ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2006/08/26) D

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(Update:2006/08/31)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部は先週と比べて、中央の峰が少し大きくなってきている点と、その下のひげのように下方に伸びている雪渓部分が切り離されてきた点に変化が見られます。先週と同様、昨年と比べて3週間ほど遅い雪解けです。

雪渓上部右側

雪渓上部右側は、右端部分の雪解けにより、横幅は先週の4分の3程度になっています。特に上部に行くほど横幅の現象は顕著になっています。ただ、まだ十分な幅があり、長さについても問題ありませんので、滑走上の影響はまだありません。また、先週の段階で、二本あったクレパスのうち、上部が先週の段階でなくなりましたが、先週の予告どおり、今週は下の方のクレパスもほぼ完全になくなりました。ただ、雪解けペースとしてはそれほど早いということもなく、先週の段階では昨年より1週間遅いと申し上げましたが、それよりやや遅れて、昨年と比べて1〜2週間ほど遅い状況になっています。

 

リフト土台 雪渓上部から雪渓中段への連絡部分

雪渓上段右側の右下付近にあり、雪渓中段の上部に位置するリフト土台は、先週の段階で雪渓の右端から15メートル〜20メートルほど離れていましたが、今週は25メートル。先週は2週間ほど遅い状況でしたが、今週は2〜3週間ほど遅い雪解けの状況です。

また、リフト土台のすぐ下にある、雪渓上部から雪渓中段への連絡部分は、先週の段階で完全に雪解けが終わっています。

 

土砂の流出 長さ70メートル

クレパスがなくなったと同時に、いつもお伝えしている上端付近の少し北側から土砂が流出し始めました。これまで雪に覆われていた砂地が露出し、それが流れ出したもので、程度に差があるものの、毎年、同じように発生しています。

 

雪渓上部右側 上端部分

大半のエリアは、、雪渓の縁が10メートル単位で移動しているのに対し、こちらの雪渓上部右側上端は、先週から3メートル程しか移動していません。したがって、先週の段階では昨年より1週間ほど遅い状況でしたが、変化の少ない今週は2週間ほど遅い状況になります。

 

上端から

上端から見た雪渓上部右側は、まだ、広いエリアを占めていて、先週と大きな違いはありません。今週の雪解けがすこし少ないことから、これまでの推移だと、あと1週間程度でしたが、今週は1〜2週間程度遅い状況です。

 

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