８号カーブ付近にある位ヶ原お花畑、こちらでもダケカンバは終了していますが、右の画像でお分かりのようにウラジロナナカマドが綺麗に残っています。。

	⇒
先週の位ヶ原お花畑付近 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A		今回の位ヶ原お花畑付近
	⇒
先週の７号カーブ付近 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A		今回の７号カーブ付近

例年だと、ウラジロナナカマドの方が先に終了し、その後、ダケカンバが終わります。今年も概ねその順番で終了し、先週から今週にかけては大半のダケカンバが落葉しています。しかし、今年はダケカンバが終わっても一部のウラジロナナカマドが綺麗に残る現象が結構目立っています。

	⇒
先週の１１号カーブ（2021/10/02） ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A		今回の１１号カーブ（2021/10/09）

その現象が特に残っているのが１１号カーブ。黄色のダケカンバが終わっても、手前のウラジロナナカマドが残っています。

	⇒		⇒
２週間前の１１号カーブ（2021/09/25) ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.4(2021/09/25) �@		先週の１１号カーブ（2021/10/02） ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2021/10/02) �A		今回の１１号カーブ（2021/10/09）
個々のウラジロナナカマドは１週間程度だが、順を追って紅葉が進むため長く続いているよう見える（青・黄）、しかし手前のウラジロナナカマドはホントに長い（赤）

さらに２週間前から順を追ってみると、２週間前に綺麗に発色した部分（青丸部分）は、先週までは残っているものの今週は完全に落葉し、先週からきれいに発色した部分（黄丸部分）は、今週になっても残っています。個々のウラジロナナカマドは１週間程度の賞味期限しかありませんが、今年は順を追って紅葉が連続していて長く続いているように見えています。しかし、手前のウラジロナナカマド（赤丸部分）は、今週になって落葉が目立つものの、３週にわたって紅葉が続いていて、位ヶ原エリアの中でこの箇所が一番きれいな状態となっています。

おそらく、今年は気温の高い日が続き、霜枯れを免れたことが大きいのではないかと思います。