全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2017

(2017/08/26〜27) @

 

 


 

今年も4000名以上の参加者が集う全日本マウンテンサイクリングin乗鞍。応募者多数で抽選方式のため、なかなか参加できないと知られていましたが、今年から先着応募に変更されました。そのため、早くエントリーしなければ出場できないのではと焦る選手もいましたが、実際には混雑なく、多くの選手が参加できる状況に落ち着いた模様です。

また、今年からJCAが撤退し、完全に地元乗鞍高原主催という形となりました。選手の皆様には大きな変化はないと思われますが、大会運営という面では大きな変化の一年となり、これまでの良さとこれから変革していかなければならない点など、様々な部分で変化が起こり、今後は選手の方々にも好影響が見られるのではないかと思われます。

運営方式が変わっても、乗鞍高原で行われる限りは、大会は今後も続けられることは間違いありません。それだけ地元にとっても大切で大きなイベントだからです。

それでは、今年も大会の様子をお伝えしたいと思います。なお、過去の大会の様子は、ノリクラ ヒルクライム・マラソン大会関連(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍) から、ご覧頂くことができます。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【8月26日(土)、大会受付 T】       【8月26日(土)、大会受付 U】
Page-2 : 【8月27日(日)、大会当日】       【チャンピオンクラス、スタート】
Page-3 : 【チャンピオンクラス、レース展開 − 優勝は?】
Page-4 : 【続々とゴールへ】       【レースが終わって待機場所へ − 入賞選手の談笑・感想】
Page-5 : 【レースはまだまだ続きます − 絶景、最終ランナへ】
Page-6 : 【表彰式】       <編集後記>

●参考資料●
<大会概要・地図>    大会概要      コース図      駐車場  
<日程・スタート時刻>    スケジュール
<リザルト・完走率>    リザルト(外部ページ) 

●過去の大会特集●
ノリクラ ヒルクライム・マラソン大会関連(乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム)

 

 

 

 

【8月26日(土)、大会受付 T】

観光センター前 − 続々と選手がやってくる

レース前日の8月26日(土)は、午後から選手受付があり、お昼過ぎから続々と観光センター周辺にクルマがお越しになります。もちろん、宿泊先に車を置いて、自転車で自走にお越しになる様子もあります。ノリクラで中心的な場所にあるのが観光センターですが、今日は利用できず、観光センターから2kmほど先のすずらん橋駐車場が選手用の駐車場になっていて、常時シャトルバスが運行されています。

 

小山田智也選手 − 北海道から家族4人で遥々...

さて、観光センター前の交差点でお会いしたのは、小山田智也選手。今年は家族が一人増えて北海道から四人ででやって来ました。それも、青森までのフェリーで、その後はひたすらマイカーを延々と運転してこられたとのこと。明日は子供さん二人を抱えて応援バスに乗って、大雪渓付近で応援されるとのこと。

やはり、ご家族の応援があってこそですから、北海道という遠距離からでもお越しになるわけなんですね。

 

大会会場 選手受付は13時から

こちらが大会会場の観光センター。13時から選手受付が始まります。

 

北海道から初参加の大学生 中学の頃から毎週夏スキーで大雪渓に
=想い出多き場所なんです=

今回初参加のこちらの大学生。初参加でもノリクラは親しみのある場所なんです。中学生の頃から毎週のようにスキー練習のために大雪渓に通い、高校に入ってもシーズンに1〜2回は必ずお越しになっていました。そして、今年は北海道の大学に入学しましたが、それでも、大雪渓でのスキー練習は欠かさずやってきます。そして、今日のために、お盆に初めて試走した時はなんと1時間13分というタイム!もう来年からはチャンピオンクラスに出場しなくっちゃ〜(笑)!

中学生の頃は両親に連れられて来たノリクラですが、そのご両親は、「この子がね。ノリクラ行くっていう時じゃないとなかなかいけなくて...今となってはもう息子に連れてきてもらっているようなものですよ〜。」と、親子ともども、ノリクラとは切っても切れない想い出多き場所なんです。もちろん、これからもたくさんの想い出を刻んで行ってもらいたいですね!

 

応援バスの受付 13時前には定員になるほどの人気

さて、ステージを挟んで選手受付の反対側には応援バスの受付テントがあります。定員は40名となっていますが、13時の受付開始前にすでに定員に達した模様。毎年、同じような状況のようですから、来年はバス増車ができたらいいですね!

