ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版
Vol.4(2024/09/28) A
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★見頃に差し掛かりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。ダケカンバが見頃に差し掛かって来ました。
2023年の宝徳霊神バス停付近 2023ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.5(2023/09/30) A |
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2022年の宝徳霊神バス停付近 2022ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.5(2022/10/01) @ |
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過去4年分の画像を比較すると、取材日の都合で数日程度の開きがありますが、年々、発色が遅くなっていることがわかります。
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2023年の富士見沢 2023ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2023/09/30) A |
今回の富士見沢 |
富士見沢でもダケカンバの色づきが昨年よりも遅くなっています。ウラジロナナカマドは完全に落葉しています。紅葉が終わって落葉したのではなく、紅葉が始まる前に落葉しています。昨年の画像でも同じ状態ですが、近年のウラジロナナカマドは同じような傾向を占めていて、富士見沢は特にひどい状態です。
こちらが富士見沢のウラジロナナカマドの箇所だけを撮影したもの。全滅状態となっています。
今回の位ヶ原お花畑 |
7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。ダケカンバは色づきが良くなってきました。ピークの発色までもう少しの状態です。ウラジロナナカマドはまだ発色が浅い状態です。
2023年の位ヶ原お花畑 2023ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2023/09/30) A |
こちらは昨年の位ヶ原お花畑の様子。今年と比べてその差が一目瞭然です。(今年は発色が遅い)
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2023年の位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道 2023ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2023/09/30) A |
今年の位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道 |
こちらは位ヶ原山荘〜宝徳霊神の登山道から見える屋根板付近。前述の富士見沢から見たエリアとほぼ同じになりますがやや山麓寄りの部分で、ダケカンバの発色は全エリアの中で最もよい状態で、あと数日〜1週間もすれば、さらに色濃くなると思われます。
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こちらは位ヶ原お花畑の道路の反対側にある8号カーブ付近。ダケカンバの黄色の帯がきれいです。こちらのダケカンバはほぼ昨年と同じ程度の発色状態となっています。
来週にはダケカンバの色づきがさらに良くなるはず | ||
【2022年、9月4週目(今週)】 | 【2022年、10月1週目(翌週)】 | |
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翌週の位ヶ原 8号カーブ 中央のウラジロナナカマドは緑が抜けきって鮮やかに 2022ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.6(2022/10/08) A |
左の画像は2022年の同時期のもので、ダケカンバはほぼ同じ程度の発色状態。右の画像はその翌週のもので、緑色の部分が抜けきって黄色の発色が良くなっています。ここまで達するとピークの状態となります。
なお、昨年はこのような状態に達する前に降雪により、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉が全滅してしまいました。
ツアーコース入口付近の11号カーブ。他の位ヶ原エリアと比べると、ダケカンバの発色がまだ浅い状態。
過去4年間の様子、過去にはウラジロナナカマドとダケカンバの紅葉の進行にそれほど大きな差がありませんでしたが、最近はウラジロナナカマドが早々に枯れ、ダケカンバの発色が遅くなる傾向が見られます。
こちらは11号カーブのカーブミラー付近のウラジロナナカマド。よく、ポスターに見られる構図です。
今年は先週〜今週の色づきが遅い (上段:今年、下段:昨年2023年) |
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【9月3週目(一週間前)】 | 【9月4週目(今週)】 | |
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位ヶ原 11号カーブミラー付近 ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.3(2024/09/21) @ |
位ヶ原 11号カーブミラー付近 | |
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位ヶ原 11号カーブミラー付近 2023ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.4(2023/09/23) @ |
位ヶ原 11号カーブミラー付近 2023ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.5(2023/09/30) A |
先週あたりから色づきが見られるようになってきました。例年であれば、色づきが始まると1週間程度で一気に発色が進みますが、今年の場合は、先週から今週にかけての1週間がほとんど進まず、見頃のレベルに達しませんでした。
こちらは宝徳霊神バス停がある位ヶ原5号カーブ付近。画像に映るウラジロナナカマドは年によって綺麗に発色したり・しなかったりしていますが、現時点では色づきはまだ浅いものの状態は良いです。
こちらは昨年の様子。今年は発色が1週間ほど遅れていますが、今後、この状態まで発色できることを期待したいものです。
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位ヶ原はダケカンバの黄色も加わり、色彩豊か 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E) |
かつてはどれほど発色が良かったのかを最後にご覧いただきます。こちらは2014年9月28日(日)の紅葉(→2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E)。
この年は、ウラジロナナカマドが発色が非常によく、ダケカンバの紅葉も早くから始まっていて、赤と黄色が同時に発色しています。この年は全国的に紅葉が素晴らしい年で、この日の前日(2014年9月27日)には、隣接する御嶽山では、紅葉散策で多くの登山客が訪れるなか、大噴火が発生しました。
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