 

昨日の大雨がうそのような晴天 中込辰吾・由香里夫妻

今日は夜明け前まで昨日からの大雨が続き、朝はまだ小雨が続きましたが、午後からきれいな青空に。本大会超ベテランの中込夫妻。「今年は本当に天候がパッとしませんでしたね〜。野辺山のほうも全然走れない日が結構ありましたよ。でも、明日は天候よさそうで、天候に不安のない大会って久しぶりじゃないですか。」

ここ最近は、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、オリンピックイヤーしかフルコースで走れない。」なんてジンクスが揶揄されるほどひどい天候に見舞われ続けていました。でも、それよりもっと前(5年以上前)は本当に良い天気ばかりで、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の日は、晴天の特異日じゃないかと思うほどだったんです。

 

乗鞍高原出身の高橋 あずみさんのミニライブ

そして、ステージ上では、青空を劈くような歌声を響かせる、地元 乗鞍高原出身の高橋 あずみさんのミニライブが始まります。

 

【8月26日(土)、大会受付 U】

展示販売ブース 自転車の整備サービス

さて、会場内には自転車関連のグッズを展示販売するブースが立ち並び、ホイールの有名メーカーのブースでは自転車整備を行っているようで、次から次へと自転車を持ち込む選手の姿がありました。

 

おや〜! 筧五郎選手(右)

こちらはインソールのメーカーのブース。そこには筧五郎選手の姿がありますね。明日の意気込みについてお伺いすると、「いやいや〜。明日は前後にカメラ装着して走るので...」と。どうやら、テレビ局のカメラマンに任命された模様(笑)。「だからそんなに早く走れないんですよ。」って。

でも、「五郎さんって、どこに行っても人気者ですから、アイドルみたいなもの」と、言われて、「アイドル?俺が?このおっさんが?」って、ちょっと照れくさそうに。いやいや〜年齢関係なく「永遠のアイドル」かもしれませんよ(笑)。

 

いろんな人が寄ってきてアイドルそのもの(笑)

ほら、やっぱり、いろんな人が寄ってきてね〜(笑)。

 

大野直樹選手 − なかなか1時間の壁が超えられない

「今シーズンはヤビツに90回登りました。」という大野選手。なかなか1時間の壁が超えられず、「ヤビツを25分で登ると、ノリクラで1時間切ることができるってことです。今は27分なので、明日は微妙なところ...」。明日は天候気候ともなかなかの好条件ですから、自己ベスト目指して頑張りましょう!

 

田中裕士選手 − 明日は勝ちに行きますよ!意気込み十分

「明日は行きますよ!7月のスカイラインの時から5kgも減量して調整もばっちり!そろそろ、大会レコードも更新しないと〜」と、すごい意気込みで熱く語ってくれたのは、田中裕士選手。7月の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムで優勝し、成長著しい若手選手。(関連記事→第14回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム(2017/07/08〜09)大会特集

「だって、『調子悪いんですよ〜』って言っておいて結果出すよりも、『明日は行きます!』って言って結果出した方が気持ちいいじゃないですか!」と、7月の時とはまるで別人のようなエネルギッシュな勢いです。

 

山の神 森本誠選手
(森本選手も一般選手と同じように受付するんですね〜)
ゼッケン番号は1番

こちらの方も一般選手と同じように普通に大会受付します。「はい..森本さんですね〜」と、受付の方がサラっと手続きの処理を行います。ゼッケン番号1番、本大会7勝中の森本誠選手。もう説明する必要はありませんよね。誰もが今年も連勝すると期待しています。

 

取材を受ける清宮選手・森本選手・田中選手

トップ選手の顔触れは、昨年とほぼ同じ...雑談の内容も各大会でどれくらいのタイムだったのかということばかり。

 

清宮洋幸選手 − 本大会に照準を合わせてヒルクライム練習に重点に

清宮選手は昨年に引き続き2回目。どちらかというと、ヒルクライムよりもスプリント的な走りが強いと昨年は恐れられていましたが、今年はヒルクライムの練習も比較的多く取り入れているとのこと。本大会に照準をあわせての練習なんでしょうか?

 

悪魔おじさん

しかし、そんなトップ選手の駆け引きや白熱した戦いとは別に、大会そのものを盛り上げようと頑張る選手もいるんです。その代表格が悪魔おじさん。会場に到着するやいなや、人垣が絶え間なく続きます。悪魔おじさんのブースをちゃんと設けたほうが良いのでは(笑)?

 

悪魔おじさんの弟子? 悪魔おじさんはいつまでも続けて行きたい...

悪魔おじさんがやってくるのを待っていたのは選手ばかりではありません。こちらのわんちゃんもその一人(一匹?)。今日は悪魔おじさんに会うのを楽しみに会場で待っていました。

悪魔おじさんはこのスタイルで全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加するのは7年目とのこと。「自転車に乗れずに歩いて押すようになっても、続けて行きたいと思います。」とのこと。

かつては、仮装選手も少なからずともいらっしゃいました。また、それらの選手が大会に潤いを与えてくれたもので、ほのぼのとした大会だったんですよ。

 

明日は間違いなく良い天気に...

早朝の大雨がうそのような晴天が夕方近くになっても続きます。明日は間違いなく良い天候。選手の皆さんはしっかり休息をとって体調を整えてほしい所...

 

悪魔おじさんもリラックスモード

ファンの方々に囲まれて、すでにリラックスモードの悪魔おじさんがいます。おそらく、大会が無ければこうやって知り合うこともなかったメンバーかと思います。こんな付き合い方も必要なんじゃないでしょうか?

 

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